2010年10月09日

地域を元気にできるのは商工会

昨日は茨城県商工会連合会主催の職員研修会でした。今回のテーマは「農商工連携と地域資源活用で地域の元気な産業おこし」でした。年間12講座あるそうでその中から4講座を選んで受講するそうです。
約100名という多くの職員の方々が集まりました(写真左)。農商工連携と言ったテーマがトレンディであるのが理由のようです。
講義時間は5時間ですが居眠りする人は1人もいなくて食い入るように聞いていました。私が今までやった商工会職員向け研修会で最も真剣な受講でした。最前列で聞いていたこの3名は特別熱心でした(写真右)。
茨城県は大農業地域です。商工会職員も実家が農家や兼業農家の人も多いせいか農業や農村の生活をよく知っています。また女性職員は食と農の話に関心も高いようで反応もよかったです。
受講者が一番感動して聞き入ったのは資金調達の話です。福島県福島市の汲ンずほフーズの小関さんが工場を借りて、改装資金を借りまず最寄りの商工会議所に行ったらけんもほろろに追い返されました。
次は当時の国民生活金融公庫に借りに行ったら話は聞いてくれましたが難しいと断られ、帰りに職員の皆さまで試食して下さいと置いてきた「ほんのりピーチ」をお昼に女子職員が食べて美味しいと言ったことから融資が決まった話等を真剣なまなざしで聞いていました。
また宮城県登米市の伊藤正俊・千代さんがJAバンクからの借入れ金をJA出荷の米の代金と引き換えで返済していましたが最近JA以外の販売チャネルの開拓により通販と直売所出荷が増え1年分の米の保有が必要になりました。JAに米を出荷してしまうと通販・直売所に出荷する米がなくなってしまいます。JAへの返済を日本政策金融公庫から借り入れることで充当する新たな資金調達先を得て1年分の米が保有可能になった話です。農家にとって必要なのは資金調達先の多チャネル化です。
民業圧迫等で政府系金融機関の統廃合が言われていますが私は反対です。なぜなら市中銀行は小規模事業者には資金は貸してくれません。政府系金融機関や商工会・商工会議所のマル経制度がなくなったらたいていの小規模零細企業や農水産業者は潰れてしまいます。政府はそれで本当によいのでしょうか。
金融だけでなく地域活性化のために商工会が果たす役割は多くあると思います。農商工連携や地域産業おこしを実行するには商工会の役割は重大です。商工会はもっと元気を出しましょう。
DVC00178.jpgDVC00179.jpg
posted by tk at 02:09| Comment(4) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 商工会が元気を出すことによって地域に活力が出来てくる、地域産業おこしに商工会の役割は重大であるとの鳥巣先生の意見に賛成です。私もかって仕事の関係で岡山県北部の商工会議所の職員や役員(会頭とか常議員等、、、)の方といろいろお付き合いをしたことがありますが、何といったって商工会職員や会長等の方ほうが足腰が軽く気軽に相談に乗ってくれる。商工会が小規模事業の集まりなため足腰がつよいのでしょうか?私は最近思うのは、銀行にしても会議所にしても市役所にしても、相談にゆくと、こちら(クライエント)を見ずにパソコンの画面を見ながら国の制度どがこうだから、県の制度,市の制度がどうだから、当行の制度がどうだから、、、云々で結局追い返される始末です。いったい彼らは何のために税金等を使ってイスに座っているのでしょうか?商工会職員には、このことが当てはまるような職員はいないことを願っております。少なくとも岡山県内の商工会にはそういったことがあてはまらないと信じております。もうひとついえば今年は商工会法制定50周年とかで、岡山県もコンベックス岡山で11月13〜14日と県内の商工会展が開催されますが、他県でも今年はいろんなイベントが開催されることと思いますが、肝にいれていただきたいのは、商工会がイヘントに追われて前述のような対応をとらないためには商工会や商工会職員は何をすべきでしょうか。私なりに思うのは、@まず現場、現地主義を貫き、例えば津山市□□の○○会社は何を作って、従業員は何人で、特徴的な製品は何んであり、最近の景況は△△であると即答できるような知識を備えているか?Aこのためには経営指導員としての商工会職員は常にアンテナを針りながら相談があればパソコンを見るのでなく会員(クライエント)の立場に立って相談に応じていただきたい。Bそのためには、商工会職員はデスクワ−クをするのでなくフィ−ルドワ−ク(企業訪問)をしていただきたい。Cつまり鳥巣先生や関満先生のように現場・現地主義に立ちながら、クライエントの立場に立ちながらアドバイスすることが必要ではないのでしょうか?商工会や商工会議所の役職員が、ロ−タリクラブやライオンズクラブの会員のような感覚でないことを望みます。もうひとつ、農協も最近は変わってきています、米を出荷しなくても農商工連携とか米粉ブ−ムとかで、私たちの立場に立って気軽に相談に乗ってくれますし、生産や加工品関連で対応できない場合は、農業改良普及所等の関係機関を紹介してくれます。願わくは、D商工会に農産物の加工品などを行っている個人業者がどんどん商工会に加入できるようなシステムを導入したり、E商工会は産業展、農協は農業まつり、、、と別個でそれぞれ開催するのでなく商工会も農協も銀行も商工会議所も市役所もも一体となった産業まつりとかを開催するのも農商工連携であり、こういったことの積み重ねが地域活性化に繋がり商工会に求められているのではのではないでしょうか?   岡山県の北部で農業をしたり農産物加工行っている者として少し辛口の意見となりましたが、私達だけでなく地方で農産物加工をしたりしている人達は、多分私たちと同様に商工会や農協を頼りとしているのではないでしょうか? 
Posted by 赤澤俊彦 at 2010年10月16日 02:03
赤澤様、あなたのように現場にいるしかも小さく弱い組織の人の話は迫力があります。まったくその通りです。口では農業支援や中小企業支援と言いながら自分たちはその上にあぐらをかいている寄生虫のような人がたくさんいます。でも中には必死にやっている現場の指導員もいます。いつの世も大半の人たちは自分のことしか考えていません。しかし私と超有名な関満博先生の名をを併記してくれるなどもったいなくて私は穴があったら入りたいです。
Posted by 鳥巣研二 at 2010年10月16日 09:49
おはようございます。
このブログを読ませていただき、いつも爽快感を
おぼえています。
私も農商工連携事業や地域力連携事業などのコンサル活動を商工会で行わせていただくようになって、ちょうど一年が過ぎました。
脱サラで入社した会計事務所の農業部門を創設して10年間、農業関係者の会計財務の健全化指導をしてきましたが、昨年10月に独立して事務所をつくりました。
主に長崎県・佐賀県・福岡県・熊本県の農畜産
事業者、食品加工事業者等の皆様とのお付き合いを通じて、各所の商工会と関わりをもつようになりました。私の専門分野である財務健全化指導は
資金繰り改善と云うことになりますので、借入金
返済負担軽減と新たな収入財源づくりに絞られてきます。生活と事業を継続できるために必要な売上と収益を再設計(診断)することが常です。
どうにかして、農畜産業や水産業に関わる方々を元気づけることができないか、いつも考え込む毎日です。
今週も 長崎市で農商工セミナーの基調講演と
パネルディスカッションの司会をすることになりました。そのパネラーの中に九十九島漁協の久保参事さんが選ばれて、久保さまとお話をする中で鳥巣さまのことを伺い、このブログへのご縁となりました。
精肉加工販売所の自主運営を目指す糸島市の養豚農家グループの関与もしていますので、余計に鳥巣さまへの親近感を抱いた次第です。
このブログを読ませていただき、農商工連携をどのように支援してゆくか学ばせてください。
各地の取組情報を読むと、嬉しくなってきます。
素直に感動します。自分の生き方を貫きたいと
思っています。福岡の野方より
Posted by 野方健志 at 2010年10月18日 06:56
野方様、はじめまして。いつもあなたのお名前は久保参事からうかがっております。コメントをありがとうございます。一度ぜひお会いしたいです。久保参事に来週お会いするので話を私から持ち出します。
Posted by 鳥巣研二 at 2010年10月18日 21:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

自殺した小5「僕の命と引き換えに、学校の統廃合を中止してください」
Excerpt: 1 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2013/02/15(金) 12:36:20.61 ID:7aVSc0WJ0 ?PLT(12072) ポイント特典自殺か:小5駅で飛び込み 学校統..
Weblog: 【2chまとめ】ニュース速報嫌儲版
Tracked: 2013-02-15 15:01