2025年02月21日

貧乏はよいことづくめ

みみっちい話を。昨年4月から年金生活者になってこの2月にも受け取ったのでちょうど1年を「年金のみ生活」をしました。しかし、人間とは面白いもので環境・状況に適合します。

最近は年金受給額もみみっちく使うので少し預金残高が増えて来ました。私は貧乏育ちですが、サラリーマンを39歳でクビになってかつ懲戒解雇だったので退職金も支払われませんでした。

それで妻と幼い子2人を抱えて必死で働いたので何とか30年、食えて来ました。しかし、このコロナ禍で行政機関の仕事が多い当社は完全アウト状態に陥りました。仕事をいただいても行政は3月末払いが多いのでその間の1年間は会社にお金が入って来ません。銀行も貸してくれません。

ちょうど70歳になったのでこれも神も思し召しだと思って引退して、給料ゼロの年金生活に入りました。

現役時代は人間好きの私は大いに仕事関係や友人とコミュニケーションを取りました。毎晩のように会食をしていました。勘定も私が払うことが圧倒的に多かったです。

会社もお金がなくなり、私もお金がなくなり、当然、会食も止めました。会社の近くの料理店・外食店のスタッフ等に昼間会うと最近、行かないので「別のお店に行っている」と思って目を避けます。実際はどこも行っていませんが。

昨日3ヶ月に1度の血液検査の結果をいただきました。γGTPのスコアを見て、老いぼれて視力まで落ちたかと目を疑いましたが間違っていません。なんと「γGTPが正常値」です。

健康診断の血液検査を始めて、いつもγGTPが高く、アルコール肝炎の疑い濃厚と言われて40年、これこそ「宿痾」と諦めていたのに70歳を超えて初の正常値です。

しかも肝機能3兄弟のGOT、GPTも加えて肝機能ともオール正常値。ドクターに「この数値、間違っていませんか?」と問うたら「この検査の数値は多少粗いけどな」と弁明。いやいや30年間、ずっと一貫して高かったので数値は決して粗くありません。正確です。

最大の治療、薬はお金がないので外食、会食を辞めたことです。晩酌はコップ半分程度の貧困生活による大殊勲です。

もっといいことがあります。かつ粗食で毎日「1ご飯・1」おかずです。それを昼夜と同じものを2つに分け食べています。それで体重が74kgから現在は68gを切り、6kg以上の自然ダイエットです。体が1割小さくなりました。

さすがに昨夜は検査結果のお祝いでもう1品「揚げ豆腐」を付け、「2品おかず」にしましたが。貧乏はやっぱりよいことづくめ。
posted by tk at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする