2017年12月10日

小さな仕事を丁寧にする

明日から岩手県JA新い今年創業した三重県名張市イーナバリ鰍フ杉岡雪子社長から手紙をいただきました。この6月創業したばかりで苦労も多いです。

当社が4年前の当初から支援しています。加工場は廃校小学校の給食室を改装して使用しています。「隠タカラモノ農産加工所」と素敵な名前ですが実際は給食室なので使いにくいのを工夫して使っています。4名で始めましたが、1名の中高年男子が衛生管理指導に腹を立てて、大人げなく辞めてしまい、若い女子3名で頑張っています。

創業してからコンサル予算もないので当社も手伝いはしていませんが、私としては相当に行く末が気になるので、別件で関西出張した時は杉岡社長を大阪市まで呼び出して私の知っている、かつ私が信頼している食品メーカーや商工会やレストランに一緒に営業活動をかけます。

一緒に行った4社のうち3社に納品開始したというお礼の手紙が来ました(写真)。もちろん私の功績ではなく、私と一緒に行った後に彼女は何度も訪問して商談をまとめているのです。

うまくいかなかった1社は私が社長をよく知っている会社で、口では地域特産原料と言いながら価格は外国産に合わせろと無茶を強いたので商談を決裂するように指示しました。

納品に至った3社(小西勇製麺所、明日香村商工会紹介の加工特産品事業者、カチャトーレ山上)はとてもよい事業者で杉岡社長の文章も感謝に溢れています。

その3事業者への納品だけで会社が経営できるほど経営は甘いものではありません。しかし、最初はこういった小さな仕事を丁寧にすることが一番大切です。お客様の信頼を得ることが成功への早道です。納品した商品が売れればイーナバリ社の売上も上がります。また、とてもよい会社ということで納品メーカーが他社にも推薦してくれます。会社とはこうやって大きくなっていくのです。

同時にイーナバリ鰍育ててくれる3事業者に感謝です。私もこの3事業者への恩を返します。
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2017年12月09日

女子の口調は母親そっくり

しばらく3年ほど男子のみでやってきた当社は最近は女子採用ラッシュです。来年1月15日からさらにもう一人女子の正社員が増えます。

女子の年齢は全員私の娘よりも年下です。女子の口調は年齢が若くてもお母さんに似るのか、命令口調です。彼女達のお母さんの躾がよいのか、なかなか指導的な口調です。

最近しょうこがまかないをつくることが増えて、その分私がつくることが減っています。先日、しょうこのつくった味噌汁がおいしいのでお椀いっぱい並々と入れようとしたらしょうこが「ぶー、塩分摂り過ぎ」本人が塩分控えめにつくっているのに、さらに減塩の指導が入りました。「はい、わかりました」。

インターンシップで来ている友菜が「この帽子は邪魔です。自分の住まいに持って行って下さい。何で帽子を事務所に置いているんですか?」ウオーキング用と言えずに「はい。わかりました」

イーローカルのホールにバイトで来ている声優の前田ちゃんが一昨日は調子よかったので焼酎を何杯も注文していたら、商売道具の透き通った声で「飲み過ぎです。体を壊します。これ以上出しません」「はい。わかりました。これで最後にします」普通の飲食店は注文の追加が入ると喜ぶのに。イーローカルは健康にまで気を遣っています。前田ちゃんはまだ20歳です。

独身暮らしは誰も体に気を遣ってくれません。また、高齢になるとわがままな行動を誰も注意してくれません。それを私に向かってずけずけと言ってくれる娘達には感謝ですね。

私が11歳まで存命で一緒に暮らした生母はそれはそれは厳しかった。今思い出すのは叱られている場面だけですから。

その後は今の母がやってきました。継母の遠慮か、厳しく躾られた記憶はありません。それで私には真剣に指導したり、怒ってくれる人がいなくなった。

そのためか、多くの人生の失敗もしました。たぶん妻のいうこともちゃんと聞かなかったのでこのマルイチ状況です。私を厳しく指導するこの娘達は私の宝です。
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2017年12月08日

本当のエリートは頭・体力・性格

イーローカルは正式名は「食と農の交流エクセレントローカル」です。「交流」が付いていますが、人の交流の場としても活用していただきたいという願いが込められています。

実際、地方の農家と都市の食品メーカーの出会いもたくさんあり、感謝されるとことも多いです。どっちに?農家が喜ぶだけでなく、食品メーカーも農家への直接パイプづくりを願っており、一挙両得です。

そういった「交流の場」として昨夜は東大ボート部昭和46年入学の方々がやって来ました。私よりも少し年上なので65歳が中心です。

びっくりしたのは実によく食べる。今までのお客様の中で一番気持ちよく平らげてくれた。運動部だからと言っても東大の運動部だし、年齢も60代半ばなのでそんなに食欲があるとは思えませんが実によく飲み、食べます。

東大は頭で入るものだと思っていたら頭もよいのでしょうが、それに勝る体力です。食べ方も偏食しないし、野菜も肉もみんなバランスよく食べるし、残さない。

しかも食べながら美味しい、美味しいを連発しながら食べます。私も昔の会社には東大卒がたくさんいたのでそれほど東大出というのを特別な目では見ませんが、ボート部の特有なのか実に気持ちがよいです。

さらに全員陽気です。笑いが絶えません。しかも話題が1点に絞られて進みます。7名の会食でしたがあっちのグループ、こっちのグループといった風に話題が割れません。皆様、1つの話題でまとまって談笑します。そして全員が発言します。

たぶん、この方々のほぼ全員が90歳代まで元気に生きるでしょう。本当のエリートとは頭脳、体力、性格の3つが揃った人々だと新たな発見でした。

私が今まで見てきた、付き合って来た東大卒はなんだったのでしょう。
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2017年12月07日

地域力とは女子パワー

昨日から青森県田子町で地域力事業創造セミナーが始まりました。過去、2年間セミナーを行いながらその継承で新セミナーが行われます。全8回でダブル講師ですがそのうちに5回私が出講します。最近ではあまりない登場回数です。

総務省の施策事業です。「地域力」が全面に出ています。地域力とは地域の農林水産資源や観光や人材や伝統・歴史、さらには料理等食文化も入ります。

地域力を英語でいうとなんでしょうか?「LOCAL EXCELLENCE(ローカルエクセレンス)」どこかで聞きましたね?私が提唱している「EXCELLNT LOCAL(エクセレントローカル)」の名詞と形容詞を入れ替えれば同じです。へへへへ、ますます鳥巣時代ですね。

昨日の田子町は100名以上の町民に郵送でセミナーを呼び掛けたそうですが、やって来たのは10名強。過去2年間のセミナーの中心となった女子達。

この10名がいればよいのです。この10名が田子町の農産加工食品を「地域力」に押し上げることのできる人材の核なのです。

男はだめだなと思っていたら40ある自治会の中から2名の自治会長が出席しました。経歴を聞くとJAに勤務していた、もう一人の自治会長は過去に地域でえごまを育ててえごま油を開発発売した経験のある人です。いわば2人とも食と農に何らかのかかわり合いのある人です。

話を戻すと当社の加工製造技術講習から生まれたドレッシング、ピクルスが大きな地域力の目玉になっているのは最初は青森県深浦町から始まり、それから宮城県大崎市、鳥取県日南町、三重県名張市、最近では岩手県の3農協のJAいわて花巻、JA岩手ふるさと、JA新いわて。さらにパワー爆発は栃木県益子町です。

すべて核となる女子が5〜10名存在して男子が支配する地域を女子が壊して塗り替えている。地域力とは女子パワーとも言えます。一方で男子支配のところは自然消滅していきます。
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2017年12月06日

受講者達がみんな喜んでくれた

昨日はみやぎ産業振興機構のセミナーの第7回目最終回でした。昨日は現地研修で銀座の食と農の交流エクセレントローカルで行いました(写真上左・右、下左・右)。私もあやうく仙台行きの切符を買いそうになって慌てて今日は東京だったと思いました。

受講者のほとんどが出席しました。セミナー自体が女性上位ですが、特に昨日の参加者は男性は2名のみで女性ばかりでした。写真に写っている男性は行政の主催者です。一緒に参加していますが行政側は女性は2名で圧倒的に男性社会です。

面白いことを暗示しています。事業を執行するのは男性、それを現場で実践するのは女性。このずれがなんとも歯がゆいのです。今回の行政側の執行者が女性であったのでセミナー第7回目を東京の販売現場で行うという大胆なことができました。ついて来た受講者も女性ばかり。男性が来ない理由は忙しくて。情けなや。

ところで商談会なのでバイヤーも登場しました。男女はどうでもよいですがこっちも圧倒的に男性でした。当社の意図でしょうが巨大流通のバイヤーは呼んでおらず、農産加工食品を販売している小売店のバイヤーばかりでした。

セミナー受講者を責めたり、けなしたりするのではなく、未熟な受講者を育ててくれるバイヤーに力点を置いていました。

MやIやAの時代はとうの昔に終わっています。生産側の農業が衰退、縮小し、消費側の生活者も縮小しているなかで間の流通だけが巨大なまま恐竜化しています。

買い叩きという大量仕入れ、廉価販売の崩壊に自らが対応できずに絶滅の危機です。旗手であったアメリカから新しい流通が生まれてこない。来てもアマゾンのように既存の小売形態を否定したものばかりです。

一番嬉しかったのは売れた売れないよりも受講者がエクセレントローカルでのセミナー・商談会を楽しみ、さらに懇親会でも銀座で食事するのは初めてといってはしゃいでくれたこと。これでよいのです。我々の収穫は大きかったです。
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2017年12月05日

来年のキースタッフが楽しみ

昨日は当社の月例会義でした。各事業の進捗状況を副社長の伊藤順が掌握しているのでそれを発表します。

今年度はともかく、来年度は大きな事業が節目を迎えるので大幅な売上減を覚悟していました。さらにレストラン事業のエクセレントローカルがまだ採算に乗っていないので来年は厳しいぞとさらに覚悟していました。

昨日の報告では意外にも来年の受託が旺盛で増えてきています。この1年は私時代の仕事の継続が多く、新規事業の受注が目立ったものがなかったのですが、新体制の新経営陣の種蒔きが効を奏し始めています。

昨日は久しぶりに順の名調子に聞き入りました。特に国産農産物回帰の中で国内食品メーカーがこぞってそれを求めているのにそれを供給するための1次加工が消滅してしまっているところ辺りがポイントになります。

エクセレントローカルも伊藤店長の獅子奮迅の活躍もさることながら、根気よくマネージャーの究を育ててきた野口社長の手腕が実ってきました。

イベントを積極的に企画することと毎日のウェブでの情報発信の効果が出ています。叱るのではなく、やって見せる野口イズムが部下を動かします。まだ予断は許しませんが、昨年の11月に開店して、今年の11月の売上は最高となりました。

エクセレントローカルはコンセプトを支持してくれるお客様がリピーターとして定着しています。2〜3人女子友達同士、4〜5名の大人の男子仲間等の利用が主で我々が当初望んでいたお客様が来てくれています。ビジネス利用よりもお友だち同士のテーブルです。

私は経営には一切、口を出さずに経営陣の指示通りに動いています。それに土日祭日いつも会社にいる住み込みの用務員のおじいさんの役割も果たしています。来年のキースタッフグループが楽しみです。
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2017年12月04日

主体者が楽しくなる改革を

昨日は空手の稽古を休んで、1週間分の事務処理をしていました。多くの方々にお世話になってそのお礼状を書いたり、約束したことを手配したりするのに土日は費やします。

この年齢になると頑張るとか歯を食いしばって困難を乗り越えるとはいう気持ちは薄れてきます。30〜40歳代家族を背負って歩いている時はいつもそう思って頑張っていました。

今は自分が楽しく、嬉しく、愉快で、明るく元気に生きられることが日々の行動の原点です。

いつも、口では90歳まで元気にと言っていますが、その前にとりあえず70歳まで元気に、そして次の目標の80歳まで行けたらもう満足ですね。そして最終目標の90歳に到達したいです。

自分が元気に楽しく生きたいのであれば、当然関わる人々、友人・知人、仕事の相手・パートナー等の人達も楽しく、嬉しく、愉快に生きれるような精神状況、行動状態にしてあげなければならないです。自分だけ享受するのはエゴであり、老害です。

相手を認めない限り、相手も自分を認めてくれません。喜びは自分だけのものであってはいけません。

先週、JAの講演が多かったです。農協改革が叫ばれていますが、その推進役のメンバーは誰に対して叫んでいるのだろう?まさか自分達のパフォーマンスでやっている訳じゃないでしょう。

改革される側のJA職員がちっとも嬉しそうではないです。改革とは素晴らしいものです。

本来なら主体者であるJA職員が生き生きするはずですが残念ですがその逆です。彼らを殺しています。彼らが楽しく、愉快に働ける組織改革が本当の改革でしょうに。

政治も大企業も往々にして嘘をつきます。立派なことを言っていますが、口から出任せのこと嘘と事なかれ主義の蔓延です。民主主義とは二枚舌を使うことを許す社会制度なのでしょうか?
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2017年12月03日

鰹節を楽しむ会は大成功

昨日はイーローカルでイベント鰹節を楽しむ会でした。

フェイスブックで参加者をも募集したら10明の応募がありました。8名が女性です。2名の男性は空手の先輩高嶺さんと料理家(板前)の中村さんでした。

8名の女性の内、7名はまったく当社との接触は初めての方々ばかりでした。

主催者は銀座エクセレントローカルで、講師は(社)エクセレントローカル理事の加藤哲也氏、また同様(社)エクセレントローカル社員(会員)五十嵐鰹節社長の五十嵐義高氏です(写真上左)。

かって味の素で風味調味料の開発をやっていた加藤氏の話は科学的でかつわかり易く、席に着いていた参加者のほとんどがバッグからノートを取りだし、熱心に筆記を始めました。

私も30年ぶりに聞きましたがさらに面白く、時代の進化を捉えていました。

実演は五十嵐社長が行いました。荒節(写真上左)と枯節(写真下左)を用意して、それの薄削り(2タイプ)と厚削り(1タイプ)の合計3タイプでだしを取りました。

五十嵐鰹節は枕崎や焼津の産地に行って直接自分の眼で確かめて鰹節を仕入れています。義高社長はそれはそれは目利きです。

参加者は立ち上がり、実演場所で熱心にスマホの写真撮り、動画録りです。

その後は試食会でした。かつおぶしのたっぷりかかったトマトサラダ、かつおだしたっぷりドレッシング、お雑煮(写真下右)、だし巻き玉子、鯛めし、鯛茶漬け、もりそば、だしを取ったあとのかつおの佃煮等伊藤店長の腕は振るいました。

参加者はなかなか熱心でお店エクセレントローカルのコンセプトにも大いに賛同してくれました。店内に並べている農産加工食品も買いたいという声がありました。

名刺交換したら主婦でもあり、料理教室やインストラクターをやっている方々や料理本の企画をしている方など多彩でした。

自分が病気がちだった、子供が病気がちだったそれを食で治して克服したという体験を持っている参加者が多かったです。

しかし、この10名の熱心な方々がフェイスブック、インスタグラム、ブログで発信するとその影響力はすごい力となるでしょう。

広告も個の情報発信の時代です。
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2017年12月02日

老人の酔っぱらい。あ〜恐ろしい

やばい〜。昨夜はお酒を飲み過ぎて、その酒の席が楽し過ぎて記憶をなくしています。今日は土曜日でイーローカルで昼間イベントはあるものの私が主体ではないのでついつい飲み過ぎました。

しかも昨夜は5名の男ばかりで職場も仕事も違うのに、不思議な縁で高校の同窓とか仕事の関係とかでそれぞれに知り合って、また5名の人たちもそれぞれ私とは関係なく、知人友人という関係です。そんな関係なので宴が楽しくて楽しくてついつい。

60年以上生きていると縁というページがいつ開くかわからない人生の喜びがあります。これからもまだ埋もれている縁が開いていくのでしょう。

縁は縁なので唐突になんのそれこそ縁がないところには現れません。長〜い潜伏期間があります。縁を結ぶためには日々積極的に活動して、多くの人と交わり、それをそれぽっきりにしないで一期一会の気持ちで接することが必要です。

ところで飲み過ぎて記憶がありません。こんなことは20年ぶりくらいです。不思議なのは二日酔いしていないことです。

場所はイーローカルでした。コース料理ですから食べようと食べまいと最後まで出ます。最後のいくらごはんを食べた記憶がまったくありません。

朝自宅に寝ていたということはちゃんと帰って、鍵を開けて部屋に入っています。風呂には入っていないと思い、風呂場に入ったら、タオルが濡れています。ということはお風呂に入っています。

それから昨夜は出張明けだったので洗濯をしようと思って、汚れ物を探してもありません。どこかに落としたかな?なんと、洗濯機の中を見たらちゃんと洗濯していました。

もっとびっくりしたのは机に揃えたものがあります。これは何だと思っていたら、メッセンジャーを見たらスタッフから頼まれ事をしており、それを今日渡そうと思ってきちんと揃えていました。恐ろしい〜。

記憶が飛んでいることを醜いと思うか、記憶がなくなるまで泥酔してもやるべきことをちゃんとやって寝ている自分をほめるべきか?

それにしても老人の独り暮らしは危険です。だれか同居してくれ。何言ってるの?甘えちゃだめよ。れいらんがいるじゃないか。そうでした。今朝もれいらんは私を起こしに躍起になっていました。
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2017年12月01日

JA職員が元気になるJA改革

昨日から岩手県で「JA職員向け6次産業化推進人材育成セミナー」が始まりました。

6次産業化は6〜7年前に農水省が提唱して始まり、それに関する施策も多く打ち出されましたが、現在は下火です。

どうして?国の施策はどれも概ねそうです。官僚の出世のポイントは「法律をつくる」ことです。この法律の社会への貢献度、効果はあまり問われません。

2〜3年で転勤するので最後まで見届けることはありません。国が法律をつくるとその実行はまず都道府県の自治体が実施母体になります。そしてさらには市町村自治体が実施させられます。国の法律ができたので、末端の市町村自治体はその実施機関の役割になります。

それもやがて盛りを過ぎると今度は業界団体レベルでの普及になります。現在は6次産業化は農協と言う経済団体に押し付けられています。

6次産業化という法律ができた時にJAがこれに積極的に取り組めばよかったですが、当時の幹部の鈍感さからかJA組織は6次産業化に冷ややかでした。

国の6次産業化は下火ですが、私はこれからの農業経営の手法は6次産業化しかないと思っています。

農水省が打ち出した6次産業化は1農家(経営体)の6次産業化でした。これが失敗の原因です。1農家が農業生産(1次)から加工(2次)さらには販売、サービス業(3次)までの1人3役はできません。

それで当初から私は地域6次産業化を唱えていました。地域で農業振興を図り、それを地域で加工業者が加工して、それを地域の販売業者が地域の内外に販売していくしくみです。

そしてその地域6次産業化の輪を回す中核のハード・ソフトが必要になります。ハードは道の駅・農産物直売所です。道の駅や農産物直売所を核として出口として地域6次産業化を回していく。

ソフトではJAこそがこの地域6次産業化を回す組織になること。これがJAが生き残る唯一の道です。

現在行われている農協改革は現在の農協のしくみの否定と廃止ばかりです。こうすればJAは生き残るという観点に欠けています。

私が唱える地域6次産業化は多くのJA職員の心を捉えています。
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