昨日は当社の新人研修プログラムを考えました。新人には難易度の高いと言われる商品の研究開発をしっかり教えなければなりません。キッチンレベルの料理品を賞味期間のある流通できる商品にするまでの工業化のノウハウです。当社の担当は5月から入社する本間ですがせっかくですから野口・守岡にも学ばせてある程度食品の研究開発のしくみを理解できるようにしたいと思っています。
私も事務系の人間ですがサラリーマン時代の20〜30歳代は商品化へのプロジェクトの仕事をしていたのでしょっちゅう研究所に行っていましたので「門前の小僧」である程度技術的にできることとできないことがわかるようになりました。今でも当社の特産品開発支援では当初は私が地方自治体や商工会の特産品開発の企画段階で入り、地域資源を活かした特産品アイデアを提案しています。この入り口が決められないまま始まってしまうと最後まで商品化できないで終わってしまいます。これからは事務系人間も技術が理解できないと通用しないのです。
その最たるものが大手量販店や生協のPB商品です。大手量販店や生協が企画してメーカーに作らせる訳ですが技術がわからずに低価格ばかり求めるので粗悪品や欠陥品ばかりになってしまいます。またメーカーにも同じことが言えます。今の食品メーカーはゼロから商品開発している企業は少ないです。本当の研究開発と呼べる部門を持っているところは少ないです。原料メーカーや設備メーカーや下請けメーカーの助けがないと商品開発はできないのが実状です。これではいけません。
当社自身は中小企業であり、支援先も中小零細メーカーや農家特産品グループです。当社スタッフ全員がある程度の食品の研究開発技術を理解していないと仕事になりません。そこで教育訓練プログラムで若手の教育をします。研究開発・品質管理は坂本・高橋、原料技術開発は青森にいる加藤、製造技術や設備プラントは岩手にいる和智に出講してもらいます。それを新人の本間がまとめてだれでも使えるものにしようと思っています。
テキストは拙著「加工特産品開発読本」の第4章「研究開発・製造」をもとにこの流れに沿って講義をしてもらおうと思っています。これは事務系の私が自分で理解するために坂本から聞き取りながら執筆しているので若手の教育にはちょうどよいです。出版から4年経っているのでその後、事例も豊富になっておりもっと平易で内容の充実した改訂版を作るつもりで臨みます。
2008年04月21日
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