2021年06月29日

自立支援、次は加工食品技術習得

昨日は1ヶ月半ぶりに福岡県に入りました。M市で2年目の事業が始まりました。地元農産物を使用して健康食品を開発する業務です。地元農産物を利用する場合、今年度の事業なので来月7月から開始して、来年1月頃までに完了します。

しかし、このM市で開発を予定している健康食品の原料になる農産物はセロリ、いちご、すもも、摘果みかん等です。今年度の事業期間にはこれらの農産物は収穫時期が終わっており、あるいは早すぎて確保できません。

どうするか?原料のある今の時期、確保してそれをストックしておかなければなりません。どうやってやるか?取りあえず、冷凍ストックです。理想は開発する商品にする使えるように皮を剥いたり、カットしたり、形状もペーストや粉末や果汁にして置かなければなりません。それを1次加工と言います。

加工食品を製造するのは収穫時期が限定される原料を年間、常時使えるための知恵です。

その後に私の食品加工の本を2冊読んで見入ったと言ってくれた方に会いました。そのSさんはルワンダの支援を20年前からやっています。大内戦で100万人以上の国民が虐殺されたことで知られるアフリカの小国です。

内戦の傷から立ち上がり、復興は着々を進んでいるようです。特に女子に対しての教育が急ピッチに改善されているそうです。彼女は貧困層を対象にした技術専門学校を活動拠点として支援しています。

コーヒー園か紅茶園で働くくらいしか働くところがないそうで、お金を稼ぐところがないそうです。大半の貧困層は狭い土地で自家栽培したものを食べて、慢性的な失業状態だそうです。

女子に対する技術支援はまず縫製技術から始まり、見せてくれた写真には足踏みミシンがずらっと並んだ光景が写っています。最近は理美容まで進んで来たそうです。次は?と思っている矢先に私の食品加工の本で出会ってこれだと直感したそうです。

何を食べているか?マメ、イモ、バナナ等で調理技術といえばそれを蒸す程度だそうです。その世界に加工食品技術を導入したいということです。観光が徐々に増えて来ており、そのお土産品も需要があると言います。

今日のご飯に事欠いている時は加工してストックする発想は生まれません。いわば、加工してそれを年間通じて所有するということは富の象徴です。それが必要な時期に差し掛かったということはルワンダの発展が食うか食わずかの段階を卒業したということです。

さて、技術支援はSさんに全面協力します。しかし、加工品の原料となる農産物は安定的に手に入るのか?包装容器は持ち込めるのか?加工機器は調達できるか?販売先は?次から次へとクリアにしなければならないことが浮かびます。

でも悩みは日本も同じです。Sさんと会う前にM市で打ち合わせていた課題とハードルは大して変わらないじゃないかという気になりました。日本の食と農の課題もルワンダもいや世界どこでも同じなのじゃないかと思いました。さあ行くか?ルワンダに。

posted by tk at 07:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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