2021年10月11日

ここにも凄い達人がいた

私が人様に送るかんきつは二丈赤米産直センターの糸島はるか、三重県紀宝町ハギ農園のマイヤーレモン、長崎県平戸市の善果園の平戸夏香、鹿児島県屋久島の白川茶園のたんかん、ぽんかんです。

それぞれ収穫時期が短く、希少性も高いのでそれが採れる時期を覚えておいて送ります。希少性が高くなっているのは人気が出ているためもありますが、現実は栽培者の高齢化と収穫要員の減少のためです。

ではスーパーの目玉、特売温州みかんは送らないか?送りません。生産者ー農協ー卸市場ースーパーの販売経路が出来上がっており、JA規格の大玉で、しみ一つないぴかぴかかつ適度の甘いみかんが「特撰ふくおかみかん」、「特撰くまもとみかん」と書かれて売られています。

その類のものを私が贈ると私も失笑を買います。鳥巣研二も落ちぶれたものだと。鳥巣研二だから「贈る何かがない」と送りません。

村上浮子さんは熊本県熊本市河内町のみかん農家です。河内みかんと言えば名の知れた産地です。当然、村上家もみかん農家です。しかし、面白いのはご主人のみかん畑と浮(うき)子さんのみかん畑は別々です。

仲が悪くてそうなったのではありません。みかん栽培に対する考え方が違うので畑を分けてお互い干渉しない栽培をしています。ご主人の慣行栽培に対してうき子さんはうき子栽培法を行っています。

うき子さんは私よりも少し年上なのでお嫁に来てからみかん栽培歴は半世紀は立っているはずです。いつ頃からご主人栽培法と分かれてうき子栽培法になったのか知りません。

私がこのみかんを人様に贈るようになったのは昨年からです。いただいたものが箱の中全てそばかす美人だったのでB級品を贈ってくれたのか?うき子さんをよく知る知人に聞いてみたら「いや、すべてがそばかす美人です」とのこと。

食べるとすぐわかりました。酸味が違う、酸味が美味です。それから農産物のわかっている知人たちに送るようになりました。わかっていない人に送ると「こんなB級品を送って来て」と言われるので。

うき子さんはクレバーです。箱に入っているメッセージは3項目です。「栽培方法」、「私の食べ方紹介」、「生産者」です。これにはコンサルの端くれである私も参りました。この3つが食べる人が一番知りたいことなので。

特に栽培方法は素敵です。「みかんの樹には蜘蛛の巣があり(ダニを食べてくれる)、圃場を草切すると数えきれないほどの赤とんぼが飛んでくる(虫を食べてくれる)また、草払後、イノシシがミミズを食べに畑を耕してくれる(ミミズを食べてくれる)自然のサイクルで、特別の栽培をしています」
posted by tk at 07:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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