2021年10月24日

糸島の人間は糸島を殊更強調しない

現在、糸島市にある農事組合法人の仕事で赤米・黒米による中山間地域の農業所得を上げる事業をやっています。赤米・黒米の加工品を開発するということでかるかん饅頭を開発しています。その評価を二丈夕市秋の感謝祭でアンケート調査をしました。

この二丈夕市に来る度に来店者の年齢は高齢化していますが、30年以上も続いているのは週1回行われるこの夕市の固定的なファンがいるということです。以前に比べて孫連れのお客様が増えています。

糸島ブームです。糸島半島の糸島市と福岡市の市境を跨いで九州大学伊都キャンパスができ、医学部を除き、本格的に移転しました。その地は元は田んぼと畑です。そこに忽然と九大が出現しました。九大自体はもとよりそこに新しいビジネスチャンスが生まれ、住む人が増えています。

この新開地はどんな都市になるのか、楽しみです。九大伊都キャンパスはJR筑肥線からは遠く、バス運行は増えていますが、通学・通勤には大変不便な地域にあります。

その分、ここに住む人が増えるのは明らかです。その関連生活産業も大きな経済的な期待が持たれます。学園都市なのでアカデミックな研究機関や関連民間企業の進出も旺盛です。

糸島市街地もその恩恵は多く、移住者や新住民が増えています。それを糸島ブームなのでローカルテレビが特集を組み、放映します。見ていると東京等都市に住んでいて、大企業に勤めていた人が自然に恵まれてかつ都市機能を持つ糸島で起業している人が登場します。

大手企業のエリートサラリーマンの世界を捨てて糸島での田舎暮らしを始めた、あるいは会社の役員をやっていた人が移住して糸島で新生活を始めた等転身のシナリオばかりです。いわば糸島(田舎)を見下した上から目線の見方であり、都会でものにならなかった人間の逃避の物語です。

糸島には糸島のネイティブがいるのを忘れています。昨日は私の高校の同級生が引き継いで小さな旅館を経営している旅館に宿泊しました。同級生は小さな旅館で一組しか宿泊客を取りませんが、アットホームで心が和む経営をしています。

また、かって糸島一の高級料亭だったお店は和食料理のお店として営業しています。長い歴史を持っていますが現在は接待から個人やグループ客相手の和食店として生まれ変わり、若女将がお店を運営しています。取り立てて糸島産や糸島料理を強調せず全国の銘酒を置き、全国の美味しい食材で和食料理を提供していますが大繁盛です。

糸島を強調している糸島新住民の新ビジネスと糸島で長い歴史を持ち経営しているお店の両方の魅力が融合する糸島になれば糸島も一流になれます。
posted by tk at 06:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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