2019年12月11日

駆り立てるのは「志」ではなく、「好き」

人を駆り立てるものはそれをするのが好きだからである。それは生き方、職業、趣味、創作等に反映されます。「銅鐸民族の悲劇」という本を読み始めました。小説なのに内容が相当に史実研究されているので考古学者かと思いきや、歯科医師の先生です。

歯科医学に関する多数の著書があるのにまったく畑違いの考古学の本も出しています。直筆でしょう。趣味の本だから。趣味の本を出版するのにゴーストを使う必要はありません。

「好きである」というのが一番です。不肖私もサラリーマン時代から地域の特産品に関心があり、出張の度に子供へのお土産で駅や空港の売店や道の駅で買っていました。当時は貧乏(今も貧乏)だったので限られた予算で買っていました。それがサラリーマンを失脚しても私をこの道の向かわせた原動力です。

著書も3冊あります。本というのは自分で書いたらわかりますが相当のエネルギーと時間が必要です。生活費を稼がなければならない状況の中でよく書いたと呆れます。書かずにはいられなかった、手が勝手に動いた?のかも知れません。

人生は志だという人がいます。否定はしませんが初発の意志は「志」ではなく、「好き」です。歴史本や経営者を讃える本にかかれているのはたいていが嘘です。創作です。だから小説じゃないかと言われればその通りですが。史実にやインタービューに基づいてそれを脚色して書いているだけです。やたら「志」や「社会的な使命」という人は嘘くさい。

小説で面白いのは架空の創作の恋愛小説です。100%創作だからです。これを実名の人材をモデルに書くと嘘になる。しかし、読者はその小説をそのモデルの事実だと思ってしまいます。今、世の中の人が思っている偉人や有名人は小説中のヒーロー、ヒロインとして作られたものです。

好きなことを一生続けられるのが一番幸せです。そしてそれを続けるために飢え死にしない位の食料と生活費を得られればそれが一番幸せですね。富とは日々の活動の中についた垢、不純物だと思えれば至福の人生ですね(本音はお金が欲しいですが、やせ我慢)。
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2019年12月10日

やっぱり仕事は自分でやるしかない

頭を一番悩ましているのは名簿整理です。人を会うのが仕事の私の職業では名刺交換が多いです。何か、実際に関わった方には忘れないようにハガキを書きます。お礼状のようなものを簡単に。

年末になると年賀状をしたためるためにこの整理が必要です。数年前にパソコンを変えた時に友人知人のデータを無くしました。現在はスマホと持ち歩いている名刺入れの一つが関わり合いの濃い人の名刺が入っています。

eightという名刺データ整理システムも使用したいますが、前のスマホのカメラがeightの撮影になると震え始めて機能を果たさなかったのでこれも中度半端です。

今年名刺交換した人の名刺派名刺ケースに入れていますが、その数や膨大で、整理するにもどのような整理をしたらよいか悩ましい限りです。どこで線を引くかです。

年賀状を出す人はこの人に自分の近況や現状を伝えたい人のみにすることにしました。それ故に来年の年賀状からすべて手書きにしました。65歳の自分にできる渾身のエネルギーはこの程度です。

むかし、10年くらい前は年間の講演数が150〜200回という頃がありました。自分で言うのも何ですが、日本で一番忙しい食と農のコンサルでした。その頃から比べると今は講演はずいぶん減っています。年間、数10回程度でしょう。

その分、コンサル事業の相談が多くなり、先方のクライアントに会うための出張が増えています。あるいは仕事を創り出すための前段階の打ち合わせ出張が増えています。

これに1週間かけると戻ってからこの返答のための企画書、提案書づくりにさらに1週間かかります。これでは連続出張は不可能です。当社スタッフに命じたいのですが、みんな直接要員で多忙を極めており、自分の提案書づくりや実行に手が一杯です。

コンサル業とはもともとそんなもので、1人1馬力です。機械化や大量生産による省力化は不可能です。私が今欲しいのは個人データ整理や私のスケジュール管理、さらには私の原案に沿った提案書、企画書づくりをやってくれる人材です。側近秘書が欲しいです。

こうなれば私の人脈や知見はもっと大きく活かせるのになと思うのですが、なかなか実現しません。やりたいと言う人は結構いますが、上記に書いたことは業務としては最上級に属する秘書業務です。そう簡単にはできないのはわかっているので来年もまたしょぼしょぼ自分でやる羽目になります。
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2019年12月09日

前に出ると抵抗がある、抵抗があるから進む

ええかっこは誰にもできます。ええかっこして生きている人がたくさんいます。テレビのコメンテーターなどはその最たるものです。自分は土俵に上がらないで土俵で戦っている人のことを云々言う。そう言っている私もコンサルタントなのでええかっこしにの部類だな。

生きていて大切なのは憎まれ役になれるかです。あえて嫌われることを言わなければならない時、あえて憎まれることをしなければならない時が必ず、あります。その時に勇気を持って信念を貫き通せるかは自分が問われます。

何かを構想して、企画して、行動を起こそうとする時、構想や企画は首尾一貫した原理原則が必要です。それを旗印に行動を開始します。目標も到達地点も明らかにします。

しかし、行動すると抵抗勢力が出てきます。それをかいくぐって目的に向かいます。抵抗も必要です。水泳で前に進むのは水の抵抗があるからです。陸上スポーツでも瞬発力が出るのは床反力、要するに地面の抵抗があるからです。両方とも抵抗に反発して進みます。

スポーツとの違いはその抵抗力を推進力に変えるのではなく、抵抗勢力との全面衝突は避けて、いかにかいくぐるかがポイントです。そのためには実行にはいくつかのシナリオ、道筋を用意しなければなりません。

頑なはいけません。構想時の原理原則も行動時は場合によっては衣装を変える必要がある時があります。そのまま強気で憎まれ役を演じたり、あるいは妥協するように見せたり、変幻自在でなければなりません。結果が思い通りになればそれでよいのです。

一番困るのはその場のええかっこしいです。人畜無害なのでそれでいいといえばそれでいいのですが。ええかっこしいがはだかるとなかなか前に進みません。

あれだけ世界が賛辞を送っている中村医師もテロの凶弾に倒れました。あの医師の行動が邪魔になる勢力がいたと言うことです。前に出ると抵抗がある、抵抗があるから進む。人間社会は悲しくもあり、辛くもありますがこれが現実です。
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2019年12月08日

利権は会社をダメにする

6次産業化とは農家が生産した農産物を農家が加工して、農家が農産物直売所・道の駅等で販売することを言います。この農家を「地域」にすれば地域6次産業化になります。食品メーカーにすればメーカー6次産業化、スーパーにすればスーパー6次産業化ができます。

昔は出口の販売場所がないので、農家もずいぶん苦労をしました。自分たちでプレハブ小屋を建てて販売していました。最近は販売場所が食傷気味です。どの自治体もJAも補助金で農産物直売所や道の駅を作るので売り先が多すぎて、1軒の農家の売り上げも上がりません。

この6次産業化で農業生産→加工品製造→販売で一番難しいのはどこか?販売場所はすでに確保されています。一番難しいのは真ん中の食品加工です。当社はそれを6次産業化施策の中で教えてきました。

食品添加物を使用しないで、熱殺菌だけで、常温保存する加工食品の製造方法を教えてきました。振り返るとこれをきちんと学んでから6次産業化のしくみを作ったところはうまく行っています。

この食品加工を省いて、いきなり農産物生産→農産物販売、あるいは飲食店経営に走ったところは苦戦しています。これだけ農産物直売所・道の駅が蔓延してくると隣も町にも村にもどこかしこにも農産物直売所・道の駅があります。供給過多です。

特徴のないどこにもあるようなスーパー野菜が見すぼらしく置いてあります。その地域とは何の関係もないパスタレストランやコーヒーショップに毛の生えた程度の飲食店が入っています。

どこもかしこも少数独占の都市計画会社に道の駅プランを発注するので、コピー&ペースト道の駅ができて行きます。彼らの殺し文句は「うちには発注すれば道の駅の認可がすぐ取れますよ」です。それが出来上がると今度は地元の経験のない建築業者が政治的に請け負うのでさらにいい加減な施設ができます。

今、農産物直売所・道の駅に必要なのはオリジナルの加工食品に加え、農産物そのものです。その地域で採れた特産野菜、四季折々の野菜です。それを生産する農家の育成が一番大切なのです。

当社が関わる道の駅・農産物直売所はそんな素晴らしいところばかりです(実際はそうでなかったところもありますが、消滅しています)。



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2019年12月07日

この人が真の英雄であり、神の子である

昨日は長野県木祖村の木祖村農産物加工センターの落成式&営業開始日のセレモニーでした。当社がプラニングから入り、3年かけて出来上がりました。特に施設の製造機器や什器・備品は当社と連携している盟友の新生バイオの田村社長の功績が大です。

セレモニーの席が並んでいましたが、前列はお金を出している長野県庁の人がずらり、その横列には村議会議員がずらりです。民間業者の我々は後列です。席があるだけでも幸せなので座っていたら横の田村社長「鳥巣さんが民間席の最上位ですよ、私が2番目です」もっぱらFB用の写真撮影に忙しかった私は全く気付きませんでした。

村長挨拶で参列者の中で当社名と私の個人名だけが出て、村長から感謝の言葉がありました。嬉しいですね。1業者のに過ぎない当社の労をトップがねぎらってくれました。中国の故事「井戸を掘った人を忘れるな」です。

私ごときはカスみたいなものですが、中村哲医師が遭難して亡くなりました。銃殺で凶弾に倒れました。私は中村哲医師の名前すら知りませんでした。熊本のホテルで読売新聞がトップで報じていたのを見てもピンときませんでした。テロの多発しているアフガニスタンですから。邦人が犠牲になったんだくらいでした。

それから2時間後に中学の同級生会からLINEが入り、中村哲医師が西南学院中学の先輩であることがわかりました。中学卒業後は県立福岡高校→九大医学部卒と絵に描いたような九州のエリートコースですが、この先輩がどうしてアフガニスタンに向かったのか?何も知りません。

帰りの電車でユーチューブを見ていたら、「水がない。100人の医師よりも1本の用水路を」と言って自ら医者を捨て、用水路建設、農地再生に入ります。私が知ったのはその程度までです。

アフガニスタンはイスラム教の国ですか。西南学院はプロテスタントの学校です。本人も洗礼を受けたプロテスタントだそうです。中村医師には宗教などどうでもよかったのでしょう。目の前の命(いのち)を守ることが「神の命(めい)」だと思っていたのでしょう。

徹頭徹尾、現場の人です。中村氏の偉業を知る人は知っていたのでしょうが、俗に言う政治色の強い有名タレント人ではありません。メディアのつくるヒーローではありません。でもアフガニスタン大統領、いや大統領はどうでもよいです。アフガニスタン全国民が哀悼の意を表明しています。

これが真の英雄であり、神の子です。

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2019年12月06日

既存の組織が弊害になっている

道の駅を作ろうとする時にたいてい予算は国の補助金で行われます。すると地方自治体の中に準備室ができます。この場合、たいていが産業課の中にできます。産業課とは商工、観光を主管している課です。

一方で道の駅で販売する野菜等の農産物を主管するのは農林課です。早い話が道の駅を作る時は役所の中で2つの課が関わります。道の駅に関わらず、6次化の影響か農➕何々と言った組み合わせビジネスが増えています。

バイオマスエネルギーのようの事業をやろうとすれば環境衛生課と農林課が関わります。また、農福連携をやろうとすれば当然福祉課が噛んできます。一方で複数にまたがる担当課ができるといっぺんに進行が遅くなり、中身も妥協の産物になり、事業そのものの魅力は一気になくなります。

例えば、道の駅を作ろうとすると少量多種類の野菜が必要になります。しかも栽培方法も無農薬のようなこだわり農法の野菜が好まれます。種類もスーパーで売っているような大根、きゅうり、トマト、キャベツのような生活野菜だけではなく、サラダ用の彩り野菜のようなものも好まれます。

その場合、農林課は今ある農家を優先します。いわゆる専従農家です。出荷はJAというパターンの農家です。専従農家から見ると道の駅や農産物直売所は販売額が少なくて魅力的な販売先ではありません。役場に頼まれたので付き合いで出してやっている程度のものです。

こうなると売り場に魅力が出ません。お客様は一気に遠のきます。魅力的な道の駅にするためには新しいライフスタイルに合った野菜を生産する農家を育てるしかありません。

地域の中に農業起業する人を育てなければなりません。それをやろうとすれば農林課の仕事なのか?産業課の仕事なのか?揉めます。お互いボールをキャッチするのを見合わせます。ただでも余計ない仕事はしたくないと役所は思っています。

余計な仕事ではないのです。魅力的な道の駅を作るために農業起業者の育成一番大切な仕事なのですが、ここが欠落したまま、道の駅がスタートします。そしてその結果はすぐ出ます。散々の惨状です。役所は大罪です。

昨日、熊本県荒尾市で40歳代夫婦のレストランに行きました。広島から奥様の実家の荒尾に戻り、奥様は岩盤浴のお店、ご主人は子供さんの添加物アレルギーをなくすために無肥料農業を始めます。

6年間試行錯誤の日々と戦い、現在は自分の農法を確立しました。数年前から岩盤浴のお店をレストランに衣替えして、ご主人の作った野菜を中心に提供しています。畑のそばにレストランがあります。人気のレストランです。特にママと子供たちが楽しそうに食事をしています。
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2019年12月05日

関東の本醸造か、九州の添加物醤油か、第3の道は

昨日は熊本県上天草市商工会で商談会セミナーでした。商工会会員4社に対して福岡県・熊本県・宮崎県こだわり派スーパーの4企業の商談会を実施しました。

こだわり派スーパーのバイヤーは原料のローカル性、製法はなるべく無添加、製造ロットは小ロットを求めます。

大手量販店に販売されていないエクセレントローカル商品の発掘と取り扱いを求めています。併せて健康というコンセプトも同じくらい最上位に置いています。

最初、ある醤油メーカーの若手後継者がプレゼンにやってきました。九州の醤油は生揚げにアミノ酸液とサッカリンと甘草の人工甘味料で甘くして、さらにカラメルで黒い色をつけています。

関東の醤油は本醸造です。このメーカーの社長の息子は東京から戻って来て、アミノ酸醤油に疑問を持ち、生揚げ本醸造を試作しています。

しかし、今のお客様や近隣の人に聞くと醤油は甘くないと美味しくない、関東の醤油は「辛ろうして食べられん」と言われるそうで本醸造を発売するか悩んでいます。

この会社は製造には「木樽」を使用しているのが自慢です。木樽を使用してアミノ酸醤油を仕込んだのでは木樽を使用する意味がありません。

九州のスーパーも実際はアミノ酸醤油と東京の大手本醸造の両方の醤油を並べています。お客様が自分の好みで買っています。

では関東の首都圏の消費者は本醸造の大手の醤油に満足しているでしょうか?スーパーの陳列の大半を占めるK社の醤油に満足しているでしょうか?していません。

醤油ほど量販店の特売品にされて品質が低い食品はありません。九州の消費者よりも関東の消費者の方が醤油に対するストレス、不満が多いはずです。だから醤油のマーケットは縮小しています。

おいしい醤油が欲しいという欲求が強いと思います。だから首都圏のこだわり派スーパーが取り扱うこだわり本醸造醤油が売れています。また、ネット通販で好みの醤油を取り寄せて使っています。

この醤油メーカーもアミノ酸添加醤油か?本醸造か?にこだわらずにこの会社が美味しいと思う醤油を開発して、作ればよいのです。

関東タイプも九州タイプもありません。美味しい醤油を開発して、原料、製法、無添加、等特長を明確にして、おすすめ料理も合わせてプロモーションすれば売れるはずです。
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2019年12月04日

(一社)エクセレントローカルの出張講演会

エクセレントローカルといえば、食と農交流銀座エクセレントローカルの話をよく書きますが、一般社団法人エクセレントローカルもあります。この活動も続けています。

昨日はこの活動で九州の2つの市を訪問しました。福岡県みやま市と佐賀県鹿島市です。みやま市は3年前から市民開放型農産加工場をつくるということでハード面、ソフト面でお手伝いしました。

昨日は(一社)エクセレントローカルから私と荒井に加え、顧問就任してもらっている農水省元農村振興局長の佐藤速水氏とゴボチのデイリーマーム社長の和田優氏が一緒しました。和田氏もエクセレントローカルの社員(会員)です。地元出席者ではタカ食品工業資材部長の大塚力弥氏も参加しました。タカ食品工業も(一社)エクセレントローカルの企業会員です。

佐藤氏の話はみやま市職員の心を掴みました。市職員が一斉にメモを取り出し、ずっと聞き入っていました。元農水省の高官の話は我が国農業政策の核心を突いています。

専業農家の所得向上、経営の高度化も必要であるが、併せて農業政策は地域振興の要素も同じくらい持っている、効率追求だけではいかない農村、農地の保全、集落の維持等も大きな要素である。

小さな営みから知れないが、6次化や環境保全農業、ジビエ振興、農村観光、バイオマス等を育てていくことも大事な施策であるという話は職員のやるべきことを示唆しました。

ゴボチ社長の話もよかったです。利益を上がる、売り上げを上がると経営者は喜びますが、本当の喜びはお客様が喜んでくれるとです。経営者はそれだけを考えていればよい。全くです。コンサルの言うことなどとは違い、哲学です。

その後は佐賀県鹿島市に向かいました。樋口市長が自ら出迎えてくれました。市長は元農水省高官です。市民一人一人をよく知っています。そして鹿島高校の赤門、祐徳神社、有明海の干潟を案内してくれました。

最後は山の上にある地元食材と自栽培の野菜だけで料理を出すお店に案内してくれました。この料理のお店を体験すると銀座イローカルもまだまだだなと実感します。学ばなければならないことは山ほどあります。
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2019年12月03日

社員を切ってまで株主に媚びる、これ経営?

60歳以降、毎年1月に、かって勤めていた会社の同期会があります。同期が60歳になり、定年退職になったので恒例行事になっています。途中で不本意にクビになった私にも同期入社ということで出て欲しいと声をかけてくれます。

今年は4回目になります。何と、今年の会場はイローカルです。同期入社とはありがたくも嬉しいものです。役員になったのも、平社員で終わったのも、私のようにクビになったのも(これは私しかいない)みんな仲間で同じです。そこに何の隔たりもありません。

2〜3日前の報道で私がいた会社がついにリストラを始めた記事が報道されています。「50歳以上の管理職100名」がリストラされます。晴天の霹靂です。

我が国有数の優良企業で、学生就職人気ランキングでいつも「ベスト10」当たりにいる会社です。

「50歳以上の管理職100名」だと年収は1200〜1600万円くらいではないでしょうか。それを100人クビにすれば年間12〜16億円のコスト削減になります。社会保障費で会社が払っている金額を入れると20億円程のコストダウンを当て込んでいるのでしょう。

社員は寝耳に水でしょう。今、この時期にまだ対象になる社内の50歳以上の管理職に知らされないうちにこんな報道が出たのは株価対策ですね。

この会社は四半期決算で年度決算の純利益が大幅減少するのを発表しました。原因は豚コレラの影響と報道されました。

それで一気に株価が下がり始めました。その応急処置で唐突に「50歳以上の管理職のリストラ」を発表しました。社員をクビにして社会的な体裁を保つ、私がクビになった風土は今も変わりません。

経営不振の原因はその社長以下ボードメンバーの経営責任が問われるべきです。なのに、この会社の社長の年収は1億円をゆうに超えています。取締役役員と執行役員30人の報酬合計だけでもリストラ対象100人の収入は超えているでしょう。まずトップから減らす、責任を取って辞めるのが筋ではありませんかね。

新しいことを何もしない、社内は茶坊主と評論家ばかり。今回の大減益はなるべくしてなった結果です。
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2019年12月02日

裏方スタッフを評価している企業は優良企業

中島みゆきのヒット曲「地上の星」はまさに陽の当たらない裏方さんの存在を歌っています。あの歌はNHKの番組「〇〇〇〇X」の主題歌だったそうです。「だったそう」のというのは私はその番組を見たことがないから。

同様の番組がたくさんあるようです。「〇〇宮殿」」「〇〇の夜明け」等。あそこに出ている中小企業のサクセスストーリーを真に受けてよいのかどうかわかりません。また、大手紙の「〇〇の履歴書」も内容を鵜呑みにはできません。知っている人が何人か書いていますが、「嘘おっしゃい」箇所も結構あります。

起業家の華々しいサクセスストーリー。ドラマや劇よりも脚色されています。所詮、人間です。神ではありません。人間一人のやれることなどたかが知れています。サクセスストーリーをつくってもらって、それを投資会社に売って何千億円の富を得る。それが最近のサクセスストーリーのようです。

自称神の子のイエスキリストも十字架に架けられて、後世の預言者達が新約聖書を通してイエスキリストを作り上げていきます。孔子も老子もみんなそうです。後の人の加筆が神やヒーローを作っていきます。

起業が成功するかどうか、ポイントは起業家と同じくらい裏方の存在が大事です。裏方を評価している企業は間違いなく優良企業です。「働き方改革」は間違いなく、裏方切り捨て、裏方冷遇です。

真の起業家、名経営者は社内にしっかり、裏方さんをつくっています。そしてその裏方さんが報われるような処遇をしています。自分だけ巨万の富を得てトンズラでは経営者とは言えません。

今の政権が最長期間を更新したそうです。総理の力と思っている人は一人もいないのでは。裏方スタッフの力でしょう。それを総理がしっかり理解できているかどうか?政権を下りてからわかるでしょう。

スティーブジョブズが大学の卒業講演で「自分は自ら創業した、Apple社を一度クビになったので、新しい今のApple社をつくることができた」と言っています。

新しいことをやろうとするとまた、裏方からです。彼は再び裏方になり、マイクロソフトも凌駕する今のApple社を作った。講演の最後に引用ですが、「すっとハングリーであれ、ずっとバカであり続けろ」と言っています。

私の第3の船出もようやく緒についたばかりです。

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