2021年08月27日

まず自分をさらけ出せるか

5年前に代表取締役を退いて無役で通して来ましたが、5年ぶりに名刺に肩書きを付けました。経営陣にカンバックするのではなく、「営業本部長」といういささかコンサル会社には似合わない肩書きです。自分の人生においても食品企業の社員だった頃を入れても名刺に「営業」と書いたのは初めてです。

一線を退く時に経営陣は若返りました。経営には口を出さないでやって来ました。しかし、スタッフ、若手に仕事を教えたろうか?と不安になって来ました。なぜ不安になったか?下り坂の会社の業績を見てそう思いました。

若手もそれぞれの持ち場の仕事は真面目にそれなりのレベルまで成長して来ました。しかし、それはあくまでもクライアントから仕事をいただいてからの業務です。しかし、新しいクライアントをどう開拓するか?そのクライアントからどうやって仕事をいただくか?はそういえば教えていません。

「鳥巣研二は業界の人が名前を知っているから」とよく言われますが、それで仕事をいただけるのはほぼゼロです。クランアント特に当社の場合は都道府県、市町村の担当者やトップに「この会社を使ってみよう」という気になってもらわなければなりません。

仕事をいただく秘訣は私も自分の講演でもほとんどしゃべりません。隠しているわけではありませんがそんなものお金をいただくほどのノウハウではないと思っているからです。

あえて書けと言われると私だけが持つノウハウでもなければ、私が食と農に秀でた技術や知識や経験を持っているからでもありません。まず、相手に対して自分を知ってもらうことです。初対面の10分で波長が合うかどうかです。

話の中身は何でもよいのです。人生観やライフスタイル、生活感、歴史観、生い立ち、趣味、失敗談、恋愛観等の話題で自分をさらけ出して相手がそれに興味を示すかどうかです。そこで波長が合わなければうまく行きません。なぜなら相手がこっちを認めていないから。

それでこれから新規案件や受注した仕事でも最初からスタッフを同行させることにしました。今まではいただいた仕事を会社に持ち帰り、担当者に説明してましたがそれを止めます。クライアントの担当者と当社担当スタッフとの直パイプを作ることしました。

担当者を連れて行けば先方がうちのスタッフを気に入ってくれるかどうかもわかります。相性もわかります。いわばお見合いです。そのためには当社の若いスタッフも仕事のスキルよりもまず人間としての魅力を身につけることが大事になります。

若手を育てるということはそういうことだとわかりました。昨日ある村にある事業の打ち合わせの第1回で行きました。通常だと私一人なのですがいきなり担当する若いスタッフを2名連れて行きました。そして大いにしゃべらせました。先方は大変喜んでこの2人を受け入れてくれました。自分たちの考え方も赤裸々に披露してくれました。

これで3年後、70歳には糸島に帰って自分のやりたいことやり残していることができそうです。






posted by tk at 07:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: