本年度も4月から始まっていますが当社の仕事受注状況は当社が経営を成り立たせるのに必要な売上高の1/3程度です。現段階で1/3を少なくて不安と思うか、もう1/3も受注できていると思うかですが経営者の心の持ち様は後者であるべきです。楽観的に見えるかもしれませんが1/3と言う現実を知っていることは大切なことです。だめな経営者は1/3と言う数字すら把握せずにただのほほんとしています。これは無責任な経営です。
では当社の場合残りの2/3はどうなのかと言うとそのうちの1/3はある程度の組立てができていますが残りの1/3は当てはありません。無責任な話に聞こえますが事実だから仕方ありません。経営には予測できないことがたくさんあります。最初から結果がわかっていることは経営ではありません。だから社員スタッフの知恵と汗で創意工夫しながら乗り越えていくわけです。
社員が不安になるのは経営者自身がノー天気で危機感がない場合とトップの考えが朝令暮改が多く一貫性がなく指示も中途半端な場合です。こんな人についていって大丈夫なのかしらと不安になります。これらは中小企業のダメ経営者に多く見られるタイプです。また逆のことを言うようですが四角四面で融通の利かない経営者も困ります。刻々と変わる状況や予測できない不測の事態を認めようとしない経営者です。こちらは大企業のサラリーマンダメ経営者に多いタイプです。自分の在任中はきれいな絵に描いたような業績を残したい経営者です。
例えば決算時期が近くなれば上場企業は決算見込みを発表します。年度初めや中間は当期計画・見込みを発表しますが決算時期近い見込み発表はほぼ決算確定数字と同じでなければなりません。それでも現実を受け入れられない経営者は見せかけの当初計画に近い着地見込みで逃げようとします。3ヶ月後に決算発表をしなければならないのでその隠蔽はいずればれるのですが。
太平洋戦争末期エリート軍人が犯したミスと同じです。向こうから敵が攻めてきているのに当初立てた作戦指示書にはそう書かれていないので兵を動かせないと言っているようなものです。こういう机上の空論の輩が蔓延ると軍は全滅してしまいます。もっとも本人は弾の飛んで来ないところで指示しているので痛くも痒くもないのでしょうが。前線の兵はたまりません。こんなトップはさっさと代えなくては会社が壊れてしまいます。
2008年05月19日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/97192601
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/97192601
この記事へのトラックバック



