昨日から香川県高松市に来ています。過去に愛媛県、高知県、徳島県に仕事が行くことが多かったです。四国は東京からは飛行機で行くか、新幹線で瀬戸大橋を渡って香川県に入ってから各県に行きます。昨日は高松空港へ降りました。これが南国四国を思うほど寒くて雨でした。
高松市の若手農家が主宰するグループへのセミナーでした。私の知り合いの若者が政府系の金融機関の農業部門に勤務していますが、その安定したエリート人生を捨てて、赴任していた高松市に魅せられて就農を開始しました。
高松支店に勤務していた知り合った農業者と意気投合したようです。その農業者は大阪市でサラリーマンをしていますが、香川県の実家農業とサラリーマンの二重生活です。香川県と大阪府は橋を利用すればクルマで2時間程度の距離なのでそれも可能です。
二人とも30歳代です。その親しい仲間もおり、昨日はその勉強会でした。年齢は主宰者と同じくらいの30歳代が主流で女子も相当比率加入しています。共通しているのはみんな農業が大好き、農作業が大好きです。
半分くらいは兼業農家で両親はサラリーマンであると同時に実家の農地も耕作していたという都会型農家です。生まれた時から農業環境にあり、兼業農家なので土日祭日は親の手伝いをしていたという経験があります。
幼い頃からトラクターのエンジンがかかるとワクワクドキドキでそのトラクターに親に乗せられてもらっていたという経験があります。
何の話をしようか?と思いました。農産物を生産してそのまま市場→スーパーに流しても儲かりません。というかたいていは赤字です。さらに買う側の消費者の大半は勤労者か?年金暮らしの老人です。
1人暮らし、2人暮らしで毎日、毎日料理を作るのは難儀で、コンビニから食事を買ってもコンビニも経営が悪化しているようで値上げ、値上げかつ商品も日持ちさせる為に保存料たっぷり入りです。健康に悪いです。消費者が買う力と意欲がなくなっています。
そこで昨日は農家に自分で収穫した農産物を保存料を入れないで製造方法で3〜6ヶ月日持ちする加工食品を製造することを経営手法を勧め、その勉強会でした。
大企業でなくても小さい設備があれば、酢漬け、塩漬け、砂糖漬け、乾燥、低温殺菌(ホットパック)、レトルト殺菌等で一定期間常温保存し、自分が食べたい時に開封して、あるいはレンジでチンして食べられます。
その農産物活用がこれからビジネスになると、農業➕食品加工が新たなビジネス業態となるという私の持論の勉強会でした。勉強会には飲食店の経営者も出席しており、その人達と連携すればさらに発展し、ローカルの1大産業になります。