2020年12月10日

叩き上げとは現場の指示のできる人

体験していない人の言葉は迫力がありません。現場がわからない人の言葉は現場を動かせません。現場の人は現場を精通している人の話しか聞き入れません。そういった意味では叩き上げの人間しか現場を統率できない。

よく叩き上げというのはいわゆるノンキャリア、幹部候補で入社していない人を言いますが、それは間違いです。学歴と叩き上げは何ら関係がありません。叩き上げとは自分で現場の指示できる人で組織の統率ができる人のことです。

5年前に代表を降りて私は現在平社員です。この5年間は若い世代に任せて私は口出ししないようにして来ました。それはよいことでもありますが、併せて悪い面も持っています。

当社は若手スタッフで経営しています。私以外は食産業に従事した経験がありません。仕事は食と農のコンサル業なので私の見様見真似で育っております。それにみんな若い頃から現場に放り込んだのでコンサル現場から学んでいることが大です。

私が伝え切れなかったというよりも伝え忘れたことがあります。それはコンサル業ではなく、食品業界の慣習、ルール、常識、やり方です。価格の見積もりの積算、さらに商談の進め方、商談の駆け引き、そして売る人買う人が両方が満足する落としどころつまり決着の付け方等です。

「見積もり、企画書はメールで時代」にこんなことを膝突き合わせてやるのは時代遅れと言っている人は仕事のできない人、仕事をしていない人の戯言です。メールで用件が済むことなど仕事ではない。ロボットにやらせればよい。

相手の感情の動きを見ながら相手が満足した形で仕事を決着していく、それが仕事です。国際交渉の外交をメールでやり取りしている国がありますか?社運を賭けたプロジェクトの商談をメールでしているところがありますか?

あまりにネット社会に毒されています。商談ができない営業マンばかりです。それ以前に営業マン不要論が蔓延っています。育つ芽が育たない。現在、膠着状態にあり、相手の不信を買っているわが社の交渉に若手3名を連れて行き、そこで筋書きなしのガチンコの商談と落としどころをやって見せました。

先方も大いに満足し、こっちも望んでいたことがほぼ100%通りました。お互い、喜んでいます。そして連れて行った3名が一番嬉々としていました。
posted by tk at 06:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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