2017年06月19日

余計な事を考えずに生きる

人間は感情の動物、喜怒哀楽の動物と言いますが、人間だけではありません。

猫も感情豊かです。いやなことは断固と拒否します。最近、れいらんが爪切りを激しく拒むようになって困っています。どんなになだめすかしてもその手には乗りません。

動物の最大の恐怖は死です。だから死を恐れ、拒む感情は動物たるもの誰でも持っています。

いろんな宗教本や哲学本に人間の感情の喜怒哀楽愛憎のうち「怒」と「哀」と「憎」には心を支配されないようにする方が幸せと書いてあります。

確かに怒ったあとは怒った自分の心が一番傷つきます。怒るとこっちにも後遺症が残ります。

元々、人間が行動を起こすとその後にある現象、結果が現れます。この現象、結果に対して喜怒哀楽愛憎の感情が起こります。

現象、結果に対して感情を注入しなければ、喜怒哀楽愛憎は起こりません。そこに事実が残るだけです。でもそんなことできるのかな?

それでいろんな自己啓発や道徳本はなるべく心をプラス感情の「喜」と「楽」と「愛」で満たしなさいと書いてあります。具体的には「常に感謝の気持ちを持ちなさい」と言います。本当にそんなことできるんでしょうか?

「喜」と「怒」は表裏一体です。「哀」と「楽」も表裏一体です。「愛」と「憎」も表裏一体です。自分の心の感じ方でどっちにも振れます。

でも喜怒哀楽愛憎がなければ生きている意味もなさそうです。頑張って、精進して、努力して「喜」と「楽」と「愛」を得るんだ、勝ち取るんだというのが人間のインセンティブとして動きます。

私も若い頃は自分の心を喜怒哀楽愛憎の「喜」と「楽」と「愛」で満たそうとしていました。

年齢を重ねると少しずつ自分の心に変化が現れます。最近は「喜」と「怒」は「表裏一体」ではなく、「一体」、「同じ」、「イコール」に感じることができるようになりました。「哀」と「楽」も同じもの、「愛」も「憎」も一つに感じるようになりました。

対立感情ではなく、一体感情であると言うことです。そうなると結果を気にしないで仕事ができるようになります。余計なことを考えずに生きることができるようになります。
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2017年06月18日

榎本房枝さんの生き方に感動

昨日は大阪市豊能町でとよの就農支援塾第2回目でした。午前8時から農業技術研修です。講師は宮城県三浦農園の三浦徹さんです。

今回は2回目で三浦式低農薬栽培法の定植したミニトマトにカビ病を防ぐ殺菌剤の散布と着果を促進する成長ホルモン噴霧でした(写真上左)。薄く希釈してまんべんなく行き渡るように散布するのがコツだそうです。残留はしないそうです。これで栽培履歴では農薬投与2回にカウントされます。

その後に雑草取りが入っていましたが、私は農産物直売所志野の里を訪問して、出荷されている農産物の種類と売れ行き状況の視察でした。豊能町ふるさとおこし協議会の手作りこんにゃくがあったので全部買ってきました(写真上右)。

それから切畑夢工房にうかがって、今年度契約している農産加工食品開発をどのように進めるかの打ち合わせでした。

この工房は味噌づくりから始まっています。それに加えて瓶詰め商品も製造・販売しています。すべて食品添加物不使用を貫いています(写真下左)。

当社への開発支援要望は特産野菜のヤーコンを活用した商品開発です。ドレッシングやピクルスの要望が強いのでそれを実現化したいと思っています。

午後3時から農業者(経営)セミナーでした。昨日は榎本農園の榎本房枝さんに登場願いました(写真下右)。

菓子専門学校を出てPホテルに入社。当時、女性に職場は開かれていなくて、毎日水か小麦粉を頭から浴びせられるとイジメの日々。

コックが野菜の知識にないホテル業界に失望して、ヨーロッパでバックパッカーをして1年後に帰国。

栃木県那須の会員制リゾートホテルの支配人になり、農家直送野菜を使用したレストランづくりをしてこれが大ヒットします。

その後、お父さんの死を契機に農業の夢捨てがたく、埼玉県の実家で農業を継承してミニトマトに特化した農業を行い、ホテル・レストラン、百貨店への販売を広げていきます。

その苦労と喜びの泣き笑いをしゃべってもらいました。私が近年、聞いた講演の中では出色でした。ひたすら感動しながら聞いていました。

農業は面白いです。私も農業をやりたい気持ちになってきました。農地をどこに求めるか?
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2017年06月17日

食と農の新規参入者は魅力的

昨日はインプラント手術でした。これから固定して歯が入るまでは3ヶ月くらいかかります。

デイム歯科医院には30年もお世話になっています。時々、全国の特産品を送ると先生も歯科衛生士さん達も喜んでくれます。私が送って後にみんなで注文したりしているようで送り甲斐があります。

特に病院の関係者は忙しい上に、毎日クリニックや病院に張り付いてします。こういった地方の特産品は元気付けになるようです。

一昨日は銀座ELも多彩が顔ぶれでした。熊本県玉名市の明るい農村天水社長の嘉永湯世さん、横浜市の潟rジュ社長の大場鉄矢さん、北海道釧路市の麦MUGI社長の岡伸一さんが来店してくれました。

明るい農村天水はかんきつを生産してそれを加工品にして販売しています。

潟rジュは味噌に着目して、さらにそれでドレッシングのような調味料・加工食品の製造販売をしています。

麦MUGIは北海道小麦の戦略品種ゆめちからで製パン業を営んでいます。

この3社の共通点は農業、食品の新規参入組です。明るい農村天水は親会社は物流会社です。傘下に多くのグループ会社を有しています。湯世社長は創業者の娘です。

潟rジュの大場社長は大手損保会社から独立して知的財産権保全の会社です。麦MUGIの岡社長も債権回収、整理会社を経営しています。

3人とも魅力的な人物です。別々にお店にやって来ましたがすっかり打ち解けました。他にもお客様が数名おり、群馬県上野村の上野村農協職員の人もおりました。当社と仲のよい村挙げて農産加工品を製造している村です。

さて私が連携しようと言い出しました。明るい農村天水は河内晩柑の最後の収穫時期で在庫であるそうです。

これをまず上野村農協に送って、ジュースにすることにしました。このJAは清涼飲料水の営業許可を持っています。

次に北海道の麦MUGIに送って河内晩柑入りパンを焼いてもらうことになりました。

潟rジュでは鎌倉野菜レストランで料理に使えないか検討することになりました。併せて銀座ELでもメニュー化ができないか検討することにしました。どんどん輪が広がります。
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2017年06月16日

人生の決断はいつも非情

朝、部屋を出る時、必ずれいらんは追っかけてきます。部屋を一緒に出ようとするのをブロックするのが大変です。

また、夜帰って、扉を開くと必ずれいらんが玄関口にいます。私のキーを差し込む音を聞いて玄関口に走ってくるのか、私がいない時、大半を玄関口で過ごしているのかわかりません。

ただし、確かに言えることはれいらんはこの部屋から出たがっている、あるいは出る機会をうかがっているということです。

一回だけ、こっちの無防備で出たことがあります。私は心臓から火が吹き出すくらい、動転して探し回りました。幸いにしてマンションの配電盤の中にいるのを突き止めて事なきを得ました。

それ以来、れいらんは外界があることを知りました。れいらんにとっての世界は狭いマンションの1Kの世界です。ペットを飼うということは人間の都合でペットにとっては迷惑至極なのだろうといつもれいらんに後ろめたさがあります。

出たいれいらんと出したくない私との日々の知恵比べ、せめぎ合いは続きます。

でも人間も見えない世界に縛られています。鳥巣研二は自由人。そうでしょうか?自分でつくった食と農の世界に縛られています。

その自縄自縛から世界を広げるためにエクセレントローカルの名の下に一般社団法人を設立したり、食と農の交流のレストランを始めました。

新しいビジネスや活動を始めることは現状の世界から抜け出すことです。しかし、現状の生活はしがらみがあります。しがらみを断つことは酷なことでもあります。

時おり、いやいつも人生の決断は非情です。決断できるかどうか?これがチャンスを掴めるかどうかの転機です。

新しい決断をするということは握りしめている手を開き、今持っているものを捨てない限りは新しいものは入ってきません。人生とはそんなものです。
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2017年06月15日

自然とはどういうことなんだろう?

空手の先輩が言っていました。どんな空手の名人も「水を下から上に流すことはできない。地球上のあらゆるものは自然に任せていると上から下に落下する」

初心者の私ごときが言うのは憚れますが、空手も自然の動き、道理に合わせている人、一体化している人が名人なのでしょう。もっと、いうと自然の動き、道理を会得した者が名人になるのでしょう。

でも、「自然」は解釈が難しいですね。人を殺傷する(守るという意味でも)という意味では空手等の武道よりも核爆弾やミサイルの方がはるかに力があります。

では、核兵器やミサイルの発明の行為は人類にとっては「自然」だったのでしょうか?

地球上の人口は70億人と言われており、今世紀中に100億人を超えるそうです。これは「自然」なことなのでしょうか?

100億人の人間を生かすためには人工頭脳やロボットの開発が急がれています。

20世紀の人口の暴発を可能にしたのは食糧の増産です。合成肥料と農薬と大型農機具の開発が増産を人口の増加を可能にしました。そうやってできた農産物を保存する技術で食品加工が発達しました。そこでは保存料と含め食品添加物が大活躍しています。コンビニの弁当、惣菜など入っている食材の種類数よりも使用食品添加物の種類数の方が多いくらいです。

どうしてこんなに食品添加物が必要なのか?日持ちのため?購入者を食中毒から守るため?

この流れは「自然」だったのでしょうか?昨今、当社でいただく加工品は「食品添加物不使用」の製造です(写真上左・上右、下左、下右)。銀座ELでは有機栽培の野菜でつくった煮物やサラダが大人気です。これは「自然」なのか?「不自然」なのか?

「自然」の流れとは一体どういうことをいうのだろう?もっと、もっと、空手に恋しないとだめですね。
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2017年06月14日

首都圏内でそうざいにトライしませんか?

昨日は千葉県松戸市にある公設南部市場に行ってきました。この市場は公設です。昭和40年代に膨張する首都圏の胃袋への食料の供給が目的でつくられました。

元売り(本来の市場機能)は青果棟と鮮魚棟です。それに付随する形で関連棟があります。関連棟は青果・鮮魚以外の精肉、乾物、調味料、包装容器、食品関連衣料や雑貨品の販売をしています。

この関連棟から興ったのが万星食品鰍ナす。この創業会長が佐藤清さんです。関連棟は零細企業が多いので、松戸市総合卸売りセンターという組合をつくっています。そこの会長も佐藤清さんです。

10年以上前に元売りのうちの鮮魚棟が撤退しました。鮮魚のない市場は市場ではありません。それで万星食品が直接鮮魚販売に乗り出しました。

今では生鮮館という名前で精肉・鮮魚・青果を販売しています。市場なので業務用が原則ですが、周辺は上野まで電車で15分の至近距離なので千葉都民がたくさん住んでいます。しかも住宅地の真ん中にあります。建物は老朽化していますが、集客力はすごいですよ。

実は当社はここに加工試作室を持っており、レトルト機を設置しています。

佐藤会長から、「惣菜の製造加工室と売り場を確保したので」と声がかかりました。全国の料理の上手なお母さんに開放したいとのことです。

「会長、借り賃、使用料はただでよいですね?」と確認したら「オーケー」とのこと。

広さは5坪×3室で合計15坪。ガス台5口、オーブン、調理台、調理器具・什器がすべて揃っています。営業許可はそうざい製造業です。

目の前が鮮魚と寿司の売り場です。ここに各地のお母さんが食材を持ち込んで惣菜・料理をつくって販売します。

売上高はすべてお母さんの売上げです。使用期間日数も、運営もすべてお母さんに任せます。また、市場の中にあるので調味料・包装容器・必要食品は自由に買えます。また、佐藤会長は市場内で元気モリモリ食堂もやっており、これも大人気です。

何のために松戸公設市場はただで地方のお母さんに開放するのか?市場の目玉になり、集客に寄与すればよいのです(写真8枚参考)。

どなたか、やる気十分のお母さん、チャレンジしませんか?
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2017年06月13日

農家とのパイプをつくるコツ

昨日、ある中堅の物流会社の幹部がやって来ました。

用件は農水省からの受託で農水産物の輸出促進事業をやっているが、既存の商社ルートが強くてなかなかうまくいかない、現場の行政関連機関から「農業者に強い」ということで当社の名前が挙がるので、農家を紹介していただけないかという相談です。

私は農産物の輸出に冷ややかです。昔いた会社は我が国最大の食品メーカーでしかも多国籍企業です。その味の素をしても食品の輸出はそう簡単なことではない。農水省がやっきになっているのはTPPのような貿易の国家間連携協定ができたら何かしら日本の農水産業も世界に向かっているというアピールをしなければならないからです。

しかし、現実1個600〜700円のりんごのふじが東南アジアで飛ぶように売れるなんて信用できます?

さて、昨日は当社と仲のよい我が国最大規模のフルーツ系原料メーカーの統括者もやってきました。私とは昵懇の間柄です。

用件はかんきつ不足だそうです。特に甘夏系の皮をピールやマーマレードにできる甘夏系が不足だそうです。要はケーキの原料となる系統が不足しているそうです。

私が人様にお礼で贈る「糸島はるか(日向夏と甘夏の自然交配)」や「平戸夏香(日向夏改良品種)」のような品種が不足しているらしいです。

かつ、レモンも不足だそうです。それで、これまた私のご愛顧の三重県紀宝町の「マイヤーレモン(レモンとオレンジの交配種)」を調達したいとのこと。

さらに国内レモンも欲しいということでこれは瀬戸内海の大崎上島のある農家が相当数栽培しています。

両方に電話したら10月から出荷できるとのこと。早速、7月にそのメーカー幹部と訪ねることにしました。

欲しがっているのはそのメーカーなので私は行かなくてもいいのですが、そこが鳥巣研二です。こうやって四半世紀農家とのパイプをつくってきました。

ちょうど、(社)エクセレントローカルも行動開始したのでその設立の主旨も生産者に話そうと思って行くことにしました。

経費がかかりますよね。これをもったいないと思ったら終わりです。でも(社)エクセレントローカルはお金がないので、潟Lースタッフの社長に了解を取ってその経費で行きます。
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2017年06月12日

情報は正確に伝わらないもの

私は他人様に物事を頼む時やお願いする時は人と介することは滅多にしません。自ら会いに行くか、電話するか、手紙を書きます。

なぜなら、情報は人を介するとまず、正確には伝わりません。間に入った人が自分の問題だと思っていないので必ずいい加減な仲立ちをします。

そういった意味では私は人は信用していません。間に入る人が悪意がなくても当事者でない限りは必ず行き違いがあります。

この週末もそんな行き違いは2〜3件ありました。私が直接関与するものではありませんでしたがある商談があり、お互いの電話でのやり取りが直接行われればよかったのに、間に1〜2人入ったため、その間の人に正確な情報が入らず、結局取引の当事者が不信感を抱き、最後は私に愚痴、文句を言ってくるです。いい大人がね。

教えればちゃんとする人もいます。ある製造者からの依頼を私にして来たので相手が本気なのかをちゃんと聞き出してくださいと指示したら、ちゃんと真意をお聞き出して伝えてきました。こんな人の仕事はちゃんとやります。

他によくある不愉快は「インターネットを見れば出てますよ」です。インターネットでたどり着けないからその人間に聞いているのにそんな対応です。たとえ、学歴は高くても人間としては無能です。

相手がどうすれば最終の目的の人にたどり着けるかをそこまでナビゲートするのが本当の紹介です。相手の痛みや困っていることを相手の立場で考えられない。あるいはいつも横柄なので肝心な時に人に物事を頼めない。

私はそういった意味で信用している人間は5人程度(多くても10人以下)しかいません。この5〜10人には間に入ってもらいます。その5〜10人のパイプ以外は自分で当事者に連絡します。

それがうまく行くコツはお世話になった時はお礼状を書くとかメールや電話をするとかして常に良好関係を絶やさないようにしておくことと常に人様からの依頼事を親身にやってあげることです。そうすればこっちが困った時に相手も助けてくれます。
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2017年06月11日

この海を航り切れるか?

潟Lースタッフの代表を降りてからひまになったかというとその反対です。空手もやっているので土日休日もスケジュールが入ります。

給料はキースタッフからもらっているのでかって年間200回の講演・セミナーは減りましたが、それでも講師の仕事は普通の同業者に比べると相変わらず相当の回数です。

夜は体が空いていると銀座ELに行くので遅くまで働いています。

最近、1年間冬眠させておいた一般社団法人エクセレントローカルを動かし始めたら一気に動き出しました。

ありがたいことに私以上にパートナーの理事やクライアントが(社)エクセレントローカルに熱心です。

しかし、仕事をいただくとその企画書書き、現地へ出向いてのプレゼン、仕事が始まると事務処理、お金の出し入れ等経費処理、報告書書き、動いてもらう人への連絡・打ち合わせ等が膨大な時間と作業が必要になります。

(社)エクセレントローカルの理事は地方の人材をということで就任してもらっているので東京在住者が少ないです。

上記に書いた業務を手伝ってくれる人がいません。東京在住理事で大手広告代理店の役員をやっていた友人にやらせるわけにはいきません。かといって正規採用すると一気に人件費がはね上がり、赤字になります。

現状は私がやるので時間を取れる範囲内での活動にならざるを得ません。実際は(社)エクセレントローカルでといただいた仕事も対応し切れなくて潟Lースタッフに回しているのが現状です。といっても潟Lースタッフもフル回転で動いているので何でもかんでもいう訳にはいきません。

潟Lースタッフ社長に頼んで、(社)エクセレントローカル兼務の社員を採用してもらうしかないかなと思っています。

昔、津田沼で起業した頃はすべて自分でやっていました。あの頃に戻ってと自分を奮い立たせているのですが、あの当時は39歳、今は63歳、あの頃は幼子を抱えて生活がかかっていたので、死に物狂いで仕事をしていました。

あの頃の起業は「生活のため、生きるため」、(社)エクセレントローカルは「食と農の夢の実現ため」と多少目的が違いますが、いったん組織が動き出すときれい事では行きません。この海を航り切れるか?
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2017年06月10日

気が付くとみんな負けていた

「虚構をつくりあげた者が勝つ」と何かの本に書いてありました。

食品流通の虚構は「ターゲット」と「消費者ニーズ」です。何も実体のない言葉に「つくる側のメーカー」も「販売する側の流通」も自縄自縛になっています。

その奥にある「低価格大量販売」をカモフラージュするため、あるいは正当化するために使われてきたのかも知れません。

農業がまず衰退しました。加工食品メーカーも台頭した大手小売業の前に買い叩かれ、奴隷化しました。

大手小売業の台頭は併せて小規模商店を消滅させてしまいました。

そしてその大手量販店が絶滅の危機です。我が国の2大小売業は瀕死の状態です。

誰が勝ったのでしょう?農業生産者も食品メーカーも商店も大手小売業も卸売業もみんな負けました。

では、「ターゲット」として、「消費者ニーズ」として神様的存在、錦の御旗であったであった消費者が究極の勝者となったのでしょうか?

高齢社会がやってきて年金暮らしで生活は苦しくなっています。低価格のインスタント食品や食品添加物まみれの加工食品で生活しています。生鮮品も外国産の野菜、精肉、鮮魚ばかりを食べています。

気がつくと消費者も敗者です。すべてが負けてしまった。「ターゲット」も「消費者ニーズ」も大量消費社会の虚構でした。全員負けた総括をする必要がありますね。

全員が勝つためのしくみをつくらなければなりません。そのためにはどうしたらよいのか?誰かが新たな虚構を考え出すのか?

キーワードは「一体化」?農業生産者ー加工製造者ー小売業者・飲食業者ー消費者の「一体化」。「対立」の虚構の否定?

あるいは海彦山彦以前の自給自足のへの回帰?答えはそんなところにあるのでしょうか?生産者から消費者に向かった→(矢印)が消費者から農業生産への→(矢印)に逆向きになるのか?

よくわかりませんね。難しい。でもパラダイムシフトは確実に起こっています。
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2017年06月09日

酒はお客として飲むのが一番

今週は月曜日から水曜日まで、福島県、青森県に出張していました。当然、出張先で夜は会食になります。

東京にいる時は夜銀座ELに行きます。当然、お客様の接客をします。こっちは仕事です。

この出張3日間の会食は実に楽しかったです。夜な夜な美女に囲まれて幸せですなとトゲのある?ご忠告をいただくこともありますがそれだけではないようです。

しみじみ思うのは自分がお客様になってお酒や食事するのが一番楽しいです。しかも無目的で気心の知れた仲間と好きな食べ物を食べながら、とりとめのない話題に興じながら好きなお酒を好きなだけ飲む。これが一番最高です。さらに翌朝の起床時間ことは考えないよいというのが至福です。

そんなお店づくりを思っているのですが。銀座ELに行くとついつい仕事をしてしまいます。もちろん、客として行く日も多く、お金も一般のお客様と同じように支払っているのです、やっぱり銀座ELでは客になれません。

向こうのテーブルのお客様のお酒が切れていないか、料理は待たせないタイミングでちゃんと出ているか、お客様はくつろいでいただいているか等頭の中は仕事になってしまいます。

前者と後者では何が違うか?最大は後の疲れ方です。客として外のお店で飲んでいる時はかなり飲んでも翌朝まず二日酔いしていることはありません。それに対して銀座ELに行った翌朝は起床するのが辛いほど疲労しています。この差です。

当然のことですね。お客様を差し置いて、お金をいただくこっち側がお客様になってしまってはいけません。銀座ELは私の職場です。職場でお酒を飲んで酔っぱらっていい気分になったらそれこそ本末転倒です。

飲食店主は酒も料理も楽しみたければ他の馴染みのお店に行った方がよいです。

マルイチになって自分の食事に困るのでそのためにレストラン経営を始めましたが、それがビジネスになった途端に目的が変わるということです。
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2017年06月08日

もし青い森ワンドが東京にあったら

昨日は青森市の青い森わんど(潟Gイ・ワンド)を訪ねました(写真上左)。経営者は高森暖(のん)さんです。

暖さんは理容師でずっと理容店をやっていました。その時にアトピー・皮膚炎で苦しんでいるお客さんが多いのに、気がつき、りんご鹿角霊芝を使った石鹸を開発して、理容店で使い始めました。

お客さんから売って欲しいという要望が増えて、販売し始めました。当初は雑貨で販売していましたが、話題になり、化粧品製造業の営業許可が必要になりました。

さらにりんご鹿角霊芝は化粧品原料として登録されていないため、使用ができないため改良に改良を重ねて現在のブルボア石鹸とリップクリームが誕生しました(写真上右)。

青森と言えばりんごです。暖さんは大きな病気をした時に毎日りんごを食べて健康を回復した体験を持っています。

次はりんごを使用した調味料・りんごみその開発に取りかかります。この製造ヒントは経営コンサルタントの加藤哲也氏のアドバイスによるものだそうです。

当初はりんごとみその組み合わせに多くの人が戸惑いましたが、試食販売で浸透していき、読売新聞、日本テレビで全国掲載、放映されてからこの会社の存在が世に出ます。現在は調味料は7アイテムに増えています(写真2段目左)。

暖さんはブランド戦略が上手で、調味料は「りんごde食卓」です。ビューティは前述の「BLEUBOIS(ブルボア)」です。意味は青い森です。

高級ジャム、ピクルスのブランドは「Mrs.Ringo(ミセスりんご)」です(写真2段目右)。「リンゴタイム」は干しりんごとジュレのブランドです(写真3段目左)。

「RINGOPOCKET」は津軽のこぎん刺しのブランドです(写真3段目右)。暖さんは理容師なので手先が器用でこぎん刺しもできます。

店内には豆しぼりでつくった自作の暖簾(のれん)や掛け時計が飾ってあります(写真下左・右)。

こういったショップを東京で表現するとどうなるでしょうか?大いに興味のあるところです。
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2017年06月07日

スーパーの疲弊に眼を覆いたくなる

昨日は青森市にやって来て、野菜の店頭調査をしていました。15年前に中小企業大学校中小企業診断士養成コースの生徒と一緒に「10年後、東北新幹線が青森まで延伸した時に青森駅ではなく、新青森駅を通るので青森駅前商店街はどんな影響を受けるか」そんな調査と提言をしました。

今回は食と農の調査なので(社)エクセレントローカルで受けました。詳細はまだ極秘です。

昨日を含め、3回は青森市に出張してきます。8月上旬のねぶたのシーズンまでには終わらせます。

昨日は予備調査で4スーパーの野菜売り場を調査しました。2つは日本一、二の巨大量販店、もう1つは人気の地場食品スーパー、さらに1つは地場の中小規模の食品スーパーです。

総じて明言できるのはどこも
1.野菜の価格が高過ぎる
2.野菜の鮮度が悪い
3.地場産(県内産)の野菜の比率が極端に低い
です。

大体食品の買い物をする時はポンポン、かごに入れてレジに行っても支払いは自分の頭の中からプラスマイナス300円狂うことはありません。

が、今回は私の想定した支払い額の5割高のお店がありました。いやいや、野菜はそれなりに買うと高い。主婦は大変だと実感しました。

かっては要りもしないレジ袋をサービスで、無料で客に大量に押し付けていた量販店がレジ袋代を徴収するのも笑ってしまいます。

2番目は野菜の鮮度が悪い。なよなよ野菜を販売している。生活者が車を飛ばして直売所に野菜を買いに来るのが実感できます。

バイヤーは口ではマーチャンダイジングとか横文字で偉そうなことを言っていますが、売り場で売っている野菜の鮮度の悪さ。そこを改善したら。

3番目は野菜売り場に占める地元産(県内産)が1〜2割程度。バイヤー・本部は業者を待っているだけ。地元生産者の育成や地元産仕入れの工夫をしていない。

これだとますます農産物直売所の時代です。農家も農産物直売所向けの野菜の生産で十分めしが食えるような時代になります。
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2017年06月06日

商談はバイヤーを見極めるよい機会

昨日は福島県商工会連合会主催の販路開拓セミナー会津会場でした。9月に行われるー福島の美味しいもの食のフェア2017(いわき)に出展する福島県内の食品メーカー向けの事前セミナーです。

販路開拓セミナーと銘打っていますので7回シリーズのうちの2回は商談をする中小企業メーカーの個別相談会を企画します。

販路開拓セミナーや商談会等は行政主導で全国でずいぶん行われていますが、失敗している場合が多いです。商談をしたことのない行政担当者やお抱えコンサルが企画した商談会などうまく行くわけがありません。

売り手の生産者、製造者が下に置かれ、買い手の流通業者が上位に置かれます。間違っていますよね。商売に上下関係はありません。対等のはずです。

その商談会の場でも主催者の行政は流通業者の顔色ばかりうかがっています。商談が少しでも決まりそうになれば介入してきて自分の手柄にしようとします。それに3〜4流の行政お抱えのコンサルがくっついています。

商談は売り込むことが目的ではありません。断るのも商談です。商談技術は上手に断る技術も求められます。

バイヤーに評価され、バイヤーの気に入られることが商談ではありません。こっちがバイヤーを評価するのも商談の場では必要なのです。

バイヤーの能力を見極めるのも商談の場です。無能なバイヤーもたくさんいます。いや、むしろ、優秀なのよりも無能なのが多いです。こいつはバカだと思ったら商談しないことです。

現在、流通はウェブ販売も含めて、苦しい業界です。たいていのところが儲かっていません。

ということは彼らの経営自体が世の中に受け入れられていないということです。そんな連中のいうことをまともに聞いているとこっちも共倒れです。

これはというバイヤーや流通を見つけ出し、こっち側がセレクトして付き合う。その程度に考えておいた方がよいです。
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2017年06月05日

人間と野獣の種を跨いだ共生とは

昨日は吉祥寺のビストロエピスにやって来ました。

赤ワインを飲みながら、前菜の盛り合わせはレバパテ、ぶりのリエット、鶏と高菜のガランティン、生ハム3種、メインはハンティングテンダーハリアート(はらみのさがりのうす切りステーキ)、トリッパ、デザートはオーナーの黒島さんのふるさと石垣島のパイナップルでした(写真上左・右、下左・右)。

一緒に行ったのは大阪のジビエ活動家井上不二子さんです。彼女から野生とはジビエとはいろんな素晴らしい話を聞けました。

人間は野獣(鹿やいのしし)との共生をいう。しかし、共生とは種が同じ、例えば人間同士に当てはまる言葉であり、種をまたいだ共生とはそんな生易しいものではない。

野獣を殺生してはいけない、愛護すべきだというのは野獣を擬人化している。

野獣の解体をする時、腹を割くと食べたばかりのどんぐりが入っていたりする。まさに食べて生きようとしている野獣と今、腹を割かれて食べられようとしている野獣は同一なのである。

同様人間も同じである。昔は死ぬと人間は土葬されていた。それを野獣が食い漁るのが普通であった。あるいは古文書にはお母さんの隣に寝ている赤ちゃんに狼が侵入して持ち去り、その鳴き声がだんだん遠退き、やがて聞こえなくなる。そんな話も書かれている。

野獣が人間に撃たれなければ天寿を全うできるというのは人間の頭で思うことである。野獣の半分が生まれてから1歳までに死んでいる。野生で生きることは死と背中合わせである。

死因はほとんどが餓死である。あるいは崖から落ちて死ぬ事故死もある。

鹿・いのししの天敵は古来から人間なのである。宮廷も幕府も人間の最高の趣味は鹿狩り、鷹狩りで、ハイカルチャーの営みだった。それが今の歴史のなかでは抹殺されている。

日本のジビエの季節はクリスマスディナーの鹿肉といのししのぼたん鍋である。両方とも冬の料理である。

しかし、野獣の害は夏や豊作の秋である。本当はその時に野獣をハンティングしなければいけないのに高く売れないから猟師は撃たない。

このミスマッチの獣害を深刻なものにしている。夏、秋のジビエ料理の開発はメニュー(献立)と一緒にジビエを届けなければ意味がないのに、行政主導ではそれはできない。

多くの政治家が獣害の対策でジビエ加工場を地域に作ろうと言っているのはそれが票になるからだけの話である。

井上さんは聖心出身の敬虔なクリスチャンです。
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2017年06月04日

ふるさと納税が農産加工食品をダメにした

糸島はるか(日向夏と甘夏の自然交配から誕生)の生産・出荷が終わり、この6月から7月にかけては善果園の晩生の平戸夏香(日向夏の平戸バージョン)の出荷が始まりました。

平戸夏香が生産される九州のある市はふるさと納税で3年前に日本一になりました。それまで3年間加工特産品開発支援を当社が行っていましたが、ふるさと納税バブルがやって来て、地道な特産品開発は消えてしました。

その中にあっても善果園の平戸夏香は上位の人気を保ちながらバブルに流されることなく、一定数量を供給しています。

ふるさと納税が社会問題化しています。ふるさと納税というのは自分の生まれ育った市町村に寄付をして、その金額から2000円引いた金額を所得税や住民税から引いてもらえるしくみです。

これ自体はすばらしいのですが寄付をした自治体からの返礼品の返礼率が異常になっており、社会問題になっています。

例えば、私が全国のどこかの自治体に10万円寄付したとしましょう。そこから2000円引いた9万8000円は本来納めるべき、私の所得税、地方税から引かれます(税額控除されます)。


そこに寄付した自治体から返礼品が届けられます。大体、寄付額の4割ですから4万円程度の特産品が届きます。そうすると私は10万円の寄付で14万8000円の便益を受けることになります。

この返礼率は最近エスカレートしており、かつ地方の特産品ではなく、金券まで返礼品になっています。80%の返礼率で金券を受け取ると8万円が私に入ります。それに税金の控除額9万8000円を合わせると17万8000円が戻ります。10万円の寄付が17万8000円に化けました。7万8000円は丸儲けです。

このツケは誰が払うのでしょう?紛れもなく国民です。しくみをつくったのは総務省です。

これに荷担して返礼品合戦を仕掛けたのは大手ネット販売業者です。しかもこれに踊ったのは地方自治体の公務員です。

当社は当初からこの虚構が壊れるのはわかっていたので一切、手を出しませんでした。あまりにも安易で、稚拙で、無能な制度です。これが廃止、抑制されるとふるさと納税バブルに酔ったかなりの生産者・製造者は潰れると思います。

本来、やるべきはその地域の農漁畜産物の生産やそれを活用した加工食品の開発・販売なのです。
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2017年06月03日

「信頼・信用」は「約束を守ること」である

6月になり、飲食店不需要月に入りました。銀座ELもそうです。先週はお客様が少なかったようです。私は1週間ぶりに行きましたが昨夜は満席でした。

全国の農漁畜産業を営む1次産業者から直接食材を買っています。半年以上経つと購入先もある程度決まってきます。全国あらゆるところから納入するのが銀座ELの特長なので常に開拓はしていますが。

その理由はなぜか?どうしても信頼できるところから買うと言う傾向になります。では「信頼できる」ということはどう言うことか?「約束を守る」ということです。また、ミスしてもその原因を突き止め、リカバリーが迅速ということです。

そのために必要なことは購入先に「信頼できる人」いるかどうかです。常に一人この人に聞けば状況がわかるという人がいるかどうかです。

飲食店が使う量などたかが知れています。それを「たかが」と思っているいるところはだめです。また、受注から発送まで担当者の顔の見えないところもだめです。いわゆる統制が取れていない、野放し状態のところはだめです。

トップマターで動いてくれて、トップが直接やってくれるところが一番よいですが、直接やらなくてもいつも報告させているところは大丈夫です。

佐賀県のそよ風、岩手県の山長ミート、福岡県の福ふくの里、鹿児島県大成畜産、青森県道の駅七戸、宮城県上野農園、山梨県ぶどうばたけ、宮崎県黒木本店、岩手県間澤さん、こういったところは常にトップが目を話さないで対応してくれます。

当社は農家のドレッシング開発支援をしているので私やスタッフ経由でお店に入れて欲しいと言ってきます。もちろん、入れます。

マネージャーが言っていました。「入ると安心してなしのつぶての農家がほとんど。本当はそこから始まるのに。入ってからも常に状況を聞いて来る人や新たな食べ方を提案してくる農家のものがやはり人気が出る」まったくその通りです。
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2017年06月02日

ぶざまな姿を晒さないためには

新宿クマガイサテライトクリニックの熊谷先生が引退して、1ヶ月。これからの継承病院は紹介してもらいましたが、消化器の内視鏡の神様的存在だったので残念。

現在、インプラントの治療を受けている歯科医院に行ったらI院長先生が、「鳥巣さんのインプラントの治療が終了を持って引退します」とのこと。

「眼が悪くなり、治療に支障をきたすようになりました。患者さんにミスをして一生悔いて生きるよりも、迷惑をかけない今のうちに引退します。今後は私ども家族もお世話になっている後輩の名医に引き継ぎます」

両先生とも見事な引き際です。I院長には30年前から診てもらっています。左側はインプラントです。現在、右側のインプラントの治療をしています。これが入れば左右インプラントになり、私ももう生涯でインプラント治療を受けることはありません。最後までI院長の手でよかった。名医が去っていきます。

いろんな人がいます。引退しても利用しようとする人もたくさんいます。自分のビジネスに有利に私に商談相手に口利きさせようとする人や自分が先方に怒れないので私を使って押さえ込もうとみえみえの人もたくさんいます。

「新経営陣ではまだ、おぼつかない。まだまだ鳥巣さんがいないとキースタッフはダメだ」と言って私を煽って自分の仕事をしようとします。

世の中で引退したはずの人がいきなり社長にカンバックしたりします。ほとんど取り巻きがその人を利用するため、カンバックさせて、自分の権力を保持しようとしているだけです。それに乗って引退者がのこのこ出て行って、企業の内紛の火種をつくっています。

私は若い経営陣に「こんな風に鳥巣研二を利用されないようにしっかりしろよ」と常に言っています。爽やかで見事な引き際ができるか、問われているのは我々です。
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2017年06月01日

野良猫を探そう

最近の出張の目的は潟Lースタッフの新年度の事業(仕事)の組み立てや提案が多いです。(社)エクセレントローカルも今年度は大きく動き出しますので、出張先でも理事への事業説明や有為な人材の社員への加入を促しています。

(社)エクセレントローカルは組織の中核となる人材の確保はこれからです。この組織は既存の食と農のしくみを否定して、新しいしくみを世に提案、定着を図ることを目的としています。

これを動かす人材とはどんな人?言葉は悪いですが、体制を変えられるのは猫に例えれば野良です。私は全国に野良猫を探しに行っています。

写真左は昨日宮崎県庁正門にいたら現れた野良猫です。野性味のあるよい目付きをしていますね。写真右は私の愛息のれいらんです。こっちはまったく無警戒でぽかんとした表情をしています。

れいらんは飼い猫です。しかも血統書付きのヒマラヤンのブランド猫です。一緒に暮らしていて、かわいいのであまり悪口は書きたくないのですがこれでは世の中は変えられません。私のペットの域を出ることはありません。

野良猫は明日の餌は保証されていません。自分で探すしかありません。れいらんはありあまるペットフードの中で暮らしています。

どっちの生き方が素敵か?人間としては県庁の野良猫、ペットとしてはれいらん?よくわかりません。私はどうかな?39歳までれいらんでした。それ以降は野良猫です。

人手不足です。当社もです。今後、事業に応じて新規採用も増えてきます。新経営陣が動き始めています。

適任と思われる候補者はどういう訳か、女子ばかりです。しかも俗に言う有名大卒の入社希望者が多いです。30歳前後で食と農に強い関心がある。そんな人です。しかし、そんな学歴、経歴は一切通用しません。れいらんはペットなので血統書付きのヒマラヤンでよいですが。

潟Lースタッフの今後の採用は私は関与しませんが、(社)エクセレントローカルはします。

一番重要なのは日本中から毎日、現場で今日の飯を求めて這いずり回っている、精悍な野良猫を発掘することです。体制に挑みかかって行く爛々とした眼の野良猫たちがきっと世の中の食と農を変えてくれます。
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2017年05月31日

花のニッパチ、新たな門出

博多から宮崎まではあまりに遠い。5時間半電車に乗っていました。

日豊本線に乗るといつも50年前が甦ってきます。博多の中学に行っていた頃、修学旅行で乗りました。どこに行ったのは全く覚えていませんが、移動の日豊本線だけは覚えています。

超満員で、我々修学旅行生は席が確保されていましたが、通路に多くの人が立っていました。ずっと夜でした。夜間を走る急行列車に乗っていたのではないかと思います。

夜中を走るので通路の人はしゃがみ込んで眠っています。そこを200人の我々生徒がトイレに行ったり、来たりするので乗客は迷惑至極でした。それでもトラブルもなく、我々が通路を歩くとその都度寝ているのを立ち上がって通路を開けてくれました。

あれから、50年後、まったく同じコースをたどっていると明らかにあの頃の方が活気があったし、宮崎は繁栄していたと思います。

昨夜はデイリーマームの和田優社長と会食でした。昨夜の会食の前は1か月前、高鍋町で一緒しました。合計、昨日を入れて4回しか会っていません。

最初に会ったのは確か、8〜9年前です。場所は長崎県佐世保市です。商工会主催の私の講演に来てくれました。ほっかほっか弁当の長崎県と宮崎県のフランチャイズ権を持つ会社の専務でした。

2回目に会ったのはそれから2〜3年後。鹿児島県日置町でやはり商工会で講演をした時です。その時は前の会社を辞めて、自分で弁当会社を立ち上げて、10店舗ほどを経営していました。のちの大ヒット商品になる「ゴボチ」が誕生した頃です。

そして3回目は1か月前に高鍋町町室で偶然の再会でした。「ゴボチ」の快進撃で、佐土原町の工場が手狭になり、高鍋町に新工場を建設するそうです。

そして、昨日が4回目です。私に同行したのは鹿児島県でチアリップルを創業したばかりの大脇裕美さんと32歳の当社代表取締役副社長の伊藤順です。

この2人に和田社長の「経営とは」を聞かせたかったからです。特に起業したばかりの大脇さんにはこの機会が一番の勉強になると思い鹿児島から呼びました。

当社が高鍋町に行くのは「百年の孤独」の黒木本店の仕事をしているからです。黒木社長はこの4月に請われて高鍋町長に就任しました。新しい高鍋町づくりが始まります。

この2人と私の共通点は1つ。「花のニッパチ組」です。人生はいくつで花が咲くかわかりません。共に63歳の我々は第一人生を終えて、友人たちが定年退職したこの年齢で新しい船出を始めました。
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