2021年10月20日

現場で育てるのが一番早い

言い古された言葉にOJTとOff-JTがあります。前者は仕事を通して人材育成を図ること、後者は私のような外部コンサルタントを呼んで社内研修をすることです。後者でも中小企業は自前で研修をする予算がないので商工会等主催の研修会に参加することが多いです。

当社も社内勉強会を企画しますが、みんな忙しいと言って継続しません。当社のように全国にクライアントがあるとスタッフ全員が揃うのは月1度程度です。それに学んだ方がいいのはわかっていてもそれが今の業務に直結していないとなかなかスタッフも乗って来ません。

とは言っても若手の育成は急務です。私と社長以外はみんな若手です。高度な技術を要する研究開発のノウハウは私がかって在籍した会社の研究部、商品開発部にいた先輩達を定年後、当社スタッフとして在籍してもらい、若手を育ててもらいました。

若手と一緒に現場に行って育ててもらいました。現場に一緒に行くのが一番上達が早いです。いわゆるOJTです。そこで製造のノウハウや工業用レシピの作り方、殺菌方法等を教えてもらいました。

しかし、コンサル業務でも商品企画のようなマーケティング色彩の強い業務は私の専管事項であまり若手に伝授する機会がありませんでした。

一般的なマーケティング知識は教えられますが、感覚やひらめきを要する商品発想や、さらにはクライアントとのコミュニケーション、距離の置き方、分担等は感覚的やセンスの部分が大きく、なかなか教えようと思っても伝わるものではありません。

当社研究開発スタッフも70歳を超えましたが私もあと3年で70歳です。そこで今年度は私の業務は若手を引き連れて行き、徹底的に現場のOJTを行なっています。

私が現場に行き、課題を持ち帰って、スタッフに指示しても臨場感がなく責任感も湧きません、スタッフは答えに窮すると私に答えを求めてきます。

クライアントとの直接やりとりの場数が成長の源です。臨場感溢れる現場に連れて行き、担当者としてスタッフを紹介すると先方も次からスタッフに連絡をくれます。そうやってようやく現場担当者と当社スタッフのパイプができ始めました。

経営は決して余裕はありませんが、出張経費をケチって人材育成ができないよりも使うべきお金は使って若手を育てた方がクライアントの役に立つのではないか思っています。教育の場を現場に置いた方が成長が早いです。
posted by tk at 05:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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