昨日は宮城県丸森町の「ガッツリアグリビジネス講座」でした。昨日からストーリーづくりに入りました(写真左)。それぞれのアイデアにストーリーを付けていきました。来週はこれに実際の試作品や料理を持ち込んでのプレゼンになるのでさらに楽しみです。
セミナー終了後森ガーデンの森さんに時間をいただいて取材しました(写真右)。政府系金融機関から「販売重視の農業経営」と言うタイトルで原稿を頼まれているのでその取材でした。現在65歳の森さんが社会人になった頃実家の田んぼは1.8haでした。私の実家と同じ規模です。私の親が私に百姓をやらせなかったのと同じで森さんも大手運送会社の仙台支店に就職しました。当初はドライバーをしてそれから配車担当をしました。その間兼業農家で休日と有給休暇を活用して米作農業をやりました。現在は11haの農家です。
森さんは減反政策に反対して米を作り続けます。その当時減反しなかった分は他用途米と言うことで政府が安い価格で買い上げていましたがそれも拒否して独自販売を展開します。減反反則金を払いながら米作りをしました。ついには専業農家の認定の「認定農家」も取り消されてしまいます。それならばと直接販売を始めます。当初は仙台市内の住宅を一戸、一戸訪問しながら販路を広げます。そのうちにホテルや旅館も訪問するようになり注文が来るようになりました。最近は伊豆の伊東温泉まで販路を広げています。
今までは減反に反対したので集落の中でも村八分的存在で仲間外れされていましたが最近は集落内の農家が森さんに販売して欲しいと米を持ち込むようになりました。30kg換算でJAよりも500円高く買い、さらに米袋代・検査料等の諸経費1000円も農家が負担しなくてよいので農家は30kg当たり手取りが1500円(1俵換算3000円)よくなります。
またホテル・旅館は森さんから直接買うと1等米が30kg当たり4000円(但し運賃はホテル・旅館持ち)安く買えます。農家は手取りが1500円増え、ユーザー(ホテル・旅館)は運賃は自分持ちでも4000円安く買えるのですからお互いメリットがあります。いわゆるウィン・ウィンの取引になります。
写真右で森さんが手にしているのが森メモと呼ばれるノートです。ここにぎっしり商談内容や情報の切り抜き等が詰まっています。これが実は森さんの虎の巻です。
2009年06月30日
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