2021年10月25日

嫌なら来るなと言おう

トップの指示に従うというのは組織の鉄則です。組織というのはそれ自体がある目的のために行動しているので、構成メンバーはその組織に中で自分の役目を自覚して目的がうまく行くように責任を果たすことです。

しかし、この真っ当なことに対して、コロナ禍は世の中の仕組みを履き違えた人間も多く作り出しました。昨日、ずっと非常事態宣言で休業していたレストランが再開したので訪ねました。

3ヶ月間休んでいたと言っていました。その間、何をしていたの?と訪ねたら自分の料理を見直していましたとのこと。全ての料理の火入れ温度と時間を1℃ごとに変えながら料理の仕上がりを見ていたそうです。

ずいぶん未熟だったことに気づきましたとのこと。それは大いなる謙遜です。このシェフの料理を美味しい。そんな上達者でも自分の料理のさらなる上を研究しています。

そのお店にしばらくぶりにアポなしで行ったらそれでも入れてくれました。行った目的は久しぶりにシェフの料理を食べたかったのと現在仕事でやっている「スペルト小麦」のイタリア料理での使われ方を教授いただこうと思って。

シェフ一人とホールのバイトの子と2人でやっています。超忙しい中で私を調理カウンターの前に座らせて料理を作りながらスペルト小麦について教えてくれました。

ある二人連れの客がやって来て席に座りました。サーブがホールの子では間に合わなくなり、シェフが自らテーブルに持参したら、その客の女性の方がマスクをしていないと攻撃を始ました。

シェフはそれを詫びました。その二人はずっとマスクしたまま席についています。料理を口に運ぶ時、その都度マスクを耳の片方だけ外して口に放り込んでまたマスクします。その女性に支配されている相方の男もそれに従ってマスク片方外しの食べ方をしています。若者ならともかく40〜50歳代の人生の酸いも甘いもわかっているはずの世代が。興醒めです。

私はこの客の30分前から来店していました。その30分の間にシェフに5本以上の来店予約が入っていましたが、「コロナの状況でお店が密になるので」と丁重に断っていました。そのくらいコロナに気を遣っています。そのシェフに向かって。

私以外の他のお客様も大いに食べ大いにワインを飲んで楽しい食事をしているのに。この貧相な2人の行動が他の客も不愉快にしています。「郷に入らずんば郷に従え」そんなにコロナが嫌なら来店しなければいい。うちにこもってカップ麺でも食べていればよい。

ましてやこのレストランのトップであるシェフの行動にクレームをつけるなんて。セミナーでもアンケートに講師と受講者との距離やマスクの位置がよくないとか書く受講者がいます。

嬉しかったのはこのシェフがその後もマスクをしないで調理をしていたことです。「嫌なら来るな」という強い意思です。このシェフの作る料理は美味しいですよ。
posted by tk at 07:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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