2021年06月19日

賢くて尊敬すべき人は無名である

手にいくばくかのお金を握りしめている。大した金額ではないけど、これから何とか生き延びるためのお金だ。手を開いたらお金は落ちてしまった、あいにく足元が悪くもう拾えない。しかし、お金は無くしたが、掌中に自由が入った。どっちが幸せか?

私は歴史の特に人物史が好きでよくその関連の本を読みます。主人公は小説の主役になるくらいなのでたいていが歴史上のヒーローです。そして、そういった本は戦いの本が多いです。

主役が勝者です。しかし、常に敗者側の将も重要が役です。なぜに負けたか?を演じなければなりません。そのペアリングでその物語は面白くなります。ですから敗者の将は準主役のこれまた人気スターが演じます。

しかし、最近、67歳に思うに、こんな構図の本ばかり読んでいるので自分は馬鹿なんじゃないかと?大衆娯楽小説の吉川英治原作の域を脱していません(吉川英治先生は大作家であることは間違いありません)。

本当の歴史は物語に出て来ない多くの人物がいるのではないか?滅ぼされる準主役スターが演じる人物よりも、もっと賢く立ち回って、自分の血統も自分の領民も誰も傷つけないで世の中を生きたリーダーたちがいるはずです。

でもこの人達は歴史には登場しません。戦わないので無名です。この人の人生は絵にならないから。芝居にならないから。大衆がお金を払って見てくれないから。庶民に感動を与えないから。

歴史の中の偉人は歴史が動く局面で対立の中の勝者です。勝者はその局面を解決、敵を滅ぼし、対立を自分の支配に変えた者です。そしてその世界の統一社会をつくった者です。

人類の力が増せば増すほど「統一」という名の一体化は進みます。地球上はアメリカ支配の地球の最終仕上げに入っています。その覇権は誰も止められない。しかし、この不合理なアメリカ至上主義の中でどう我々は利口に上手に生きればよいのか?

生体(人間)の同一化は米語のスタンダード化、グローバル企業の世界支配、国際結婚による人種間の差の消滅等で進むでしょうが、うん万年の歴史の人類の一人一人の心まで変えることができるのか?支配者たちはそれを最大課題にしており、心や頭脳の同一化、統一か、つまり洗脳に必死です。留学による米語教育、インターネット社会はその最たるものかも知れません。

ささやかな抵抗は「歴史に名をとどめること、そこまで行かなくても有名になること、人よりも地位が上がること等は全部自分をかんじがらめにする、自分の人生を貧しいものにする、名を残してはいけない」ということに気づくことです。それが人生の勝者です。
posted by tk at 08:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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