食品加工場や道の駅等農産物直売所が建設されるとなると当社のような会社はこの施設が採算が合って、継続的に存続する施設になるのを願ってコンサルのお手伝いをします。当たり前のことです。
ところがいろんな会社・業者がいてそういった情報を得るとその建設等を自分のところで請け負おうとして動き始めます。特に食品設備・食品製造機器を知らない設計屋や建築業がただただ仕事欲しさに手を挙げて来る業者がいます。
行政機関も最近は入札等の公開手法で業者を決めるのが一般的です。
ある地域である農産物の産業化の仕事をして、新商品を開発してその発表会をやりました。その時に新商品の試作等で当社と連携している設備機器会社の社長も同行しました。
2日前にその社長がぶったまげて電話を寄こしました。地元のコンサルから「新しい食品加工場を市と一緒にやることになったので必要設備機器と図面を出して欲しい」。
社長からの連絡で市役所に真偽を聞いたら全くの「寝耳に水」でした。この自称コンサルは私も面識がありますが、胡散臭いので相手にしていませんでした。役所の経験のない職員の中にはこの男に騙されているなと思う職員もいます。
こんなコンサルや設計士や設備機器業者が暗躍しています。これでは地域の農水産物を活用した食品加工場などまともにつくれるわけがありません。
昨日、古い付き合いのシェフに現在当社が動いている熊本県のジビエ鹿肉を持参しました。それと石垣島で栽培振興しているピパーツを持参しました。食事が終わり、話ができるようになったのでこの2つのサンプルの評価を依頼しました。
このシェフとは10年来のつきあいです。過去、料理の評価・試作のお礼をしたら返金して来ました。奥さんが知り怒られた言うことです。
「パパ、お金もらってやるんだったら止めなさい。地域の人に本気でお役立ちしたいのなら無償でどんどんやればよい」いい奥さんですね。こんな女房を持つと男は成功します。
私もその時は恐縮しましたが、その後はずっと無償でご協力いただいております。せめてたくさん食べて、たくさん飲んでお店に貢献しようと思っています。
2023年02月06日
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