人間は好きなこと、興味があることを自分の終生の仕事にするとハッピーです。仕事を勉強ができて一流大学に行って、人気大企業に入ることが人生だと思っていると入ってからが苦しみます。
最近は霞が関の一流官庁から過疎地域の小さな村役場まで公務員が就業していますの応募者がどんどん減っています。中には集まらなくて困っているところもあるようです。政治も世襲と支持団体の中での忠誠が議員の条件になっているところから起きています。今後はもっと劣化するでしょう。
「三つ子の魂百まで」で幼い頃から関心のあることの仕事に就いたら幸せです。私は農家の出ですが幼い頃からおばあちゃん子でおばあちゃんの農産加工に付き合わされて、ずっと当てにされていました。
梅の時期は梅干し、柿の時期は干し柿、ふつ(よもぎ)の時期はふつまんじゅう、たけのこの時期はたけのこ堀り等です。その年少の頃に植え付けられた魂が私の職業になっています。
一昨日、高松市の農業、水産業を中心にした就業者の集まりでした。若い男女が仕事を持ちながら、農作業もやっています。「何で?」、「幼い頃から祖父に連れられて畑で手伝っていた、面白かったから」。
コンバインでも田植え機でも何でも操作できる女子に「何で?」と聞いたら「幼い頃から見ていて自分も操縦したい」とずっと願っていたから。なばなの箱詰めの最終カット調整作業をしている女子に尋ねたら「この作業が楽しくて、楽しくて」
みんな嬉々としてやっています。現段階では仕事を持ち、空いている時間に作業、手伝いに来ています。やがては農業で身を立てたいと思っています。兼業農家、専業農家の子弟に関わらず、みんな農業や農作物に興味と関心があります。
私が食品会社に就職し、その後、コンサルになっても飽き足らず、会社を食品加工業にして、東京都中央区で唯一の食品加工場を有していることも私の自己実現です。
うちのスタッフも全員、食品開発が好きで好きで趣味よりも何よりも食品開発が楽しくて仕方ない人材ばかりです。この輪を大きくして行きたいです。