2020年11月19日

副産物が売れると捨てるところがない

海はいいですね。昨日は宮崎県の外浦漁協に行きました。外浦港にはマグロ船やかつお船が横付けされています。日南市にあります。宮崎市から海沿いを南下します。途中に有名な観光スポット青島があります。

外浦漁協では女性部がかつおを煮て、佃煮(惣菜)にして「虎節」というブランドで販売しています。人気がありますが、特に佃煮(惣菜)を作ったあとの煮汁が美味しいと好評です。近くの組合員の漁師のおかみさんたちが鍋を持って煮汁をいただきに来ると言うほど人気です。

私は先日、ひなたMBA(フードビジネス部門)の相談会で知って、感激してその日これから福岡市で会う予定のスーパーチェーンの会長に飛行機で抱えて持って行きました。会長の評価も抜群でした。

それで早速、幹部2名を伴って、昨日外浦漁協に来てくれました。今まで使い道がなかった「煮たあとの煮汁」に着目したのは今年、公務員を辞めて、漁業水産会社を起こした若い女子の目利き力です。

煮たあとの煮汁を商品にしてこれが「料理用煮汁」でヒットしたら、佃煮(惣菜)よりも売れたら、佃煮(惣菜)の生産の副産物なので、この煮汁の生産量はあくまでも佃煮(惣菜)の生産量に制約されます。佃煮(惣菜)が売れて初めてこの「料理用煮汁」が生産可能になります。

こういった商品は結構あります。日本GIに登録されて、大人気を続ける長野県木曽地方の「すんき漬け」もそうです。この地方は昔は塩が手に入らずに乳酸発酵菌を使用した「すんき漬け」が健康食品として大人気です。

すんき漬けは王滝かぶ(赤かぶ)の葉茎にある乳酸菌を使用します。通常、蕪(かぶ)の漬物(酢漬け)は蕪自体を使用しますが、すんき漬けには蕪部は必要ありません。あくまでも葉茎部が必要です。

これまた主客転倒で通常廃棄される部位に価値があります。このままでは葉茎使用の「すんき漬け」の需要が増加して、蕪部が余ります。均一のバランスで売れるのが一番よいので最近は「合わせて、赤かぶの酢漬け」も買って下さいよの販売トークになっています。幸せな話です。
posted by tk at 08:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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