ただ地位が欲しいのなら要領よく立ち回った方がよいです。サラリーマンや役人の出世の8割はこの要領よさで出世しています。だから定年を迎えるとただの何もできない老人に戻ります。
世の中には淺ましいほどの名声、地位、評価を欲しがる人がいます。それが虚栄であってもそのためだけに人生の全てを費やしている人がいます。そういった人は自分で事業を興したり、成功させた人はいません。
みんな大組織に入ってうまく立ち回って、出世の階段を上って来た人です。定年とさらにしばらくは関連組織のトップでいられますが70歳を過ぎるとただの老人になっています。
自分で業を興した人に定年はありません。死ぬまで現役です。自分で業を興してその事業が死ぬまで継続している人、いや死んでもちゃんと事業は継続している人は人生を成した人です。
大企業や大役所に就職する人は学校の成績のよい人です。あるい学業はそれほどでもなくても部活動、クラブ活動で賞を得たりした人を大組織は採りたがります。でも最近は大組織もリクルートは外注にしているのでリクルート会社に受ける学生が採用されています。
リクルート会社の社員に人の真贋を見抜ける社員がいるとはとても思えません。採用のための小手先を準備した者が採用されます。大学入試もそうです、推薦入学など演技をして入っている学生が多いこと。
私の頃の半世紀前は受験は暗記力でした。頭がよいとは暗記力がよい人が高得点でした。丸覚えできる人です。実際、私の知っている人もそのタイプの人がたくさんいました。みんな高学歴です。
今、振り返るとそういった人は会社に入っても立ち回りがうまく、それなりに出世しています。が、そんな人間ばかり採用してきた会社の方が倒産している例が多いです。
受験勉強も自分が納得行くまでわかろうとすると他のところまで手が回らずに大体、受験に失敗します。丸暗記組には勝てません。でも周りを見ると生き残っているのは学歴失敗組のとことんこだわり、執着組が成功しています。
最近の学生や若者がどんどん会社を辞めて起業していくのは正解です。