2025年02月28日

人間の魅力は茶目っ気

歳を取って来ると目的場所に着く時に足よりも手先の方が先に着くようになります。足から着くと「あら、もう着いた」です。逆に「上体、手を伸ばして着く」と「やれやれ、やっと着いた」と思います。

そう思い出したら引退するか、足腰の鍛錬をやるしかありません。もう1つは愉快で茶目っ気のある人と一緒に歩くことです。そうするとけらけら笑っている間に目的地に着きます。「もう着いたのか?もう少しこの人と歩きたかった」と思います。その魅力がまさにその人の魅力です。

70年生きましたが、魅力を感じる人は性別関係なく2つです。1つは世当たり上手(うまく立ち回る者)よりも正直者です。もう1つは陽気で茶目っ気のある人です。

人間社会にはいろんな人がいますが、おおかた過半数は要領よく、うまく立ち回ろうとしている人です。そんな胡散臭い人をずいぶん見て来ました。最初はわかりませんが、付き合っているうちにわかってきます。そうすると私は近づかないようにします。だって、ずるいんですから、卑怯なんだから、汚いんだから。

私が好きなのは魅力を感じる人の2番目の茶目っ気のある人です。歴史上の人物を見ても人気者は茶目っ気のある人です。米内光政海軍大臣に山本五十六さんの魅力は何ですか?と聞いたら一言で言うと「茶目ですな」と答えたそうです。

歴史上の人物が実際にそうだったかわかりませんが坂本龍馬、豊臣秀吉、田中角栄さん達は小説には茶目の魅力がたくさん書かれています。茶目っ気のある人は自分の恥部もスキャンダルも挫折も失敗もさらけ出し、笑いに変えます。

「一寸先は闇です」、「一燈を下げて暗夜を行く、暗夜を憂うなかれ、ただ一燈を頼め」まさに人生は「一燈を下げて暗夜を行く」です。そんな時に同行する人が「お茶目」だと楽しいし、取り越し苦労しなくていいです。

ひょうきんで笑いを取り、苦難に直面しても、いろんな打開策が溢れ出てくる、かつこんな人は人気者なので多くの頼りになる友人がいます。その友人達もこの人のためには助けてくれます。

最終的にはその苦難を乗り越えます。人間の本当の力は出世することでもなければ、金持ちになることでもありません。人生を生き切ることです。幸せな人生だったと思えることです。

そのためには「茶目」に生きることです・

posted by tk at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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