2023年02月28日

仕事も人生も自分発自分宛

年度末が近づきました。でもまだ2月です。あと、1ヶ月もあります。我々の仕事の完了は報告書の提出です。提出先はたいてい役所です。役所が求めるのは期日までに納品することと分厚い報告書です。報告書のページが多ければ多いほど喜ばれます。中身よりもページ数。

報告書のあて先はクライアントです。当社の場合はたいていが役所です。最近、宛先を自分にしたいと思います。こう思う時は自分でも仕事の成果に満足している時です。

宛先がクライアントだと膨大な報告書を書いていて辛くていつも納品先のスタッフの顔が憎たらしく浮かびます。この野郎と思います。しかし、納品先が自分と思うと報告書の中身が充実して来ます。

なぜなら、自分があれも知りたい、あれも解明したい、あれも学びたいと思ったことを報告書に込めます。自分が関心のあることをお金をもらって解明しているのですからこんな幸せな人生はありません。

過去にこんなことがあったか?残念ながらサラリーマン時代は経験できませんでした。あえて「自分」をつけるなら「自分の出世」のためにやっていました。まあ、それでこけた。

6次産業華やかりし頃は相当自分のため、自己実現のためにやっていました。要は自分のやりたかったことです。年間200回近い講演もこなせたし、その間2冊も本を執筆しています。自分が知り、学ぶためにやっていました。

最近、セミナー講師をしていた感じることは受講者の大半は「自分6次産業化」を求めて学びに来ています。

2年前の会社のピンチの時は確かに仕事を得て、お金を得るのが全てでした。今年も期末を迎えて感じるのは仕事成果のあて先を自分にしたいということです。

自分が知りたかったことがこの仕事で調査、解明できた。この成果は自分のためにある。さてこの成果をどう生かすか?自分の残りの人生でこれを実現して見よう。ピパーツもジビエも今年の仕事で私が私に納品した仕事です。

仕事も人生も自分発自分宛ですね、自分がやりたいことをやって自分に報告しているようなものです。何でもっとそれが早くわからなかったのだろう。


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2023年02月27日

メシを与えてくれる人に感謝

土日もずっと缶詰めで会社で仕事をしていました。365日仕事をしない日はありません。旅先でも仕事をします。でも土日祭日は精神的によいです。休みだから?いえその逆で仕事ができるからです。

日本の制度では土日祭日で約120日の休みがあります。それに会社の有給休暇を入れると1年間の1/3強は休みです。この間はサラリーマンや役所の公務員は仕事をしていません。遊びに行っています。

この1/3の120日の使い方で決まります。私はオール仕事に使います。そうすれば私が人様よりも3割能力が低くても人様並みの仕事の成果を出せるということになります。

コンサル業で大企業の就業規則で働いているとメシは食えません。どこかの社長の寵愛を受けてそこの顧問になり、月額まとまった顧問料をいただいていれば別ですが。野生児、野良猫の私を囲ってくれる旦那なんかいません。

当社はスタッフは九州在住を入れて8名です。すべてベンチ入りの1軍選手です。スペアがいません、補欠もいません、負傷者が出れば欠員で闘います。勝てるか?勝てます。なぜ?

役所や大企業で本当に働いて顧客や会社に貢献しているのは2割でしょう。残りの8割のうちで6割は何もしていない、いてもいなくてもよい職員でさらに残りの2割はいない方がよい職員、組織の足を引っ張っている職員です。

うちは全員戦力なので8名全員が会社の貢献している社員です。この比率を大企業や役所に当てはめると当社は総勢40人の組織の仕事を8名でやっていることになります。こんな会社が潰れるわけないじゃありませんか。

当社は恒常的な継続性のあるプロジェクトチームであり、タスクフォースです。だから毎年、仕事をいただき、毎年3月に終了し、また4月から仕事をいただき、それで経営し、社員は生計を立てています。

これを続けて30年、よくもまあメシが食えて来たなと感心します。このコロナ蔓延時もちゃんと当社を見てくれていて我々野良猫にえさを与えてくれる人がいました。餌をくれた人には一宿一飯の恩義があります。報いるように一生懸命仕事するだけです。それが返礼です。
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2023年02月26日

身体の動くうちは働こう

みんな忙しそうです。忙しいとは「心」を「亡くす」と書きます。全くそうですね。起床と共に行動です。でも、朝起きて今日は何をしようか?と考えている人よりはマシです。

現役の人でも役所や大企業に勤務している人で机に座ってから「今日は何しようか?」と考えている人もたくさんいます。特に管理職と呼ばれるところはこういう人が多いです。

組織はトップとラインの部下の2人がいればいいです。指示する人、行動する人の2人体制が一番いいです。間に誰もいないのが一番よいです。いちいち報告を受けなくてもいいです。知りたくなったら指示した人をつかまえて聞けばよいです。「報連相」なんかカッコつけていますよね。大企業の奢りです。

大企業やお役所はどうして時間がかかるのか?めんどくさいのか?組織が多層化、多重化しているからです。意思決定者と実行者の間に縦では係長、課長、部長がいます。トップまで伝わるのに3人を通らなければなりません。

それに横のスタッフ職と言うのがまた3人位います。部付き部長、部付き副部長、スタッフ職課長とラインであれば指示者と実行者2人で済むものを縦横にプラス6名います。合計8名が情報を共有化しなければなりません。

こういった多層化組織が責任の無明確化、曖昧につながっています。この全員の許可を得て仕事をするのはほぼ不可能です。

それを見逃すと怠ると大変なことになります。報告や連絡が来ないと縦横の6名がすねます。すねたら妨害してきます。イチャモンをつけて来ます。そして陰惨な足の引っ張りが始まります。

こんなつまらん組織に勤務している人は不幸です。でも言い換えると大企業は役所はこんな要らない人間を雇うだけのお金があるということです。8割の無駄人件費を払う余裕があるとも言えます。これこそ福祉です?

当社は中小企業なので指示系統は間に誰も入りません。指示する人と指示される人だけです。オールライン組織です。横の連絡は大丈夫?みんな仲がよくて家族、友達みたいなものだから、すぐコミュニケーションしています。

早朝に会社に行きます。もう道路現場や建築現場は仕事開始のところもあります。たいていは外国人若者・壮年者か日本人高齢者です。若者に負けじと危険な現場で頑張っています。

この姿をお金のない哀れな人間と見るか?誰の給付、助け、援助を受けないで自分の2本の足で立っている、自分の生活費を自分で稼いでいる人です。体の動くうちは働きましょう。仕事もない陰湿な職場で自分も陰湿な人間になるよりどんなにか幸せか?
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2023年02月25日

自分6次産業化生活がベスト

学校出てから45年、その間ほぼ食の業界におりますが、自分の食は満足できているか?まあ、この10年前くらいまで都会でも田舎でも何かしらの食品にはありつけました。

食料を入手不可能というのはありませんでした。しかし、最近は食料を手に入れるのが難しくなってきた気がします。東京にいる時は独り住まい長屋と会社の往復です。地方出張の時はホテル住まいです。

まず、地方、出張で移動して夜が午後9時過ぎるともう食べる飲食店がありません。飲食店そのものがないのと午後9時過ぎると営業していないのとどっちかです。

仕方なく、コンビニに行きます。このコンビニも地方の都会部しかありません。そこで全国一律同じコンビニ店で目をつぶっても買える同じ売り場で同じ商品を買います。

先日、ある県の県庁所在地の中心駅でお客様と約束していました。時間は午後7時半です。飲食店に入ろうとしたら意外に飲食店がありません。県名のついた駅はほぼ県庁所在地にあり、都会のはずなのにその駅にはごくわずかの飲食店しかありません。

かっての鉄道の中心駅は既にその件の中心ではなくなっているのを実感します。ほとんどがクルマ通勤です。その中でもいくつかの飲食店が営業していたので飛び込んだらみんな満席です。

そこは単なるチェーン店でそのお店がおいしいからではありません。他にお店がないので利用する人があふれてしまっているだけの話です。

東京に戻ります。こっちではお客様が来る時以外は外食はしません。毎日、内食です。自炊しています。今度は食材の調達で悩みます。都会の繁華街、中心街にはスーパーがありません。野菜等の食事の食材が手に入りません。

これまた食料難民です。だから私のような独り者は1回作った料理を何日もかけて同じものを食べます。味気ない生活がそこにあります。出張時に食料を買って持ち帰ればとも思いますが仕事の書類と着替えでバッグには入りません。

時たま、宅配便で自分に送ることがあります。その時、一番期待するのはその地域の加工特産品です。これを食べながら1杯、その時が一番幸せです。

自分の欲求をどうやって満たすか?が現時代の一番の課題です。特に食は大きな問題です。やっぱり「自分6次産業化生活」をつくった者が幸せかも知れません。
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2023年02月24日

愚直でもきらりと光る人材が必要

ずっとこの2週間、南九州にいました。そのうち土日挟んで何日か東京でしたが大半は九州の南九州地域でした。私は北部九州の出身なので仕事を何とか故郷でということでコロナ中の3年間は北部九州を開拓して来ました。

その間は南九州の宮崎県でも大きな仕事をしており、こっちもずいぶんやって来ました。北部九州は福岡空港に着いて博多を拠点に佐賀県、熊本県などを行動します。南九州は宮崎県を拠点とします。宮崎県はそれ自体が大きな事業なので東京ー宮崎のピストン活動が主です。

この宮崎の仕事も今年度で終わります。ここに来て宮崎県事業の終了も見えて来たので南九州への活動を広げようとして動き始めました。南九州で一番馴染みがあるのは10年以上前の5年以上に亘って雇用創造事業を行い、通った鹿児島県鹿屋市です。

地図で見ると鹿児島県の錦江湾を挟んで右側の半島地域です。半島の名前は大隅半島と言います。鹿児島空港から鹿屋市は通い慣れた道で懐かしさがこみ上げます。ただしあの頃はまだ高速道路が完成していませんでしたが。

この地域の市町村は農水省地域指定で中山間地域、かつ半島振興法、過疎地域の指定地域が多いです。当社が現在、一番力を入れている事業の対象地域です。

あれから10年経ち、さらに疲弊したか?その感じはしません。衰退傾向ですがちゃんと町村の中心地域機能は働いています。 しかし、農村地域の疲弊は激しく、農村の集落機能が急激に崩壊過程にあります。

このままでは人が住まなくなる、無人、廃墟地域になる危険性が高いです。そこのストップをどうするかです。町村の中心地域は構造物の建設で立派な公共施設がありますが、ちょっと山間部に行けばまさに廃墟です。

ここをどうするか?このまま棄てるか?再び興すか?です。私は「興す」で訪ねています。一番有効なのは地域資源の農林水産物の復活です。しかも地域の気候や風土や歴史を活かして、それに健康、癒し、リラクスゼーション等の地域資源を復活プラス新たに創造することです。

そこには人が必要です。その人も都会からやって来てうわべだけのトレンド吹聴者だけではだめです。行動自体がすべてメディアを意識して動いている人間及び劣悪なメディアなどの食い物にされないようにしなければなりません。

その地域できらりを光り、そこに魅力的な産業を興せる人材それが併せて必要です。



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2023年02月23日

自分6次産業化がライフスタイルに

昨日はひなたMBA(フードビジネス部門)商品開発コース合計20回の受講者の最後のセミナーでした。ビジネスプランの発表会でした。先週行ったアワードがメディアで取り上げられますが、本当はこのセミナーがこの事業の中心です。

なのに主催者も現れず、我々身内だけの発表会になりました。最終まで14名が発表しました。私もここで彼らが何をやりたいかを頭に入れます。そしてこの最後まで残った受講者とは一生付き合います。ここで私の教え子と認めます。

今年で起業して30年になります。多くの受講生と付き合い、助け、助けられています。一過性の話題になるアワードは成果発表のお祭りに対し、最後のビジネスプラン発表会は巣立ちであり、まさにビジネスの世界へのテイクオフです。

一人一人の発表を聞いているといろんな出来具合です。完璧にできているものは魅力がないです。それはアワード向きです。また何も真剣に考えていない人のは中身が空虚です。

自分の言葉と喋りで説明する人は本気で起業を考えています。アイデアが矛盾したり、荒削りだったりしますがそれが本気度の現れです。指導者である私はそれを見逃さないようにしなければなりません。

私は起業して5年後くらいから農家が作った農作物を自分で加工し、販売する形態をコンサル手法に取り入れました。これが10年後くらいから6次産業化という名で農業や地域活性化の手法として定着して行きます。

私が提唱した時は農家の6次産業化でした。しかしやがては地域6次産業化になり、しいては日本6次産業化になって行くと言い続けています。コロナや世界的な食糧生産不足で「国内産」が食のキーワードになりました。まさに今は日本6次産業化の時代です。

しかし、受講者のビジネスプランを聞いていると正直、私のいう日本6次産業化ももう古いのではと思いました。個人6次産業化、自分6次産業化の時代になっているのかも知れない予感がします。

そして農業で生計を立てるだけではなく、仕事+ライフスタイル農業の人生があるような気もします。

自分が作り手であり、自分がお客様。6次産業化はライフスタイル、生活そのもの。そして自分が主役。そんな時代が来るような気がします。そして本当にそうなのか私もわかりません。その答えは30年後、50年後にこの受講者達が出してくれるでしょう。

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2023年02月22日

過疎町村役場に若い職員が多い

昨日は鹿児島県1町と宮崎県1町の2町を訪問しました。佐多岬のある我が国本土最南端から宮崎県でも北部地域にある美郷町前で一気に縦断しました。まさに海のオーシャンブルーと湖川のレイクグリーンを楽しめました。

地方自治体は職員年齢構成がバランスがよいです。各世代がバランスよく一定比率で雇用されています。これは最近とみに感じます。若者が多いな〜と実感します。実際は20歳代職員も40〜50歳代職員も人員構成比は同じなのですが、民間企業が高齢者ばかりなので役所は若者が多いと感じます。

石垣市役所でもそう感じるし、昨日伺った南大隅町も美郷町もそう感じます。役所は民間企業ではないので景気にそれほど影響されないので一定比率で新入職員を採用できるためだと思います。

また、65歳まで再雇用するのが民間企業では一般的ですが、地方の役所、役場は実家が兼業農家が多いので本人の定年まで高齢の両親が農業をしていたのを定年を機にバトンタッチしなければならないのもあります。

我が家のことだけではありません。その集落の出方作業や寄り合いも役を引き受けなければなりません。役場を定年してもその人たちは大忙しなのです。壊れ行く農村集落をどう守るか?我が国存続の最大のテーマです。

それで役場は返って職員構成が若く感じます。これが民間だと世代の後の年齢層が非常に少ない。非正規職員で採用を賄ってきた弊害が出ています。社員は使い捨て、経営は社長がするのではなく、投資家が好き放題に経営をいじるそんな企業経営スタイルが我が国の経済社会を破壊してしまいました。

地方自治体である市町村も首長の姿勢や方針の影響が大きく反映されます。私が首長があまり低レベルで無能なので縁を切った福岡県のある市は首長本人も2度の失言事件を引き起こし、さらにはこの1年で5件の職員の不祥事が続いています。

その度に首長が記者会見で頭を下げている社員、映像が流れます。それでも本人は厚顔で無神経で最近、無投票で再選されています。常識のある人間だったら誰もこんな市の首長になろうとは思わない。

地方自治体を訪問するとわかりますが、特に地方の小規模市町村役所を訪ねるとトップのガバナンスが効いているかどうか?トップから末端職員まで反映されているか一眼でわかります。
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2023年02月21日

鳥獣をジビエ肉に竹林をめんまに

昨日は鹿児島県大隅半島にやって来ました。昨日は大崎町と南大隅町を訪問しました。大崎町は先月も農水省事業の件で来ており、その宿題の返答にやって来ました。役場からはそれに答えるべく誠意ある対応をいただき、来年度の事業化につながる可能性が出て来ました。

最近の私の関心は中山間地域と山村地域です。そこでどんなビジネスが考えられるかです。私の頭の中で顕在化しているのはジビエです。ジビエ解体施設を政治利権にしないで通常のビジネスとして定着発展させたいと思っています。

実際に中山間地域、山村地域の最大の悩みは鳥獣被害です。なすすべもなく呆然と立ち尽くしているのが現実です。農作物を育てても育てても鳥獣害にやられてしまう。賽の河原を積んでいるようなものです。この鳥獣を有価物にすればそれが農家の所得向上につながります。

もう1つ私はそれは関わっていませんが竹林整備です。竹林の孟宗竹をめんまにする私の郷里糸島の日高栄治さんが主宰している会が全国レベルの会に育っています。これも迷惑資源を有価資源に変える願ってもない地域資源です。

めんまを製造している大手食品メーカーとこの草の根的活動の竹林整備とめんまづくりを連携させるかそれが私の関心です。

次は南大隅町を訪問しました。初の訪問です。役場の方とお会いするのは今日ですが、昨日入って日本本土最南端の佐多岬を見物しました。佐多岬の向こうによく訪問していた種子島と屋久島が見えます。

種子島や屋久島から見る本土と本土から見る種子島や屋久島の光景が全く違います。ものの見方は自分がどっちに立っているかでこんなに違うものかと実感できます。

いる場所での見方の違いは東京と比べるともっと明確です。土曜日大崎から中野坂上まで移動しました。新宿駅で乗り換えです。そのJR新宿駅のホームで歩行が困難になりました。駅アナウンスでは休日による利用者過剰による大混雑現象だと言うことです。

こんな言葉が今まであったのか?でもとにかく前進しません。高年齢者の私には2度と来たくない大混雑です。

大隅半島に住むことを東京に住むことはどっちが幸せかわかりません。あとは自分の判断でしょう。私?言わずも知れた大隅半島のような田舎派です。

田舎で生きるためには何が必要か?それでジビエやめんまやそのほかの作物のことも色々考えます。究極の答えは私が田舎に戻り、何をするかです。
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2023年02月20日

不安・心配を事前準備に

1対1でやる空手は突き手と受け手がいます。その二人稽古を相対と言います。上段者とやる時は受け手が受け易いところを突いて来てくれます。そこを防御すれば一応、格好がつきます。つまり上手な先輩と相対稽古をしているとここで受けなさいと言うところに撃ってくれる。

しかし突き手が下手だと変なところを突いてきます。そこを無理して受けようとするとこっちは体勢を崩してしまいます。そんな場合は形(型)空手では受ける必要がありません。無理して受けようとするので体勢を崩して負けてしまいます。

空手は一人稽古がよいです。相手に合わせる必要がないからです。想定している敵に対して黙々と撃って、受ければよいです。

野球もそうなのでは?ピッチャーの投げる球がたとえそれがストライクゾーンであろうとも全てバットを振る必要はありません。自分が得意のところにボールが来た時だけバットを強振してばよいです。

中には曲芸のように変なボールだけに向かっていってヒットにする人もいますがそんなサーカス芸は勝負の世界では評価されません。下手な小手先だけの器用は上手な不器用に劣ります。

我々はボール球に反応し過ぎなのかも知れません。反応しすぎるのでファームは崩し、体調も崩し、自信もなくしているような気がします。自分の攻めるべき範囲、あるいは自分が守るべき範囲だけに全知全霊を傾ければよいのですがなかなかできません。

何を捨て何を取るかと言うことです。それが達人がどうかの分かれ目です。そのためにはやはり空手だと2人で行う相対稽古よりも一人型(形)稽古の方が有効な気がします。来る日も来る日も一人型(形)を行うのが上達の本質のような気がします。

よく状況判断しろ、あるいは相手(敵)をよく見よと言われますが、それも自分が柔軟でかつ強固な対応ができる技術がないとできません。

最近、仕事での心配性の取り越し苦労をするのを止めるようにしています。今の状況だけをしっかり見ておく。それに対して素早く手を打つ。それ以前に自分のメモ帳に記入する段階でやるべきことしか書かない。その段階で取捨選択する。

そしてやるべきことはその不安・心配を「事前準備」に変えることです。心配する時間があったらその時間を準備に使うことです。これによって心配、不安は軽減します。

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2023年02月19日

空手はアーユルヴェーダに続く

昨日、一昨日までJR大崎駅で道路(歩道)で当社が受託している事業で新商品開発したもののアンケート調査をやりました。駅の乗降客なので用事がある人がほとんどですが、それでも協力してくれる人がいます。

結構、時間のかかる試食アンケートに評価や自分の考え方をびっしり書いてくれる人(ほとんどが女子で、男子の場合は若者)がいます。食への関心の高い人とそうでない人の2極化が進んでいます。

夕方からかっての空手仲間と7名と夕食をしようという企画だったので試作品とアンケート用紙を6名分準備して、回答が後日郵送でいただくということで持ち込んだらみんな気持ちよく受け入れてくれるだけではなく、むしろ強い関心を示して喜ばれました。

このメンバーは4年頃前までは毎週日曜日に空手の稽古をしていた仲間ですが、それぞれ空手についての考え方があり、それが道場に受け入れられなくて私のように道場で習っている人や現在は休んでいる人ばかりです。

みんな空手というよりも健康自体に興味関心の高い人です。そのライフスタイルの一環で「空手のある生活を」と思っている人です。日本の空手の主流は極真会系の武闘空手です。琉球空手は形(型)であり、実戦の武闘はしません。

昨日の仲間も空手を通して健康、健全な心身を身に付けようと思っている人ばかりです。武術の殴り合い、蹴り合いは求めていません。話題も形(型)をやると@血液の循環がよくなり、A全身が熱くなり(体温の上昇)、しいてはBアンチエイジングにつながるといった話題ばかりです。

この会話をしていてこの@ABの効能は当社が最近石垣島で行っているピパーツ事業のピパーツの効能です。琉球空手と沖縄県八重山諸島の特産植物ピパーツは同じ効能です。空手は道によってそれを得、ピパーチは服用によってその効果を得ます。

昨日の会食会でもみんなが口にするのは健康な体と健全な精神です。そしてその体系はアーユルヴェーダにつながると言います。アーユルヴェーダを勉強していると教えてくれたのはたまたま今年度の石垣島行きで飛行機で3回も一緒したJTAの客室乗務員です。

この空手仲間も客室乗務員も私も目指しているのは武闘の向上ではなく、死ぬまで健康で自立した生活を送るための生き方探しです。今年度は実の多い1年になりました。

今までわからないなりにでも直感でやって来たことがつながり始めた。おこがましいですが体系化の入り口まで来ました。アーユルヴェーダの勉強会をしようと盛り上がりました。
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2023年02月18日

もっと生活に潤いを持て

東京でお酒を飲むことはほとんどなくなりました。飲食店、酒場に行くことが罪悪のようにされてそれが3年続くとみんな飲食街、酒場に行くことが気が引けます。何か、悪い事をしているような。

その飲食店に久しぶりに友人が来たので行きました。業種は現在私はピパーツ販促員をやっているのでピパーツを試せる料理店、焼き肉屋に行きました。

お客さんは日本人は我々ともう1グループ、あとは韓国人と中国人のアジア系の人ばかりです。コロナで日本人を飲食禁止で締め上げたツケがここにも来ています。しかし、韓国人が多い焼き肉屋はおいしいはずです。事実、非常のおいしかった。

友人は盟友でもある昔の会社のナンバー2まで上りつめた人間です。我々は入社後、地方で営業セクションに配属されます。4〜5年後は本社に異動します。同期が20名程度だったのに彼と私ともう一人T3名が本社の同じ部に異動しました。奇しくも名前か苗字がTから始まります。

ブログをアップしました。は30歳代前半で会社を辞めて結婚した奥様の会社に後継者で入社しました。そのTが3年前の同期会で離婚したと報告していました。婿養子なので慰謝料や彼の退職金等が大変そうでした。

昨日、会食していたT友人がもう1人のTが「4月に結婚する」と教えてくれました。彼は今、68歳です。びっくりしました。昨夜の友人Tは50歳代で奥様に先立たれ、それから再婚しました。

曰く「俺は62歳で再婚した、○○Tは今年69歳で再婚する。鳥巣、お前は一体何をやっているんだ」、「はあ?」考えてもみませんでした。私も立派な資格保持者であることすら忘れていました。

さらに曰く「鳥巣の会社の社員は大企業の社長をやっていた俺から見ても、よくこれだけのデキる社員がいるな、鳥巣はよくこれだけのスタッフを育てたな、よくお前について来るなと思うほど優秀だ」

「あとはお前がさっさといなくなること、もう十分その期は熟している。だからお前も再婚してプライベート生活にもっと潤いを持て」持つべきものは友人ですね。

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2023年02月17日

24時間営業を止めたら

昨日は遠近会の懇親会で始まる前に1時間弱程度の場をいただき話をさせていただきました。「こだわりの味協同組合」の小売業者及びメーカーの方々がいました。

この講演で当社を推薦してくれたのは九州パワーグループの勝又社長です。この勝又社長のおかげで当社は九州、西日本エリアのこだわりスーパーとのパイプができてきました。

現在やっている八代市東陽町の山村振興事業ではフードプラザにしだを紹介いただき、宮崎フードアワードでは審査員にフーデリの田村社長が就任してくれています。

私の話は農業ー食品加工業ー小売業ーお客様の一連の流れで誰かが力が突出してこの流れを支配するようなことがあってはいけない、みんなが対等にみんなが幸せになってこそこの流れは永遠に続くと言うものです。

昨日は小売業の方々が多かったです。買い叩く流通が支配した大量消費時代がありました。現在は風前の灯火です。

これに代わって最近は食品添加物使用した食品や農薬、化学肥料使用で栽培した農産物をけなし、叩くことによって自然派と呼ばれる消費者を顧客に取り込もうとする傾向があります。

私にとっては両方とも邪悪です。何を販売するかは小売業者の経営選択です。何を買うかも消費者の購買選択です。そして何を作るかも生産者は製造者の経営選択です。それをけなすことによって自己正当化をする者は邪悪です。

昨日の会はどっちかというとこだわりのよい品を販売しようという小売業者の集まりです。その先駆的な創業者にも数名お目にかかれました。私の憧れ、理想として来た経営者の方々です。

その方々はエキセントリックな食品添加物ノー、農薬ノー、化学肥料ノーな経営者はほとんどいません。自分のものさしで商品を揃え、そのものさしと合った消費者が買ってくれればいいといった考えです。

でも話しているとその創業者たちは現在経営を次の世代に渡して自分では自然農法が農業を楽しんでいるといった経営者が多かったです。人に押し付けるのではなく、自らが行う。

あるこだわりスーパーの社長がいます。慣行農法で生産する生産者をボロクソ言います。そのくせこのお店は24時間営業です。生産者に再生産農業や体に優しい農業を求めるのならSDGz時代、化石燃料の無駄遣いを止めればよいのに自分は何食わぬ顔で資源の無駄遣いをしています。
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2023年02月16日

間違った妄信・情報が混乱を招く

正常な生産や流通を阻害しているものは間違った知識であることも多いです。ある県のある市で3年間の農水省の事業を入れてやっています。その地域(だけではなく過疎地域、山村地域全体)の悩みは害獣被害です。

この迷惑物を有価物に変えようとするのがジビエ肉の開発です。これをこう言った国の事業で行おうとすると間違った情報、一部の業者のための利権が出て来ます。

害獣をジビエに変えようとすると猟師が狩猟し、止め差し、血抜きした鳥獣を食品衛生法の食肉処理業、食肉販売業の営業許可を持っている業者が処理販売できます。

長野県や兵庫県に行けば肉屋さんで猪肉や鹿肉を販売しています。そういうことです。漁師が漁で獲ってきた魚を鮮魚店がさばいて販売するのと同じです。

それが鳥獣になると「食肉解体処理施設」で処理したものでなければ流通できないような間違った情報が飛び交っています。この食肉解体処理施設は政治案件と揶揄されるほど昔は行政や政治家が絡む場合が多かったです。

それで億単位の食肉解体処理施設を建設して、いつ持ち込まれるかわからない鳥獣のために解体できる職員を貼り付ける。それで9割のこの食肉解体処理施設は不採算で廃屋と化しています。

昨日も会議で獣害である鳥獣を有価物に変えるには「食肉解体処理施設ありき」の頭を捨て去ることを会議で言いましたが、受け入れられません。そして「食肉処理業でいいのなら食肉処理業の必要要件を挙げよ」です。

そんなもの保健所に行けば町のお肉屋さんの営業許可なのでいくらでも教えてくれます。行政はそれを自ら調べようとはしません。これで地域振興をしようと本当に思っているのか?

地域振興と言いながら補助金を取るためだけの手段になっている。そして実績が上がらなければ業者・コンサルが悪いで片付けられます。

もう1つ食品を阻害しているものに食品添加物があります。食品添加物はこれまた国の法律・基準をクリアしたものが販売されています。それを使用するのは合法です。

しかし、流通の中には食品添加物を使用していること自体が悪であるといった流通もあります。我が社も食品添加物は使わないで加工食品を製造することを推進していますが、かといって使っている食品メーカーを攻撃するものではありません。

間違った妄信・情報が世の中を混乱させています。
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2023年02月15日

耕してこそ農地、食べてこそ農産物

2月13日(月)14日(火)に宮崎県美郷町の弁当・食品加工グループ渡川マンマのおかあさんグループが糸島を視察したいということでお話をいただきました。

私はちょうど13日(月)は宮崎県でひなたMBAフードビジネス部門アワードが行われ、当社の仕事なのでそれが終了してすぐ福岡に飛び、14日(火)朝に伊都菜彩で合流しました。

平均年齢75歳、6名の女性で組織されています。一番若い最近入会した方が栄養士を定年退職後に入会したばかりだそうなので最年少でも60歳を超えていることになります。

凄い、凄いどこが凄いか?人の話に全員がノートを出し、メモします。通常の3冊のメモ用ノートを持ち歩いている私としては出会いから同じ行動タイプで波長が合います。かつ質問も経営にまで及び実に鋭い。

数年前に当社が宮崎県の仕事を始めた頃、女性料理・加工グループが製造しているまぜめしの素とみそ漬けを紹介されたことがあります。今、考えるとその製造・販売元がここでした。思い出しました。製造品は全て地元栽培農産物、全て手作り、全て食品添加物無添加です。これが可能なものしか商品にしません。

会長さんは80歳を超えています。平均年齢75歳のグループは町の60歳代の高齢者に弁当を配食しているのだから痛快です。二丈赤米産直センターにもお連れしました。理論家で鳴らす経営者の吉住公洋氏がタジタジするほどの質問攻めでした。吉住氏も実にクレバーで行動的な方々だと驚嘆し、称讃しました。

ぜひ、赤米を入手してこれから自分達の田んぼで植えたいという希望も出ました。恐るべしです。

この二丈産直赤米センターのある福吉地域は中山間地域です。周辺の農家も高齢者ばかりです。こういった面積の狭い棚田は耕す人がなくなります。そこで彼が考えているのが利用権設定の市民水田です。

農地の所有の移転は非常に厳しく、また農業をやる人も激減しているので農地の売り買いは硬直化しています。所有についてはそれでよいと思いますが、一方で自分の田んぼを持ち、自分のコメを作りたい都市部の人や若者やサラリーマンは増えています。

そこでコメ農家の間では普通になっている「利用権設定イコール小作権設定」を非農家も対象にして、コメを作りたい非農家に大いにコメを作ってもらうしくみがあればよいと思います。

今も棚田の耕作に都市市民が登録しています。しかし、それはあくまで農作業の対価としていかばかりかの収穫物をいただいているだけです。いわば都市市民はその田んぼの主役ではなく、農作業者です。

それを利用権設定すれば地主(農地所有者)は別にいるといえ、耕作者が田んぼの主(あるじ)になれます。自分が耕作するコメ、どんな農法をやれば美味しくて反収の上がるコメが作れるか?食味のよいコメが作れるか生産と経営の喜びが出ます。さらには自分のコメとして世に出すこともできます。

昔から男は田んぼづくり、女は野菜づくりや加工品づくりと力を合わせて生きて来ました。そんな世の中に戻ればみんな幸せになれる気がします。






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2023年02月14日

アワードで思うこと

最近、目の前に起こることに喜怒哀楽、感情を入れないようにすると人生は意外とサラッと流れて行きます。しかし、言い換えると人生が味気なくもあります。

どっちを選ぶか?若い頃は多感ですが齢を重ねると水の如しがよいになる?ホントかな?やっぱり人生に自分の感情を入れた方がハッピーです。

昨日、宮崎県ひなたMBAフードビジネス部門のアワードでした。応募者の中からグランプリと審査員賞を選びます。私はこの事業の受注企業の一員なので審査員はやっていません。

フードビジネスの達人たちに審査員をお願いしています。昨日のアワードはどうしても審査終了後に移動しなければならないスケジュールだったので結果は知らずに去りました。そして電話で結果速報を聞きました。

私の感想は選ばれるに価する応募商品が選ばれていました。商品そのものと合わせてストーリーがある応募商品が上位に来ます。納得です。それと今、流行である商品に一味付けたもの、ちょっと先を感じさせる商品が選ばれます。しかし、実際は売れる商品とアワードグランプリ商品はあまり関係ありません。

上位に来るのは審査員の考え方と同じ商品です。人間誰しも自分と同類あるいは同意見の人間を受け入れます。それはアワードでも同じです。審査員受けする商品、あるいは審査員受けするストーリーが上位に来ます。

しかし審査員とて人間です。審査員が食のプロと言ってもその審査員の能力では理解できないレベルもあります。そういったものはアワードでは予選通過もできません。得点も相当に低いです。

実際、大ブレイクする商品は以前は十把一からげの陽の目を見なかった商品から出てくることも多々あります。要は審査員がその凄さを見抜けなかった。

アワード荒らし、審査員たらしの応募商品もあります。こうすれば審査員に受ける、こう言えば審査員が高得点をつけると見透かしている商品です。審査員殺し商品です。

悲しいかな、そんな商品でロングラン商品になったものは1つもありません。確かにグランプリを取ればメディアが報じ、一時的には売れますがそんなことで商売が続くほど世の中は甘くありません。

そんなことを書くとアワードの意味がないではないか?いやいやセミナーの延長、稽古、学びと思えばそれなりの大きな価値はあります。命のやり取りをする実戦に行くまでの勉強期と思えばよいわけです。
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2023年02月13日

心配性であり楽天家であれ

私は心配性です。よく言われます。でも経営者は心配性の臆病であり、かつ陽気な楽天家でなければならないと思います。状況に対して鈍感なのが一番ダメです。

最悪のパターンを危惧・想定して、1の手、2の手、3の手まで考えて置くのは当たり前です。でも策を決めたらその策をグイグイと押し進めていく。当然、陽気でなければ人は付いて来ないので大きな求心力を発揮する。

心配性だと準備を大切にします。こうなればこうしよう、ああなれば、ああしようといくつも最悪のパターンを想定してシミュレーションを繰り返します。

日露戦争は数時間で勝敗を決しましたが、ロシアとの決戦は避けられないと肚を括った帝国海軍は状況ごとに数百の作戦を練り、それを基に何万回のシミュレーション、模擬戦闘を行なったと言います。だから勝てた。

私はこのコロナ禍の会社の危機は脱したと思っています。結果は3月末の入金次第でわかりますが、私の中では今年度の勝利は見えています、昨年度と連続の黒字になります。

そして来年度も状況次第ですがこのままいけば、会社は回復から再び新成長期に入ると確信しています。

経営者は先読みが必要です。誰よりも先に心配して、誰よりも先に勝利の確信を得ます。あまり長いスパーンでは社員も経営者の心の中が読めないので1年先でよいと思います。

1年先の勝利を得るためには3年前から準備に取り掛かり、その準備自体を徐々に会社の業務を位置づけ、会社を動かしていく。これが必要です。3年前から準備すると途中の修正はいくらでも可能です。

銀行が信用を失ったのはそういった融資先の戦略を理解できなくなってしまった。あるいは投資会社が先読みと言われながら信用がないのは投資先の利益よりも自分の目先のリターンばかりに目が行っているからです。

相変わらず当社は忙しく、スタッフは全国を飛び回っています。珍しく今日はキースタッフ社が宮崎市に移動しています。今日のひなたMBAアワードの開催のために全員が宮崎入りをしています。

最近、みんな元気で陽気です。当社が3年前の危機的状況を脱し、攻めの状況に入ったのを肌で感じているからです。会社のことを一番心配しているのは経営者以上に社員です。

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2023年02月12日

今自分のいる所の夢を見ていた

いつも見る夢があります。眼ざめが鬱陶しいのであまり頭に残さないようにしていますが、最近ほぼ毎日見ます。見始めて1年以上は経っています。

海辺です。そこにぼろ小屋があります。そしてそこは共同かあるいは誰かが借りていますが、昔、私が借りて住んでいた一室があります。今は誰か住んでいるのかいないのかもわかりませんが、昔の私の敷きっぱなしの布団や衣類がそのままになっています。

次の場面はその海辺の駅からローカル線で私はどこかに向かっています。相当の時間1時間以上そのローカル線に乗っていますが着きません。時々、乗換え時があります。その切符売り場の行先表示が小さくて複雑でわからなくなってしまいます。

そして乗り換えてもさらに1時間以上乗ることがわかり、そこを下りると今度は徒歩でまた混雑の中を1時間程度歩くことを知り、落胆してその乗換駅で呆然としていると眼が覚めます。

流れは同じですが、その日の夢でぼろ小屋のぼろ部屋で目が覚める時と乗換駅で落胆している時に眼が覚める場合があります。最近は海辺のぼろ部屋で目が覚めることがほとんどです。今朝も目覚めはそのぼろ部屋だったから出勤してこのブログを書いていることになります

この私の夢の中身は一向に変わりません。この1〜2年来る日も来る日もこの夢を見ています。夢は現実を投影すると言いますがそうとは思いたくないです、こんな夢じゃ。

夢でぼろ小屋のぼろ部屋に入るとうんざりするほどぼろですがどこかほっとする気分になります。戻って来たぞの気分です。ここはどこか?学生時代のぼろアパート?こんなには酷くなかったけど。

次の乗る電車は何線なのだろう?かって早朝通勤はJR佐倉駅から1時間近く乗って通っていましたが、総武線快速では海辺は見えません????どこなんだろう?

そして最後は一体私はどこに向かっているかわからずに頭の中が混乱したまま目が覚めます。ぼろ部屋の場面はほっとするのに、電車の乗り換え場面では頭が混乱しています。

その海辺のある町に行ってかって私が住んでいたというぼろ小屋のぼろ部屋のぼろ毛布にくるまって死んだように眠りたいです。

今、住んでいるぼろアパートのぼろ1Kのぼろ毛布、それがそこなんじゃないの。

はっ、そうでした。私は今自分のいるところの夢を見ていました。




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2023年02月11日

どこにも属さない自由な人間

このところずっと頭山満翁の「一人でいても寂しくない人間になれ」の意味を考えています。あれほどの人脈を持ち、多くの人が翁との知遇を求め、またあれだけ人を縦横無尽に動かした人のこの究極の至言は一体どういう意味か?

人間は誰しも自分を中心とした人間関係を持っています。自分や気の合う仲間との世界を持っています。気が合わなくても家庭は血縁で結びついて人間関係です。

人との交際はすべてその人と行動を共にし、すべての活動が一体化するわけではありません。ある部分は同じ輪に入り、ある部分は別の輪に属しています。

これをすべて同じ輪の中に存在させようとするとその関係はうまく行きません。同時にその人が持っているいくつかの輪(グループ、人間関係)に他人は踏み込んではいけない。

自分と同じ輪の中で仲良くして、共同すればよい。そしてそれ以外のところではその人はまったく自由であってよいわけです。それを拘束、縛りつけようとするのでうまく行かなくなります。

経済的に貧しい時代は「飢えをしのぐ」ことが最大のテーマ、課題なのでそれを可能にするグルーピングが最優先しました。しかし、世の中が富み、多様化すると一人の人間がいろんな輪を持つようになります。

いろんな輪を持つということはたくさんの自分を持つことではありません。逆に自分がたった一人になることです。たった一人なのでいろんなグルーピングに自分の意思で参加し、属することができるようになります。

むしろ特定宗教団体や特定政治団体に属してその支配下で活動している人が哀れに見えます。大企業の鉄の結束、労働組合の空虚なスローガン、利益至上主義のあやしい商法、儲かるためだけの趣味サークル等組織に属しているということは悲惨なものです。

そこで頭山満翁の「一人でいても寂しくない人間になれ」は何にも属さない、縛られない自由な人間になれと私は解釈しています。
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2023年02月10日

お金がないこともいい事だ

自炊が増えるとスーパーに行く機会が増えます。7年ほど前にマルイチになり、3年前にコロナがやって来てひたすら自炊が増えています。1人なので質素なものというか、粗末なものを食べています。

最近は出張のない日は会社に弁当持参です。2度つくるのは面倒なので夕食を多めにつくってその残り物を会社でチンして食べます。それで十分満足です。

自炊が多くなるとスーパーに行く頻度が増えます。独り暮らしをするようになってスーパーに行くことが増えました。

買いたいものを価格を見ずに、極端言うと眼をつぶったままかごに入れてレジに行って精算しても支払金額は自分の予想のプラスマイナス30円も狂いません。ましてや何十年もスーパーで食品を買い物している主婦はプラスマイナス数円の誤差の域だと思います。

それが最近、私の場合狂い始めました。自分の予想の2割くらい精算金額が高いです。「いや、高いな」と思います。スーパーの売価が間違いなく2桁以上上昇しています。

取り立てて何が高いというのがわからないということはまんべんなくすべてが値上がりしています。みなさん、コロナ期に外食を控えたので家庭の貯蓄は増えており、今のところは黙って払っていますが、1年後は大消費不況が来るでしょう。

私の懐もさみしいものです。定期診察のクリニックに行って、いつもの処方箋の薬をもらいます。昨日がその日でした。次の診断日は1か月先なのでその間の日数分もらいます。昨日クリニックと処方箋薬局に薬局に行ったら、クリニックで診察料1,500円払ったら財布の残りが7,000円しかないの気が付きました。

いつも薬の料金は7,000円程度なので危険水域です。そこで考えて、実際そうなのですが飲み忘れが多く、1ヶ月以上分くらい家庭内在庫になっています。よしこれを機に清算しようと思い、実情を話しました。

処方箋薬局からクリニックドクターに連絡してもらい、了解を取りました。それで昨日の薬代は日数がぐっと減り、4,000円代で収まりました。お金がないということはお金を大切に使うのでよいことだと実感しました。

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2023年02月09日

中小企業は社会構造の蚊帳の外

私が起業して今年で30年になります。マーケティング事務所キースタッフの個人事業から始めました。

食と農のコンサルなので講演セミナーはよくやりますが人様のビジネスモデルや事業のすばらしさを語ることは多いですが、私が自分の会社の歴史や今までやって来たことについて語ることはあり得ません。

しかし、30年が経ち、私も私と私の事業と私が歩んだ道について話してもいいような気になっています。キースタッフは等身大です。中身は世間様が見たままで仕事も公表している事業内容以外は何もやっていません。

最近、中小企業と大企業は違うなと実感することがあります。中小企業は会社は経営者と従業員のものです。それに対して大企業は株主のものです。社長も社員も株主の配当のために存在し、働いています。

そう思うと同じ株式会社の名刺を持っていますが中小企業の株式会社と大企業の株式会社はまったく別物です。

大企業は経営会議の中に社外取締役の設置が義務付けられています。概ね1/3の人数です。ある大企業の社外取締役の経歴を見るとアメリカのコンサル会社、投資会社、銀行、証券会社等の経験者が名を連ねています。

株主の利益を守るというのがその目的ですが、誰かがこれら金融・投資のプロを社外取締役として、その会社のボードメンバーに入れ、そそのかせば会社は乗っ取れます。この会社を狙っている投資会社は会社の株に投資し、買い占めることができます。

そして20%程度株を取得すればその会社は事実上支配できます。トップには長年その会社で社長になりたくてしょうがない人畜無害社員をお飾りに立てれば外見は変なことにはなりません。

テレビを持っていない私が2〜3日前にテレビのある居酒屋で酒を飲んでいました。そこに日本の詐欺グループがマニラの刑務所から移送されて来るのが流れていました。一緒に飲んでいた人が先月末端の連中が捕まり、今度は幹部・元締め逮捕だと言いました。

いやいや私の見立てでは今度捕まったのは先月捕まったのが平社員とすると会社では係長程度です。まだまだ部長クラス、役員クラス、さらに経営者と幾層にもなっています。そしてそのトップは誰も知らない。組織的犯罪とはそんなものです。

ある宗教団体の信者から献金が社会問題になっています。そして宗教団体のトップが槍玉に上げられています。しかし宗教団体に上納させている見えない組織があるはずです。そしてそれを語るのはタブー中のタブーであり、それはまさに闇なわけです。

朝から妄想を書きました。鳥巣研二、カネと力はなかりけりです。お許しください。


posted by tk at 07:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする