2008年10月14日

有名になっても変わらぬ親切な接客

昨日は北海道福島町商工会の「ベジ&フルあきた」の工場見学でした。原料下処理から調理室・包装充填室・レトルト装置・乾燥機・こ粉末機等を一つずつ青沢社長に説明してもらって今まで頭の中でもやもやしていたものが具体的にイメージできるようになり喜々としていました。こうやって工場見学すれば素人でも料理を加工食品にするという工程が理解できるようになります。私もやって見ようかしらと言う気になります。そういえば福島町の方々に深浦町の「ぶどうごはん」の話をしたら福島町では今の時期よく食べるメニューだと言われました。やっぱり福島町と深浦町はつながっています。実際海の向こうによく見えるし。
見学後はちょっとだけ観光スポットに行きました。最近小坂町は「小坂鉱山」の史跡がブームになり観光客が多く訪れるようになりました。写真上左は「小坂鉱山事務所」です。同和鉱業小坂事務所を移築して改装したものです。そのそばには芝居小屋「康楽館」があります。現存する木造芝居小屋ではもっとも古いものの一つです。30年前私が秋田勤務していた頃の「康楽館」をよく覚えていますがひなびていて今にでも閉鎖しそうな感じでしたが昨日は見事によみがえってむしろ絶頂と言った感がありました。本当に継続は力です。
お昼は最近すっかり有名になったホルモン焼き「幸楽」で食べました。このお店は昔から知っていますが昨今のホルモン焼きブームです夜はずっと行列が続いています。久しぶりに行きましたが昔と変わらない親切な接客に感動しました。創業の女性主人(故人)の経営方針が貫かれています。この地域は戦前は小坂銅山で多くの朝鮮半島から徴用された人たちが働いていたことと八幡平で牛・豚・鶏等の畜産が盛んであることからホルモン焼きを食べる習慣があります。ホルモン焼きはブームですがこの地では地域料理として根付いています。昨年度は地域資源∞全国展開プロジェクトで鹿角商工会からの委託で当社がレトルト「ホルモン焼き」(牛・豚・鶏の3品種)の開発支援をしました。
昨日までの3日間は青森県深浦町・十和田市、秋田県鹿角市を毎朝ウオーキングすることができました。ほぼ毎朝全国の違う地域をウオーキングできるのですから私が一番この世で果報者かも知れません。この3日間は朝は冷え込みました。東北のウオーカー達は手袋をして防寒して決めています。私だけがホテルのタオルを首に巻き百姓スタイルでワイシャツ1枚でウオーキングしているので地元の人には奇異に写るようです。写真中左は深浦町をウオーキング中に撮影した「円覚寺」と「あきたや旅館」です。「円覚寺」は北前船の守り寺で「あきたや旅館」は今は文化館ですがかっては太宰治が泊まったこともある老舗の旅館でした。写真下左は十和田市の「行政街通り」です。松並みが続く街路は馬のモニュメントが随所に設置されているメインストリートです。ウオーキングには最適です。
小坂鉱山事務所.jpg幸楽のホルモン.jpg深浦円覚寺.jpg秋田屋旅館.jpg十和田行政街通り.jpg
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2008年10月13日

現場での事例学習は受講者に大変好評

昨日は青森県七戸町の「農商工連携セミナー」の第3回目でした。今回から第6回目までは本間もセミナーに加わります。昨日は午前中は事例研究でセミナー会場を「わんだむらんど」に移して2企業の経営者からレクチャーを受けました。写真上左は農事組合法人「あずま」の三上社長から話を聞いているところです。当社は平成元年に発足して20年間主にながいも・にんにくの生産・加工・販売を行っています。農産物ながいもの出荷する場合規格・サイズを揃えるために切れ端や端物が出ますがそれを加工して「冷凍すりとろろ」・「冷凍カット長芋」や個装「むきにんにく」等を製造しています。
第2事例は今年4月から当施設「わんだむらんど」の管理指定者になり経営・運営を始めた「坪造林」の坪社長の話でした。厳密に言うと坪社長が組合長を務める森林組合が指定管理業者になっています。「わんだむらんど」はグリーンツーリズムの施設で木工体験の場です。森林組合が「指定管理業者」になってから「チェーンソーアート」体験に力を知れています。プロの木こり達がチェーンソーを使って動物をモチーフにした木掘り芸術を教えてくれます。
写真上右・中左は作品のふくろう・馬です。完成までの所要時間は40分〜1時間半程度で初心者も必ず作品を作ることができるそうです。この体験が人気を呼んでおり体験希望者が増えています。また作品を店舗内や店前に設置したいと言う需要も増えており注文が来ているようです。午後からは盛田旅館に戻って通常の形でセミナーを行いました。こういった現場での事例学習はとても新鮮で受講者に大好評です。
午後5時にセミナーは終了しましたが東京に帰る本間と別れて私は秋田県鹿角市に向かいました。北海道福島町商工会が来年度の地域資源∞全国展開プロジェクトに応募するためその準備で特産品加工を行っている会社・工場を視察したいと言うことで秋田県小坂町の「ベジ&フルあきた」を推薦しました。青沢社長も快く受け入れてくれました。私は青森県七戸町から秋田県鹿角市まで足がないのでわざわざセミナー会場まで青沢社長が迎えに来てくれました。
写真中右は午後7時に福島町商工会有志と合流している会食をしているところです。写真下左は有志達が特産品にしようとしている料理です。これを「ホットパック」商品に仕上げて流通可能な加工品にしたい意向があり今回はそのための工場視察です。テーブルにはたくさんの料理が並んでいますが有志の女性達が持ち込んだ料理(写真下右)がおいしくてこればかり食べていました。ただしテーブルには新米で作った「きりたんぽ鍋」が出ておりこれも大変美味しくいただきました。
あずま.jpgふくろう.jpg馬.jpg福島町商工会.jpg福島の料理.jpg
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2008年10月12日

深浦の料理は彩りがきれい

昨日は深浦町の特産品開発セミナー第2日でした。朝はウオーキングをしましたが海岸まで下りて行ったらびっくりするほどすばらしい景観が現れました。写真上左は深浦港の入り口の弁天島です。特産品セミナーは昨日に続き熱心な受講生がやってきました。写真上右は受講生の写真ですが右はお母さんの伊藤さんにについて来た子でこの子は小学校6年生です。女の子だとばかり思っていたら何と男の子だそうです。左は最年長の工藤さんです。工藤さんも赤いシャツを着ていますが男性です。工藤さんと伊藤くんの年齢差は65歳です。受講者の年齢層が厚くなることは地域の発展につながります。
写真中左はセミナー後に昼食に行った「あずまや」の中華そばです。青森のラーメンは煮干しでだしを採りますがそのもっとも伝統的な正統派の中華そばです。メニューも中華そばとライスしかないのもいいですね。秋田勤務時代に県北部で食べた煮干しラーメンを再び食べることができて幸せでした。
写真中右は直売所ピアハウスで販売していた何と「ぶどうごはん」です。一緒にいた深浦町役場の山本さんに「ぶどうの時期の今しか食べられないぶどうごはんです」と紹介してくれたので買って食べてみました。これはウマイです。ぶどうの酸味ともち米の粘りがうまく絡み合って最高の味です。山本さんの話では昔家庭で食べていた「ぶどうごはん」は砂糖をたっぷり入れていたそうですが最近は酸味の利いた味になっているとのことでした。「ぶどうごはん」はやりようによっては大ブレイクすると思います。
写真下左は「かそせいか焼き村」で販売していた惣菜の「いかすし」です。「いかすし」はゆでたいかにキャベツやにんじんの酢漬けを詰めています。とてもヘルシーで彩りのよいサラダ感覚の料理です。深浦は彩りのきれいな料理が多く見かけられます。地域料理と言えば醤油のどす黒い色の料理が多い中この地域は料理に色彩を入れている料理文化を感じました。
弁天島.jpg受講生.jpg煮干しラーメン.jpgぶどうライス.jpgいかすし.jpg
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2008年10月11日

夕日の沈む時間は午後5時05分頃

昨日は青森県深浦町操業促進協議会の(新パッケージ事業)食品加工エキスパート事業「特産品セミナー」の第1回目でした。合計4回ですが第1回目は私が講師でテーマは「成功する特産品ビジネスのポイント」でした。第2回目は高橋が講師で「わかりやすい特産品開発の手順」、第3回目は坂本が講師で「食品表示の実際と賞味期限の設定方法」、第4回目は加藤が講師で「商品開発アイデアの着眼点・魅力ある商品差別化のポイント」です。
当社の講師陣のフルキャストの登場です。
私以外は全員商品開発・研究の技術者なので受講者は具体的に加工特産品を開発するためのノウハウが学べます。昨日は第4回目担当の青森在住の加藤もセミナーに現れて受講者26名の自己紹介を聞きました。最初からみんな積極的であまりの迫力に私がタジタジしてしまいセミナー風景を写真に撮ることを忘れてしまって今日のブログはセミナー風景がありません。
今回のセミナーの特徴は女性16名、男性10名で男女比率が片寄らずに、年齢も30歳代から80歳までバランスよく構成されています。また職業も農家・漁業者・商工業者・観光業者・専業主婦と幅広い職業から集まっています。また町内の「道の駅・いか焼き村」や直売所に出荷している人や研修センターの宿泊施設の食事を委託しているグループ等様々です。私の口癖である「加工特産品開発は農家のおかあさんの道楽・現金収入に封じ込めないで地域あげての食と農ビジネスにすべきだ」と言う意見にぴったりの受講者の性別・年齢・職業構成です。また農協・漁協の若い職員も参加しているのも嬉しいです。
写真はセミナー会場でもあり私の宿泊場所である深浦観光ホテルのフロントにあった「日没時間の案内」です。私にはとても新鮮に感じられました。ところで昨日の飛行機の中のNHK収録ニュースで当社事務所の建物所有者のニューシティレジデンスが民事再生法を申請したのを知りびっくりしてしまいました。青森空港から仲介不動産会社に連絡して影響があるかどうかを聞きました。顧問弁護士の話では当面の対応は必要ないようでこのままでいいようです。そういえば私は生命保険もアリコです。アメリカ発の金融危機が他人事ではなくなってきました。でも金融資産を持っていないので失うものも何もありません。
夕日の沈む時間.jpg
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2008年10月10日

「指定管理者制度」を導入した弊害

昨日も鳥取県西部地域の商工会の仕事でした。最初は伯耆町「大山望」のアドバイスでした。農産直売所とレストランを併設しています。農産物直売については8月に訪問した時に駐車場でのテント売りイベント等で活気を出すことを提案しましたがお盆に実行して効果があったようです。9月は新米フェアでおにぎりの販売をしたそうですがそれも反響が大きかったようです。
次は料理品・加工品の販売を始めたいと言うことで写真上左の「牛肉おこわ」と加工品の「牛肉みそ」、「ねぎみそ」、「しいたけみそ」の試作品を評価しました。牛肉・白ねぎ・しいたけはいずれも当地の当地の農畜産物です。味噌も町内農家加工グループの特産味噌を使用します。試作品の味は文句なしです。これは間違いなく売れます。11月の行楽シーズンから販売したい要望があり当社坂本が10月中に訪問して賞味期限の設定・一括表示の確定・容器の決定を行うことになりました。
写真上左は伯耆町の有志「大山うまいもん会」が開発した「だいせんばーがー」です。鳥取牛フィレ肉を使用して価格は1200円と聞いて一過性のお祭り騒ぎのグルメバーガーではと期待しないで注文しましたがこれは本物でした。1200円の価値は十分あります。バーンズはレーズン由来の天然酵母で焼いたパンです。ソースも大人向きです。盛りつけも中身が見えるようになっており豪華です。量も多過ぎなく適量です。あえて難を言うとセットのドリンクが安っぽい清涼飲料水の点です。ここに地元果実のジュースか大人向きのドリンクが出てきたら最高です。
ところでこの大山地域の観光施設は補助金で作ったものが多く、経営は町等の自治体がやっていましたがどこも赤字で民間に運営を委託するケースが増えています。委託を受けた会社や団体を「指定管理者」と言います。「指定管理者」は経営を黒字にすることに必死ですがそれが経費カットのみの手法で行われている場合が多いです。例えばレストランだと「ロスを出さない」が最優先されせっかく大山に来たのにメニューは冷凍食品ばかり使用しているといった具合です。
「ガーデンプレイス」という施設のレストランで食事をした時はメニューにチキンライスがあったので勝手に大山地鶏を使用したチキンライスかと期待して注文したら昔私が勤務していた食品会社のスーパーで販売している冷凍食品のチキンライスを私の目の前で電子レンジでチンして出したのには呆れ返りました。
これなどは「指定管理者制度」を導入した弊害です。こんなことをやっていたら短期的には黒字に転換するかもしれませんがいずれ顧客にそっぽを向かれて再び地獄を味わうことになります。写真した左右は刈り取りの終わった棚田と藁葺き小屋の風景です。せめてこういった大山の景観に恥じない程度の食は提供したいものです。
牛肉おこわ.jpgだいせんばーがー.jpg棚田.jpg藁葺き小屋.jpg
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2008年10月09日

鳥取県江府町のブルーベリーと水

昨日から鳥取県米子市泊です。昨年地域資源∞全国展開プロジェクトで支援した江府町商工会で会員の(株)かわばたが「ブルーベリージャム」と「ブルーベリードレッシング」を製造・販売したいと言うことでその支援でした。(株)かわばたは土建業ですが数年前に新事業で農業特区申請してアグリ参入をして昨年からブルーベリー観光農園「奥大山ブルーベリーファーム」をオープンしました。
入場者がもぎ取らなかった形の不揃いのブルーベリーは規格外品になり冷凍保存されています。写真左の農園内にあるカフェ「アペゼ」でもブルーベリージュースやソフトクリームでメニュー化していますがまだ他に活用の方法はないかと言うことで「ブルーベリージャム」と「ブルーベリードレッシング」にして物販すると言うことになりました。製造場所がないため当初は我が社の連携メーカーにレシピ・仕様で発注して小ロット生産をしてもらうことになりました。売れるようになれば将来的には当農園で工場を持つことも視野に入れています。
話は変わりますが当農園のすぐ上にはこの4月から大手S社がミネラルウオーターの工場を建設して製造を開始しました。江府町が農地を所有者から買い取り、造成して工業地に地目変更してS社に売却しました。S社は工場内に井戸を掘って水を汲み上げミネラルウオーターを製造していますが水代はただだそうで一銭も江府町には払っていないそうです。それがこの業界の一般的なやり方で法的には問題ないそうですがただで汲んだ水が小売店ではペットボトルで300円程度で販売されているのは何だか妙な気がします。
ミネラルウオーターは小さな工場でS社が別会社を設立しているのでS社・本体からの出向者は20名程度です。私の知識からこの程度の製造会社の社長だと親会社・本体の下級部長程度のポストです。がこっちではすっかり偉い振る舞いだそうで町民の笑い者になっているようです。進出前は町との共存共栄を図ると言っていたそうですが出向者の一人も当町には住んでいなく米子市に住んでいるそうです。また地域との連携も製造会社は何の権限もなく全てが親会社・本体におうかがいをたてないと何も決められないそうです。汲み上げる水代を多少なりとも払って欲しいと町民は言っています。地域と共生できない企業は地域から浮き上がってしまいます。
アペゼ.jpg
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2008年10月08日

宇久島はきれいな自然と放棄耕地の現実が

昨日も引き続き宇久島で仕事でした。一昨日のセミナーを受けた方々の個別相談でした。坂本さんは「ひかり工房」と言う名で塩を製造しています。しそ入りとハーブ入りがあります。現在梅入りを開発中ですが梅干しの赤い色がなかなか出ないと言うことで相談にやって来ました。本人はもっと赤くしたいようですが私はとても自然な色合いに感じました。坂本さんは椿油の販売もしています。五島列島は椿の木が多く、その実は「かたし」と呼ばれてそれで椿油を絞るのだそうです。福江にはいくつか椿油の製油所があるそうです。椿油と言えば「鬢(びん)油」で整髪料に使われます。最近は静かなブームでいろんな用途に使用されているようです。
写真(上左右・下左)は朝のウオーキングで撮った写真です。砂浜あり、磯あり、サイクリングロードあり、海水は透明に透き通っています。ウオーキングしていると大きなカラスに遭遇しますがほとんど逃げないのでこっちが怖くなり走り出す始末です。またあっちこっち黒毛和牛の肥育牛が放牧されておりモーモーと私を歓迎してくれます。飼料が値上がりしていますがここの牛は放牧場や畑の牧草を食べています。島をウオーキングしていると放棄耕地が多いのには愕然とします。棄農・廃農が多い現実を見せつけられます。
写真下右は「鯨(くじら)カツのカレー」です。カレーの具にも鯨が入っていました。宇久島はかって捕鯨の町だったのです。鯨料理が多いのはその名残です。なかなか美味しかったです。宇久島を午後2時の高速船で佐世保に戻りました。海はベタ凪で順調な航行でした。私は10月に3回佐世保に行くことになっています。あと2回は長崎県商工会連合会の「経営革新塾・アグリビジネス(地域資源)セミナー」です。開催者から予定人数を大幅に超えた応募者があったと連絡をいただきました。はやりこれは世の中の流れですね。佐世保は戦前は軍港・海軍の町、戦後は米軍基地のある町、これからはアグリの町に変身ですね。それが一番よいです平和なのが。
サイクリングロード.jpg砂浜.jpg透き通った海水.jpg鯨のカツカレー.jpg
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2008年10月07日

「なんにでもよか」は売れ行き上々

昨日は長崎県宇久島で宇久町商工会の特産品開発セミナーでした。宇久島は現在は合併で佐世保市になっています。佐世保港から高速船で約1時間半、フェリーで約3時間です。五島列島の北、平戸の南に位置して上五島と呼ばれています。セミナーは約20名の方々が熱心に受講しました。昨年も10月3日にうかがって講演をしましたのでちょうど1年ぶりの訪問でした。
昨年宿泊した井原旅館に食事時に卓上のポン酢がありました。若旦那に聞くとお母さんがもう40年前から手作りで作っている万能調味料だそうです。この地域は11月から「あら鍋」が始まります。「あら」は「くえ」とも呼ばれる魚で冬時期に採れて鍋に最適です。食通はわざわざ九州本島から「あら鍋」を食べに宇久島にやってきます。その「あら鍋」用のポン酢ですが刺身・フライ・海藻・肉料理等何にでも合います。私は昨年初めてこれを見て食べてこれは売れると直感しました。「これを売って欲しいと言う宿泊客はいないか」と聞いたら「たくさんいて困っている」と言うことでした。売る訳にはいかないのであげているとのことでした。
そこでこれを外販できる加工特産品にすることを提案しました。2度目に坂本と訪問して当旅館のおかあさんからレシピを聞き取り、賞味期限設定と一括表示を決めました。坂本によるとレシピはこのままで3ヶ月の賞味期限があるとのことでした。(実際は6ヶ月の賞味期限でも大丈夫ですがあまり長くても意味がないので3ヶ月に設定しました)
次は原料ですが宇久島のゆずを使用しており11月が収穫時期です。ゆずは農家から買いますがポン酢を初めて外販するのでどれだけ売れるかかいもく見当がつかずがゆずの購入量に迷いました。一応販売目標を決めてゆずを買い付けました。
原料がきまれば次はパッケージです。容器は入手しやすい200mlのペット容器にしました。パッケージデザインは当社野口が作りました。ネーミングは私が考えました。万能調味料なので何にでも使えるので当初「なんでもよか」を提案しましたがこれだと「どうでもよい」と言った投げやり的な意味もあり誤解される恐れがあるので再度考えて「なんにでもよか」を提案しました。「何にでも最適」と言う意味です。若旦那も気に入り6月から発売になりました。大変よく売れているそうで昨夜も若旦那は写真のように「なんにでもよか」を持って上機嫌でした。
200810062215.jpg
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2008年10月06日

土・日も当社スタッフはフル回転

昨日はついに野口と内藤を休日出勤してもらって打ち合わせでした。野口は「加工特産品開発マニュアル」のビジュアル化の打ち合わせです。なぜこんな社外秘をブログに書くかと言えばこれは日本で唯一の加工特産品開発支援会社の当社デザイナーである野口しかできる者がいないからです。これができれば多分業界史上初のものになります。既に野口と私の中にはイメージが出来上がっています。
内藤は前は食品会社のインダストリアルシェフ、要は「料理」を「加工食品」にする商品開発者でした。私がいつも言うように「料理」を賞味期限(保存期間)のある「加工食品」にするのが加工技術です。一方「料理」を作るのは調理技術です。どんな売れっ子のはやりのシェフも自分の料理を加工食品にはできません。また一流大学農学部を出た技術者でも料理は作れません。
この「料理」と「加工食品」の両方ができるのが内藤なのです。加工特産品を開発したい農家のおかあさんたちは「料理」は作れますが加工技術はありません。だから内藤のノウハウが必要になるのです。もっとも当社坂本・高橋クラスは長年の経験でたいていの料理は作れます。現在は当社熟練技術スタッフが「料理」を「加工食品」にする加工技術を本間に教えて育てている最中です。
高橋・本間は一昨日から地域資源∞全国展開プロジェクトで新潟県紫雲寺商工会に行っていました。今年の「日本女子オープンゴルフ」は新発田市紫雲寺GCで開催されており、ゴルフ場内で商品開発中の「洋なしのハヤシ」と「さつまいも入り紫米ごはん」をギャラリーに試食してもらい味覚(味覚)評価テストをするためです。評価は上々だったようです。ゴルフ好きの高橋は喜々として出かけて行きました。決勝戦も見る時間があったようで今年の女王李知姫も身近に見れたそうです。宮里藍も復調ですね。さすがに選手は試食はしなかったようです。
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2008年10月05日

些細なことに喜びや嬉しさや幸せを感じる

昨日・今日(土・日)は事務所に出勤しました。土日の休日とは言え2日続けて事務所にいることは最近珍しいです。明日の5日から土日もセミナー等何と10月26日(日)まで21日連続出張です。27日(月)は千葉で仕事なのでそこまでです。15年間この仕事をしていますが21日連続出張は新記録です。その間自宅に帰ることはありますが事務所にはほとんど行けないスケジュールです。スタッフとは電話とメールだけのやりとりになります。会社内は野口が取り仕切っていますので私の不在は慣れっこになっているので会社は平常です。
いったん事務所を出ると全てスケジュールが決まっているのでその流れに任せることが大切です。そして出張地と仕事と人との出会いを楽しむことです。講演・セミナーでは自分の思いや他地域で活躍する人の話等自分の持っているありったけの情報を受講者に伝えることにしています。また夜の懇親会がある時は今度は聞き手に回りなるべく相手の話に耳を傾けることにしています。食事も会費制のセットやコースが多いので自分で好きなものを選べる食事は月にせいぜい2〜3回です。でも相手が私と会食してくれるだけでも幸せだと思わなければなりません。そう言った意味では朝起きてから寝るまでずっとスイッチオンです。まず自分の時間はないと覚悟しています。
自分の時間は眠っている時と移動中とウオーキング時です。この時間は私が自由に使ってよい時間です。朝のウオーキングは頭の中をリセットできて最高です。健康にもよいでしょうがそれ以上にウオーキングは精神的にもよいです。私にとっては座禅のようなものです。移動中は以前はよく本を読んでいましたが最近はもっぱらブログを書く時間意外は寝ています。正直言って何も考えていないのが本当です。
出張を楽しくするコツは些細なことでもよいので起こる事象の中に喜びや嬉しさや幸せを見い出すことです。例えば野に咲いている花がきれいだとか、秋の気配を感じることができて幸せだとか、メニューに出ていたさんまは美味しかったとか、今日の受講者がうなずきながら聞いてくれたとか、会場の担当者がとても親切だったとか、ホワイトボードのインクがよく出たとか何でもよいので自分の気持ちを嬉しくするような出来事を見つけることです。そしてそのことに感謝すればハッピーな毎日を過ごせます。
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2008年10月04日

日々の生活に特産品開発マインドを

昨日も引き続き長野県商工会連合会の経営指導員研修でした。朝はブログを書いてから午前6時半からウオーキングをしました。善光寺まで行って信大教育学部から県庁の方を歩いて1時間15分のウオーキングでした。天気は秋晴れ、気温はひんやりで最高のウオーキングでした。善光寺は午前7時前だというのに参拝客でいっぱいでした。本殿でお勤めが行われていました。やっぱり善光寺界隈は「気」が出ています。その「気」を浴びて午前9時から午後5時までの講師を最高の気分でやることができました。
研修は午前は講義、午後は演習でした。経営指導員が宿題で事前に書いてきた経営資源を絞り込んで、それを活用した事業テーマを決めて、それにストーリー(シナリオ)をつけました。そしてさらにその事業を図にしてビジネスのしくみがわかるようにしました。いつものセミナーの演習と同じですがいつもはっとする新たな発見があります。最後に6名の方に発表してもらいました。「過疎の村の惣菜センター」、「規格外品のサクランボの加工」、「高級市田柿を市田柿の木毛和紙で包んだギフト」、「なすとあけび料理で町おこし」、「杉粉入りねば(根羽)まん」、「すんき(木曽の特産品で塩を使わない乳酸発酵の漬け物)の事業化」とどれもしっかりと現場を知っている経営指導員だから考えつくテーマでありストーリーです。
お昼にやはり長野県商工会連合会の仕事で当社が原稿を依頼されている「加工特産品開発マニュアル」の担当の勝田課長との打ち合わせでした。忙しい商店の主人が店番をしながらぺらぺらめくるだけで特産品開発がわかるようなマニュアルを作って欲しいそうです。商工業者が日々の生活・仕事で「商品開発マインド」をもって生活できるような、言い換えると「毎日が商品開発生活」であるような商品開発マニュアルにしたいとのことです。この発想は私も目から鱗でした。すぐ野口に電話して日曜日に出勤してイメージを固めることにしました。
長野商工会.jpg
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2008年10月03日

国内食品メーカーには追い風が吹いている

昨日から今日まで長野県商工会連合会の経営指導員研修で長野市に来ています。テーマは「地域資源発掘とマーケティング」です。こうやって毎日、セミナーをやっていると人との出会い・交流がありこれが私の財産です。最近セミナー受講生が農水産業者・商工業者・地域住民・行政支援機関職員のごちゃまぜになってきて私の狙い通りです。私の人脈自体が「農商工連携」そのものです。私はこのごちゃまぜ受講者の中から人脈ネットワークが生まれそれが核となって地域の新しい形が生まれてくるのを望んでいるのです。
今回は長野県商工会連合会の経営指導員研修の公式カリキュラムなので受講者はごちゃまぜではなく経営指導員だけです。なななんと受講者に私の大学の同級生がいました。坂城町商工会の経営指導員の宮坂由紀夫氏です。学生時代共通の友人の下宿で一緒に酒を飲んでいました。30年ぶりの再会です。懐かしいと言うか奇遇というか人生は50年も生きているといろんな場面に遭遇します。
昨日は事例研究で三和食品の石川社長に登場していただきました。三和食品のルーツは長野県なので石川社長の講義も熱が入っていました。石川社長に原料高による値上げの浸透を聞いたら既存商品の値上げ・価格転嫁はなかなか進まないようです。一方、「チャイナフリー」の動きの好影響はあるようです。当社は原料が全て国産なので今まで中国原料の商品を使用していた加工食品メーカーから当社への生産依頼が急増しているようです。当社はずいぶん前からISOを取得して工場もHACCPシステム工場で建設して「安全を担保した生産体制」を採っていましたがそれもここに来て追い風になっています。
さらに都内店舗やレストランはゴミの問題で1次処理済み食材を求めるため当社のカット野菜事業もフル回転のようです。特に立地が群馬県太田市なので都内への配送に優位なことも強みになっています。北海道・東北・九州・四国の農産物は群馬・埼玉・静岡等の首都圏への入り口で1次加工されて首都圏に納品されるのです。当社が2003年から準備を始め05年から経営を大転換した効果が飛躍的に現れています。
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2008年10月02日

世の中はみんなのためにある

昨日は千葉県印旛農林振興センターの「印旛地域新規起業者支援セミナー」でした。自宅の近くですがいったん事務所に出勤してまたお昼やってきました。終わったらまた事務所に戻りました。セミナーに行ったら特産品づくりに燃えている農家のお母さんたちが私を待っていました。こういったセミナーが私の元気の素です。セミナーには21歳の女性が受講しました。8月の宮城県セミナーで23歳の小松君が登場しましたが祖父母といっしょに赤飯を製造している21歳の鈴木夏実さんがあっさり最年少を更新しました。写真左はセミナー風景で右はお母さんグループのお弁当です。「野菜は全て四街道産です」と書いてあります。
よく私はいろんな人から「言いたいことを好き勝手言えてよいですね」とか「よくあんなにズケズケ言ってよく仕事が来ますね」と言われます。私は謙虚にあるがままの事実を言っているだけです。世の中にはいまだ大企業やお上に媚びる風潮があります。私の尊敬する福沢諭吉が言った「官尊民卑」、あるいは現代だったら「大尊小卑」ですか。
私が知っている限り大企業はそんな立派で人に尊敬されるようなものではありません。大企業が素晴らしくて零細企業は劣ると言うことはありません。またその逆もありません。またホワイトカラーが上で農林水産業者が下だと言うこともありませんしその逆もありません。みんな同じです。行政組織や大企業・中小企業もひどい所は悪いこと・汚いことをいっぱいやっています(当然やっていない所もたくさんあります)。ただし大企業やお上はエスタブリッシュメント(体制)だから悪いこと・汚いことが表に出る確率が低いだけです。
だから私は大企業や大組織に「自分達だけええ格好するな。お前達がやっている事はよく知っているぞ。どんどん世に公表するぞ」と言っているだけです。では私がそんなに立派かというと私も「色と欲のかたまりの口舌の徒」です。ことさら大企業や権力者を美化する風潮、しらじらしい情報を流す事へ反発しているのです。でも私やキースタッフに仕事が来るのは私と同じように思っている人がたくさんいるからです。「鳥巣さん、あなたの言うとおりだよ」ってね。世の中は権力者や大企業のためにあるのではありません。みんなのためにあるのです。「善人なおもて往生す、いわんや悪人をや」です。
印旛セミナー.jpgお母さんの弁当.jpg
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2008年10月01日

農商工連携は大企業のためにもなる

昨日は新潟県能生駅から北陸・湖西線で大阪に向かいました。福井県を通過する時は転作のそば畑のそばの花が満開で一面きれいな風景を楽しみました。写真は北越本線で見かけた駅名です。これを見てデイム歯科医院に定期検診に行かなければならないのを思い出しました。昨日は「関経連」(関西経済連合会)の「農商工連携セミナー」の講師でした。私は大都市東京・大阪で仕事をすることはまずないので講演もどんな方が来るかわかりませんでしたが毎日しゃべっていることで押し通すことにしました。「関経連」に会員は大企業が多いそうですがオープンセミナーなので受講者は各県庁の大阪事務所の職員の方も多かったです。
「農商工連携セミナー」は第1回講師が農林漁業金融公庫総裁、第2回講師がワタミフーズ社長、そして今回が第3回目が私だそうで役不足で穴があったら入りたい気分でした。通常、私の話は大手食品メーカーの人は関心が薄いようで今回も不評だろうなと思いながら持論を展開しました。意外にも外食産業や中食産業の社長や幹部が多くてこの方々は口々に「あなたの言うとおりだ」と言ってくれてほっとしました。
名刺交換したがんこフードサービスの志賀社長は明快に「農家を儲からせないと農家はついてきてくれません」とおっしゃっています。私もこの言葉が農商工連携の至言だと思います。講演の後は1時間半は農商工連携研究調査プロジェクトのメンバーの方々との懇談会でした。質問の内容が濃くて鋭くて答えるのがやっとでした。
ここからが私の感想です。受講者は大企業の社員が多く私の話はどうせ受けないだろうと思い、それだったら好き勝手に持論を展開しようと決めて臨みました。農水産業者や零細中小企業者の経営の実態を伝える事も私の大事な使命だからです。がその結果意外にも講演は手応えがありました。時代が確実に変わっています。
質問の中に「農商工連携できる地域のリーダー、農家のリーダーをどうやって育てるのですか」と言ったものがありました。私の答えは「我々が地域に入り農商工連携セミナーやアグリ起業化セミナーを通じて人材育成支援をするしかないと思います。そうしながら農水産業者のリーダーを育て彼らとの人脈・ネットワークを作るのです」と答えました。質問者は大手銀行系のコンサルティング会社の研究員でした。彼も福岡県田主丸町大手の林業の息子だそうで学校出てしばらくは家で林業を手伝っていたそうです。まだ34歳の若さです。私は同郷でもありすっかり嬉しくなりました。
この人材育成活動には大手食品メーカーの社員もボランティアで参加して欲しいと思っています。例えば土日に農業の現場に行き、農産加工施設の「週末研究所長」になってもらえばよいです。これは同時に大企業の人が地方・農村を知る機会にもなります。そうすれば大企業の人が今まで見えなかったものが見えてきます。実はそれが大企業が抱えている悩みの答えにもなるのです。
親知らず.jpg
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2008年09月30日

来て欲しくない観光客がここにもいる

昨日は新潟県中小企業団体中央会の仕事で糸魚川で「地域資源活用・農商工連携等セミナーでした。佐渡と新潟市は終了して昨日が糸魚川会場でした。今まで私は15年この仕事をしていますが受講予定者よりも実際の受講者が多かったのは初めてです。こういった場合は講師は気をよくして張り切ります。(写真上左)
セミナー終了後も農業に参入した建設会社経営者や地元物産センターのセンター長から真剣な相談を受けました。写真上右はその後視察に行った(有)能生養豚センターの豚です。この豚舎は雄の種豚2頭と40頭の母豚がいます。雄2頭はデュロックだそうです。母豚はヨークシャーとランドマークのかけ合わせだそうです。写真上右が母豚です。豚舎ではブーブーと鳴いて大合唱です。久しぶりに豚の鳴き声を聞きました。
夜の宿は糸魚川市中尾と言う集落の「長者温泉・ゆとり館」でした。古民家を移築したものです。当初は市が第3セクターを作って経営していましたが不採算で現在は中尾集落住民が指定管理人になってこの館を運営しています。写真下はその集落のお母さん達が心を込めて作ってくれた夕食です。(朝ご飯もいただきましたが実家に帰ってきたようでした)
前夜我々は5名の宿泊でしたがその隣に団体の12名の食事が用意されていました。午後6時の予定が午後7時を過ぎてもその団体客はやって来ません。今日の賄い担当のおかあさんは「現在お客さんは上越にいるらしくもうすぐ着くそうです」と言っていました。
しばらく経ってからおかあさん達が食事を片づけ始めました。ドタキャンになったらしいです。おかあさん達は泣きそうになっていました。ここにもあるまじきルール違反をしている人間のくずどもがいます。地方の活性化を観光だともてはやす風潮がありますがこのように来て欲しくない観光客もたくさんいるのです。ところでもう一つ初体験です。ここはドコモもウィルコムも入りません。(だから今日のブログの送信が遅かったのです)。宿舎で聞こえてくるのは水の流れる音だけです。こんな幸せなことはありません。夕食後ウオーキングをしましたが人っ子一人歩いていない真っ暗闇の夜道を歩いているといくら田舎育ちの私でも怖くてビビりました。
糸魚川セミナー.jpg能生養豚センター.jpgゆとり館.jpg
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2008年09月29日

地域資源∞全国展開プロジェクトの成功例

先週金曜日(25日)に行った北海道福島町商工会は来年度の地域資源∞全国展開プロジェクトに手を挙げる準備をしています。小笠原商工会長の考えで勉強会の2回目は商工会員に加え農水産業者・町民に声をかけて試作品を持って来させてみんなで評価しました。小笠原会長の狙いは産業の創出と雇用の創出です。そのために福島町の農水産物を活かした食ビジネスを町民が立ち上げる支援を商工会がやるのだと明言しています。そのために地域資源∞全国展開プロジェクトに応募しようとしています。
また私が福島町に行っている頃と同じ25・26日に当社高橋と本間は滋賀県日野町商工会の岸村会長以下有志10名を福島県みずほフーズに案内していました。昨年度地域資源∞全国展開プロジェクトで実施した「日野菜のマリネ」の商品化に向けて生産委託等で連携するみずほフーズを案内しました。既に先月は「日野菜ドレッシング」で連携する群馬県上野村を訪ねています。そして26日夜は商工会の同じメンバーで東京まで戻り昨年日野菜を食材で使ってくれた「Wakiya」を訪ねて今年の日野菜を事前に送り、それを使用したメニューで会食をして今年も使用していただくことをお願いしました。その会食には当社守岡が同席しました。
一昨年地域資源∞全国展開プロジェクトを実施した秋田県平鹿中央商工会のレトルトいものこ汁・酒かす汁・豚汁・豆乳汁も商工会員有志が組合を作り、同県のベジ&フルあきたと連携して事業化しています。全国商工会連合会のカタログ通販にも載り好評です。これを推進しているのは下タ村(したむら)副会長です。
福島町の小笠原会長の業種は建設業です。日野町商工会の岸村会長は倉庫業です。平鹿中央商工会下タ村副会長は建材店・建設業です。誰も食品業の人はいません。この方々は私心がありません。地域のため住民のための産業・雇用創出に本気です。このような方が真の地域のリーダーだと思います。そしてそれを商工会スタッフが強力に支えて推進しています。
私にはその逆の商工会・商工会議所の悪い噂もたくさん入ってきます。ある商工会はコンサル会社・企画会社の企画の持ち込み・丸抱えです。予算管理も商工会ではなくその会社がやっています。もう1つ多いのは商工会・商工会議所が市役所・町村役場に頼まれて名義貸して全国展開プロジェクトに応募している例です。これも相当に横行しています。受託後は商工会・商工会議所はかやの外で市町村のお抱えコンサルや会社が事業をやっています。それらを批判しても仕方ありませんのでその代わりに地域資源∞全国展開プロジェクトのうまくいっている例を挙げました。
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2008年09月28日

ヤーコン焼酎や紫穀米入り麺を委託生産

一昨日に青森に入り昨日夜に東京に戻りました。2日間の第一日目は「農産品活用ビジネス実践講座」で昨日は現地農家・企業訪問でした。昨日青森は雨で気温は8℃でした。寒風吹きすさむ朝青森港を半ズボンでウオーキングしていたら「寒ぐねが」と聞かれました。
一昨日青森駅に着きセミナー会場に向かっていると地元デパートが「九州物産展」をやっていたので立ち寄ってセミナー教材用にいくつかの特産品を買いました(写真上左)。そのまま新町商店街の進むと新町商店街主催の「農産物販売市」をやっていました。農家のお母さんグループが農産物やきのこやお弁当・加工品を販売していました。写真上右は「青森食生活研究会りんごっこ」のブースです。
農家が一生懸命販売しているのに男性が2人赤色と黄色の派手なプロモーション用ジャンパーを着てポケットに手を突っ込んで突っ立っていました。お客様に対して「ありがとうございます」の一言もありません。多分このイベントの開催関係者か企画会社の社員でしょうがその態度の悪さに呆れました。ここにも農家を食い物にしているくず人間どもがいました。
写真中左はセミナー受講生の奈良農園の奈良さんの「紫穀米入り麺」です。受講生で試食しました。開発時に製造委託先に何度も足を運びしこしこ感・もちもち感・しっとり感を出すように粘ってこの商品が生まれました。最初は非協力的だった製麺所が最近は指導を受けに来るそうです。写真中右は昨日訪問したセミナーの受講生で東北町の「(株)東北有機リサイクル」社長の蛯沢さんのヤーコン畑です。蛯沢さんは建設業・産業廃棄物業を経営するかたわら当社を設立して堆肥製造・炭製造・土壌改良材製造やヤーコン・長いも栽培も行っています。現在特産品で「ヤーコン焼酎」を委託製造販売していますが新たに「ヤーコン漬けもの」を開発しています。
写真下左は青森に戻る途中の浅虫温泉で立ち寄った食堂のメニュー「ミニまぐろ丼」(700円)です。「まぐろ丼」(1200円)はとても食べきれないそうです。「最近漁船の燃料費高騰につきマグロの量を少し減らしました」と書いてありました。以前はどのくらいマグロがのっていたのでしょう。想像もつきません。
九州展.jpgりんごっこ.jpg奈良農園.jpgヤーコン畑.jpgマグロ丼.jpg
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2008年09月27日

大ヒーローのあの男まで逃げ出した

昨日は福島町の隣の知内町から津軽海峡線に乗り青函トンネルを通って青森県津軽半島に入りました(写真)。トンネル内の所要時間は約25分です。写真の知内駅の線路の先はもう青函トンネルです。現在は7年後の函館新幹線開業に向けて線路を広軌にしています。知内駅から青森駅までは約1時間10分であっと言う間です。もっと乗っていたかったです。
そう言えばあの男が国会議員引退表明をしたと報道されていました。ほんの3年前の郵政民営化解散を演出して300超える議席を獲得したあの男がまさか3年後は引退とは誰が予想したでしょうか。3年前の解散まで彼の政権は決してうまく機能していませんでした。構造改革は進まずずっと停滞していましたが一か八かの郵政民営化解散が成功して彼はヒーローのまま首相の座を全うしました。しかしその後は子分が2人総理になりましたが両名ともその器にあらず無惨な結末でした。行政改革と言う名の下に行われた政争で彼は勝利しましたがその犠牲は政争の相手ではなく弱い国民に押しつけられました。地方は疲弊して格差社会を生み出しました。
彼の政権を支えたアメリカのエージェントの御用学者は規制緩和という美名でアメリカ資本の日本支配を推進しました。その御用学者が錦の御旗としたアメリカ金融は現在は崩壊の危機にあるのも皮肉なものです。もう一人の彼の腹心で前の総選挙で刺客を演じたあの女も今回の総裁選であの男の支持を得たにもかかわらず1票も地方票も取れずに惨敗しました。事実上政治生命を絶たれました。3年経ってあの男の劇場型構造改革は既に過去のものとなりました。その風とブームの終わりを誰よりも感じ取っているのはあの男自身です。だから彼も総選挙前にさっさと逃げたわけです。
ではなぜ彼の構造改革は否定されたかですが国民の目線で行われなかったからです。国会という狭い世界の権力闘争の手段にしかすぎなかったからです。彼は国民のことなど何も考えていなかったのです。
知内駅.jpg
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2008年09月26日

九州の「加工特産品」を北海道で事例に

昨日は大分から羽田経由で函館空港に着きました。函館は寒く雨で気温は18℃でした。今回の出張から長袖にジャケット着用で行きましたが正解でした。函館に福島町商工会の竹田経営指導員に迎えに来てもらい約2時間南に走り福島町に着きました。福島町と隣接する松前町地域は朝日は太平洋から昇り、夕日は日本海に沈むという我が国でも大変希少な地域です。
福島町商工会は来年度地域資源∞全国展開プロジェクトの準備をしています。今回は7月のセミナーに次いで2回目のセミナーでした。今回は前回のセミナー出席者で町内の特産品や試作品を持ち寄って試食会を行いました(写真上左)。写真上右は地元の水産加工会社の「北福水産」の「いかめし」です。北海道のこの地域は「いかめし」が特産品ですが女性の西村社長は原料や味付けやネーミングに細かい配慮をした特長のある「いかめし」を製造しています。
写真中左は主婦が作ってきた惣菜です。左上部料理は「山海漬け」と呼んでいますが山からはみず(山菜)・たけのこ・なら茸、海からはこんぶ・するめ、畑からは大根・にんじんを使っています。まさに福島町しか揃わない食材です。写真中右は「くじら汁」です。この地域のお正月の食べ物です。写真の緑の山菜(ふきの穴のあいていないような山菜)は「にお」と言ってこの地域にしか自生しない山菜です。熊の大好物だそうです。
こういったすばらしい「特産料理」が出揃ったところでこれを賞味期限のある流通可能な「加工特産品」にするのにはどうしたらよいかと言う今回の第2回目のセミナーのテーマに移りました。昨日大分空港から買ってきたレトルトの「地鶏炭火焼き」、ホットパックの「高菜漬け」、pH調整による「ゆずこしょうドレッシング」、塩漬けの「ゆずこしょう」、乾燥の「ゆず粉」、瓶詰めの「かぼす果汁」等それぞれ商品の加工保存技術・方法を説明しながら持ち寄った「特産料理」をどうすれば賞味期限のある「加工特産品」にできるかをアドバイスしました(写真下左)。
大分の「加工特産品」を見ながら食べながらの説明だったのでみんな現実的なイメージが沸いたようです。事例にしたのが九州の「加工特産品」だったのも北海道の方々には新鮮だったようです。
新試食会1.jpg北福水産.jpg福島惣菜.jpgにお.jpg新試食会2.jpg
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2008年09月25日

農家と中小企業者とキースタッフは一体

去る9月16日に第3回「チャリティに集う料理人の会」主催チャリティディナーが開催されました。集う料理人は「NOBU」松久信幸氏、「Wakiya」脇屋友詞氏、「アルポルト」片岡護氏そして鎧塚氏等我が国だけではなく世界的にも有名なシェフやパテシエ5名です。当社は第1回目から企画に協賛しています。各シェフやパテシエから使用する食材を聞いて当社と関係の深い農家に話して提供可能な食材を無償で提供してもらっております。シェフやパテシエもチャリティですが当社も協賛してくれる農家もチャリティです。
今回も宮城県からは「グリーンアトリエひらきゅう」からコリアンダー・タイム・イタリアンパセリのハーブ類、「デリシャスファーム」からはドライトマト、「伊藤正俊・千代」氏からはにんじん・たまねぎ、青森県田子町「シルバー農業研究開発農園」伊藤公氏からはにんにく、群馬県「上野村直営きのこセンター」からはしいたけ・白まいたけ・黒まいたけ、秋田県小坂町「ベジ&フルあきた」からはとんぶり、沖縄県宮古島市「コーラルベジタブル」からは海ぶどうです。
献立表(写真左)に食材提供協賛24者が載っていますがうち7者は当社の紹介です。当社がもっと胸を張りたいのは食材提供者24者中5者が農家ですがその5農家は全て当社の紹介です。キースタッフは農家と一体です。当社の山中・守岡の細やかな対応が農家の理解を得て気持ちよく食材を提供してくれました。またそれぞれのシェフたちもしっかりこの5農家の名前を頭に刻み込んでいます。彼らの無償の善意に感謝してその後シェフから注文が入った所もあります。
さて昨日も大分県豊後大野市の農商工連携セミナーでした。7回目で最終日でした。(写真右は終了証書の授与式です)1回は坂本が担当しましたので私は6回来ました。また3回は本間と一緒でしたが昨日の最終日は私一人に戻りました。でも本当の受講者や豊後大野とのおつきあいはセミナーの終わったこれからです。来た時は真夏だった大分も今はすっかり秋です。今日は大分空港から羽田に乗り継いでそのまま函館に向かいます。
献立表1.jpg終了書.jpg
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