2025年02月13日

久しぶりに土と交わった

昨日は鹿児島県大崎町で山椒の植え付けでした。中山間農業地域で耕さなくなった水田は水張りという米を作る意欲さえ持って入れば補助金が出ていました。それを廃止する等で国会でもめていましたが、結局は水張りをしなくての米を作る意思はあるということで補助金は存続のようです。

しかし、国会の駆け引きはそれでよいでしょうが、農家や農業現場はたまったものではありません。大崎町は前年から耕さなくなった農地に山椒を植えようという案が生まれました。

発端から当社が絡んでいます。山椒としょうがを候補にしました。高齢者が栽培しやすく、軽くて単価が高いものを検討しました。そこから山椒が残りました。大崎町はふるさと納税でも上位に来てかつその目玉はうなぎです。うなぎの蒲焼には山椒は付きものといった軽い発想から始まりました。

全国的に嗜好性の強いこういったスパイス系の作物は食レベルが上がれば上がるほど価値を持ちます。八重山諸島石垣島のピパーツなどもその類に入ります。

山椒は人気作物です。苗の購入確保が大事です。しかも苗が高騰しています。我が(一社)エクセレントローカル会員のこの地に住む川原氏から山椒を栽培している農家小倉さんを紹介してもらい、その筋から貴重な山椒の苗を50本調達できました。ブームは既に始まっているようで苗不足が始まっています。

昨日はその貴重な50本の苗の植え付けをしました。圃場は元水田に土を入れて、有機、無農薬栽培で3ヶ所の圃場で行いました。私も久しぶりに土と交わりました。

3日前から私は鹿児島入りをしていたのはこの山椒が3年後に実を付け始めた時の販売先をと思って鹿児島市内の高質スーパーの経営者方々に取り扱いを打診していました。

生産と販売は一体です。生産物ができてから販売では遅過ぎます。販売意向、販売意欲を創りながら同時進行です。

また、山椒はうなぎの蒲焼ですが、それでは能がありません。京都や丹波篠山に行けばちりめん山椒が人気料理であり、特産品です。実際に山椒料理の開発が必要です。

そのための人材も必要です。その方も我々の同志として加入いただき活動が始まります。
posted by tk at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする