昨日は和歌山県アグリビジネス経営革新塾第4回目の最終回でした。セミナー開始前に主催者の商工会が腹ごしらえに出してくれた「なれ寿司」です。滋賀県「鮒すし」と並ぶ我が国の寿司の源流ですが「鮒すし」が高価な珍味特産品に対して和歌山県当地域の「なれ寿司」はしっかり地域料理で根づいています。地域資源で受講者に地域料理を出してもらったらほぼ全員が「なれ寿司」と書き、ほぼ全員が好きで家庭でよく食べると答えます。
セミナーは第1回目より受講者が増えたまま大盛況で無事に終了しました。昨日は昼間兵庫県の食品メーカーへのプレゼンだったので本間と一緒でした。今日は岡山市で「地域の食と農ビジネス実践講座」第3回目最終回なので昨日そのまま和歌山県広川町商工会に連れてきて地域資源を活かしたドレッシングの開発等の話をしてもらいました(写真上左)。かなりの受講者がそれなら私もやって見ようと言う気になったはずです。
写真下左は受講者のパン店を営む和田さんが焼いて受講者全員に配ってくれたパンです。当地は柑橘(かんきつーみかん)の産地です。それで柑橘を生地に練り込んだパンを焼きました。柑橘は秋しか採れないので和田さんはみかんジュースで生地を作り焼きました。
和田さん曰く「朝2時に起きて一人でパンを焼いている。日々のパン焼き業務に追われ、地域素材を使用したパンまで及びもつかなかった。セミナーで聞いたのでやってみたら面白くて新商品アイデアも多くわいてくるけれど我々は農産物を生のまま農家から入手しても使えない。パウダーやペーストやドライになっていたら容易に地域特産素材パンを作れる」。まさにその通りです。それが1次加工なのです。このしくみは農家や中小食品メーカーがやるのではなく地域産業として行政等がバックアップしてそのしくみを作った方がよいと言うのが私の考えです。
写真下右は先週紹介したおもと生産者の梅本さんのおもとです。話だけではイメージがわかないので実際持参してくれました。梅本さんはそれを現在和食ブームで世界中にある和食レストランに置けないかと考えています。
広川町商工会のセミナーは大成功でした。多くの受講者が加工特産品を作って売ろうと言う気になっています。その気運を醸成してこれを実現に向けて動いている中山広川町商工会長以下役員・職員の熱意がすごいです。間違いなくこの動きはこれからの商工会のあり方を予言しています。
2009年07月01日
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