当社が宮崎県ひなたMBAフードビジネス部門を受注するようになって5年目、その中でアワード企画を導入して4年目を迎えます。今年度は当社の県からの直接受注ではなく、その間に大手広告代理店が入りましたが、細かい実務は従来通り当社がやっています。
この企画の総仕上げのイベントであるアワードが近づいて来ました。この企画の審査員には主催者である当社は入っていません。当然、私も審査員ではありません。審査員は全国レベルの審査員、宮崎県で活躍する食のプロの先生たちが審査します。
同時にMBAフードビジネス部門は年間通して実施するイベントでアワードだけではなく、商品開発・販路開拓セミナーや現場指導、個別経営相談も設けています。前者のアワードは一発勝負ですが、セミナーや経営個別相談は年間を通して開講しています。
この5年間で卒業生は200人を超えています。主催者の私どもも受講生はよく把握しており、その後もお付き合いがあります。正直に書くと一発勝負のアワードと同じ、それ以上に主催者の当社はセミナー、現場指導、個別経営相談に力を入れています。こっちは私も担当しています。
アワード審査はオープンで当日は私も観客席でその動向を見ています。結果が出ると当日の応募者は入賞すれば嬉々とし、落選すれば悔しい顔をして立ち去ります。その時に私の顔を見て去って行く人が結構います。
入賞しなかった悔しさをこのアワードの主催会社の代表である私に怒りをぶつける表情です。当然、私はこの審査には何も関与していませんが。
しばらく経ってから、とみに5年経った今年度、セミナー、現場指導、個別経営相談の受講者から私に非公式(秘密裡に)に経営相談が来ます。ほとんど倒産・廃業と背中合わせの悲鳴です。
ここからが私の出番です。この危機をどう脱却したらよいか?その相談フィーはもちろんMBAフードビジネス部門予算には計上されていません。私の無償活動ですが、でもそれが鳥巣研二が必要とされる最大の業務です。
コロナは予想以上に現在経営者を苦しめています。廃業倒産といった惨事は他人事ではなく、我々を襲っています。どう生き延びるか?お金がない中でどうやって手を打つか?まさに修羅場です。
私も自分の会社の覚悟はしています。同時に可愛い受講者達ともその苦楽を共にするつもりです。絶体絶命のピンチをどう脱却するか?そのためのひなたMBAであるはずです。生き延びる道は必ずあります。