2021年09月07日

食品メーカーを目指す学生へ

4日(土)の宮崎県ひなたMBAフードビジネス部門のキックオフセミナーで主役が登壇の主役は起業家でですが、私もパネルディスカッションでコメンテーターで出ておりました。そこでモデレーターからの質問です。

味を決めるのはどうするか?基本的には開発者がこれでおいしいと思った味にすることです。大企業は客観的なデータが欲しいと言うことで5点制試食評価をします。すると非常に美味しい5点と非常にまずい1という答えた人がいてその平均点は3点になります。

その3点の味で発売したら売れません。なぜならスコアは3点になりますが、3点の味がよいと言った人はいないので。だから味は開発者が自分で決めるのです。それができなければ食品開発をしない方がよいです。

次の質問、行政等の補助金等で作った食品加工場が大規模過ぎてほとんど稼働していない実態がありますがどうすればよいか?元来、食品加工をいきなり始める人はいなくて当初は手づくり等でやっているのが好評でそれならと行政やJAが食品加工場を建てます。

日本の設備メーカーはその規模が大き過ぎます。つまり大食品メーカーしか視野にないからです。手づくり段階→半自動化段階→自動化ライン段階の段階の順次拡大移行の発想がないからです。いきなり全自動化の大規模食品工場など現れません。

ヨーロッパはクラフト商品が多く、例えばクラフトビール、クラフトハム等職人の世界が存在します。それでヨーロッパには半自動化の設備がたくさんあります。その考えを日本の設備メーカーが導入できるかどうかです。

受講者に大学生も多かったので食品メーカーへの就職を希望している学生さんはそのために何を勉強すればよいか?商品を手にしたら表のパッケージデザインやコピーにばかり関心を示さないで裏の一括表示をしっかり頭に入れること。

品名、原材料名、食品添加物名、原料原産地、賞味期限、内容量、栄養成分、製造者、販売者が明記されています。これがこの会社の企業戦略です。それを読み取る能力を持つことです。そして自分の考えに合う企業を志望すればよい。テレビで宣伝して、スーパーで特売している企業など入社してもつまらない。

魅力的な食品メーカーとは?食品メーカーを志望する学生は安定志向が強いと言われます。逆でしょう、フードビジネスこそベンチャーです。常に新たな発想、コンセプトを世に問うていくような野性味のある企業と人材が求められているのです。

コロナに負けない基礎体力のつく食品や免疫力のある食品を世に出して欲しいです。

posted by tk at 07:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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