一昨日は秋田でした。秋田県中小企業団体中央会の仕事でした。「団塊の世代の商品開発」がテーマでしたが食品関係の参加はゼロでしたが聴きにきてくれた中小企業事業協同組合の幹部や中小企業社長さん達は熱心に聴いてくれました。
私もなるべく秋田の話をしようと努めました。その話しの一つです。昨年の3月に秋田県北部の3商工会が合併して大館北秋商工会ができその基調講演で行きました。私はその時に52歳になったばかりで26歳まで秋田にいたのでなんと大館には26年ぶりに行ったことになります。次に来るのは26年後の78歳ですねと言ったらみんな笑っていました。
講演にはサラリーマン時代に営業大得意先でお世話になった比内町の乳安商事の乳井社長に商工会から声をかけてもらったら夫妻で来てくれ、講演のあとに二人でゆっくり話をする時間を作ってくれました。乳井社長は数年前に乳安商事を営業譲渡し今は保険代理店とガソリンスタンドとコンビニを営んでいます。乳安商事を営業譲渡する時には兄弟・親戚から「名門乳安」の灯を消すのかと猛反対・大非難されたそうですが自分が経営から身を引くことで倒産せずに社員全員を譲渡先に移籍できたことは自分のささやかな誇りだとおっしゃっていました。
当時乳安商事は大館を中心とする秋田県北部の酒屋や食品店・スーパーに卸していました。現在大館市に入る主要4ルートの入り口にはいずれも全国チェーン大手量販店「A」がはりついています。大館市内に流れ込む消費購買を入り口で根こそぎ堰止め、大館市内のスーパー・小売り店を兵糧攻めにしています。市内のスーパー・小売り店は廃業・倒産が続出しています。市内の商業の疲弊は想像を絶するものがあります。これでは零細商店がどんなに努力しても経営が成り立ちません。当然市内小売り店に卸していた乳安商事も経営が成り立たなくなったわけです。
今地方で起こっているのとはこういったことです。目に余る零細・中小いじめ、潰しです。このままいくと地方は衰退するばかりです。消費者の味方だなんて詭弁もよいところです。
2007年03月18日
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