知人から聞いた話ですが医療機関の看護師(昔は看護婦と呼んだ)さんは定年年齢が早く今でも50歳台だそうです。激務なのでそうなのでしょうか。ただし看護師人数不足なのでベテラン看護師はひっぱりだこですぐ再雇用なのではないでしょうか。
そう言えば昨年宮城県丸森町で特産品セミナーをやったときに町立丸森病院の婦長を退職したばかりの今野市子さんがやはり同時期退職した同僚と受講しました。退職後は既に定年を迎えたご主人と一緒に定年帰農するのだと言っていました。そのために地域で農産物直売所と農家レストランを立ち上げる予定でした。今年いただいた年賀状にはプレハブ建ての直売所が載っていたので予定通りにオープンできたようです。
私がセミナーで「現場が全てである」と話していたらその今野さんが医療現場はその最たるものだと言っていました。彼女は立場をわきまえてそうあからさまには言いませんが宮城県丸森町立病院には東北大医学部卒の若いドクターが配属されますがドクターにまず今患者はどのような状態にあるかを的確に伝え、診療の方向までアドバイスするのが現場のベテラン看護師の仕事だそうです。そうやって若いドクター達は現場からベテラン看護師から学んで一流のドクターに育っていくのです。言い換えると一流の看護師とは何人のドクターを育てたかではないかと思います。
ここからは私の独断で書きます。例えば手術をする時にはドクターのそばにベテラン看護師が付きます。ドクターに言われたとおりにメス等の手術器具を渡しているようではその看護師は三流ではないかと思います。では言われる前にドクターが使用する器具を理解して渡すのはそれでも二流ではないでしょうか。むしろドクターに次はこれを使いなさいと渡せるようになればその看護師は一流です(それはドクターに対する越権行為と言われればそうかもしれませんが)。私の好きな言葉で言うと一流の看護師とは患者の容態から手術の手順から結果まで「見えている人」のことです。
来る日も来る日も現場の仕事をして現場からいつも考えていればそのうちに見えてくるようになります。自信も出てきます。そうすればやがて仕事が天職に思えてきます。私はドクターではないのでそんな命に関わる仕事ではありませんがいつも地方や農水産業や中小事業者にどんなお役立ちができるかだけを考えています。私は看護師だと思っています。農水産業者や中小事業者はドクターです。執刀するするのはドクターである農水産業者や中小事業者です。それをお手伝いする看護師の役目が私の仕事だと思っています。
2009年01月13日
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