2025年03月06日

なかなか趣旨が伝わらない

最近、仕事の応接で戸惑ったことが2件あります。2つとも相手は70歳代後半の先輩です。まだ、仕事をしてらっしゃるようで当社にお見えになりました。1人の方には今企画しているビジネスについてそのやり方を私の知り合いに相談したらその方を紹介いただき、3名で会いました。。

それから1週間も経たないうちに今度は1人でお見えになりました。こっちは何も依頼していなかったのですが、唐突に見積書が出て来ました。

誰も仕事の依頼をしていないのにいきなり見積書です。例え、誤解だとしてもまず企画書が出て来るのならわかりますが、いきなり見積書にはこっちもポカンです。

しかもご丁寧なことに契約書までついており、私の署名のところが空欄になっています。サインはあとでも結構ですとのこと。紹介した私の知人が用件向きを間違えて伝えたかと思い、聞いてみたら本人もその書類を見て呆れていました。

もう1人は私がよく知っている人で、私が仕事のプロジェクトのテキストを作っており、その執筆をお願いしました。できたというので打ち合わせをするとその内容は私の依頼とずいぶんズレたところがあり、それを指摘したら相手はブチ切れました。

その人がいつもパソコンに入れている内容そのままのものをそのまま持参しただけでした。執筆いただきたい趣旨を再度話しましたがそれは頑なに拒否です。

私は「やっぱり自分が書くしかないか」という結論に達しました。この人が私に会うたびに「仕事が欲しい」と言うので気を利かせたつもりでしたが本人はプライドが高い人で、万年「使い回しの内容」を私にケチをつけられたと誤解したようです。

やっぱりビジネスの世界は「情報」と「常識」です。商談相手、クライアントが何を求めているか?が読めなくなったら終わりです。今回痛切にそう思いました。とすると私のその2名の先輩よりも5歳程度若いです。自分も周りにそう見られているのではないか?思い当たる節はあります。

それで私は必ず1人打ち合わせはしないようにしています。スタッフと一緒に行きます。そして努めてメモは自分で取らないで同行者に取らせることにしています。そうすると間違いがないからです。
posted by tk at 05:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする