2020年07月04日

農家後継に期待するよりも新規就農者の育成

大阪市豊能町にやってきました。ここで当社((一社)エクセレントローカル)は4年間、新規就農塾をやっています。当時、5年後くらいにここに道の駅を作ろうという構想があり、その出荷者を育成しなければという背景がありました。

豊能町は山間にあり、しかも大阪市街地から1時間以内で来れる地域です。農地は少なく、狭く、多くの農家は兼業農家で大阪市街地のサラリーマンです。所得の大半を給与所得に拠っており、その住民も高齢化しており、農業をする人がいない状況でした。

農家の後継者は期待できず、新規就農者を育成するしかない状況でした。そんな状況の中で新規就農塾を開催して、応募して今年で4年目32名が塾生として卒業(今年度は現在通塾)しました。

この町には大阪市街地に近いので新興分譲住宅も多く、初年度はそこにする退職後のサラリーマンの入塾が主でした。さらに近隣都市に住む人の応募も多かったです。むしろ、元々、豊能町で生まれ、育ち、住んでいる人の参加は少なかったです。

豊能町外から通う入塾者が1年間の研修を受けて、卒業すると次は就農したい要望が増えます。この非農家の就農に町はきめ細かい農家認定して、農地斡旋を行いました。

また、新規就農者には軌道に乗るまでの国の制度で5年間の人材投資資金制度(生活費の補助)があります。それの適用やパイプハウス補助、鳥獣被害防止柵等補助なども積極的に紹介しました。

また、この新規就農塾は卒業しても無料でずっとそのまま塾に参加して受講することができます。卒業生からやる気のある人をインストラクターに起用する仕組みも作っています。

また、道の駅ができた時のために、町が週末だけ営業する農産物直売所を設置して、就農塾で採れた農産物を販売する販売場所も設置しています。ここで包装や値付け等販売やプロモーションについても学びます。

町内に大きな専業農家が少なかったことと農家自体が後継者がいない危機感の中で外部からの新規就農者に対してバックアップ体制が取れたことがこの新規就農塾がうまく行っている理由ではないかと思います。
posted by tk at 05:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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