昨日は農林水産業活性化会議今年度の2回目でした。元々は東大ボート部のOBから生まれ、主宰の酒井先生が森林学の権威者でかつ学生時代に東大ボート部出身なのでその関係からか林業とは何か?林業経営とは何か?から輪が広がって行ったようです。
今年度から林業だけではなく、農林水産業全般の活性化にすそ野を広げ、「日本農林水産業活性化会議」と名を変えて第1回目は12月に農業をテーマに行われました。
その時の基調講演はやはり東大ボート部で酒井教授の2つ下の元農林水産省事務次官の本川さんが行い、私は東大もボート部も無関係なのに講師で出講させていただきました。
今回2回目は林業がテーマで、基調講演は酒井先生でした。酒井先生の話はわかりやすく日本のみならず世界・地球が抱えている森林の現状から講演が始まりました。
私は酒井先生とは数回、2人で食事をしていますが、その時は先生は林業の話はしないので昨日が初めてでした。大家、オーソリティというのは誰にもわかるように平易な言葉とシナリオで話してくれます。
大いに勉強になりました。これで今まで山と言えば幼い頃の実家の山林しか思う浮かばなかった私の頭が一気に地球環境としての森林・林業まで広がりそうです。
必死でノートにメモしましたが酒井先生とは今後もお話しできるのでたくさんの森林のことを学びたいと思います。私は農業、農林産物・食品加工が仕事ですが林業との関連による地域の相乗効果の手応えを感じました。
また、講師陣では全国に1000haの森林を持つ神奈川県の杉山さんや掛川市森林組合組合長の榛村さんも登場し、現場の話をしてくれました。杉山さんが1000haも所有するとお荷物どころか、そこに凄い魅力的な森林資源が紛れ込んでいるのでビジネスチャンスが広がったと話しました。
また榛村さんや酒井先生の話の中に森林は最高の散歩道、特に「森林歩行と思考はつながっている」といった話もありました。ダーウィンもルソーもカントもニーチェもスティーブ・ジョブズもまさに林の散歩道でひらめいたと言っています。
また、12月に相模原市で出会った村井さんがカーボン森林クレジットの会社に勤務しているのでこのセミナーにご一緒しました。2月に当社をミャンマーの若者との出会いの場を作ってくれた下園さんも参加しました。どんどん新しい人脈ができて行きます。