2025年02月08日

人生はリハーサルである

よく予備校などが模擬試験の結果に対し、合格率何%といった判定をします。合格するかしないか0か100、◯か✖️のどっちかなのに合格可能性60%など受験生の心を惑わす表示です。

合格可能性99%と出ると受験者は1%の不合格が気になります。合格率1%と出ると「えっ俺でも◯◯大学に入れるかもしれない」と勘違いします。こういった判定は小賢しくて愚かな人間のみの反応です。なまじ脳みそが肥大化したことによる不幸です。

動物を見てみよ、野生も家畜も殺される直前まで悠然と餌の草を食べています。人間が一番優れた動物などと誰が決めたか?死の間際でも悠然と日頃の態度ができる動物の方がより神に近いです。

昨日、ある方がお見えになったのでいただきものの銘酒を差し上げました。ちょっとだけ惜しさの未練が残りましたが、その方への日頃の感謝が自然に私にそうさせました。

その2時間後に来客がありました。その人がお土産にワインをくれました。たまらないほどのよいワインです。人生とはそんなものです。あげれば誰かがくれる。

人間は打算的な動物です。だから上記の予備校の合格率に踊らされる。何か辛いことに直面すると人間は禁欲的でストイックな行動を始めます。立派な行動をすればきっといいことがあり、この逆境から抜け出ることができるかも知れないといった「助平心」がもたげます。

しかし、それは利己的な、自分勝手な自己満足にしか過ぎません。最近私がFacebookに粗食をアップしていると「自虐ギャグ」ですねと見事に指摘した人がいました。

人間が困難から脱却できるのはその策・行動を1つに絞ることです。しかもその策・行動は何でもない日頃の通常の行動です。自分の中のその1つの行動を見つかられるか?どうか、さらにはその1つに絞って行動できるか?がその人の能力です。

平時はその難局のためのリハーサルです。毎日、リハーサルをやっていれば本番になってもいつものようにリハーサルをやっていればよい。そんな人間に私はなりたいです。



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2025年02月07日

あの世でもあなたと暮らしたい

粗食に慣れると美味しく感じます。それが普通になり、惨めでなくなります。粗食でもその出来栄えを評価できるようになり、今日の素食はうまい、今日は失敗、イマイチがわかって来ます。

一昨日、ナスとピーマンの味噌炒めという私はほとんど作ったことがない料理に冷蔵庫の中になすとピーマンがあったのでトライしました。私はみそ料理は下手です。みそを入れる量の加減がわかりません。

醤油は大量生産がほとんどなので料理に1回使う量も大体全国どの醤油も同じですが、みそは味噌蔵によって濃さや質感が違います。少なくて済むみそもあればどかっと入れないと味がしないのもあります。

一昨日はびびっていたせいか、みそ炒めに入れる砂糖を間違えて塩を入れてしまいました。どうも甘さが出ないとさらに砂糖追加と思ってさらに塩を入れてしまいました。捨てるのは忍びないので料理になったものを全部洗って砂糖を追加して食べました。まずくはなかったです。完食しました。

貧乏暮らしも慣れてくると悲喜こもごもです。水道、ガス、電気代の支払い期日が気になったりして。

利口な人は環境に合わせて生きるのが上手です。昨夜は昔の会社関係の同僚で退職後、10年以上75歳の頃まで当社の食品開発を支えてくれた同志が訪問してくれました。

現在、80歳で週1回のゴルフが楽しみで、仕事は何もしていません。酒も昨年やめたそうで昨夜のささやかな会食でも1滴も飲みませんでした。数年前に奥様が倒れて、必死の介護をしていました。

今は元気になって2人で生きています。奥様が「あなたがいなければ生きていけない。また生まれて来てもあなたと一緒に暮らしたい」とおっしゃるそうです。

男の勲章は会社で偉くなることでもないし、金儲けすることでもありません。人脈と交際を豊富にすることでもありません。最高の勲章は伴侶に「生まれ変わっても、あの世でもあなたと暮らしたい」と言われることです。

お前は?私は奥さんがいません。でもまだ70歳。これからそう言ってくれるパートナーが現れたら一緒になろうかな。一人でも生きていけるけどそりゃあ2人の方が幸せに決まっている。
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2025年02月06日

若者は無限の能力を持っている

キースタッフ社を若手の布陣に変えて私はエクセレントローカルという飲食店を始めました。7年前頃です。銀座の飲食業界はなかなかタフで厳しく、黒字にならないうちにコロナ禍がやって来て閉店しました。

もっと続けていればコロナ救援金が結構出て、それで逆にリッチになり悠々たる花道を去って行った人も結構います。しかし、私は後悔していません。あのまま止めなかったら累積赤字が増えたら身動き取れなくなっていたと思います。

かってお店のあった銀座8丁目の店跡はその後どこも入っていないようでずっと扉が閉まっています。

そのコロナ禍はその後も数年続き、本業のコンサル事業が当社は公共機関から受注の案件が多いのでストップしてしまってこっちは未だ回復せずで苦しんでいます。これが当社の実情です。

数名のスタッフは「退職届」も出さないまま逃げ出しましたが、新商品開発コンサルと新商品開発業務のできるスタッフはそのまま残り、かつ1人新たに採用しました。

会社はそれこそ「商品開発型戦略的企業」になり、それがようやく認知されて来て仕事が増えて来ました。日本中だけではなく、世界中から商品開発の依頼が来ます。

コロナ禍の負の部分の始末と現在の新規業務の攻めの部門と両方でお金がかかり、経営は依然苦しく、社長は創業者の私が見ても私ごときをはるかに超えた名社長に育っています。

しかし攻めないと企業は生きて行けません。しかもオンリーワンと言われる部門を持っていないと中小企業、小規模企業は生きて行けません。それが少しずつ実を結んで来ました。

同時に一般社団法人エクセレントローカルは私が代表でこっちも新たな大きな事業を2つ組み立てていますのでこっちの方も「乞うご期待」です。

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2025年02月05日

戦略的組織企業のみが生き残る

ハングル語に興味がありますが、何年かに一度ハングル語を学ぼうと周期的にやって来ます。ここ最近、来ていますが、どうせものにならないし、残された人生の日数から逆算してもハングル語を学ぶ必要はないようです。

それでも未練たらしく、喋れるようになるためにはハングル文字で書けるようになった方がよいのではと思って、社長の野口につぶやいたらパソコンでハングル語入力ができますよというので少しいじっていると面白いです。

今日ブログを書こうとキーボードをタッチしたら昨夜布団の中でやっていたハングル文字が出て来てびっくり、戸惑いです。そんな些細なことも楽しいです。

ある大企業の社長が表向きは好紳士が仕事はできないのに面従腹背、権謀術数の限りを尽くして社長になりましたが、病気で退場だそうです。早く快復して、元気になって欲しいです。それに比べて40歳前に大企業の世界から追い出された私の気ままな人生は天の配剤と感謝しております。

サラリーマンをやっていると組織にいると誰かに引き上げてもらわないと出世しません。どうせ、仕事の実力は五十歩百歩なのでみんなゴマスリに徹して出世したがります。社長も自分がゴマスリで社長になっているので自分にゴマする社員が愛い奴です。

私は組織で働くのと一人で働くのと少数人数で働くのと3パターン経験しています。私の感想から言うと大企業で働くのは人生の不幸です。仕事で頑張って業績を上げると妬まれる、足を引っ張られる。根も葉もない噂が立ち始める。せっかく親に、神にいただいた人生の無駄遣いです。

だからみんな適当に目立たない程度に仕事をし、派閥とゴマスリと奴隷に徹した者が出世します。でも最近は大半は出世に関心ない社員が増えています、そっちの方が長生きしてまともな人生が送れます。

2パターン目の1人で働くのは辛いです。自分の労働能力と時間をどんなに費やしてもできる仕事の量が限られています。家族を養うにはとてもじゃないけどしんどいです。共稼ぎだと工夫すればできるかも知れません。

3パターン目の少数スタッフで仕事をするのが一番いいです。なぜなら戦略的組織が作れるから。当社だったら特産品の商品開発とコンサルに徹することができるので。

その代わりに全員出場です。ベンチウオーマーがいません。去っていたスタッフもいますが全員自分から辞めて行きました。理由は自分の実力のなさに気づいたからです。いられなくなったと言うのが的確な言い方です。

全員が必要で一人でも欠けたらゲームになりません。しかも全員が一軍選手と評価される実力を求められます。組織としてもこの戦略的組織が最高に力を発揮します。

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2025年02月04日

自分の先入観を打ち砕く

人生は波乱万丈よりも、順風満帆がいいに決まっています。しかし、人生は我々に困難を克服させるためにあるとも言います。それを否定しませんが、乗り越えられる程度の困難・障害がいいです。

一番のピンチは39歳で会社をクビになって家族4人明日からどうやって生きて行こうか?に直面した時はもうダメだと思いました。が、こうやって生きています。

仕事は今でも大変で倒産との背中合わせの毎日ですが、仕事自体は面白いし、世の中の風がこっちに向いているなと実感します。特に社長始め、若いスタッフと机を並べているとこっちも同世代に錯覚してちっとも歳を取りません。

私は毎日エクササイズをしていますが先生はいません。1年前まではいましたが、私は下手なので先生もこんな劣等生に教えるのは辛いだろうとこっちが気を遣って退会しました。

以後は自分で考えて、本を読んだり、ネットで調べて自分に合ったものだけを取り入れています。空手から始まりましたが、今は自分でエクササイズと呼んでいます。

こんな元気な一人稽古を10年以上続けられたら無上の幸せです。空手で人が作った段位をもらうよりも、自分で考えた手法を試行錯誤しながら導入して行く方が面白いです。1年前に自分流エクササイズを始めて私のメモは大判大学ノートで30冊はゆうに超えています。

自分で工夫して、それを試みて、実践する。それが人生の喜びです。無心でやる方が上達すると言われます。その通りですが、私は「仮説好き」です。予め自分なりの考え、人は「先入観」と呼びますが、その先入観から入ります。

その先入観のたいていは間違っています。そしてその先入観は打ち砕かれます。そうすると素直に納得して正しいやり方を受け入れます。すると上達します。その先入観消しに多大の時間を費やしますがそれは一度はくぐらないといけない修行です。

(一社)エクセレントローカル会員事業として、会員様のアイデンティティを証明・担保する制度を作った方がいいのではないか?と思っています。どんな形にするか考えています。その本質すら理解できていないということがわかりました。勉強します。
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2025年02月03日

餅は餅屋、餅屋に戻ろう

メガネは10年前から2つ持って近眼・乱視・老眼に対応して来ました。がとみにパソコンを見るのが辛くなって来ました。老眼鏡をかけることが増えてきました。

それでも辛い、それでパソコン画面の文字を2段階大きくしたら非常に楽になりました。こっちが合わせるのではなく、相手にこっちに合わせてもらえば楽です。今までのように何とか頑張って行こうとしないことです。この優しい世の中はこっちのハンディに合わせてくれるような配慮がなされています。

仕事面で当社は特産品開発コンサル会社です。昔は地方の農家を中心とした奥様、お母さんたちに農産物を生かした加工特産品の作り方を教えていました。当時の6次産業化の波に乗って一時代を築きました。

そうなると地方自治体との付き合いも増え、受注案件も特産品開発だけでなく、地域の活性化全体になって来ます。地域の活性化といえば別に食と農だけではありません。観光もあれば、介護もあれば等地域(田舎)の抱えるいろんな悩みへの対応、解決策を求められます。

でも地域の農産物を活用した特産品づくり以外で当社のできる実力はたかが知れています。特産品開発以外では標準以下のレベルです。食と農の農水省の施策でも農地をどうするか?集落の抱える問題の解決、はたまた地域に観光客を呼び込む手立ても当社は素人です。

しかし、農産物を活用した加工特産品開発では間違いなくダントツ1番です。会社の陣容もそう組織化しています。この数年コロナ禍に惑わされ、経営の苦し紛れに業務内容を広げようとしたのではないか?という反省があります。大したノウハウもない分野にも知ったかぶりして手を伸ばそうとしたのでは。

餅は餅屋です、特産品の開発屋は特産品開発屋です。農水省の農村活性化の事業でも1セットで受注すればいろんな分野の提案・コンサルをしなければなりません。

それが農産加工特産品開発業務を特化すれば当社の組織がそのために作られているので深く専門的でかつ広くいろんな課題に対応できます。

また、同じようなライバルコンサル会社が一番悩んでいるのは特産品開発です。それならその部分だけをそのライバル会社から受託すれば競合から連携になります。

当社単独の受注活動も必要なくなります。経費もかからずに連携したコンサル会社や地方自治体にも農家にも喜ばれます。そのために(一社)エクセレントローカルの強化に入りました。

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2025年02月02日

流れを変える1勝を掴む

受験は1校受かればよいです。10校受験して10校受かった人も1校受験して1校だけ受かった人も同じです。1校しか入学できないのだから。

就職もそうです。業界人気ナンバーワン企業も3年後の離職率は普通の会社と同じです。人気ナンバーワン企業だから新入社員が長く社員が勤めるわけでもありません。就職リクルート機関が自分の成果をひけらかすために営業プロモーションに実績を使っているだけです。

プロ野球のようなゲームの世界では5勝10敗投手よりも3勝0敗投手の方が勝率10割で評価されます。大企業の出世争いもそうです。失敗しないことが成果、勝ち星です。5勝しても10敗すれば大企業では10敗が汚点となって出世を妨げます。

だから出世したい社員はあまりマウンドに立ちたがりません。そして登板しても相手ピッチャーが弱いゲームに出たがります。そうすれば勝ち投手になれる確率が高くなります、年棒も上がります。

現在の大企業の社長はそうやって出世して来た人間ばかりなのでピンチの対応、大一番のゲームでは勝てません。攻め(責め)られて、すぐ降板(辞任)です。

小なりといえどオーナー企業の社長・経営者はそうは行きません。ゲームに参加して、ゲームをしなければメシが食えません。しかもゲームに出ればよいというものでなく、受注という白星、勝ちを上げなければ会社は潰れます。

社長はいろいろ悩みます。俺の采配のどこが悪いんだろう?そういえば最近、絶好調のあの会社はあの機能、特長が好調の秘訣のようだ。よし、当社もそれに学ぼう。そんな虫のよい話はありません。

そうなれば敵の思う壺です。敵はライバルが自社が最も強いところに参入してもびくともしません。それどころか、あのライバル会社は血迷ったか、のこのこ、うちの強みに寄ってくるなんて自殺行為だとほくそ笑みます。

だから会社が不調になり始めたら、「あっちの水は甘いぞ」と思ってあっちに行かないことです。我慢して自らの足元を再点検することです。こっちの強みを分析して、自分のドメインをさらに強化し、進化させることです。

そうして得た新たな1勝は今後の会社の強み、稼ぎ頭に成長します。徹底的にオンリーワンへの道を歩くことです(実はこれも自分に言い聞かせていることです)。
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2025年02月01日

自分が変われば幸せになれる

器に入った水は入っている量が適正なら溢れません。多少揺れても器から水は溢れません。しかし、自分の人生を見ていると水の量を器ギリギリまで入れ、溢れないように願って道を歩いています。

しかし、それを持って歩くことは至難です。どこかで石にぶつかったり、人が飛び出てきます。どうすればよいか?水の量を減らすか?器を大きくするか?です。

いずれにしても(自分の器量である)器のサイズや形は変えられません。あとはこぼれてもいいと覚悟するしかありません。運がいいならこぼれないで目的地まで行けます。普通ならこぼれます。これを運が悪いと思って諦めるしかありません。

他に方法はないか?器のサイズは決まっていますが底を改良して倒れにくい安定感のある形に変えたり、補強はできます。一番いいのは水の量を減らすことですがどれだけ減らせばよいか?これも難しいです。

次にできることはこの水の入った器を丁寧に扱い、持ち運びもゆっくりすることです。しかし、そのためには器を改良する、水の量を減らすといった他人事ではなく、自分が変わるしかありません。

結局はせっかちな荒っぽい行動を止めて、この水の入った器を精神を集中してゆっくり丁寧に扱うしかありません。そのためには「ゆっくり丁寧に扱う気持ち」が必要です。

今までのせっかち、「それ行け、失敗しても何とかなるさ」では何ともなりません。「ゆっくり丁寧に」は動作なので気を付ければできるようになります。でも「扱う気持ち」はそう簡単には行きません。

そう簡単に気持ちは変えられません。どうすればよいか?「ゆっくり丁寧に扱う気持ちが一番楽しい」と思えるようになることです。ゆっくり丁寧にすれば今まで見えなかった景色も風景も見えて来ます。

老眼鏡に頼らなくても裸眼で見えるようになります。「俺、最近視力がよくなった」ような気分になり、嬉しい気持ち、100歳まで生きてみようかなという気分になります。

また丁寧に扱うということは動作が無我夢中になり、器と水に集中するので精神(集中)統一が可能になります。今までよりも時間がかかるようになるので短気が消え、待ったり、我慢したりすることもできるようになります。

今までの苦が喜びに変わります。今までマイナスだと思っていた現象・出来事をプラスに受け止めることができるようになります。時間の刹那が充実します。ロートル会員にとって(一社)エクセレントローカルがそんな場であればよいと思っています。





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