年度末が近づきました。でもまだ2月です。あと、1ヶ月もあります。我々の仕事の完了は報告書の提出です。提出先はたいてい役所です。役所が求めるのは期日までに納品することと分厚い報告書です。報告書のページが多ければ多いほど喜ばれます。中身よりもページ数。
報告書のあて先はクライアントです。当社の場合はたいていが役所です。最近、宛先を自分にしたいと思います。こう思う時は自分でも仕事の成果に満足している時です。
宛先がクライアントだと膨大な報告書を書いていて辛くていつも納品先のスタッフの顔が憎たらしく浮かびます。この野郎と思います。しかし、納品先が自分と思うと報告書の中身が充実して来ます。
なぜなら、自分があれも知りたい、あれも解明したい、あれも学びたいと思ったことを報告書に込めます。自分が関心のあることをお金をもらって解明しているのですからこんな幸せな人生はありません。
過去にこんなことがあったか?残念ながらサラリーマン時代は経験できませんでした。あえて「自分」をつけるなら「自分の出世」のためにやっていました。まあ、それでこけた。
6次産業華やかりし頃は相当自分のため、自己実現のためにやっていました。要は自分のやりたかったことです。年間200回近い講演もこなせたし、その間2冊も本を執筆しています。自分が知り、学ぶためにやっていました。
最近、セミナー講師をしていた感じることは受講者の大半は「自分6次産業化」を求めて学びに来ています。
2年前の会社のピンチの時は確かに仕事を得て、お金を得るのが全てでした。今年も期末を迎えて感じるのは仕事成果のあて先を自分にしたいということです。
自分が知りたかったことがこの仕事で調査、解明できた。この成果は自分のためにある。さてこの成果をどう生かすか?自分の残りの人生でこれを実現して見よう。ピパーツもジビエも今年の仕事で私が私に納品した仕事です。
仕事も人生も自分発自分宛ですね、自分がやりたいことをやって自分に報告しているようなものです。何でもっとそれが早くわからなかったのだろう。
2023年02月28日
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