昨日は名古屋経由でワイドビュー南紀で三重県紀宝町にやってきました。仕事は紀宝町、東紀州地域雇用創造推進協議会主催の「加工特産品実践セミナー」です。3回シリーズで私は1回で2回は高橋による加工技術講習会です。
4年前に紀宝町商工会で講演してまた必ず来てもらうと萩野事務局長が言ってくれ2年前に計画しましたが紀宝町を記録的な洪水が襲い、中止になりました。4年間かけて実現してくれた萩野さんに心から感謝です。
萩野さんは私と同い年で59歳で来年3月で定年です。延長しないで家業の農業に専念するそうです。10年前にマイヤーレモンの栽培を始めその魅力にとりつかれました。マイヤーレモンはレモンとオレンジが自然交配したものだそうです。
現在は8人の農家と農事組合法人紀宝マイヤーレモン生産組合を設立しています。萩野さんの畑を案内してもらいました(写真上左)。5反の面積に800本のマイヤーレモンを植えています。収穫時期は10〜2月までです。遅い時期になると熟してきてきれいな黄色になります(写真上右)。
マイヤーメロンを畑でもいでかぶりつきました。爽やかな酸味が口いっぱい広がります。レモンよりも果汁が多く、みずみずしいです。酸味が強いのでスイーツ等の加工用にも最適です。
萩野さんは今後の品種も睨んで新しいかんきつも1本ずつ植えています。写真2段目左は瓢柑(ひょうかん)です。瓢箪に似ているのでこの名前だそうです。写真2段目右はスイートレモンです。とても甘いレモンです。写真3段目左はブラッドオレンジです。果肉が血のように真っ赤です。写真3段目右はリトルレモンです。小粒ですが切れのよい酸味です。
写真4段目左はみかんの王者温州みかんです。これももいで食べましたが外は青いですが味はすでに相当の甘味です。今年は夏に雨が降らなかったのでみかんの甘さが上がり当たり年だそうです。
写真4段目右は萩野さんの作業場です。選別・包装作業をします。写真5段目左は道の駅紀宝町ウミガメ公園では店頭で極早生みかんを販売しています(写真5段目左)。萩野さんのマイヤーレモンも販売されています(写真5段目右)。マイヤーレモンのお菓子を開発して販売している地元お菓子屋さんもあります(写真下左)。
セミナーは15名の方々が集まり熱心に聞いてくれました(写真下右)。かんきつ農家がほとんどで1次加工や自栽培のかんきつで加工するといったことに関心が集まりました。
2013年10月25日
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