2025年03月13日

食産業同士の連携を活発化する

当社から徒歩15分程度のところにある大手厨房機器メーカーの中西製作所を見学しました。日本の大手厨房機器メーカーは学校給食から始まり、病院給食、介護施設等に厨房機器及びその厨房システム一式を納品します。最近はオフィス給食にも波及しています。

そういった厨房システムをトータル的に完備したオープンキッチンを作り、それを望む一般ユーザーに開放すると聞いて訪ねました。ここに全国からの新規ユーザーを集めて料理を作りながらプレゼンするのはもちろん、消費者や一般ユーザーの料理教室や勉強会にも開放するというものです。

ネットで流しても食べ物、料理だけは味や匂いや香りが大変できないとリアル感がないです。まさにそこを体験してもらうという戦略のようです。当社のプレゼンの場にも最適です。

その後に福井県小浜市のとば屋酢店の中野社長が訪ねてくれました。数年ぶりに再会でした。銀座のエクセレントローカルにはよく来てくれました。お店でもとば屋酢店の酢を使用していました。

今回もとば屋酢店も顧客からも留型品(特注品)や小ロット製造の新商品開発の依頼が増えており、その件で我がキースタッフ社と連携したいとの打ち合わせでした。

当社も社長をはじめ、商品開発スタッフの社員全員で応接し、打ち合わせを行いました。こっちにとっては願ってもない話です。その打ち合わせは30分程度で済みました。

他はせっかく静置法で食酢を作っている数少ないメーカーなので食酢についても勉強会をしてもらいました。当社全員大変食いつきがよく、あっという間に3時間が過ぎました。

この上記2社とは今後、連携をしたいと思っています。大量製造でテレビスポットで宣伝して商品を販売する時代は終わっています。それを大量販売していた大手量販店、大手コンビニチェーンが風前のともしびです。

食は作れないと話になりません。安くたくさん販売するビジネスが謳歌できたのは人類の歴史の中でこの数十年にだけでしょう。原料の農産物、加工食品製造業の時代が間違いなくやってきます。
posted by tk at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする