2025年02月11日

都会のど真ん中が一番田舎

ずっと円安でした、大企業は輸出型産業は市場空前の利益を上げています。輸入型産業は価格が上がり、経営を直撃しています。原料の多くを海外に頼る日本の食産業は値上げ、値上げの2年間です。

その悪影響はスーパーももろに受けています。値上げすれば所得が減り、消費力の落ちている消費者は買えません。スーパーという業態自体が崩壊寸前です。電気代、ガス代も値上げです。

私の住まいは長屋並みの狭い1Kですが、銀座1丁目にあります。そこから会社のある八丁堀まで徒歩で13分ですがその間にスーパーはありません。食料品を買うところがありません。

1つだけ名前だけスーパーの名前を付けた八百屋+食料品のお店があります。しかしそこもスーパーにはほど遠い品揃えです。自炊していますが食材を買うところがありません。

昨日は鹿児島市内のこだわり食品スーパーを訪問しました。その品揃えのよさにびっくりしました。野菜は基本は有機か特別栽培の生産物、肉も魚も鹿児島県産がほとんどです。

価格も高級スーパーなのに都内の庶民大衆スーパーよりも安いです。惣菜のアイテムも多く、その材料も鹿児島県産のこだわり農産物、食品添加物不使用が基本です。生産地にあるということは有利であり、生活者も幸せです。都内は買い物、特に食料難民ばかりです。

また、生産していない大都会まで運ぶ輸送費も高いだけでなく、運ぶドライバーがいない状態です。運送会社も近場に輸送したり、配達した方がガソリン代もかからずにいいです。

都内のど真ん中が一番惨めな生活です。朝も夜もセブン、今日は気分を変えてローソン、明後日はファミマに行ってみようでは何のために都会に出て来たかわかりません。

地方のスーパーも努力しています。農家の高齢化で収穫や植え付けが難しい時は社員・スタッフの派遣、あるいは就業支援福祉法人との連携等を積極的にやっています。

明らかに食品小売業は都会よりも農林水産業が近くにある地方の方が進んでいます。東京都でも町田市のように農業のある都市は直売所等が盛んです。生産地を持たない都会のど真ん中が一番遅れています。エクセレントローカルの時代ですね。

posted by tk at 08:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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