2021年11月18日

HACCPが肚に落ちたのでは

昨日の宮崎県ひなたMBA(フードビジネス部門)人材育成コースチャレンジコースは14回シリーズの7回目の真ん中に差し掛かりました。今回は2日連続でテーマは「HACCP導入セミナー」です。昨日はセミナ方式の基礎編で今日は企業を訪問して実際にHACCPの指導を行う現地指導編です。

HACCPのセミナーは大体どこの主催でも受講者に不人気です。正直、机上の空論ばかりで話が製造現場と乖離している。たいての講師が「NASA宇宙局から始まった」から話を始めるのでそれで「うちとは関係ない」になってしまいます。

今回も既に受講者たちは他のセミナーでそれを体験したのか?3〜4割が欠席でした。私もやれやれと思いながらセミナーが始まりました。しかし、今回の講師は違った。非常にわかりやすかった。

私は過去HACCPをわかりやすく語れる人を2人しか知りません。1人は今日の現地指導編に登場する吉田雄次講師とその友人で宮城県保健所の衛生監視員だった阿部和男先生です。

吉田さんの紹介で阿部先生を知りました。今回の講師の奥山真智子先生も宮崎県保健所の衛生監視員だったそうです。衛生監視員は保健所に所属して、県内の食関係企業衛生指導を行いますが、一番重要な仕事は食中毒が起こらないようにする業務です。

食の現場に精通しています。奥山先生もそうです。訳のわからない横文字は使わない。相手は食品衛生について何も知らないレベルからわかりやすく説明してくれます。実際にNASA宇宙局の話は一切しませんでした。HACCPは英語の頭文字を取った名称ですがそれも一切しなかった。それでHACCPの極意をわかりやすく話してくれました。

現場に精通している人は難しい意味をわかりやすく説明できる人です。逆にどこかの大学教授は大したことないことをやたら学術用語や横文字で書き、しゃべります。

私が一番感銘を受けたのは衛生管理について学ぼうとする時はまず、自分が作っている商品の「製造説明書」を作成すること。次に「製造工程図」や「標準作業手順書」を明示したことです。

私の「食と農ビジネスの繁盛指南」の中にはこの3シートを記載してかつ書き方も詳しく書いています。私以外でこの3シートを明示したのは奥山先生だけです。ちなみに10年前に出版した私のこの本は何故だか最近また売れ出しました。

話も具体的でわかりやすかったです。HACCPは製品製造後の抜き打ち検査をして危害のある商品を排除するものではなく、危害が入らないような作り方をすることである。いわば予防である。その危害とは@生物的なもの食中毒菌のような細菌、A化学的なもの例えば残留農薬等、B物理的な物質、例えば硬くで食べられない硬質等である。

どうですか?わかり易いでしょう。これなら受けてみたくなるでしょう。昨日欠席した受講者は損をしました。
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2021年11月17日

仕事は相手を信じて依頼する

1人では何もできないこともなく、自分でもできるようになることもあります。私の家事などそれで独り暮らし6年経過すると家事もできるようになります。段取りがつけられるようになります。

仕事はどうか?というと担当者としての仕事はたいていできます。しかし、当社の業務になると研究開発やデザインやネット等できない箇所も多くあります。まずはスタッフを担当にします。それでもできないものは外部にお願いします。

その外部にお願いする場合の要諦ですが、「その人を信じてお願いする」のと「こっちの都合優先でその人を当てにしてお願いする」のでは雲泥の差があります。人様にお願いする場合、達成点や目標や成果はこちらでしっかり捉えておいて、こっちができないので人様にお願いしないとうまく行きません。

「信じてお願いする」場合は達成点や成果を先方に伝えてからお願いします。お願いしたら途中進捗の打ち合わせはしますが終了するまで口は出しません。

それがこっちが目標や成果を伝えずに先方を一方的に当てに丸投げすると結果は不首尾に終わります。特に自分がやるのがいやなことを押し付けると往々にしてそんな結果になります。押し付けておいてそれを烈火のごとく怒ると人は離れて行きます。

常日頃、ビジネスで人と接する時は相手の長所・才能を見つめることです。相手の得手がわかると「この仕事は次回この人にお願いしたい」と自分の心にしまい込んでおくことです。そしていずれに日にかその依頼をその人にすることです。

しかし、その人が達人がどうか?それを見分けるのはこっちの能力でもあります。例えは悪いかも知れませんが、私は食と農の仕事をしていますが農産物を育てることはまったくできません。

肥料や虫よけ剤などもその加減がわかりません。ベランド農業に挑戦したこともありますが、肥料はたくさんやった方がよく育つだろう、虫がついたら殺虫剤はたっぷりかけた方が効き目があるだろうとかけます。結果、枯らします。程合いがわからない。

仕事もそうです。こっちがある程度、その仕事を理解していないとお願いできません。自分でやるよりはその人にお願いした方が会社のレベルアップにつながる仕事をお願いしないと。ただの外注では受注する側も発注する側も不幸です。
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2021年11月16日

基準値は誰が決めているの?

コロナ騒動も沈静化してきました。テレビを持っていないのでどんな報道をしているか知りませんが、この2年近く、ニュースのネタには事欠かなかったコロナが収まり、次のネタ探しに大変でしょう。

コロナ騒動で信用をなくした最たる業種は病院・クリニックです。院内感染が増え、みんな医者に行かなくなりました。それでも持病で命を失くした患者が増えたという声は聞きません。私もついに年1回はしている胃の内視鏡を今年はパスしました。しかし、胃の調子は快適です。

また、歯科はそうもいかずにこっちは通院回数が増えました。老化して歯の調子が悪くなるとひどくならないうちにすぐ行きます。おかげで歯の調子は保てています。

一体、今までの病院・クリニック通いは何だったの? 緊急の命を救うためのドクターの仕事をしている医師は全体の1割にも満たないでしょう。9割は定期通院のお客様の保持に汲々しているドクターばかりです。

定期的に血液検査をしてスコアが基準値を超えている場合には脅かし、薬を飲ませる。基準値を超えた項目数だけ来院者(お客様)は薬を飲まされる。その基準値は誰が決めているの?厚生労働省。

いやいや厚生労働省にそんな能力も力もないのは今回のコロナ騒ぎで分科会の茶坊主ドクターの発言でわかったでしょう。決めているのは製薬会社です。

その基準値は病気を治すための基準値ではなく、その基準値が自社の経営利益を達成するための基準値になっています。経営努力は要りません。基準値を少し上げれば会社の利益も上がります。

野球と同じです。ホームベースから外野のフェンスの距離で決まります。距離が短ければホームランが多い、長ければ外野フライになり、ホームランは少ないそれだけのことです。

川崎球場や昔の後楽園球場は距離が短いのでそこを本拠にしている球団にはホームランバッターがたくさんいた。誰も言いませんが。

病気の検査のスコアは厳しい方が医者は儲かります。逆に甘い方が業者が儲かるものは?農薬と食品添加物でしょう。これは基準値を甘くすれば使用量が増えてメーカーはウハウハです。

日本というかっての金持ち国は世界のおいしい販売先になりました。それで血液検査の基準値は厳しく、農薬と食品添加物は甘い3等国に成り下がったわけです。

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2021年11月15日

地方の優秀な一匹狼達との連携

当社は全国にクライアントがあります。スタッフは東京から出張で全国に行きます。経費もかかるし、何にもまして限られた7名のスタッフでできる仕事の量は限られています。

スタッフが若いのでまだ体力で乗り切っていますが、これ以上仕事を増やそうとすると新入社員を増やすしかありません。しかし、中途採用も含めて新入社員採用はリスクがあります。当社で今活躍しているスタッフは生き残り組です。辞めて行った人も同じ人数位います。

それで外部との連携を図って東京在住の例えば流通に強いコンサルのような人と連携します。しかし、よく見ているとこっちが仕事をあげるばかりでその人達の当社への貢献はほとんどありません。

ましてや私が代表を下りてから経営陣を若返らせたのはいいけどそれに取り入ろうと不埒な2〜3戦級のコンサルがやって来ます。当社の一部スタッフはそれに躍らせられている傾向が見えて来ました。それで当社の品質も評判もずっと落ちて来た。「悪貨は良貨を駆逐する」

鳥巣研二の経営陣へのカンバック?それはあり得ません。それだったら5年前に代表を下りた意味がない。結局、経営者を育てられなくて「昔の名前で出ています」になってしまいます。

方法は2つあります。1つは新入社員を増やして自前の優秀なスタッフを育てて行く。優秀スタッフが確実に育っています。

もう1つは高知に行ってわかりました。地域に一匹狼の優秀なコンサル、アドバイザー、デザイナーがいます。しかも私と同じように反骨、迎合しない、群れない、媚びないかつ食と農が好き派です。コンサル利権の外にいるコンサル達です。でも実力はぴか一。

この萌芽は3年前に九州の市場を開拓しようと思った時に経験はないけど食と農の仕事をしたいという人に手伝ってもらうようになりました。彼女は九州在住です。大活躍で、最近は当社スタッフの誰もが彼女の存在と実力を認めています。

彼女が貢献しているのはもちろん仕事もありますが、地元に人脈があります。高知でもそうですが、地元で活躍するコンサル達は受益者になるクライアントとの人脈・パイプも豊富です。

キースタッフの夢を実現するためには全国にいるコンサル・アドバイザー・デザイナーとの連携のしくみをつくること。これしかありません。(一社)エクセレントローカルが世に存在する意味はここにありました。
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2021年11月14日

道の駅ヒーローもメディアの創作

昨日は高知県西部の道の駅めぐりをしました。一昨日に行った三原村を後にして、大月町に向かいました。岡田町長が自ら案内してくれました。土佐清水市と並ぶ四国最西部にあるこの町は水産の町です。

高速道路がないことを町長は嘆いていました。かってぶりとカンパチの養殖でたいそう栄えました。それが下り坂になる頃にまぐろの養殖が始まり、それで経済が再び元気になりました。

道の駅には2つの棟があり、1つは地元の農水産物や加工品を販売している棟ともう1つはお土産棟です。最近、設置の道の駅はそれが一体になっていますが古くからある道の駅はそれが別々の棟にあります。地元農水畜産・食品加工業者に恩恵がある棟の商品は大いに地元農水産業者に貢献しますが、いつもメディアが話題にするようなお土産品棟は仕入れ販売で地元地域経済には貢献はしていないというのが現実です。

メディアといえばメディアでよく耳にする「四万十ドラマ」がある四万十市に向かいました。四万十川流域は高知県、いや全国でも有名な観光地です。昨日の土曜日も行楽シーズンでコロナ明けであり多くの観光客がひしめいていました。

四万十川流域にある四万十ドラマ発祥の地である「道の駅とおわ」とそれから数キロ下流域にある「道の駅よって西土左」を訪ねました。共通点は観光客を顧客に設定しているので思いの外農産物の品数も量も少ないです。福岡県糸島市の農産物直売所「伊都菜彩」とは別物です。

いわゆる農産物直売所ではなく、飲食施設を伴うお土産品販売観光施設です。誰が潤っているのか?少なくても農水産業の1次産業者ではなく、観光業者です。お土産品の加工品も多くは地域外メーカーに製造委託したものです。地域に食品加工業者が少ないです。

ウリはパッケージデザインとメディアの取り上げです。それでもここで起業をということで全国から多くの移住者が来るのは大変いいことですが。経営内容はどこも相当に厳しいのではないかと思います。

しかし、「よって西土佐」は人気があります。駅長が自ら我々を案内してくれ、周りの客にも聞こえるくらい大声で店内を紹介してくれました。レストランも人気で繁忙タイムになると駅長自らが厨房に入り、配膳係や食器洗いをしています。

道の駅のような公共施設は往々にして役場定年後の人が駅長に就任し、売り場の繁閑関係なく、事務所の椅子にふんずり返っている光景を見ますが、この道の駅は駅長が率先して働いています。それを見習ってスタッフの動きもキビキビしています。

やっぱり最後は人材です。そこに誰がいるか?道の駅が必要としているのはメディアがもてはやす地域おこしのヒーローではなく、率先垂範して働く経営感覚のある人です。
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2021年11月13日

森と海と田んぼは一体

一昨日の夜に高知市に入り、昨日から高知県内を訪問です。高知には私が知らない農産物がたくさんあります。ありすぎて私の頭でも焦点が絞れないほどです。

高知市内にあるJAが経営する農産物直売所「とさのさと」に行きました。広さは売上高日本一を誇る糸島の「伊都菜彩」と同じくらいの広さですが販売している農水畜産物のアイテムの数は伊都菜彩の3倍はゆうにあります。多種多様な農畜産物が販売されています。

私の眼を引いたのは「酢」とか「酢みかん」と呼ばれるかんきつです。果物かんきつというよりも用途は調味料の「食酢」の役目を果たしているかんきつ類です。代表はゆず(青・赤)、直七、ブッシュカンですが、最近はすだち、かぼす、ジャバラ、ケラジ、シークワサーも盛んに生産されています。

これらを絞って一升瓶に詰められたものが調味料として食酢と同じように販売されています。酢の好きな私は大いに興味をそそられます。

今回は三原村を訪問しました。三原村は明治33年に誕生しています。現在まで一回の合併もしたことがなく、同じ地域に同じ面積のまま120年間続いている村です。明治から戦後までは森林村として大いに栄えました。高知県西部に位置します。海には面していませんが、海産物料理やお寿司が名物料理です。

なぜ?それを可能にしたのはそれこそゆず、直七、ブッシュカンです。これらのかんきつが食酢の役目として使用され、この山間の村でも魚料理を定着させました。

三原村は国有林が3000ha、民有林が3000ha、村有林が1500haあり、主にひのきが植林されています。100年前に植林されたひのきが現在伐採され、木材が稼ぎ頭になっています。

また、三原村は20年前に始まったどぶろく特区の第1号自治体です。昨夜も民宿もどぶろくを製造して、「こぼれ雪」という名で販売しています。村内には6軒の製造者がおり、現在も売り上げは上々です。

三原村は水が美味しいのでお米(水源の雫)が美味しいことでも有名です。それに酢みかん(ゆず、直七、ブッシュカン)で作ったぶり寿司などが名物です。その田んぼを守るために村内の50haの水田の上流の村有林30haに9万本のくぬぎ(どんぐり)の木を植えました。さらに上流の国有林120haにもくぬぎを植える計画があります。

森林と田んぼと海が一体となっているのが理論ではなく、現実として見ることができます。口でSDGsを語るよりもここで現実を見た方が大いに勉強になります。
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2021年11月12日

旅先でもささやかな健康法を実行

昨夜から高知県に入りました。スケジュールが超過密になって来ました。土日祭日も返上していますがそれでも年内に仕事をこなし切ません。当社スタッフも同じことで土日祭日なしの稼働です。

私の日常生活はホテル宿泊が多く、自宅に戻るのは週1〜2日程度です。ホテルと自室の空間のギャップがすごいです。そりゃあ、ホテルがきれいです。広いベッドにいつでもお湯が出ます。

自宅に戻ると万年布団にキッチンは散乱、ゴミの出し忘れがあるとドアを開けると異臭が漂います。次の出張まで洗濯物が乾いていないといけないので戻るとすぐ夜中だろうが洗濯して干してアイロンがけです。それでも何にも制約されない一人暮らしの方が楽です。

そんな中、一番苦しいのはパンパンのギリギリの超過密スケジュールで動いているのに思わぬ仕事のアクシデント、つまずき、支障が入った時です。修正、変更する余地、余裕がない。

1つを変更すると全てを大きく変えるしかない。ただただ、スタッフ全員がスケジュール通りに計画通りに仕事が進むのを祈っています。1番の幸せはアクシデントが起こらないことです。

そしてもう1つの幸せは自分だけの中にささやかな楽しみ、行動を持つこと。最近は空手の稽古をホテルの狭い部屋の一角でします。空手の稽古は無理なので柔軟体操です。

最近、開脚して体を前に倒すと頭等上体が床に着くようになりました。これを始めた頃はこんなことはじいさんではできないと思っていたのができました。日々の鍛錬は人を裏切らないと実感できました。

さらにもう1つはアロマオイルです。いつも旅先に携帯しているのはオンガード(抗菌用)、フランキンセンス(心臓用)、ゼンジェスト(胃腸用)、サルベル(アンチエイジング)ですが、最近、必需になったのがゼラニウムかゼンドクラインです。

この2つは肝機能強化です。お酒を飲む前、飲んだ後、さらに起きた朝に肝臓部位に塗ると二日酔いしません。おかげで最近は再びお酒を楽しくぐいぐい飲めるようになりました。アロマオイルを自分なりに健康生活に入れることができるようになりました。

また、ピンピンコロリの提唱者の星先生が講演で「私はコロナに罹らない、なぜならウィスキー入りスプレーで口と喉を消毒しているから。入り口でシャッタウトするのが最良の予防」と話されているそうです。

私もアロマオイルのオンガード入りスプレーを携帯して人前に出る時は必ず自分の口の周りと中に噴射します。そんなささやかな自分なりの健康法で超過密スケジュールを乗り切ります。

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2021年11月11日

当社のノウハウが全部入ったセミナー

昨日はひなたMBAフードビジネス部門人材育成プログラムチャレンジコースの7回目でした。全14回のちょうど真ん中です。昔、6次産業化セミナーをやっている頃は真ん中に差しかかかると大体受講者が半数になっていましたが、この講座は受講者が増え続け、昨日も30名近い人が受講しました。

6回までは食品づくりをしましたが昨日はキャッチコピー講座でした。講師がよかった。一切、受講者の未熟や不慣れを責めない、指摘しない、いいところをほめるという手法でした。コンサル、講師のプロです。

ところでこれだけ受講者が増えると言うことは食と農ビジネスで起業したいという人がたくさんいるということです。宮崎県全体で潜在人数まで入れると凄い数になります。

私も起業です。いつも会社を39歳でクビになってあほくさくて今更、食品企業に勤務する気もしないので起業しました。それ以後は家族が飢えないように必死に働いたのであまり記憶にありません。

クビになり、1年後に糊口をしのぐために中小企業診断士を取得しました。その頃(平成7年頃)はバブルが弾け、世界一と言われた日本経済にデフレという言葉が使われ始めました。そしてリストラという言葉も。

それで中小企業庁が一気に「創業セミナー」を企画し、私の珍しい経歴?(何も司直の手にかかるようなことはしていないのに何故か?懲戒解雇。このでっち上げが世に出るのは3年後)が起業にぴったりなのでその講師で大忙しになりました。その時代は業種関係なく「創業・起業」がテーマでした。

そのうちに私は食と農と加工食品開発にコンサルを特化したので、ずいぶん「加工食品開発セミナー」の依頼が増えました。それに関する本も3冊書いています。

さてここからです。宮崎県ひなたMBAフードビジネス部門人材育成プログラムチャレンジコースのカリキュラムはこの起業と加工食品開発を合わせたものです。

私と当社の30年の食と農ビジネスセミナーのノウハウが全部込められている食と農で起業する人の商品開発・販路開拓入門セミナーです。それが受講者のニーズに合ったのかも知れません。

昨日、宮崎空港でゴボチが「2021.11.11 GOBOCHI 10th Anniversary」大量陳列されていました。このコロナ期は静かだったお土産売り場が活気を呈してきました。

今日がゴボチ誕生10周年の日だそうです(ちなみにゴボチ社長はゴボチ誕生前に長崎県佐世保市、鹿児島県日置市、そして宮崎県食品開発センターで私のセミナーを3回受講しています)。宮崎空港から全国、世界にはばたく商品や企業がもっともっと誕生することを祈っています。


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2021年11月10日

無能社員も個人で見ればいい奴

そんなに仕事のできる人はいません。所詮、人間なのだから。スーパーマンはいないし、大方の人が50歩、100歩です。仕事にできる人は仕事に対するやる気や責任感、達成意欲が高く、かつ約束を守ると言ったビジネス常識に長けている人です。

それよりももっと大事なのは「自覚」です。この自覚がやる気や達成欲よりも上位にある気がします。いくら会社がスキルアップの研修・セミナーをやっても本人に自覚がなければ成長はあり得ません。

では仕事のできない人や、自覚のない人を成長させるにはどうしたらよいか?その人を組織人として見ないで個人で見る。仕事に関しても○○株式会社の社員ではなく、個人でお付き合いをする。するとその人はそんなに仕事のできない怠け者でもない。

極めて普通の凡庸な生身の人間なのが見えて来ます。期待する力量の人ではありません。その人に期待しているので腹立たしくなるだけです。その人は何で上司に怒鳴られなければならないのか?と思っています。

むしろ仕事に振り回されて、支配されているのはこっちの方なのかも知れません。単なる個人で付き合うとその人のよさが見えてきます。今まで見えなかった優しさや仕事面では感じられない熱意が見えてきます。

かつ、彼の属する組織に欠陥がある場合もあります。トップが仕事に対する理解がない、推し進めようにも進まない環境に置かれていることもあります。

「罪を憎んで人を憎まず」という言葉があります。ビジネスだったら「落ち度を憎んで人を憎まず」と置き換えられるでしょう。確かに仕事が人生の全てではありません。

だから、「一社員のレベル=会社のレベル」と見るのも間違っています。会社もいろんな組織があり、そこにはいろんな人がいるということです。

ここ10年間の日本の凋落が話題になります。また、ここ10年でのしあがった世界的な企業も話題になります。それからすると日本人そのものが負けです。でも日本人一人一人の個人を見るといかなる国の国民よりもそんなに劣っているとは思えません。不幸な人生を歩いているとも思えません。凡庸な国になったということです。

心が会社や仕事にない社員をどう処遇するか?難しいです。辞めさせるか?育てるか?の議論になります。「放っておく」という手もあります。私はその3番目です。でも「放っておく」と会社への不利益も多いです。そうなると会社の経営が苦しくなります。

さあ、どうしたものか?昨夜は経営者2名の方々にそのよい方策を聞きました。答えは「相手が変わらないなら自分が変わるしかない」でした。やっぱりね、私の場合はスタッフを「組織人」で見るのを止めて「一個人(人格を有する)」で見るべきでしょう。過大の期待もしないし、失望もしない。





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2021年11月09日

まさにアート、ラムネ玉工場

昨日はひなたMBAフードビジネス部門人材育成プログラムプロフェッショナルコースに登壇いただく木村飲料木村社長と一緒にラムネ玉を製造している会社を見学しました。ラムネ玉を製造しているメーカーは日本に(ということは世界に)2社しかありません。

1社は昨日見学した松野工業(株)宮崎県門川工場ともう1社は福岡県田川市に工場を持つ会社です。この業界も分業が進んでおり、ここで作られたラムネ玉はキャップ屋と呼ばれる飲み部口製造容器会社に納品され、飲み口部のプラスチックに装着されて、ラムネメーカーに納品されます。

本体部(ボディ)部は専門のガラス容器メーカーが製造しています。昔はオールガラスと言ってラムネ瓶の中にラムネ玉が入って取り出せない容器でしたがそれは現在は製造されていなくて、今ある大正時代から戦前・戦後の昭和期に製造されたものは「お宝」になっています。

現在のプラスチックキャップは使用後はプラスチックとラムネ玉に分別収集されたリサイクルされます。

この会社は併せてビーズも製造しています。そのアイテムや数百種類に上ります。その精緻なこと、まさにアートです。一時中国に奪われたビーズ市場もその精巧さと色の綺麗さを評価され、日本の独壇場になりつつあります。

このガラス玉とビーズのガラス製造の窯は3年間休むことなく稼働します。よく製鉄工場で「高炉の火を消すな」と使われるのと同じで動き続けます。3年間経つと寿命が終わり、次の窯が稼働開始します。

何かの災害例えば水害等で窯の火が消えたら全て終わりです。そのためには同じ窯が準備されており、すぐに稼働できるように不測の天変地異に備えています。

ビー玉と言いますがB玉です。ラムネ玉はA玉のみを使用します。規格外品をB玉としてラムネ製造には使えないので子供用に遊び、女の子にはそれを潰しておはじきに利用したものです。

ラムネ玉は精緻を求められます。ラムネ玉A玉サイズは直径規格値が小数点2桁mmレベルで決まっています。サイズの規格値を大小0.05mm緩るめれば規格外品になっているものが使えます。

また、色もそうです。ラムネ玉A玉の色は透明か、青色に決まっています。しかし色付けの染料が残ると薄い青色のラムネ玉ができます。これもB玉になり、ラムネには使えません。

サイズと色の規格を緩めればラムネ玉の稼働率も格段よくなります。木村飲料の社長は「日本ラムネ協会」会長です。そこのところを陳情されていました。
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