大企業が従業員の質で倒産することはまずありません。大企業はまさに法人であり、従業員も金太郎飴だからです。しかも企業に根付いた風土・文化があります。野性味はないけど安定感があります。
一方、中小企業、零細事業者は人で倒産します。パターンは2つあります。1つは経営者の公私混同、会社の経費を私的交友や私生活の経費に流用している場合です。それを構造的にずっと行っている企業は必ず潰れます。
わかり易い表現で書くと社長がレジから万札を数枚引き抜いて遊びに行っている会社です。あるいは一定金額を給与とは別に引き抜いてそれを経理に計上していないところです。
何に使っているか?前者はオンナかギャンブルの場合が多いですね。おねえちゃんに狂ってお店通い、パチンコ屋入り浸りも結構います。後者は公私混同の高級車購入をローンを組んで会社のお金で返済している等です。もう少し大規模になると会社のお金で投機を行っている等です。
中小企業の経営者はまず自分の給与が払えなくても従業員の給与を最優先することです。しかも残業代とか出張経費もちゃんと速やかに処理する。そして足りなくなれば自分の給与を貰わない。
メシ代がない、いいじゃないですか?ダイエットになって。外出するお金がない、いいじゃないですが昔の本を書庫から出して来て読書にいそしむ。何か自分のことを書いています。
中小企業の2つ目の倒産の原因は従業員の不正です。直接的にお金を横領するのは犯罪ですが、そこまで行かなくても働かないのはこれまた間接的な給料の横領です。
このパターンが多いです。会社のトップや上司の指示を聞かない、無視して外出して外で何をやっているかわからない。報告・連絡もない。これも確実に会社を倒産に導いています。お前の会社のことか?あははは、既にクビにしています。
経営者が不良社員の不良ぶりに気が付いていない。そして不良社員を解雇する度胸も勇気も社長にない。これが最悪のパターンです。
さあ、あなたの会社は大丈夫でしょうか?