2008年09月15日

今の食のしくみが崩壊した後をどうするか

私は大手量販店やその言いなりになっているJAのことをよく書きます。でも中には自分で生き抜こうとしているJAもあります。前に書いた広島県のJA三次もそうですし、一昨日大分県漬け物工業協同組合で知り合った「吉四六漬」のJA玖珠九重(くすここのえ)もそうです。全農に頼らない独自路線を貫いています。だから一概にJAはだめだとは言えませんがたいていのJAは既に時代の役割を終えています(いらないと言う意味)。
JAだけでなく大手量販店のしくみに取り込まれている企業の大半は5年以内にその社会的使命を終えるでしょう(倒産・廃業すると言う意味)。大手量販店のオペレーションのしくみ自体が崩壊します。実は既に崩壊しているのかもしれません。何故なら中核・中堅クラスの社員がどんどん辞めています。
放っておけば崩壊するので延命に手を貸す気はありませんが、崩壊後の食の生産・供給のしくみの再構築は我々の仕事です。最近の食に関する本は不信・偽装・告発・悲観ばかり書かれていますが我々がやらなければならないのは新たなしくみの提示です。私にはささやかな自信があります。それは私の日々の活動の中で目にする現場から既にその萌芽が生まれ、育ちつつあります。これをさらに大きく育てていけばよいだけです(事実今食品で売り上げが伸びているものは地方の特産品です)。そのしくみには都市市民も一体となり参画する必要があります。
大手食品メーカーや巨大量販店は世界規模資本によるM&Aと合併吸収が進みます。そして彼らは海外資本の買収・収奪の対象となり買う喜びのない食品工業製品の製造者・販売者に成り下がります。そして生活者の安全を守り、おいしくて生活者の買う喜びを提供できる食品の製造・販売は地方の中小企業が担うようになります。またこれからの食品産業は農林水産業との連携、ウィン・ウィンの関係作りに成功したものだけが生き残ります。資本の論理の再編成・M&Aだけではいかない農林水産業との共存共栄のしくみを作れるかどうかがポイントです。
posted by tk at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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