2020年11月20日

田舎の人は都会に、都会の人は田舎に憧れる

昔、田舎者であるのは恥ずかしかったです。また、家の職業が農家であるのも恥ずかしかったです。都会に行くと先輩たちがすぐ「お前のうちは九州の百姓か」と侮蔑の言葉を投げつけていました。そういう先輩たちも実は実家は東北の百姓でしたが、ひた隠しに、隠していました。

東京に集団就職等で農家の2男(女)、3男(女)の中卒の若い労働力が都会に向かったのは昭和30年代後半からです。既に60年が経過しています。その人たちは70歳〜80歳です。子供はもちろん孫もいます。

「実家は農家です」という世代も定年退職世代になっているので、最近はおじいちゃんのお家が農家ですという3代目が増えています。3代目は都会で生まれ都会で育った生粋の都会人です。

3代かけての脱百姓に成功しましたが、その3代目世代が農家に憧れ、田舎に憧れる傾向が強くなっています。私は彼らは半ば田舎を蔑んでそう言っているのだろうと思っていましたが、彼らは本気で田舎に憧れているのが最近、わかって来ました。

どこの地方都市も人口減で消滅の危機です。田舎の都市が農産物や特産品を都会に売り込み部隊を組織して売り込みます。銀座の地方県特産品ショップがその最たるものです。

次は国策観光会社(JTB)と組んであるいは国策鉄道会社、さらには航空会社とタイアップして観光客促進をやります。次は移住促進です。ここからが大変です。移住してもらっても仕事がないとすぐ逃げます。それで起業促進です。

その前にもう1つ企業誘致というのがありますがこれはちょっと対象が違います。話を戻して起業して成功してそこが生活の場になれば完成です。理想です。

しかし、一方では田舎の親や本人達もテレビやインターネットに感化されているので都会生活に憧れています。都会のブランド大学ほど偏差値が高いのはその証明です。次はテレビでよくコマーシャルをやっている企業に就職したがります。田舎は相変わらず都会志向が強いです。

それからその複合型もいます。田舎の秀才が都会の一流大学を出て、一流企業に勤めて、大した出世もしないで、セカンド生活を故郷でという人もいます。会社じゃ出世の遅れた課長止まりだったが田舎に帰って町議会議員を目指す。40年ぶりに田舎に帰り、威張る、威張る。俺は何何(なになに)会社に勤務していたんだとただ大きな声でただノイジーなだけです。

こういったいろんな育ち、経歴の人が流入すると田舎はどうなるか?最近、故郷糸島に行くようになったつくづくそう思います。少なくても一番最後に挙げた種族にだけはなりたくありません。



posted by tk at 08:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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