2021年09月10日

業務工程表が作戦遂行表

一般的にメーカーマーケティングというのは商品を開発してそれを販売することです。ただそれだけです。「ただそれだけ」を難しい学問にしたのは学者と大企業です。

昔はクラフトマン(職人)がモノをつくっていました。それを大量生産、大量販売で機械がつくるようになり、価格も安くなり、金持ちも貧乏人も大衆全員が所有できるようになりました。現在のマーケティングとは「大衆化マーケティング」です。

一方で希少性や不自由さ、制約、不足でモノをつくるマーケティングも少しずつですが見直されてきました。当社のマーケティング業務はどっちかというとこっちです。

大衆化マーケティングとどう違うのか?基本的には同じですが、原料と売り方が違います。つくり方も違います。じゃあまったく違うじゃないか。そう言われれば違いますね。これ以上書くと私の講釈は学者先生よりも長くなるのでしません。いずれ本で書く日は近いと思います。

「制約」のマーケティングの仕事が増えて来ました。「小さな魅力」に着目する生活者が増えて来たからでしょう。あるいは工業製品に飽き飽きしている人が増えているからでしょうか?今年度はそういった小さな魅力を商品開発して発売する仕事を多く、受注しています。

ではそのマーケティング手法は大衆商品、大量販売商品を開発するのと違うかというと同じです。

最近、その手順を当社若手に教えています。まず、工程表(発売までのスケジュール表)を作ります。最近はデータ化で紙を使いませんが、私はA−3か、Bー4の大きな紙1枚にまとめます(この工程表を頭の中にしまっているので意思疎通のトラブルが起きます)。

縦軸にやらなければならない業務を項目ごとに書きます。横軸には完了までのタイムスケジュールを書きます。その場合、仕事ですから納品日が決まっています。3月中旬だとすれば1ヶ月余裕を持って2月中旬にします。

縦軸の項目ごと業務に沿ってこの業務はいつまでといった期限を表わす矢印を引っ張り、その下に1つ1つの具体的な業務を書き込み、完成までの工程図を作ります。これが書けるようになればマーケッターや商品企画者と呼ばれる人は一人前です。

途中、いろんな障害が起きます。そこで中断と業務はストップします。そんな場合は横軸項目の他の業務を進めたりしながら、全体がストップしないように心がけます。他の業務をやっているうちに業務は関連しているので中断している業務項目も動き出したりします。

何もスケジュールの日程の前からやる必要もありません。後ろからやるのもよいです。ある場合は片付けやすいものからやるのも手です。要は大きな流れを止めないことです。そして期日までに仕事を完了すればよいのです。

書き込んだ各業務項目はやっているうちに修正加筆してびっしり書き込まれるようになるとその仕事は進んでいると言えます。そして終了した業務には終了の印を付けます。

また、始めに業務を書き込む時にその協力者やパートナーの顔が浮かべばベストです。その人とコミュニケーションをよくして、力を借りながら進めればよいのです。そうやって工程表を肌身離さず持ってそれを場合によっては修正しながら発売までこぎつけたものは本当のマーケッターです。




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2021年09月09日

自分が食べたいものを開発する

忙しくて拙著「農と食ビジネスへの転身」のことは忘れていましたが、出張から帰ったら何冊か注文が来ていました。大変嬉しいです。この本に登場する唐澤さんは社会福祉法人に勤務してから農業に参入しました。

その唐澤さんの知り合いで就労継続支援B型を経営する社会福祉法人WのEさんと知り合いました。Eさんが食品加工場をやりたいということで相談が来ました。ご両親が福祉法人を経営しており、40歳のEさんが現場で施設を動かしています。

昨日、第1回目の打ち合わせをしました。自らペーパーを作って来て当社にプレゼンしてくれました。食品加工場設立の理念や目的を読みました。非常に勉強になりました。私、この歳にして眼からうろこです。

当法人が加工施設を作る意義「障がい者が食品加工に慣れることで自炊する能力を身に付け自立に導く」、「農産物の加工を福祉施設が担うことで農家の人出不足、労働力不足を補う。農福連携」

大前提として「当施設の利用者ができる仕事であること」、「利用者のできる仕事を増やせるものであること」、強みは「単純作業・反復作業を厭わない」、「手間暇を惜しまない」、「利益追求の優先度が低い」

作りたいものの中にはこう書いてある箇所があります。「社会的弱者の食生活改善に寄与できるもの。(運動不足。食事補助ヘルパー不足。こども食堂。一人暮らしサイズ)」、「美味しいもの」、「安全なもの(化学調味料、保存料不使用)」「健康なもの(野菜、糖尿病、カロリーへの配慮)」と続きます。

自社経営のレストランを閉めてから、また非常事態宣言で外食店もやっていないので私自身、自炊生活です。望んでいる食品は上記に書いてあるそのままです。

地方出張した時にまとめて宅配便で自分に送ります。根菜類はともかく葉っぱ物は消費期限が短いです。買う時に1週間のメニューを考えては買わないので、宅配便が届いて冷蔵庫に入れてから献立を考えます。結構、ストレスです。

葉っぱ物は仕方ないとしてきゅうりやなすやいんげんやトマトやねぎやにらや等は1次加工して冷蔵庫に入れて、必要な時に使用できればよいと思います。根菜はそれができますが、これらの野菜の下準備は難易度が高いです。

これらを必要な時に料理にすぐ使える1次加工品、商品があれば助かります。いっぱいあるでしょ。でも冷凍食品です(私はチルドか常温保存が欲しい)、食品添加物まみれです、原料が外国産です、容量が半端じゃないです。(もちろんそうじゃないのもありますが少ない)

要冷蔵で1〜2週間、日持ちすれば助かります。私はこんにゃくをよく食べます。こんにゃくはこんにゃく芋でつくるので農産加工品です。しかも賞味期間がそれこそ1〜2週間(1ヶ月以上のものもある)です。非常に便利な食品です。しかも味がないので、くせがない、飽きない、毎日食べてもオーケー、ダイエットになる。すべての食品がそうなってくれると自炊、家庭内食は進むでしょう。

自分が食べたいものを開発する。Eさんと話して改めて原点に立ち返りました。

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2021年09月08日

引っ越しは最大の経営戦略

事務所を移転してもうすぐ1ヶ月になります。移転してよかったとみんな言います。かわいい5階建てビルを丸ごと借りました。「まあ、景気のよいこと」と揶揄されそうですが、銀座で経営していたレストランとキースタッフ社のオフィスを合算した家賃から比べると格段コストダウンです。

ビルの全棟一括借りは大家さんも助かるのでしょう。今回の引っ越しは当社社長のヒットです。さらに今後は1階と2階に食品加工場も移設するので現在松戸にある食品加工場の家賃もなくなります。

何がよかったか?気分一新です。銀座のレストランを閉めた時はコロナの影響とは言え、撤退戦略は精神的に参ります。お店の開業から撤退までほぼ一人でやり切ったスタッフは今は新業務をしていますが、この経験で成長しました。その教育料と思えば安いものです。

現在、事務所機能は3階です。スタッフは7名しかいないのでワンフロアで充分です。今回レイアウトは真ん中に社長と副社長を配して、それを取り囲むように壁面にスタッフが張り付きました。

スタッフ5名は椅子を回せば全員と話せます。これでコミュニケーションが一気によくなりました。みんなの距離が近くなりました。また、4階は今のところ会議室にしました。仕事場と会議の場を分けたのも仕事に支障をきたさないので大変よいことです。

トイレも2階が女子専用、4階が男子専用にしました。トイレに行くには1階上に上がらなければなりません。かわいいビルなのでエレベーターがついていないので階段の昇り降りをしなければなりません。

これが実に体にいいです。会社を出て自宅に戻ると腿やふくらはぎの下肢部がパンパンに張っています。実によい運動になります。私は早朝、出勤するので4階で1時間ほど空手の稽古をします。これも新事務所でスペースがゆったりになり、思う存分できます。

気分一新の効果が全員に出ています。会議の議論に積極性が出て来ました。このビル全フロアをフルに活用するというのがみんなの頭にあり、いろんなアイデアや戦略がどんどん出て来ます。攻めの発言が増えて来ました。

正直、「気分一新」が人間の頭脳と行動にこんな変化をもたらすものとはこの年齢まで気が付きませんでした。企業が成長段階で自分の巣を変えて行くのは単なる手狭になったからではなく、こういった効果があるのかと思い知りました。

私の住まいの1K長屋の前にもかわいい神社があります。早朝から柏手が聞こえます。このビルの隣にもやはりかわいい神社があります。よく清掃されています。ここでも早朝から柏手が聞こえてきます。いいところに引っ越しました。

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2021年09月07日

食品メーカーを目指す学生へ

4日(土)の宮崎県ひなたMBAフードビジネス部門のキックオフセミナーで主役が登壇の主役は起業家でですが、私もパネルディスカッションでコメンテーターで出ておりました。そこでモデレーターからの質問です。

味を決めるのはどうするか?基本的には開発者がこれでおいしいと思った味にすることです。大企業は客観的なデータが欲しいと言うことで5点制試食評価をします。すると非常に美味しい5点と非常にまずい1という答えた人がいてその平均点は3点になります。

その3点の味で発売したら売れません。なぜならスコアは3点になりますが、3点の味がよいと言った人はいないので。だから味は開発者が自分で決めるのです。それができなければ食品開発をしない方がよいです。

次の質問、行政等の補助金等で作った食品加工場が大規模過ぎてほとんど稼働していない実態がありますがどうすればよいか?元来、食品加工をいきなり始める人はいなくて当初は手づくり等でやっているのが好評でそれならと行政やJAが食品加工場を建てます。

日本の設備メーカーはその規模が大き過ぎます。つまり大食品メーカーしか視野にないからです。手づくり段階→半自動化段階→自動化ライン段階の段階の順次拡大移行の発想がないからです。いきなり全自動化の大規模食品工場など現れません。

ヨーロッパはクラフト商品が多く、例えばクラフトビール、クラフトハム等職人の世界が存在します。それでヨーロッパには半自動化の設備がたくさんあります。その考えを日本の設備メーカーが導入できるかどうかです。

受講者に大学生も多かったので食品メーカーへの就職を希望している学生さんはそのために何を勉強すればよいか?商品を手にしたら表のパッケージデザインやコピーにばかり関心を示さないで裏の一括表示をしっかり頭に入れること。

品名、原材料名、食品添加物名、原料原産地、賞味期限、内容量、栄養成分、製造者、販売者が明記されています。これがこの会社の企業戦略です。それを読み取る能力を持つことです。そして自分の考えに合う企業を志望すればよい。テレビで宣伝して、スーパーで特売している企業など入社してもつまらない。

魅力的な食品メーカーとは?食品メーカーを志望する学生は安定志向が強いと言われます。逆でしょう、フードビジネスこそベンチャーです。常に新たな発想、コンセプトを世に問うていくような野性味のある企業と人材が求められているのです。

コロナに負けない基礎体力のつく食品や免疫力のある食品を世に出して欲しいです。

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2021年09月06日

身も心も常に現場に置く

ある企てを行おうとする時、自分の身、気持ち、頭は現場にないといけないと思います。企てという言葉が物騒なら企画でもよいです。そして実行する時は自らが現場にいて自らが陣頭指揮を執ってやるべきです。

企画を立案する時は色々考え、構想を練り、成功するように計画して行きます。その間、必ず難局と思われる障害、困難箇所が想像できます。そんな時はそれとなく頼りになる友人、知人、スタッフに意見を求めます。うなずけるものは採用し、そうでないものは取り入れません。

企ては事前に漏れない方がよいです。誰かが予め知っていたとわかると協力を得るべきスタッフや友人・得意先等が親身になって動いてくれないので。公表する時は平等に一斉にでなければなりません。

決まればゴーです。ゴーも周到な用意などできるわけがないのである程度の未確定部分を持ったまま始めるので当然途中つまずきます。つまずきも想定内です。しかし、やると決めたのだから修正しながらやります。やり通します。

仕事もそうです。自分の身と頭は現場に置いておかないとだめです。ほうれんそうと言います。報告、連絡、相談を密にして現場の状況を常に上層部に伝えると言うことです。部下の役目はそれで十分ですが、トップはそれではいけません。

自らが現場に身を置いていなければ事は成りません。シーザーが自ら書いた名著「ガリア戦記」を読むとやがて皇帝になるシーザーも7年間はるばるガリアの地に身を置き、ガリア人との戦いを行っています。

皇帝になるのもクレオパトラとの出会いもずっと先のことです。シーザーが一番魅力的なのは若き日のシーザーとガリア戦記のシーザーです。日本でもそうです。信長も秀吉も西郷隆盛も人生の大半を現場、戦場に置いています。

仕事も現場が先生であり、現場にいなければ指示できません。現場にいれば対立の立場、売り買い、発注者・受注者の立場にあっても苦楽を共にすればお互いの友情、信頼感が芽生えます。

対立の立場はやがて一体、融合、協力の心が生まれます。その時にビジネス、商売はなります。とにかく、現場に行ってこっちの言い分ではなく相手の言い分、気持ちに耳を傾けることです。

何も情報が入って来ない奥の院にいて、現場の声を聞こうともせず自分の延命だけに執着していた哀れなピエロを我々の反面教師にしなければいけません。


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2021年09月05日

ゆっくりしたしゃべりと優先順位

昨日はひなたMBAフードビジネス部門のキックオフセミナーでした。今年度はコロナの影響でオンラインのリアル配信で行いました。200名近い方々が受講しました。

総合司会は伊豆謡子氏にお願いしました。基調講演は群馬県の菓子メーカーの専務に会社所在地の高崎市からオンラインで行いました。事例発表等はシーガイヤに一堂に会し、昨年のMBAフードビジネス部門受講者椎葉屋昌史氏と早川みそしょうゆの早川薫氏が行いました。

最後のパネルディスカッションのモデレーターははみやざきフードビジネス相談ステーション長柚木崎千鶴子氏にお願いし、基調講演者、椎葉氏、早川氏と私が主催者ということで参加しました。

椎葉氏は昨年のひなたMBAフードビジネス部門「MIYAZAKI FOOD AWARD 2021」で「九州山蕎麦」がグランプリに輝きました。その時に早川みそしょうゆも「みそパウダー〔umami ・so〕」で応募しましたが、書類審査で落ちてしまいました。

その「みそパウダー〔umami ・so〕がヨーロッパで火が点きました。イギリス、ドイツで日本食に欠かせない話題の調味料になっています。日本では粉末みそというと単なる粉末みそ汁を連想します。そのせいか?商品自体を審査されることなく、書類で落選でした。

こんなことは食品に限らず、よくあります。商品が凄すぎて審査員が評価できない等です。シドニーオリンピック柔道決勝戦宮崎出身の篠原選手がかけた返し技「内股透かし」を審判が知らずに一本にならずに篠原選手は敗れてしまいます。

最先端を行く技術というのが凡人に評価されるのには年月がかかります。しかし、ヨーロッパでは「みそパウダー〔umami ・so〕」が受け入れられました。なぜならみそに対する固定観念がないからです。

椎葉さんは「九州山蕎麦」に続き、バターサンドが大人気です。そばとスイーツ、二刀流の大谷選手並みの才能です。

宮崎県民は自嘲気味に「宮崎県はよい原料はあるけれど加工する人材がいない」言いますが、椎葉さんのような人材と早川さんのような人材の両タイプがいるのが宮崎県の凄さなのです。

二人とも事例発表の前に緊張していたので人前で話すコツは2つ。1つは「ゆっくりしゃべること」もう1つは「言いたいことの6割が聞いている人に伝わればよいと思ってしゃべること」とアドバイスしました。二人の発表は実に分かり易く立派でした。

総合司会の伊豆さんのしゃべりも聞いているとそうです。早口でしゃべれるのにゆっくりしゃべっています。1つ1つの言葉を大切にしゃべっています。まさにしゃべりの極意です。

モデレーターの柚木崎氏も名進行でした。1時間しかないパネルディスカッションで詰め込みたいことはたくさんあるのを優先順位をつけ、スムーズな進行の流れを作り出し、聴衆者に聞き易く工夫していました。

偉そうなアドバイスをした私も実践しなきゃとゆっくりしゃべりました。それで最後のたくさんのメニューのカリキュラムも聴衆者の方々にちゃんと伝わっていればいいなと思っています。フードビジネスに関心のある宮崎県民であればだれでも受講できます。奮ってご応募ください。





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2021年09月04日

農業に没頭するとコロナも忘れる

昨日、2年ぶりくらいに旧知の社長と会食をしました。地元空港だけでなく、14ヶ所の空港売店で商品を販売している特産スナック菓子メーカーの社長です。コロナ直撃である月は前年対比1%まで売上げが落ちたそうです。

今でも主力事業はずっと低空飛行を続けています。最大のピンチを思いきや、昨年度の会社の売上高は前年対比98%だったそうです。主力スナック菓子製造に加え、大学食堂と企業の社員食堂を受託して経営していたのと道の駅スタイルのロードサイド店舗も経営しているのでそれらの売り上げはむしろ上がってほぼ前年並みをキープできたそうです。

しかし、会社の最大の利益源のお土産菓子が低迷したので初の赤字決算になったそうですが、今年度は黒字復活という事です。この会社はもともとホカ弁スタイルの業態から発足しているので配食サービスはお手のものでそれが身を救ってくれたと言います。

さらによかったのはこのコロナ騒動が始まった頃、ちょうど農業法人を立ち上げようとしていたことです。主力スナック菓子の原料のごぼうが相場と出来高で仕入れ値が乱高下するので自社で農業を開始しました。

当初はいちご栽培から始め、今はとうがらしの栽培面積も増やしているそうでこのとうがらしも自社スナック菓子に利用するためのようですがとうがらし単体で販売しても結構な売り上げになるそうです。

元々は東北の農家の出身で弁当屋になったけど家業を継いでいれば百姓をやっていたと言います。農業技術は県の農業大学校と連携して学んでいるそうです。農業は魅力があり、農業に没頭していると主力ビジネスのコロナ低迷も忘れてしまうほどだと言います。

政権が倒れました。私利私欲で政権を取り、無策のまま何もできないどころか、国民を困らせるようなことばかりして、自爆しました。この人も東北の農家の出身です。それこそ実家はハウスいちご農家だったそうです。

いつから政治という魔物に取り憑かれたのか?いつから政治に欲が出たのか?わかりませんが何の企画力も構想力もなく、法律立案もできませんでした。雪国から都会を目指し、出世することだけを人生の目標にした人の哀れな末路です。

政権が変われば経済活動も活発になるでしょう。また、県境をまたぐなとか、何の対策にもなっていないPCR検査やマスク着用等迷信レベルの策に膨大な国民の税金を乱用するのも見直されるでしょう。それより何より、病院やクリニックがコロナ患者の診察、治療を始めることです。

この暗愚の総理が自ら行った決断は辞めることでした。それが功績といえば功績です。



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2021年09月03日

こんな時こそ新しいことを

名経営者とは1つは先見の明があり、先読みしてビジネスチャンスと掴む能力と2つ目は危機をかいくぐってピンチから抜け出る力を持った人を言います。その点ではトップの下で番頭として2番手、3番手で生きて来た人は突破力がなく、危機や難局には弱いと言われます。こう書くとあの人を連想します。

まあ、当たっているだろうけれどこの「コロナ危機」は前者タイプにも後者タイプにもわかりません。予測不可能です。毎日、現場を歩いて経営者と話しているとみんな悪戦苦闘しており、高笑いしている人などいません。

いろんな手を打っていますが大きな成果が出ているところはありません。試行錯誤の真っ最中です。でもいろんな手を繰り出しているのは事実です。補助金、融資を活用して何とかして生き残る方法を探しています。

うまく行かなければ借金の返済もできなくなり、倒産、債権放棄等考えただけでもゾッとする結末が待っています。でもその時は自分だけではなく大方みんなそうです。みんな倒産、破産の運命にあります。

一時は巣ごもり現象で家庭内食を売っているスーパーや食品メーカーは史上空前の売り上げを上げていましたが、それに浮かれていた企業は今年辺りから元に戻り始めると逆に前年割れに入っています。

これから潰れる企業はコロナの直接打撃ではなく、コロナが起き、巣ごもり特需が来ていた好調企業です。その間に調子こいて、次の手を打たなかった企業は間違いなく危機に晒されます。コロナ不況の後半戦が始まるわけです。

経済学者の楠木建氏が「コロナ危機」ではなく「コロナ騒動」だと言っています。さすが一流学者は言葉の使い方が的確です。経営者の多くは「コロナ危機」と思うか、「コロナ騒動」と思うかでずいぶん精神的に違います。

「危機」だといかなる手を打っても生き残れないかも知れません、しかし「騒動」と思えば辛抱していればじきに過ぎると思えます。「嵐の中でも時は経つ」です。こうなると気分が楽になります。

だからこの際、今まで忙しくてやれなかった新事業等を立ち上げてみようとか新商品にチャレンジしてみようとかむしろ今までやりたかったことに挑戦して見ることです。

経営者の仕事はそれで十分だと思うのですが、他にやることがありますかね?さらにしっかり、補助金と融資を利用すること。


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2021年09月02日

まず生産現場を学ぶことから

農業体験ブームです。この5月6月の田植えシーズンは田植え体験のイベントや催し物が各地で行われていました。しかし、農家がそういった田植えをすることは実際はあり得ません。田植え体験で行われている手植えは昭和40年代前半にほぼ消滅しています。

農家自体が田んぼはあっても自分で耕作しているのはわずかです。ほとんどが米作専業農家に生産を委託しています。というより田んぼ自体を預けて田植えも収穫も水田管理をやってもらっています。

そして1反(10アール)の出来高7〜8俵(1俵=60kg)程度に対して農地所有者は1俵(60kg)程度を受け取ります。だから生産物の大半は耕作してくれる農家の取り分になります。

私の実家だと2町弱の田んぼを米専業農家に耕作してもらうと1000kg程度の米を受け取ることになりますが、老母がそんなには食べ切れません。その後はどうしているのか?一度母親に聞いてみたいです。

実家みたいな近くに田んぼを作ってくれる農家があるところは幸いです。里山や中山間地域にある一区画が狭い田んぼは耕作放棄田になっています。一度、耕作を止めた田畑は再び生産を行うのは至難です。そのまま森林に戻ります。

当社は今年度、農水省中山間地域所得確保事業を全国の7地域で行っています。中山間の狭い農地に付加価値を持つ作物を栽培して中山間農家の所得を確保する事業です。7地域のうちの3地域はいわゆる米麦といわれる穀物で所得向上を図ります。

狭くて農作業が至難な中山間地域では平場と同じ作物を作ったのでは採算に合いません。そこで候補に上がったのが1地域は赤米・黒米です。また1地域はもち麦等の雑穀です。さらに1地域はスペルト小麦と呼ばれる古代からヨーロッパにある小麦です。

米が過剰なのにまた穀物を生産してどうする気か?といわれそうですが、米の需要が減退する中、これらの穀物は需要が旺盛なのです。特に健康志向からか?美味しいからか?希少性からか?その穀物の機能が評価されています。

ただし、見慣れぬ作物なのでどうやって食べるか?これを食べるとどんなメリットがあるか?どんな商品にすれば生活者が受け入れてくれるか?また調理法はどうするか?等マーケティング上の課題解決(というより魅力)のシナリオを作っていきます。

この事業のために当社の若いスタッフを農家に鍛えてもらう意味もあり農業現場に入れます。私は農家出身なので農作業がまだイメージできますが若いスタッフはみんなほぼ初体験です。

雑穀の作付け、スペルト小麦の作付け体験など滅多にできるものではありません。こういった体験を経てどうやってこの作物に付加価値をつけるかを学ばせたいと思っています。手植えの田植え体験など農業といえるのかしら?(おっと言い過ぎました、農家のせがれに免じてお許しを)
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2021年09月01日

お客様はマスではなく個である

「あの人は気が利いている」というのは仕事に関しては最大の誉め言葉です。反対で気の利かない人は仕事ができない。「気が利いている」ということは1つは「仕事が丁寧である」のともう1つは「調整力に長けていることだ」と思います。

その前提として「新規の構想企画力がある」と言うのも必要です。でも構想があっても実行しないと成功しない。成功のために必要なのはこの2つ、要は「気が利いている人」が成功しています。ここで成功すると言うのは有名になると言うことではなく、起業や無から有を創る商売で成功するという意味です。

「仕事が丁寧である」ということは仕事のできる人は仕事を細部まで考え、いろんなパターンを想定して、この仕事に関するあらゆる必要事項を丁寧に作り上げて、かつ実行し、解決して行きます。決して、飛ばさない、ごまかさない、手を抜かない。

かつ、それをお客様の規模で差をつけたりしません。1個買うお客様も1万個買うお客様にも平等に細部に亘り、気配りして応対します。大ロット販売している人が少ロット取引を馬鹿にします。こんな細かい商売はやってられないって。でも大ロット販売で儲かっている食品業者を私は知りません。

JAもホールセラーも巨大量販店もすべてほとんど瀕死の状態です。瀕死の状態のところにものを売っていい気になっている人の気が知れません。

今まで見えなかった小さな業態、こだわりのカフェ、小規模のこだわり青果店、体に優しい材料を探している小規模老人ホーム、年1回でも旬になれば必ず注文するネットのお客様等と絆を作った人が生き残っています。お客様はマスではありません。個です。一人一人の心を掴んでこそ商売は成立します。

もう1つ「仕事のできる人は調整力に長けている」です。人との付き合いが上手です。嘘、方便、お世辞に長けているのではありません。また、ぼろを隠すのに長けているのでもありません。嘘をつかない、正直者、今できる範囲でできることを最大尽くす等こういった人は策を弄しなくても相手を動かす力を持っています。

ここからたとえが悪いですが、日本の政治が質が落ちたのはなぜか?どぶ板選挙で一人一人の有権者の眼を見て、話をして、それを実行する政治家がいなくなったからです。タレント出身の有権者をマスでしか見ていない政治家ばかりになったからです。

マスすら見ていません。テレビに対して頭を下げ、手を振っている輩ばかりです。かってある政治家が言っていました。自分が訪問して、握手して、話した人以上の数の票は出ないと。


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2021年08月31日

仕事と趣味の一致が究極

「真実は1つ」なのか「ダブルスタンダード」があるのか?はたまた「答えはたくさん」なのかよくわかりません。しかし、世の中は「答えはたくさん、人生いろいろ」で生きていた方が楽しいです。

最近超忙しいので平日は仕事、仕事です。ついに昨日は朝食、昼食抜きになりました。最近ダイエットを試みている私にとっては千載一遇の機会でした。忙しく駆け回る中、「今日は何キロ痩せられるか」楽しみでした。

結果は朝と夕の体重減は800g、「なんだこれっぽっちかと思うか」、「こんなに痩せたぞ、あと3食抜けば60s台に突入だ」と思うかです。そう簡単には行きませんが、昨日の一日の最大の成果は体重が「800g減った」ことでした。

では仕事の方は大丈夫か?ここではリアルに書けませんが、昨日は仕事でも嬉しい話でした。来年度の見通しにつながるもの、直近の売り上げにつながるもの2つの案件でした。

多忙になり、移動もかってのように増えて来ました。車中でWI-FIつなげてネットばかり見ていたのでは残された人生がもったいないです。それで今週、持ち歩いている本が2冊。

1冊は「仙骨姿勢講座」(高松始史著:BABジャパン)もう1つは「Dr Meエッセンシャルオイル個人スタディガイド」(ドテラ社)です。

前者の仙骨本は2年前に読んでそれほど理解できませんでしたが、その後「仙骨」という言葉を空手を通してよく耳にするようになり、段ボール箱を探したらまだ捨てずに出て来た時は感激しました。

中村天風本に「ケツの穴を締めて、肩を落として、お腹にぐっと力を入れる」と書いてありますが、「ケツの穴を閉めて」行動することなどできないと思っていましたがこの本で「仙骨を立てよ(締めよ)」で理解できました。それから「仙骨を立てる」を意識する姿勢を行うとあらゆる体の動きが力あるものになります。

後者の「エッセンシャルオイル本」はエッセンシャルオイルはフランキンセンスやミルラのように高価な原料も使われていますが、一方でジンジャー、レモン、レモングラス、オレンジ、バジル、セロリシード等我々の身近にある果樹や野菜が使われています。

読んで行くとその効能がよくわかります。最近、ある地域がジンを製造したいと言って来ました。酒税法で財務省、国税庁の管轄なのでハードルは高いですが、「特区」の手もあります。

しかしそれより何よりジンは原料にジュ二パーベリーが使われていないとジンと言えないことを知りました。ジュ二パーベリー?これもアロマ本には普通に載っています。早速、購入して使って見ます。

そんなことを車中でしていると楽しいです。仕事と趣味が一致するのが一番いいです。
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2021年08月30日

メモしない人間は信用するな

忘れるのが恐いのと人様がくれる情報は宝であるの2点から私はメモ・ノート魔です。何のためにメモしているかというと記録というよりも頭が悪いので叩き込むためです。我が国では頭のよさは大学受験を見るとわかりますがただただ「記憶力」です。数学も化学も物理も記憶力だそうです。

それに相当劣る私は忘れる「恐怖」からメモ・ノートします。新社屋に引っ越しして整理していたらいつも私が持参している片面A-4サイズノートが50冊近くありました。あった一番古いので平成29年くらいですから1年間に10冊ノートしています。それ以前の廃棄していないはずなのでどこかにあるのも探すと膨大です(たぶん私の自宅にあります)。

かつ、小さいメモ帳も持参しています。これも50冊くらいありました。これもこの直近の5年間分だけです。毎日空手の稽古をすると忘れないように気づいた事をメモします。これも片面A-4サイズノートで30冊近くあります。

メモ魔になってもう四半世紀は過ぎています。頭が悪いからメモする、自分のメモリー容量が少ないので外付けのメモリーを使っているようなものです。

最近、数か所で同じ仕事をすることになり、混乱しないようにそれぞれノートを作りました。これを目的地ごとに抱えて出張すると相当のノートの数になります。重くて、重くて。

そこでスタッフからiPadのGoodNotesを勧められました。スタッフから基本操作を2時間足らず指導してもらい使い始めました。最初は相当の副反応を覚悟していましたが、元々メモ好きなせいか、先週の木・金曜日から使用していますが手書きノートと同じ調子で使えています。電子ペン入力のGoodNotesだとノートを取るのと同じです。

人様の前にノート型パソコンを置いて話をしながら、聞きながらメモしている人がいますが、失礼です。相手の眼をみていない。画面ばかり見ている。相手も同じことをしたらそれこそわざわざ会わなくてオンラインでやっていればよい。

それでもこの人達はパソコンに入力するからまだマシです。最低なのはノートを取らない人です。頭がよくて頭のノートに入っているならまだしも頭の悪い人ほどノートを取りません。

この人達は約束を守りません。それ以前に約束をしたとも思っていません。あとであの人に電話した?と聞いてもまず電話していません。これで間をつないだ私は信用をなくします。

一方で左手甲にボールペンで何か書き留めている人がいます。こういった人は私は信用します。忘れないように目の前にメモ帳がないので借りたボールペンで手の甲に書いています。立派です。
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2021年08月29日

ゆっくり食物を嚙み尽くす

人間はなかなか成長しませんが年齢が解決してくれることも多いです。1つはすぐ激情に入り、感情をあらわにするこの性格です。これについては昔は何でわかってくれないんだろうと激して説得、誘導、時には恫喝、時には卑屈なまでの下手に出ていました。

が、最近は「どうでもよい」になりました。縁がなかった、相性が悪いと思えるようになりました。はだかる障害を越えてまで相手を説得し、こっちの言い分を通そうという気がなくなりました。そうなると心が乱れることがなくなり、精神的に調子がよいです。心の姿勢は「戦わない」です。

次は肉体的な話を。ちょっと肥満になり、中性脂肪が増加傾向になり、最近、ダイエットを試みています。人生4回目のダイエットです。過去3回は10s以上瘦せたので効果がでましたが、難行苦行でした。

歯を食いしばってやりました。働き盛りだからもし自分が倒れるようなことがあってはいけないと悲壮な覚悟でやっていました。でもそれではリバウンドします。60s前半と70s中間の行ったり来たりです。

さて、70歳を3年後に控えた老人のダイエットをどうするか?1つは野菜を多く摂るです。そして炭水化物系の〆の飯を止める。でもこれは過去と同じです。過去と同じことをやっていたのでは私も成長がありません。

今回はよく噛むを取り入れました。同じ量を食べるのに3分で食べたのと5分で食べたのでは幸せ度が違います。3分で味わう喜びを5分間に延ばせば2分間幸せ度が増します。元気に長生きも神髄はそこにあります。

食べる量は食欲の満足度で決まると思います。早食いは最後まで食欲が満たされません、もっと食べれる。もっとおいしいものがある。他の料理も注文したい。満腹中枢がどれだけ食べても充たされません。

よく噛んで食べると食べるのに時間がかかります。しょぼしょばじいさんがしょぼしょぼ食べている光景を連想してください。あれです。しょぼしょぼ時間をかけて食べる。すると長く噛んでいるだけ少量でも食欲幸せ度は充たされます。1個の飴を時間をかけて舐めると思ってください。

今回のダイエットはこれで行きます。2年前に幸いなことに15年付き合ったインプラントを外して、装着式入れ歯にしました。よく噛まないと消化不良になります。

量を無理して減らすのではなく、カロリーの低い食事をするのではなく、口の中に入れた食材の味覚をすべて味わい尽くすまでゆっくり噛んで食べることにしました。途中で飲み込まない。

しょぼしょぼやっていると食事だけではなく、すべての動作がしょぼくなります。動作が遅くなります。これぞ狙いです。「ゆっくりした行動」ができるようになります。

猫背で下を向いて足先から着くせかせか歩き。歩いている時は人を追い越すのが目的とばかりに速足でした。最近はほとんどの人に抜かれます。

そのポイントは正中線(体の真ん中の背骨を連想させる線)をぶらさないで両腰、両肩を外に張って歩くとゆったり歩けます。ダイエットは自分の姿勢、動作ペースを変えることで可能になります。



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2021年08月28日

業界の固定観念に縛られない人材

先週の木曜日金曜日は関西を訪問しました。1つは今年度の農水省中山間地域の仕事が動き出したので当社スタッフを連れてスタートライン打ち合わせのためです。もう1つはその地域に当社が宮崎県から受注している「ひなたMBAフードビジネス部門」の人材育成プログラムのセミナーに講師でお願いしている2人の方との打ち合わせです。

後者の講師は2人とも女子経営者です。1人は杉岡雪子さんで彼女については拙著「農と食ビジネスへの転身」で取り上げています。もう1人は小西製麺所専務の小西裕子さんです。

昔、コンサルを始めた頃、私のセミナーの受講者や関与した企業の経営者にセミナーに登場してもらえる日が来れば嬉しいなといつも思っていました。あれから30年経過しましたが確実に生徒たちは立派な経営者になっています。

小西裕子さんはお嫁に来てから素麵業界とのかかわりができます。素麵メーカーの嫁いだわけです。当時は義父と義母が経営者でご主人さんは製造担当者でした。

本道に面しているのに会社(製麺所)は看板もない製造するだけの素麵業者でした。製造したものは全品素麵組合に出荷して、組合が「三輪そうめん」の紙を巻いて統一ブランドで販売していました。

そのやり方を素麵業者はだれも異を唱える人はいないし、共存共栄の世界にありました。裕子さんが家業に関与するのは義母の経理関係の書類や伝票をパソコンでデータ化してあげてからです。

彼女はせっかくロードサイドの好立地にあるのに看板もなく、販売も頼まれると販売するする程度のやり方を不思議に思い、製造所を店舗&製造所に建て替える提案をします。

店内は見事にショーウィンドーの役割をしています。素麵業界の奥は深く、我々一般消費者には難解な品質等級づけを分かり易く説明できる売り場にしました。また、素麵の細さと等級付けの意味合いも一目でわかるようにしました。

その頃、奈良県商工会連合会が主催したセミナーに夫婦でやって来ました。そこで私が見たのは卑弥呼素麵、何と全粒粉の素麵でした(なぜ卑弥呼ブランド?立地する桜井市に箸墓古墳があり、そこが卑弥呼の墓に比定されているからです)私が関心を持ったのは「全粒粉素麵」です。

次に彼女が私のところに現れたのはお湯を注ぐだけの「素麵のカップ麺化」です。「大量発注しないとどこも受託してくれないんじゃないの?しかも素麵の茹で時間はカップ麺の待ち時間よりも短いしニーズはあるのかしら?」と言うと「秋田県湯沢市稲庭うどんの地に少ロットでやってくれるところがあります」とのこと。

これも見事に商品化され、当初、カップラーメンに比べて価格が高いのでと心配しましたが快調に売れており、昨日は私も6個買って来ました。

そんな業界の固定観念に縛られていない人材の育成が必要です。それで彼女に講師で登場してもらいます。義父・義母は90歳で今も元気だそうで、もう一切経営には関与せず、ご主人と裕子さんに任せているそうです。これが本当の親孝行です。
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2021年08月27日

まず自分をさらけ出せるか

5年前に代表取締役を退いて無役で通して来ましたが、5年ぶりに名刺に肩書きを付けました。経営陣にカンバックするのではなく、「営業本部長」といういささかコンサル会社には似合わない肩書きです。自分の人生においても食品企業の社員だった頃を入れても名刺に「営業」と書いたのは初めてです。

一線を退く時に経営陣は若返りました。経営には口を出さないでやって来ました。しかし、スタッフ、若手に仕事を教えたろうか?と不安になって来ました。なぜ不安になったか?下り坂の会社の業績を見てそう思いました。

若手もそれぞれの持ち場の仕事は真面目にそれなりのレベルまで成長して来ました。しかし、それはあくまでもクライアントから仕事をいただいてからの業務です。しかし、新しいクライアントをどう開拓するか?そのクライアントからどうやって仕事をいただくか?はそういえば教えていません。

「鳥巣研二は業界の人が名前を知っているから」とよく言われますが、それで仕事をいただけるのはほぼゼロです。クランアント特に当社の場合は都道府県、市町村の担当者やトップに「この会社を使ってみよう」という気になってもらわなければなりません。

仕事をいただく秘訣は私も自分の講演でもほとんどしゃべりません。隠しているわけではありませんがそんなものお金をいただくほどのノウハウではないと思っているからです。

あえて書けと言われると私だけが持つノウハウでもなければ、私が食と農に秀でた技術や知識や経験を持っているからでもありません。まず、相手に対して自分を知ってもらうことです。初対面の10分で波長が合うかどうかです。

話の中身は何でもよいのです。人生観やライフスタイル、生活感、歴史観、生い立ち、趣味、失敗談、恋愛観等の話題で自分をさらけ出して相手がそれに興味を示すかどうかです。そこで波長が合わなければうまく行きません。なぜなら相手がこっちを認めていないから。

それでこれから新規案件や受注した仕事でも最初からスタッフを同行させることにしました。今まではいただいた仕事を会社に持ち帰り、担当者に説明してましたがそれを止めます。クライアントの担当者と当社担当スタッフとの直パイプを作ることしました。

担当者を連れて行けば先方がうちのスタッフを気に入ってくれるかどうかもわかります。相性もわかります。いわばお見合いです。そのためには当社の若いスタッフも仕事のスキルよりもまず人間としての魅力を身につけることが大事になります。

若手を育てるということはそういうことだとわかりました。昨日ある村にある事業の打ち合わせの第1回で行きました。通常だと私一人なのですがいきなり担当する若いスタッフを2名連れて行きました。そして大いにしゃべらせました。先方は大変喜んでこの2人を受け入れてくれました。自分たちの考え方も赤裸々に披露してくれました。

これで3年後、70歳には糸島に帰って自分のやりたいことやり残していることができそうです。






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2021年08月26日

ここにいるこれこそ幸せな人生

引っ越して便利になったのは交通機関です。銀座はJRの駅がありません。東京駅がぐっと近くなりました。地下鉄都営浅草線宝町駅も3分です。新幹線も飛行機もさらに近くなりました。多くの企業がここに本社を置いているのがわかります。

銀座を出たので私がよく「都落ちした」というとスタッフが「でも東京の中心機能は丸の内とここらへんじゃないんですか」と言われて納得です。歩いて3分のところに昔、社員だった味の素本社があります。

私の15年のサラリーマン人生で11年は本社勤務でした。本社勤務になった頃はこの近くの京橋に本社があり、その後、今の宝町に新社屋ができました。宝町に勤務したのは4年間程度です。そのあとはいつも書いているクビになり、自宅のあった千葉県で起業しました。

まさか、28年ぶりにここに舞い戻るとは思いませんでした。当時、新社屋ができた時はその高さも話題になりましたが、今は隣の建設が本業の清水建設が巨大新社屋を建て、すっかり中程度サイズの地味なビルに成り下がりました。

当時、このビルから東京駅間はみんな社員は歩いて通勤していました。歩いていると当時常務程度だった役員もみんな遠距離通勤で歩いていました。朝のそれぞれの通勤時間は同じなので不思議と同じ役員といつも同じになります。

会社では偉い人ですが、まだ課長にもなっていないペーペーの私と並んで会社までの15分程度を一緒に歩いていました。役員はみんな優しかったです。当然、その後に社長・会長まで行った人もいましたが、私ごときに気を遣って話しかけてくれました。だからこそ、その人達は人格者でみんな偉くなった。

昨日、東京駅に切符を買いに行ったのでその同じルートを歩いてみました。世の中に「もし」はありませんが、私があのでっち上げ事件に遭遇しなければどんな人生を歩いたのか?ほとんど考えたことはありませんが、昨日は不思議に頭をよぎりました。

私が役員になったかどうかはわかりませんが、60歳か62歳で定年退職して、現在は再就職で仕事を得ていたでしょう。自宅のある千葉県に腰を落ち着けていたでしょう。

「離婚したか?」う〜むわかりません。会社をクビになったその日から生活も人生も周りの社会も一変しました。小学低学年だった娘と幼児だった息子を育てなければならないそれこそ「死にもの狂い」の人生が始まりました。

それがよかったのか?悪かったのか?正直、味の素をクビになったことを感謝しています。あのままの人生は私には向かない。どこかで途中会社を飛び出していたと思います。その鳥巣研二がここにいる、これこそ幸せな人生です。

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2021年08月25日

勝つコツを教えられるか

無能な上に立つ者の共通点は成功体験がないということです。勝ち方を知らない、成功を導いたことがない。それだけです。それには学歴も大企業の勤めている等も何も関係ありません。勝つ喜びを知らないだけです。

農業の生産現場にコンサルや流通(バイヤー)を連れて行きます。私はそこで何をしているか?というと彼らの能力判定をしています。この人間に自分の大切な農家を紹介していいか?テストしています。

これらの大半は相手の悪い点ばかりを指摘します。指摘することで自分の無能を隠しています。いわゆる上から目線です。コロナの分科会の識者がこれです。医療現場を知らない。だから国民に対して失礼極まりない的外れなことばかり言っています。

実際、彼らがの仕事現場に行って見るとわかります。例えばその者が勤務するスーパーに行っても売り場は荒れ放題、パートのおばちゃんもバイトのお兄ちゃんも誰もその人間の言うことを聞いていない、要は馬鹿にされています。そのくせ、視察と称して生産現場に来ると一杯飲みながら、立派な講釈ばかり垂れています。

人を育てようとする上司(マネージャー・指揮官)は部下の勝ちゲームを作ってあげるのが上手です。勝つ喜び、成功の喜びを味わわせる、部下でなくてもよいです。得意先や仕入れ先の農家にやったーという喜びを味わわせることができます。

実際に成功している人は入社や起業の早い段階で勝ちゲームを体験して、勝つ喜びを得るための「コツ」を覚えています。だから名指導者は部下に勝ち方のコツを教えればよいです。

もっと、わかりやすく書くと会社にとって特に零細や中小企業にとって一番大切なことは「仕事を受注すること」です。そのためには「会社に仕事を取って来る人」が一番大事です。

このために何をすればよいか?マーケティング本や競争戦略の本を何冊読んでも書いていません。なぜ?著者がそういう体験をしたことのない人たちだからです。

部下の育成プログラムはコンサル会社や学者の作った「スキルの習得」シナリオを実行することも大事ですが、「勝つための実践シナリオ」、「うまく行く行程図」を作ってそれを体験させ、体に身に付けさせることです。

そうすれば、途中困難に遭遇しても予め想定済みの難所だと部下も慌てもせず、乗り越えられます。指揮官の仕事は予測不可能が状況の中でも成果が出るような戦い方、行動プロセスを教えることです。




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2021年08月24日

はよ昔の営業に戻したかばい

米の在庫が増えて来たのか?今年度になって急に米の作付け面積を減らす方針が出ています。それも田植えまでは農家の反発もあるせいか、その情報もまばらでしたが田植え後になって急に浮上しています。予算のぶんどり?来年度は米生産から麦や大豆への転作の政策で補助金がたくさん出てくるでしょう。

その一方でスマート農業等へのデジタル化の予算が増えます。人手不足をデジタル化で補うのかどうか知りませんが、米が余って作る人も余っているのに人手不足のデジタル化だそうです。

私もこんな偉そうなことを書く前に自分の米の消費量は増えたか?明らかにコロナ禍から増えています。夜の会食が減り、かつ自宅も近いので夜と昼は自炊です。それをまとめて一度に炊きます。2食分ですが、私の場合は2合炊くと多過ぎます。本音は1合でいいのですが1合炊きだ少な過ぎてと炊飯器が正常時作動したいのではという不安から1.5合を炊きます。

これを1日2回に分けて食べます。それでこの1年で増えた体重は5kg以上です。米=悪者は一方的ですが、自分の食生活からこの1年間で変わったのは米の消費量なので関心はそこに行きます。やっぱり、1合炊きにするか、思い切ってしばらく米食を止めようがと思います。

この1年間で食世界で一番変化があったのは外食店の休業問題です。長期化しており、休業が廃業・閉鎖につながっています。その分、デリカやテイクアウトの中食と宅食の内食は伸びているはずなのですが、米の総消費量が減ったということは逆読みすると米の消費を支えていたのは外食ということになります。ということは過度の飲食店いじめは農家いじめにもつながります。総選挙も近いので農村部に地盤を持つセンセイ達は大変ですね。

もっと変なことを書きます。お許しを。非常事態宣言や蔓延防止法が適用されると我々住民は行動を制限され、企業関係は経済活動もできなくなります。学生は学校にも行けなくなります。

しかし、話ではこの2つの宣言や適用を国のお願いした都道府県はコロナ対策に対する大きな予算、お金がいただけるそうです。それで首長達は選択でこの発令を国に申請するということです。一方、国はあくまでもこの2つの宣言と適用を押し付けているのではない、都道府県からの要請であると言った立場を崩しません。

さらにここから先も読まなかったことにして下さい。ある知り合いもママ、「1日閉めると〇万円補償の出るばい。月に〇〇万円たい。コロナ以前の売り上げは1日せいぜい1万円売り上げがいけば上出来立ったとい、毎日休業しとるとその数倍のお金が入って来るばい。本当に国はこれで大丈夫やろか?心配になって来たばい。うちもはよ、昔の営業に戻したか」

この1年半、メディアが火を点け、煽り、行政府がその対策と称して消火器を。行政府とメディアによるマッチポンプの共演に我々は付き合いわせられていたのか?この間で一番メディアの出現が多かったのは誰か?

剣道タレントだったある県知事は知事室に等身大の鏡を5枚置いていつもそれに向かってポーズを取っていたそうです。あと2ヶ月で総選挙が終わり、首相も変わればこのまやかしの虚構も手直しが入るでしょう。正常な経済活動に戻ってくれることを祈っています。ただし、それまで当社が持つかどうか厳しいものがあります?





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2021年08月23日

短期決戦こそ勝利への道

今の空手の先生が唐突に21日(土)に空手の審査会を行うと言い出しました。21日(土)は中小企業診断士資格の年一度の理論研修だったので参加できませんでした。

先生によると生徒を取って教え始めて1年半過ぎているのに一度も昇級審査をしていないのは生徒のモチベーションが下がると判断したようです。生徒が日々、毎週やって来て稽古にいそしんでいるのは黒帯になりたいという希望があるからです。

その時に私が言ったのは「日々の稽古の時にこのレベルまで行ったら〇級、〇段になり、今のあなたはこのレベルなので次はこのレベルまで励みましょう、そのためにはこれをやりましょう」といった生徒と先生が共通の目標設定をした方がいいのではないかと。

おとといの中小企業診断士研修である講師が面白いことを言っていました。戦争は1年以内に終結させないと勝てない。それ以上延びると負ける。戦闘要員のモチベーションが下がるそうです。やる気をだんだん失って行く。負け癖が蔓延するようになる。そうすれば必ず負けるそうです。

現在のコロナが明らかに失政です。指揮官の無能な結果、そうなっています。国民のモチベーションが下がってしまっています。これから何をやってもすべて失敗でしょう。

一方で長期戦を覚悟したら、比較的短い期間で結果の出る小さな戦いを休みなく設定して、勝つ味を兵に体験させながら戦闘意欲を増していくというやり方があります。そうなると膠着状態の戦局でも流れがある日、突然一気にこっちにやってる。

当社は2期続けて赤字決算に転落しました。その時に動揺する若手を前に私が言ったことは「今年、新たに+3,000万円仕事を受注すればこの赤字は一気に解消できる。大したことではない」でした。

それから私は今年は現場の第一線に復帰してそれこそ死に物狂いで仕事の営業に回っています。おかげさまで私の予測通りになりそうです。しかし、いただいた仕事を私がやると来年の受注活動ができません。

今年の仕事は私がリーダーになり、若手スタッフをそばに配して、かつ現場に何度も連れて行き、今年の仕事の仕方を教えながら、クライアントに若手を育ててもらいながら仕事をするつもりです。

それでも育つ人と育たない人がいます。一度モチベーションをなくした、負け癖の言い訳ばかりをしているスタッフを再び育てるのは至難です。こういったスタッフをどう処遇するか?悩みは尽きません。
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2021年08月22日

どうぞ奮ってご応募下さい

昨日、中小企業診断士の1年一度の更新研修でした。3講師がそれぞれ講義します。昨日は「ブランディング」と「新事業展開」と「地域貢献企業」がテーマでした。前の2つはコンサルの月並みのテーマでした。3番目は企業の社長の講義でした。

特に前の2つはありきたりの内容なのでかつ抽象論、悪く言うとマーケティング本の体系に則った話です。いつも退屈な時間を過ごします。しかし昨年ごろから私の受講態度が変わって来ました。

講師を同業者と思うのではなく、通り過ぎていく講義の中でもちょっと立ち止まって耳を澄ます箇所を探そうとしています。それはコロナのおかげかも知れません。

この9月から当社が受託しているビッグ事業の宮崎県庁の「ひなたMBA(フードビジネス部門)」があります。今年度が4年目で最後です。目的は厚生労働省の予算なので「雇用の拡大」です。そのための人材育成研修事業です。

内容は大きくは講演、「セミナー」と「個別相談」と新商品表彰イベント「MIYAZAKI FOOD AWARD 2022」から成ります。

今年度は特にセミナーを充実させます。セミナーは3つあり、「キックオフセミナー」、「チャレンジコース(全14回)」「プロフェッショナルコース(全9回)」です。

「キックオフセミナー」にはガトーフェスタハラダの原田節子専務に登場願います。この会社のラスク起業期に私がコンサルに行っていました。講演はしない方針をお願いして登場してもらいます。

「チャレンジコース(全14回)」は講師は毎回変わりますが、ファシリテーターは私で全回登場します。「プロフェッショナルコース(全9回)」のファシリテーターは吉峯英虎氏(前味の素冷凍食品社長)にお願いしています。やはり全回登場します。

前者は起業したて、後者はこれから伸びる企業の経営者幹部を対象にしています。講師陣も自らが起業し、自らが会社を成長させた方々が登場します。宮崎県のフードビジネスの経営者・従事者の方々、どうぞ奮ってご応募下さい

「プロフェッショナルコース」では「石垣の塩」東郷青龍会長、「木村飲料」木村英文社長、「トリゼンフーズ」河津善博会長、「小西製麺所」小西裕子専務、「チャレンジコース」では「イーナバリ」杉岡雪子社長、「九州パワーグループ」勝又義正社長等魅力のある経営者にお願いします。

「チャレンジコース」と「プロフェッショナルコース」は1日違いのスケジュールになっています。私は「チャレンジコース」のファシリテーですが、その前日の「プロフェッショナルコース」は一受講者として講師のお話を伺おうと思っています。

私もコロナ禍でこの2年間講演から遠のいています。この講師陣の話をじっくり聞いてこれからの自分の講演、セミナーに取り入れえて行きたいと思っています。


posted by tk at 08:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする