昨日会議で話していて気づきましたが、当社(キースタッフ)は今年で創業30年になります。30年前の9月ですね。当時は創業したと思っていません。突如として会社をクビになって(7月下旬)、行き所を失くし、毎日、千葉市図書館にこもって1ヶ月考えて起業することにしました。
39歳の時ですから、今年3月で69歳なので間違いなく30周年です。今のスタッフの半分以上が30歳前後なので彼らが誕生した頃にキースタッフの原形も誕生しました。よくまあ30年も持ったものです。
最初は死に物狂いで働いてせめて子供を育て、学校を出すまではと思っていました。それだと今頃は孫と遊べたのにいまだ孫おらず仕事をしています。
当時の妻も今は他人になっています。ローンを払い終えた一戸建て住宅が佐倉市にありますが、マルイチになってから立ち寄ったこともありません。
ところでよく見ていると事業や人生を失敗する人は見栄っ張りの人が多いです。あるいは目立ちたがり屋とも言えます。ええかっこしいとも言えます。
流行の服と髪型、話題のクルマ、テレビに出て来る高級マンション、そういったことにもの凄い生活環境を見せている人がいます。それが実力ならよいだろうけど、危うい借金でやっている人も多いようです。
自己破産した人を見ているとこういった見栄っ張りが多いです。「ぼろは着てても心の錦」タイプで自己破産した人はあまりお目にかかりません。見栄っ張りの人はコンプレックスのかたまりとも言えます。着飾ることで自分のコンプレックスを隠しています。
四半世紀前にある回転すしチェーンのコンサルを頼まれました。経営難に陥っており、融資銀行からの依頼でした。そこに行くと幹部の部長たちは高級車に乗り、ゴルフのクラブはオーダーメードです。
しばらくすると破綻して弁護士が入って来ました。その弁護士が教えてくれました。「この連中、みんな多重債務者でサラ金、闇金を借りまくっているんだよ、会社も食い物にして来たんだよ、超ワルどもだ」
う〜ん、社員が会社にたかっているそれじゃ潰れるわ。創業30年の歳月の中でこんな現実を見ながら経営して来ました。
2023年02月07日
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