2020年05月16日

丹田呼吸をしながら死んで行くのが最幸

人間が生きている証拠、実感は呼吸していることです。生死を確認する時も心臓に耳を当てて、心臓が動いているか確認します。呼吸していること=生きているです。最近は脳死という難しいのもあるのでよくわかりませんが。

空手の先輩からも「空手の動きを呼吸に合わせなさい」と教えられますが、できそうでなかなかできません。型の動きばかりに気を取られて呼吸はおざなりになってしまいます。そのくらい呼吸は大事です。

丹田呼吸法と言うのがあります。人間の肚の中心にある臍下丹田を中心に呼吸する方法です。横隔膜を下げながら(のように感じますが、実際は上げているのでそうです)、下っ腹に力を入れて、膨らませながら息を吐きます。逆腹式呼吸です。呼吸する時に下っ腹を意識するので肺で呼吸する意識が全くありません。下っ腹で呼吸しています。

また、呼吸は吸う方が優先しているように感じます。ラジオ体操とかで大きく深呼吸してというとまず息を吸います。実は逆で吐く方が先です。吸うのは自然に任せます。

これを世に広めたのは医学博士の村木弘昌先生ですが、それ以前から中村天風先生や禅師の白隠和尚がその実践、啓蒙者です。元祖は当然、お釈迦様です。10数年前に村木先生の本をよく読みました。そして、丹田呼吸法を真似たりしていましたがなかなか身に付かなくて忘れていました。

それが空手の稽古をしているうちに新型コロナが肺炎で死亡者が亡くなるので「呼吸は肺ではなく、丹田、下っ腹で」が思い出されて、実践を始めましたが、10数年前にわからなかった呼吸の大事さが分かりかけて来ました。

人間は誰にも死の恐怖があります。また、経済的困窮の不安もあります。一番強い人は生と死の境界のない人、貧と富の境界のない人です。要は肚(はら)の座っている人です。何をも恐れない。この鍛錬には丹田呼吸法は最適です。

人間は私もそうですが、心のどこかに世の中が悪い、あの人が悪い、誰かに助けてもらおうという邪な気持ちがあります。人のせいにして、かつ人をあてにした俺が馬鹿だった。自分の力で行きようと思った時に幸せになれます。すると丹田呼吸の意味が何となくわかりかけます。

丹田呼吸をしながら死んで行く。これが最幸なのでしょう。


posted by tk at 08:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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