2020年12月08日

昔の名前で出ています時代の到来

今、仕事をしていると私と同い年の花のニッパチ世代が健在です。花のニッパチは来年68歳になります。その前の戦後の団塊の世代は後期高齢者の75歳を超えました。

我が国ならず、世界中が高齢社会に到達しています。労働力の大半を高齢者か、外国人に依存する社会です。外国人と言っても先進国は日本と同じで若者が少ないので、期待できるのは途上国です。しかし、そこも20年で高齢社会になります。

この状況をいびつと見るか?正常と見るかは正常な流れでしょう。生きている人が死ぬまで働く、社会に貢献するが大前提時代になります。かってはアーリーリタイヤメントが成功者の証でしたが、これからは「昔の名前で出ています」時代です 。

昔の名前のまま、昔の化粧のまま、昔の衣装のまま出ていいかは考えるとしていずれにせよ出なければなりません。クルマの寄せや交通整理、ビルの清掃、ごみ収集等をやっている高齢者は素敵です。またタクシーの運転手にも定年がなく、もうすぐ70歳代が主流になるそうです。

年金をもらいながら、自分で働いて稼ぐ。これこそ高等国民です。社会の鑑です。かって第二次世界大戦では前途有望な若者が祖国を守るために、死んで我々を守ってくれました。

生き残った人間、守られた人間、そしてわたしのような戦後世代はせめて生きている間の自分の食い扶持くらいは自分で稼ぎましょう。国や会社ばかりに頼るのはやめよう。

じゃあ、お前はどうするんだ?当然考えなければなりません。コンサル業はあまり歳をとってはできません。

しかし、執筆はできます。食と農やローカルで活躍する人達を世に紹介する執筆は続けたいです、終生。また、自分がコンサルで人様に偉そうなことを言ってやらせてきた事を自ら実践するのもやりたいと思います。

そうです、実践です。定年退職が人生のゴールでなくなった今、 「生涯実践」がキーワードです。生涯やりたい事を実践できる環境や仲間がいるところには高齢者は集まるでしょう、住みたいと思うでしょう。第二創業時代がもう始まっています。
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2020年12月07日

旬の生活野菜が買える道の駅は大繁盛

昨日、日曜日午前10時頃に福岡県みやま市道の駅みやまに行きました。あまりの大混雑にびっくりしました。この道の駅は売り上げが増えているのがわかります。

農産物直売所や道の駅の目玉である野菜売り場が充実しています。昨朝もセロリ、水菜、春菊、ほうれん草、チンゲンサイ、早生キャベツ、レタス、カリフラワー等旬の葉もの生活野菜が所狭しと並んでいます。それが気持ちよいほど売れていきます。

伊都菜彩よりも勢いを感じます。売れると農家も力が入ります。ガリバー伊都菜彩を追撃しているところがグングン目立って来ました。福岡県では他に道の駅むなかたが最近、高評価です。消費者に飽きられて来ると確実に売上げは停滞します。異常な糸島ブームのかげで確実に新旧の交代も始まっているのかもしれません。

また、同時間に近隣のスーパーを訪ねたらがらがら。その来客数の差にもびっくりします。客が入っていません。しかもみやま市の代表生産野菜セロリ1束が道の駅では400〜450円、スーパーでは298円、それでも道の駅の方が10倍以上売れています。価格じゃないのよ、品質と鮮度。

また、道の駅みやまは農家の惣菜や農産加工品の品揃えも充実しています。新開茂さんの惣菜「和」ブランド(シール)は彼が台車に積んで売り場に来ると陳列する前にお客さんが買い物かごに入れて行きます。

特に「セロリのしょうゆ漬け」「たけのこの煮付け 」はすごい勢い。新開さんを訪ねました。元は農業で千両なすを生産していました。10数年から地元の直売所に惣菜を出荷し始めました。

現在、新開茂さんは76才、奥さんの和枝さんは67才2人でフル回転です。調味料で使うしょうがやゆずは乾燥して、みじん切り、粉末にします。いわゆる1次加工です。

また、主原料のたけのこやセロリは生産者と契約して年間確保していますが、特長付けに使う野菜や今後の新製品に利用しようと思う農産物は家の前の畑に作付けています。白菜、キャベツ、大根、カリフラワー、ブロッコリー等のような使用機会が多い野菜も自畑に植えています。
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2020年12月06日

面白い着想をしてかつ実行する男

昨日は博多でトリゼンフーズの会長と一緒しました。彼とは中学の同級生です。吉塚小売市場で鶏肉店を1 代で年商120億円の会社に育てた人間です。最近はメディへの登場も多く、有名人です。

会長になり、本業の精肉会社は長男に、外食の華味鶏は次男に継承しています。本人は最近、2つの事業に邁進しています。1つはあさり生産の復活、もう1つは昨夜訪ねた吉塚リトルマーケットの開設です。

前者は最近、あさりや牡蠣が採れなくなっているのは海が浄化され過ぎ、海に栄養分がなくなっていることに起因しています。彼の会社は鶏糞がたくさん出ます。これを発酵させて、乾燥させて、海の栄養分として海に入れるということです。

海に鶏糞を?ということではなく、海に入れたこの鶏の糞の発酵栄養分が植物プランクトンを増やして、さらに次はそれを食べた動物プランクトンが増えて、それからいくつかの食物連鎖を経て、その連鎖の頂点にいる牡蠣が育つというものです。

もう1つは昨夜伺った吉塚市場リトルアジアマーケットです。12月1 日(火)にオープンしたこのマーケットに昨夜伺いました。博多は日本というよりもアジアの中核都市と言った方が似合います。

この吉塚市場の活性化で空き店舗にアジアの各国料理の外食店を開業しました。現在はミャンマー、ベトナム、カンボジア、タイ、ベトナム、韓国、中国料理の外食店が営業開始です。これからラオスも準備されています。

来年、2月にはミャンマーから黄金のお釈迦様をお迎えして、礼拝堂をつくるそうです。すでに黄金のお釈迦様は船に乗って日本への航路に就いたようです。

アジアリトルマーケットは市場の活性化と同時にもう1つ目的があるようです。それは彼の会社もそうですが外国人研修生を多く、迎え入れており、研修生同士で食マーケットが形成されつつあるところに着眼しています。

昨夜も大分や佐賀からアジア国籍の研修生が来店していました。久しぶりにウイスキーを飲みました。しかもおいしい。ミャンマー製造のウイスキーです。ミャンマーはイギリスの植民地。また市場内においしいパンを売っていると評判のベトナムのお店があります。ベトナムはフランスの植民地だった、なるほど。
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2020年12月05日

後継者ができると農家は元気になる

昨日は10年来会っていない茨城県で養豚を営むKさんを訪ねました。Kさんが私と会いたがっているのはわかっていましたが、東京に出ると新型コロナでうるさいようなのでこっちが出向きました。

養豚一筋で鉾田市でやっていましたが、今は引退して次男が経営しています。しかし、養豚魂は70歳になった今でも失っておらず、倒産・売却された養豚場を金融機関から指名入札を依頼され、そこの責任者をしています。

今買っている豚は埼玉県清掃・ごみ収集会社の豚を預託され、飼育しています。ポイントはコンビニ売れ残り残さをベンダーから引き取り、それを麹菌で発酵させて、どろどろのペーストにして餌に与えています。豚の糞も発酵させて、たい肥として販売しています。

空白の10年間のよもやま話話を伺いました。畜産とは関係ありませんが、ある食品メーカーが原料を仕入れるために農家に団体(組合)をつくってそこを経由に各農家にお金を支払います。そこの帳簿を任された農家が使い込んでしまって、自殺した話。

その自殺者にお金を貸した農家の苦境等、ドラマの脚本を書けそうな話がいっぱい出てきます。転落の道筋はお酒、飲み屋入り浸り、そこにいる女性等これまた筋書きは決まっています。そこで俺は貧乏でよかったと納得します。

さて、本題。アメリカはかって豚の餌を売りたかった。しかし、今はそんな悠長な事は言ってられずに豚肉を売りたい。日本の豚肉自給率は半分を割っています。

ところでKさんの鉾田の養豚場はどうなったか?全部、デュロックを飼っているそうです。三元ではなく、父豚も母豚もデュロックという純粋種です。そうなるまでこの10年、いろんな苦労があったようです。

それを主に自社加工場でハムソーにします。これは次男がやります。これを販売するのが長男の仕事だそうです。長男は独立のミュージシャンで長崎市に在住しているそうですが、元来インターネットに詳しく、ネットビジネスは長崎にいながら長男が動かしてそうです。

間に一人女子(長女)がいます。スイーツの職人をやっていたこの人が帰って来て自社でお菓子作りをしているそうで、ハムソー等のギフトやお土産で販売しています。

後継者に恵まれています。長男は吹奏楽部で何度も受賞しています。また、次男はラグビー部で日本一強い学校に行っていました。2人とも後継しないと思っていたのに、気が付くと後継ぎになっていました。カエルの子はカエルだねと嬉しそうです。

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2020年12月04日

誰もが役回りの中で生きている

いよいよ新型コロナワクチンの供給が始まるらしいです。早ければ来週から使用開始らしいです。嬉しい限りです。アメリカの支配するこの地球でアメリカが開発したワクチンが一番に世に出るのは当然です。

アメリカが開発した新型コロナワクチンが効こうか効くまいが「効かない」とは世界中の医薬業界は言えません。ということは12月から「アフターコロナ時代」に入るということです。

ある意味いいことです。ワクチンができれば致死の病気ではなくなります。振り回されることはありません。

世の中には役回りというものがあります。その役回りを誰が演じるかはまさに巡り合わせです。ある意味、誰でもよいのです、演じる人は。本能寺の変も悪役は明智光秀です。そしてその仇討ちをした正義の味方は豊臣秀吉です。

これが逆でも一向に構わないです。逆賊が秀吉でも、光秀でも。本能寺の変という歴史の必然での役回りで太閤になるか、落ち武者狩りに首を取られる逆賊を演じるかです。

実際、本能寺の変以降何万回と芝居やテレビ、映画で本能寺の変は演じられています。そう考えると実際に起こったこの事件もその後の芝居も何も変わるところはない。本当の本能寺の変が実はお芝居の第1回目の上演だったとも言えます。

主君信長をある意味、尊敬し、命をかけて仕えます。信長の天下取りが両人にとって自己実現への近道だというのも同じです。また、その反面、部下を酷使して、消耗品としか扱わない信長への殺意も二人とも同じだったでしょう。ただ、二人の役回りが違っていただけのことです。

世の中は人もうらやむほどラッキーな人もいれば、その逆の人もいます。その逆の人が努力が足りないわけでもなく、精進していないわけでもありません。天が与えた役回りが違うだけです。

と開き直っては人生を生きる価値はありません。自分にできる善行を積み重ねるしかありません。そしてそれが世の中の役に立てば、「一隅を照らす」ことができれば幸せです。

新型コロナワクチンが効こうが効くまいが世の中は新型コロナの収束に向かいます。それぞれの人が演じているこの世の「虚構」はそう簡単にひっくり返るものではありません。私はまだまだパックスアメリカーナあるいはパラダイムアメリカは続いていると思います。
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2020年12月03日

浄土にいると思って楽しく暮らそう

また、コロナのリターンで人心が荒廃してきました。前のピークの時はまだ余裕があったのか?温厚に接していた人が豹変し始めました。特に高齢者でそれなりに成功している人の動揺が激しいようです。

残り少ないと自覚している余生の中でこの繁栄と富を死ぬまで持って行こうと思っていたのが計算が狂い始めたのかも知れません。その怒りが弱いものや若者に向かって来るのが私は怖いです。もう十分に得ているのだから今こそ世の中のためになればよいのに。危機になると本性が現れます。

私の精神がおかしくなったのは8〜10月頃です。会社が潰れるのではないかとの不安の中で心が荒れました。ずいぶん、人に当たりました。

業種別でもそれは言えます。外食店に、風俗店の世間の八つ当たりが来て、その頃は大企業は安泰の様相でした。これからもう出勤しなくてよい、在宅ワークでオンラインで仕事をして年収が確保できればこっちの方がいいと真顔で言っていた大企業の社員の顔が引きつり始めました。そんな美味しい話があるわけはない。これから総失業時代に入ります。

私は苦しんだ時期に2つのことを決めました。1つは「これからの人生、怒らない」怒っても会社の業績はよくなりません。それならすべてをウェルカムに受け入れよう。笑って肯定的に受け入れよう。

もう1つは「コロナ対策はしない」コロナに罹ろうが罹るまいが自分の寿命が50年伸びることはありません。また罹る時は罹るし、死ぬ時は死ぬ。それが寿命である。

命が残って、会社が潰れた場合はどうするか?毎日出勤していると高齢者のおじいさんやおばあさんが掃除夫、掃除婦で元気に働いています。また、隣の宅配センターに行くと出入りの車を高齢者のおじいさんが交通整理をしています。

生きようと思ったら生きれます。何でもやれます。何でもやりましょう。今でも1Kぼろ長屋に住んでいますが、それでも銀座です。再び千葉に行けばもっと安く借れるかも。

九州に帰って、物置小屋を改良して得意の加工特産品づくりをして伊都菜彩に出荷しようかな?夢は膨らみます。さあ、生きたまま、浄土にいると思って楽しく暮らしましょう。
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2020年12月02日

後始末をすることは将来必ず役に立つ

イローカルのマネージャーが後片付けに余念がありません。銀座8丁目から2丁目まで備品等後始末品を台車で往復しています。多分、いろんな思いや思い出が去来する中を繰り返し、往復しているのだと思います。

その心中を思うと私も辛くなるけどこの経験は将来に活きます。ある日突然、会社を解雇された私は日曜日に誰もいない会社に入り、身の回りものを整理して廃棄したり、自分のものは持ち帰りました。あの殺伐とした光景は今でも覚えています。

解雇や閉鎖や倒産等の後片づけ、後始末をすることはいいことです。その屈辱は一生忘れません。また、それから1ヵ月後、津田沼に狭い1Kの仕事場を借りて、リサイクルショップから机やパイプ椅子を買って来て一人で運び入れた日のことも覚えています。

あらゆることが最期も最初も一人です。その経験は今後の生き方に必ずプラスになります。なにくそってね。大企業という大きな庇護の中にある人間は何もできません。それはその人達は大企業生活が終わってしみじみと悲哀を味わいます。

私の4冊目の本の初稿が出ました。知り合いの出版製作会社の社長が大変よくしてくれます。第1冊目も第2冊目もここから出版してくれます。どうしてここの社長が私によくしてくれるか?

ここの社長は昭和20年生まれです。お父さんは礼文島の住職のうちに生まれ、樺太に渡り、寺院を経営していました。終戦の混乱でお父さんは亡くなり、乳飲み子の時にお母さんに抱かれて命からがらお姉さんたちと引き上げてきたそうです。

それからお父さんを亡くした一家の悲哀が始まります。生計はお母さんとお姉さんたちが農家の農作業の手伝いをして糊口をしのぎます。やがて農業高校を出て市役所に就職します。その後は青雲の志を抱いて上京して今があります。

北海道と九州の違いはあるにしても農家の長男で幼くして母を亡くしている私とダブるそうです。私の食と農の本を損得考えずに出版を引き受けてくれるのは、「俺は鳥巣研二本を通して、農家・農業へのほんの恩返しをしているつもり」と言い切ります。今度の本もぜひ期待に沿えるよう最後の校正に入りました。

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2020年12月01日

さらに新分野・新規創造に挑む

昨日、ほぼ丸4年間営業した、食と農の交流・エクセレントローカルを閉めました。経営の数字では相当の赤字のままの閉店です。この赤字を損失とみるか?新規経営資源への投資とみるかですが、コロナのせいにすれば損失です。

当社の経営資源創造のための投資と思えば〇です。私がマルイチになり、食事するために、地域の食を銀座に持ち込んで、料理を提供するお店を作ろうとしましたが、4年で閉店の憂き目に遭いました。

さてこれからです。私の今の心中は正直「得たものばかりで、失ったものは何もない」です。授業料を払った分だけノウハウが残りました。これを活かせば払った金額の数10倍のビジネスが創造できます。

一番は外食のわかる人材が育ちました。料理長はこの世界で育った人間なので育成ではありませんが、マネージャーは外食の仕事は初めてで、しかも4年間一貫してここのマネージャーをやらせたのでそのノウハウ蓄積は相当のものです。

かつ、飲食店をやる前は酒造メーカーで3年働いていたので、食品・酒造の製造業も外食の飲食サービス業も体でわかる人間が社内で育ちました。今後、これを当社のコンサル業やリアルの食ビジネスに活用します。

当社のクライアントは地方自治体が9割を占めています。元々、中小企業診断士の私が始めたビジネスなので得意先は役所です。これから当社の成長は食産業への進出です。

「役所はわかっていない」と嘆くよりもこれからは「食産業の中で生きて行けるか?」の正念場に差し掛かります。私世代は会社に私だけになりました。私以外はすべて若いスタッフになりました。

今日からある県庁の食品研究職の公務員が1ヶ月当社で食品加工技術を学びます。当社を選んでくれたその県庁に感謝ですが、当社の生きる場所はそこら辺にあるのだなと認識できました。
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2020年11月30日

みんな立派な会社に成長し嬉しい

私は今まで本を3冊書いています。最初は2004年に出た「加工特産品開発読本」です。それから2011年に2冊目「加工特産品のつくり方、売り方」が出ました。そしたらすぐに次の新刊執筆の要請が来て2013年に「農産加工食品の繁盛指南」が出ました。

2冊目、3冊目は折からの農商工連携、6次産業化ブームに乗って、講演、セミナーの教材で使用して発行数も3冊とも発行部数が1万冊を超えました。私の著書で一番有名なのは「農産加工食品の繁盛指南」です。

悔やまれるのは「加工特産品のつくり方、売り方」から「農産加工食品の繁盛指南」までの発売期間が2年しかなく、そのため、セミナー等の教材では売り出したばかりの「農産加工食品の繁盛指南」を優先しました。

しかし、「農産加工食品の繁盛指南」が出なければ「加工特産品のつくり方、売り方」をもっと長く売り続けています。次「農産加工食品の繁盛指南」までのたった2年で1万冊売れたのですからこういった類の本としてはすごい売れ行きです。

1冊目と3冊目が商品開発に重きを置いているのに対して「加工特産品のつくり方、売り方」は加工特産品のマーケティング、販売チャネル、販路開拓に力を入れています。今、読み返しても新鮮さを失わないし、私の評価もこれが最高です。

一昨日、昨日は宮城県丸森町を訪ねました。2011年に「加工特産品のつくり方、売り方」が出ましたがその頃、2008年頃から5年間、丸森町で加工特産品開発セミナーをやっていました。

それで「加工特産品のつくり方、売り方」では丸森町の受講者の例を多く、取り上げています。合わせて最終的には16年間講師を務めることになるみやぎ産業振興機構の「あぐりビジネス起業家養成塾」の事例も自然と多く取り上げています。

「加工特産品のつくり方、売り方」では「地域資源を掘り起こす」では丸森町の地形や風土等を取り上げ、「モノとストーリーとブランド・デザインは一体」ではいなか道の駅やしまやの「一日四尺たけのこカレー」を取り上げています。

「自力でお客様にたどり着く手だてを考える」では森ガーデンの森正之さんを取り上げています。また、「最適な農産物販売チャネルを模索する」では角田市三浦徹さんの「あぐりっとかくだ」の誕生までを取り上げています。

ここでは掲載していませんが、10数年前から取り組んでいるマルコー食品山戸田康二社長の米粉麺や蔵王町の平間拓也さんの椛王ハーブも立派な会社に成長しています。
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2020年11月29日

訪問者よりも歓迎者の方が多かった

(一社)エクセレントローカルの定期勉強会で今年は宮城県丸森町に伺いました。一昨年が第1回目で長野県木祖村に伺い、すんき漬体験をしました。これは原料の赤かぶの作付けと3ヶ月後に収穫と2度に亘り、すんき漬体験をしました。

昨年度は丸森町やしま屋であんぽ柿つくりを計画しましたが、昨年、丸森町を大水害が襲い、中止し、今年開催になりました。今年は今年でコロナ禍の中での開催となり、個人の参加意思を最優先で参加者は6名でした。

受け入れ側の状況も心配しました。しかし、夜の交流会は受け入れてくれた丸森町と8名の人が集まってくれ、盛大で楽しいものになりました。一般的に研修会で訪れるこっち側の人数をカウントしますが、受け入れてくれる側が訪ねる側を上回るということは大変嬉しいことです。

これが本当の交流会です。よくテレビ番組でタレントが地域を訪問して、地域の人と交流する番組があります。内容、企画は予めシナリオが決まっており、出演者にそう演じさせているだけです。

そのシナリオも例えば丸森町が大水害に遭えば、その被害の中で復興する様を面白おかしく視聴率を上げるお化粧、脚色で仕立てます。現地の出演者には迷惑至極でしかありません。タレントが登場するものも的外れな笑いを取ろうとするものばかりです。地方を上から目線で見ています。人の不幸を喜んでいます。コロナ禍報道もそうです。

そんな中で6名で訪ねる勉強会の交流会に自費負担で8名参加してくれる。これこそ、大歓迎です。私は宮城県アグリビジネス起業塾の講師を16年やりました。その受講生だった丸森町役場職員がこのセミナーをわが町でもと企画してくれて、5年間、丸森町で食と農起業セミナーを行いました。

昨日の訪問先もその受講者のところばかりです。みんな大活躍です。10数年前のことですが、今でも先生、先生と慕ってくれます。地域とこんな付き合いのできるコンサルが何人します?

たいていはその地域からいくらお金を稼ぐかしか考えていません。メディアの大半も不幸に遭遇したその地域を面白おかしく報道するだけです。世の中には腹を割って、本気で地域と向かい合えるコンサルが必要なのです。
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