最近は当社が特産品開発支援した地域の自治体や商工会から加工施設を建設したいと言う話がよくあります。1次・2次加工施設を建設して最終加工特産品まで生産できるようにする計画です。私が農業とは生食用の農産物の生産・販売だけでなく1次加工まで農業の分野だと言っていることも影響しているようです。生食用農産物と1次加工品を農業産地が握ってしまえば原料戦略は農業産地が有利になります。
今までの農水省の補助金で作った加工施設は最終商品(2次加工品)を製造するための「1次・2次加工一体セット設備」です。原料を投入すると全て最終商品(2次加工品)になってしまいます。これでは加工施設の稼働率は最終商品(2次加工品)の売れ行きに左右されます。たいていの加工施設が遊休施設になっているのは最終商品(2次加工品)が加工施設のキャパシティ(生産能力)に見合う程売れていないからです。農家のおかあさんグループの販売力では加工施設のキャパシティ(生産能力)は持て余しています。
これからは1次加工設備で作った中間製品(1次加工品)を最終商品(2次加工品)にするだけではなく中間製品(1次加工品)を食品メーカーや菓子メーカーに外販しなさいと言うのが私の持論です。従来の「1次・2次加工一体セット設備」ではなく「1次加工設備」と「2次加工設備」が販売先に応じてそれぞれ独自に稼働し生産・販売する方式です。
私のところに元気で特徴のある食品メーカーから入手できる数量でよいので地域特産原料を紹介して欲しいと言った声が多く寄せられています。そういった食品メーカーは数量限定・季節限定・地域限定で商品を製造・販売します。今の食品業界にはこういった1次加工品の生産のできる施設や企業がないのです。この動きに地域の加工特産品施設は眼を付けるべきです。これこそが究極の農商工連携です。
2009年07月05日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/122816601
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/122816601
この記事へのトラックバック



