2020年07月30日

耕作放棄地と思いきや自然農法畑

糸島ブームで私が書く糸島はネイティブ糸島です。観光都市糸島でもなく、おしゃれなスポット糸島でもありません。ブランディングのうまい糸島でもありません。糸島のすごいのは糸島という虚構をつくったことです。

誰がつくったか?私も知りませんが、農産物直売所伊都彩菜ができた頃から知名度が上がって来ました。魏志倭人伝に出て来る女王国邪馬台国と同じくらいの重要国で登場するのが伊都国(いとこく)です。

虚構の後押しをしたのは地下鉄・筑肥線で福岡空港、博多駅、天神に直結して交通の弁がよい、九大が伊都キャンパスを作って移転した等あります。しかし、今の糸島の虚構の観光スポットは主に糸島半島の先端海岸部です。

地域で言うと糸島半島の左側の先端部は旧志摩町です。糸島の「糸」は内陸部の怡土(いと)で、「島」が先端部の志摩(しま)です。合わせて「いとしま」です。糸島半島右側海岸部は福岡県西区北崎、大原、今津等です。しかし糸島=糸島半島からするとこの地域も旧糸島郡で我々の感覚では糸島です。学区制のあった頃もこの地域は糸島高校、糸島農業高校に入学できました。

前置きが長くなりましたが、ここの小田(こた)に高橋ぶどう園があると聞いて訪ねました。ご主人は私よりも3つ下で、奥様は糸島高校で私の妹と一緒だったことがわかりました。

果樹と畑を2町歩やっています。果樹はぶどうやいちじくです。ぶどうは80品目栽培しています。ここの農法はもちろん化学肥料、農薬は一切使っていない上に「自然農法」と言うやり方です。

畑を見ましたが、草ぼうぼうで単なる「放棄耕作地」と思いきや、草ぼうぼうの雑草を作付けが近づくと刈り取り、それを緑肥として畑に鋤き込むそうです。土壌は自然発酵して土が熱くなります。かつ、みみずのような虫がたくさん地中にいます。

作付けはこの自然緑肥たっぷりの豊かな土壌にマルチを張って、種まきをします。植物の一生を「森の循環のしくみ」にヒントを得てこの農法に行き着いたそうです。

果樹と野菜の両方をやっているのはこの農法を試行錯誤している頃、果樹は1年1作なのでうまくいかなかったらやり直しをするのに1年先を待たなければならないが、野菜だと年に数回収穫できるので短いサイクルの野菜をやることでこの自然農法の試みを実践できると言うことだそうです。

ドライいちじくとドライぶどうを口にした途端にこの農法の凄さがわかりました。
posted by tk at 10:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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