2025年03月15日

老兵は去り行けず、踏ん張る

当社は役所の仕事が多いのでその支払いは1年間分が3月末になります。その間にその業務を行うために出張したり等経費がかかります。「4月まで掛けで支払いは待って下さい」というと新幹線や飛行機には乗れません。

また、商品開発をするのも支払いは4月でも何度も試作品を提出しなければなりません。その原料費もあらかじめ買わなければなりません。「4月末まで支払いを待って下さい」と言っても待ってくれません。宅配便代もそうだし、電話代も光熱費もそうです。

4月から来年度ですが当社が受注している自治体の予算がここに来て大きく削られ始めました。「そんな殺生な」と思いますがお上には歯向かえません。コロナ禍以降民間企業はどこも苦しんでいます。

「ようやく回復へ」とベクトルが上向いたところでまたへし折りです。巷ではデモが行われていますが、我ら行政の仕事をしている者からすると役所の仕事が入って来ないのは死活問題です。

この2年間、老後のために蓄えて置いたささやかな老後の生活費もすべて放出しました。何とか昨年から厚生年金が受給できるようになり、青息吐息の生活をしています。

高齢者は人生の大半を終了しているので残された人生を飢えない程度の食費があれば何とかなりますが、それにいろんな税金が徴収されると「赤貧洗うがごとし」です。

一番の気がかりは自分の葬式代です。その程度は確保していましたがこの2年間の会社の苦境で取り崩してしまいました。このお金を子供に負担させるのはとてもできないので飛行機に乗っていると「墜ちてくれないかな」と思うこともあります。

ささやかな生きる望みは若手当社スタッフの成長です。私が中小企業診断士であるために仕事が行政の仕事が多かったですがもう行政の仕事は望めません。これからの仕事は民間企業との取引です。

民間企業に使っていただける会社に変身できるように新たな社団法人を立てて、コンテンツづくりに没頭しています。若手が元気で育って来ているのが私の支えです。
posted by tk at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする