2008年06月23日

大手量販店の農業参入は崩壊寸前の証明

先週も先々週も出張しており夜は会食ばかりでした。私は「いか刺し」が好物ですがどこに行ってもメニューから消えていました。報道では魚連・漁協が出漁の申し合わせをしているそうです。やむを得ませんですね。重油高で出漁しても販売価格は据え置きなのでは出漁すればするほど赤字です。私のように「いか」の好物の人間は価格が2倍になっても食べるので大手量販店は漁業者をいじめてばかりいないで速やかに小売価格を値上げすべきです。
また、バターが消えてしまっています。ある酪農家に聞いた話ではその理由はヨーロッパ・アメリカで乳製品が値上がりして国産の方が安くなり需要が増えているのだそうです。しかし農水省が2年前の牛乳余りの時に乳牛を殺しすぎたため飲用乳をバター・チーズの加工需要に回す余裕がなくて今のような逼迫現象が起きています。海外の乳製品が値上がりしたのは餌が高騰しているためです。
乳価は酪農の生産組織と乳業メーカーとの交渉で決まります。ヨーロッパ・アメリカでは酪農団体とメーカーが団結して大手量販店に値上げを交渉し大幅に店頭小売価格が値上がりしています。それが日本では逆で大手乳業メーカーが大手量販店と結託して生産者組織の値上げを認めません。酪農家いじめです。常識的に考えておかしいと思いませんか。(しいては消費者もこの構図に加担していることになるのです)このままでは乳製品が逼迫しても国内の乳牛頭数は増えません。頭数を増やしても酪農は経営が成り立たないのだから誰も増頭しません。
最近、大手量販店が農業参入する記事が載っていました。あの記事を読んでいよいよかと思う人は大手量販店の実態を知らない人です。大手量販店は用意周到に計画して農業に参入するのではありません。毒入り餃子以来国内農産物の調達が思うようにいかなくて苦し紛れに農業参入を言っているだけです。大手量販店にそんな長期展望で経営をしている人材なんかいません。
農業でメシが食えないのはさんざん買い叩いてきた大手量販店が一番よく知っています。何のための参入かと言えば「お前等が農産物の価格を上げるなら直接農業参入をするぞ」と言う示威運動、脅しです。言い換えるとそれだけ大手量販店が追い込まれていると言うことです。私がいつも言っているように直に彼らは崩壊しますので延命に手を貸さないようにして下さい。
posted by tk at 02:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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