2023年01月31日

なぜ借金が怖くなくなったか

私は所得も低いですが、反面、私生活は無借金です。ですから切り詰めると今の所得でも生きて行けます。独り者ですし。会社は借金がたくさんあります。経営コンサルタント会社とは思えないくらいあります。

理由はやっぱりコロナの影響です。3年前から借金が一気に増えました。返済するのにどのくらい?私の考えは会社経営が冴えなければずっとこの借金は続きます。

借金返済の見通しは?会社が回復基調になれば10年くらい?、好調路線に乗れば5年、思いがけない僥倖の仕事を受注すれば3年でしょう。借金というのはこんなものなのです。

いくら堅実経営といっても中小企業は健全経営になれば借金くらいどうということはありません。逆に言うと返せるくらいしか貸してくれないとも言えます。

借金は地獄か?天国か?ドリームか?借金は地獄と思えば地獄です。その先は万歳して天国へまっしぐら。これじゃたまらん。借金は夢です。ドリームです。会社を大きくして発展させるための最高級の手段です。

個人でやっていればソロです。ソロのアーチストはやっぱり凄い。なぜならアーチストだから。会社経営はアーチストではありません。社会活動です。

会社をやっていると少しずつ仕事が増えてくれば一人ではできなくなります。それで社員を雇い入れます。少しずつ人が増えて来ます。やがてオーケストラになります。そうなるとソロだったアーチストも一員になります。全体の調和の中で貢献します。

企業も同じです。企業が発展するためには全体はオーケストラにならなければなりません。アーチスト集団だけでは優秀な企業にはなりません。必要なのは優れた1つのオーケストラになることです。

個々は有能なアーチストです。自分の能力だけで生きていくのであればソロ活動を完結すればよい。

オーケストラには指揮者がいます。その指揮者の棒(タクト)がすべてです。この棒がオーケストラを動かしています。この棒をちゃんと見ているか?この棒に従って個々の持ち場が動いているか?

当社は私が個性的なスタッフとつくることを目標に経営して来たので若くてみんな個性的です。それが最近、1つのオーケストラとして機能し始めました。だから借金も怖くなくなった、引退の時期を考えることができるようになりました。
posted by tk at 07:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月30日

人類の最大の愚物はカネ

2年からの1〜3月の年度末の行動を分析すると仕事獲得、特に新しい仕事の営業活動に100%奔走していました。昨年度の今頃はその仕事の報告書書き等フィニッシュに7割の注力、そして3割は翌年度の仕事獲得に力を入れていました。

3年目の今年の年度末は?今年度の仕事のフィニッシュに4割、そして来年度の仕事獲得への営業活動が6割に比率になって来ました。今年度のフィニッシュ仕事の比率が4割まで下がったのはスタッフが成長したからです。

初年度の報告書書き等は私でないとできなかったのを今年度はスタッフが主になって行動します。その分、私は来年度の仕事の営業提案活動に注力できます。

3年前に戻ったと言えばそうですが、その時は仕事がないのでフィニッシュ仕事はなかったわけなので、今年度の仕事の着地をしながら来年度の仕事をというのはその分、当社がパワーアップしたことになります。

この3年間、仕事が増えたのは農水省の事業です。最初は農水省に行って内容を説明してもらいながら勉強しながら試運転的に始めましたが、最近は知識も付き、その周辺の仕事にもトライできるようになりました。

「知識」と書きましたが、それは3年間やった経験が生きて来ました。最初は知識がないです。常に思うのですが仕事に知識と学歴は不要です。

私が昔いた食品会社はやたら博士が多かったですが、みんなぶら下げている勲章は学歴と博士号です。それ自体がもう自分は過去の人だと言っているようなものです。

何が必要か?知識よりも知恵です。学歴よりも度胸と勘です。知識というのは先人の経験体験を体系化した過去のものです。予知できないものには役に立ちません。

役に立つのは勘と度胸とネバーギブアップの精神力です。カネと地位がちらつくとすべてこの3要素は消えます。

そうやって誰かが新しいものを創造し、実現すると投資家と呼ばれる呼ばれるクズどもが寄って来ます。汗と知恵の結晶を人類が考え出した最大の「愚物=カネ」で奪い取ろうとします。愚か者よ、汝の名前は投資家なり。
posted by tk at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月29日

ゴールから今すべき事を考える

「戦略的」と言う言葉がよく使われます。「戦略」という言葉は戦争用語でです。敵を壊滅させるための手立て、方策とでもいえばよいのですか、いずれにしても物騒な言葉です。

しかし「戦略的」と言う言葉はマーケティング用語です。平和時代の経済用語です。事業を成功させる手立て、あるいは商品を開発して販売するまでの一連のしくみとでもいえばよいのですかね?

我々は戦争を知らないで育ちました。敗戦から戦闘による命のやり取りは日本人は経験しないで暮らして来ましたが、戦略的と言う言葉はビジネス社会では多頻度で現出します。

「戦略的」とはどういうことか?仕事をする時のまず先にゴールの完成形、着地を決めてそこから発想しながら今、何をすべきかを明確にして手を打って行くことです。

技術系とか理科系の人は技術優先で戦略性に乏しいと思っている人もいますが、ノーベル賞のような受賞する科学者や大発明する技術者は技術よりも完成形の絵を描くのが上手と言うことです。

仕事のできる人は間違いなくその到達点、到達の完成形が見えています。そこから発想して仕事をしています。それは「落としどころ」とそれに到達するまでの仮説をつくれる人でもあります。

逆に仕事の出来ない人は一生懸命、艪を漕ぎますが、その船をどうすれば目的地に着けるか、到達させるかの能力はありません。

会社はたとえ赤字決算でも3年後に黒字にする目標とシナリオ、絵があればその会社は黒字になります。

ただし、高度成長時代やインターネット時代到来でブーム、僥倖で成長した会社はこの類には入りません。だからブームが去ると赤字になり、倒産です。そして復活はありません。

ゴールから発想する「今、何をすべきか」これが全てです。そうすれば今、手を打たなければならないこともやらない方がよいこともすべて見えて来ます。

ただそれだけの事なのにそれができない。日々の枝葉末節に振り回されて忙しい、忙しいとわめきながら無駄なエネルギーを使い果たし、成果は何も出ない、大半の大企業はそんなものでしょう。倒産しないのは大企業だからです。

posted by tk at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月28日

どんなところにも花は咲く

いろんなところに行けていいですねとよく言われますが、10数年前の「6次産業化」華やかりし頃は全国各地講演旅行でした。今は年間を通して事業を受託している町村に数回行くだけです。

旅行ではないので周りの風景は見えませんし、見ません。旅程もけもの道です。決まりきったところを往復しているだけです。間隔の空いた通勤みたいなものです。

あとはどこにいるかと言うと会社です。出張以外は自宅(自室)と会社の往復です。眼をつぶっても歩けるほどです。朝の通勤は「今日はブログで何を書くか?」を考えながら歩きます。

会社活動は365日です。会社にいるか出張しているか?です。遊びに行きたいのですが、時間がありません。ゴルフも釣りもやりたいのですができないまま人生が終わりそうです。だからブログの内容も精神論ばかりでつまらない。

会社だけの人生ですが、それでも経営は苦しく、楽になることはありません。エンドレスに続くあの世に行くまで続く人生です。いつも頭の中は1年後くらいを考えています。1年後も会社は立ち行くか?自分のメシは食えているだろうか?

仕事が不調の時に自責します。自分の悪い点、至らぬ点で自分を責めます。何でうまく行かなかったのだろうか?と。

しかし、最近は少し肚が据わって来ました。会社や人生がうまく行かない時は人間は他人様を恨むか?自分を責めるかしかありません。

でも俺はそんなに世の中に恨まれることや恥じるべきことをしているか?人様には誠意・尊敬を持って接しているつもりだし、人様を裏切ることはしていないし、卑怯なことも一切していない。むしろ恨まれ役や叩かれ役やむしろ損な役回りばかりしています。

朝から晩まで会社の番人です。遊びたい時もあるいは至急の仕事やトラブルも逃げないで対応しています。それでも当社に対する不満等は私に向かって来ます。

人生のすべてを投げ出して仕事に立ち向かっています。もっと堂々と自信を持っていいのではないか?遊ぶ時間や休む時間があってもよいのではないか?

いやいやしょぼくれ親父鳥巣研二、もっとそこにへばりつき、もっとそこであがき、苦しめ。はいわかりました。それが私の人生ですね、神様。
posted by tk at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月27日

さらに多忙、それが喜びに

石垣島も10年ぶりの寒波だと言っていましたが昼間の最高気温は12℃でした。羽田に着いた時のアナウンスでは外気温−1℃でした。寒い寒いとつぶやきながら家に着きました。

私は最近加湿器が壊れたのを幸いに加湿しない生活を送っています。そのためには部屋に適度の湿気を入れなければなりません。朝起きたらベランダと玄関の戸を開けます。そしたら冷たい外気が入って来ます。その中で着替えや外出の準備をします。

また、帰宅したらまたベランダと玄関の戸を開けます。それから開けたままで風呂に入ります。風呂から上がると開けっ放しの寒い部屋で衣類を着ます。これを繰り返しているとむしろ気持ちよさを感じるようになります。

また、冬の間は足が冷えます。特にふくらはぎから足先までが冷えて冷えて苦痛です。これも逆療法を取り入れました。会社では靴下を脱いでスリッパも脱いで裸足で歩くようにしました。すると足先が床と摩擦してむしろ温かくなります。

寒い時はより寒く、冷たい時はより冷たく。そうすれば結果は反対に向かいます。不快は快に、苦痛は快適に変わります。

一昨日今年度の大きな仕事が完了しました。2つありましたが好評で多くの関係者に評価いただきました。これから2月末、あるいは3月末までまだまだ今年度の大半の仕事の完了をしなければなりません。

しかし、大きな仕事の成果を評価してくれた役所等から早速来年度の仕事のオファーが来始めました。これまた企画提案が必要です。しかも1月末か2月前半までに。

忙しさからは逃げられません。しかしこの提案企画の機を失ったら来年度1年間を棒に振ることになります。早速、昨日から取り掛かりました。2年前のコロナ蔓延の中で仕事が欲しい、欲しい、何でもすると思っていました。このオファーは喜ばなければなりません。

それなのに幸いにもさらに忙しい状況になると今度は多忙を嫌がるようになります。人間とはわがままなものです。身勝手なものです。

寒い時はより寒い環境に、冷たい時はさらに冷たい環境に、忙しい時はさらの超多忙な環境に自分を置けばそこは安楽の浄土なのでしょう。もう戻れない人生、そこまで行くしかないですね。
posted by tk at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月26日

人の心や行動まで支配できない

人が不機嫌になるのは自分の居場所がミスマッチ状況に置かれた時です。人間には自分が快になる居場所・テリトリーがあります。快の場所にいる時はご機嫌ですが、人生における居心地・居場所が変わると途端に不愉快、不機嫌になります。

この歳になってようやくそれがわかって来ました。何故、結婚が破綻したか?色々悩みましたが最近わかって来たことは相手を最適居場所から動かそうとしたからです。あるいは私が知らないテリトリーを侵そうとしたからです。

居場所とは?環境、人間関係、価値観、しがらみ、お金の金額等あります。その人が生まれ育ってきた居場・空間・居心地から別のところ、例えばこっちがいるところに移そうとすると猛烈に怒ります。

生まれてこの方、ずっとその環境で育ち、生きてきたことを否定したり、失くさせようとすると人間は猛烈に反発します。そして返って「お前こそ身勝手だ」と反発されます。

自分の人生をそのままの居心地のよいところに置こうと思うなら人の人生の心の居場所に関与しないことです。友達、恋愛、夫婦等は相手の居場所に介入することが多いので愛情も憎しみも激しく反発し合います。

最近、齢を重ねてできるようになってきたのは人様の快適居場所を侵さない、動かさないようにすることです。仕事だとむしろその方が楽で人の快・不快の居場所に関わらなくても仕事はできます。プライベートでもそっちの方が楽です。

いい仕事をしたい、成果を出したいと思うと人を支配したくなります。人を支配するということは人のテリトリーを侵すことでもあります。人間は自分もそうであるように人も全て自分が主役です。その人が主役であるところを侵してはいけません。

その最終点にあるのは人間は一人ぼっちで孤独と言うことです。こっちの居場所や居心地を不快にされた時にも怒らないことです。不快にされた時に怒らないと言うのはその不快状態が実は自分にとって快であり、最もよい状態と思うことです。

独りぼっちと自分の境遇、居場所・居心地を自分の友達・同志と思うようになれば人間は本当の幸せを感じるようになります。


posted by tk at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月25日

ピパーツの産業化、ベールを脱ぐ

昨日はこの1年間、当社が石垣市で取り組んできた石垣島特産香辛料ピパーツを使った加工食品・菓子類の発表会でした。主催は石垣島熱帯果樹加工協同組合で当社が委託を受けてやってきました。

ピパーツ新商品発表会の構成は1部で新商品展示及びその試食等、第2部では産業化に向けた講演、そして第3部は懇親会食会でした。第2部の産業化へ向けた講演は伊那食品工業井上会長にお願いしました。

信州の農閑期の冬の内職仕事であった寒天づくりを企業化、産業化し、世界一のエクセレント中小企業になるまで育てました。この手法を石垣島のピパーツの産業化へのヒントとして登壇いただきました。話は多岐に及び尖閣諸島に隣接する石垣島の領土問題にまで及びました。

第1部は冒頭から私の30年の経験でも経験したことがないほどの熱い視線と熱気が迫ってきました。午後2時開始で午後3時半までの展示説明会を予定していましたが午後2時の始まり段階でピパーツ生産者、食品製造者、飲食業者、市民、メディア等50名・社以上の来場があり、会場は興奮の渦につつまれました。

石垣島の島民のピパーツへ関心がこの瞬間にわかりました。ピパーツの産業化を誰よりも願っているのは市民です。またメディアの熱心さにも驚きました。数社の新聞社に加え、TV局のカメラも始めから終わりまで回っていました。意欲的で商品開発した当社スタッフはずっと取材攻勢でした。

ここに登場させた31アイテムには全てピパーツが使用されています。そして単なる料理ではなく、一定の賞味期間を持つ加工食品です。観光客に料理でピパーツを提供することはできても、お土産品や内地への販売は加工食品にしないと販売できません。

今回は加工食品にすることによってピパーツという農産物を使用した加工食品が全国で流通できるのを目的としています。

今回の31アイテムはピパーツを乾燥して粉砕して粉末にしたものを使用しています。今回これだけのバラエティに富んだ商品が開発できたのはその粉末原料が微粉末から荒いものまで5タイプを開発したらです。

5タイプ粒度のピパーツ粉末は当社の盟友である新生バイオ社がやってくれました。この5タイプの粒度の1次加工品があったので31アイテムの新商品が可能になったとも言えます。

これらの31アイテム新商品は今日から石垣市役所展示ルームで公開されます。そしてピパーツ加工食品を製造したいと希望する島内加工食品業者には工業レシピ、製造規格等を入手できるようにします。
posted by tk at 08:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月24日

着々と進む石垣島の農業と食品産業

昨日は石垣市新規就農塾セミナーの最終回、第7回目でした。1人の脱落者もなく全員が最終回まで辿り着きました。こういった複数回実施するセミナーは初回の参加者から大体半分から1/3くらいまで落ちるものですが、石垣島に移住して、石垣島の農業でメシを食おうとしている新規農家は意気込みが違うということを教えてくれました。

最終回は当社とこのセミナーの共同実施者であるJTA(日本トランスオーシャン航空)社から空港内ショップでの販売とカーゴ(空輸貨物)のしくみについての講義でした。陸送や宅配便の物流の話を聞くことがあっても空輸のしくみがどうなっている大いに興味がありました。

第6回目に登壇した市文字與三郎の森本社長がドバイへの納品の道も開いてくれたので受講者も輸出を身近なことを真剣に聞いていました。

空港内ショップへの取り扱いも当社がいつもセミナーで教えている「消費期限」、「賞味期間」設定の科学的な根拠/営業許可業種と契約・取引の手順について具体的に教えてくれました。受講者達にこのレジメは宝物だと思って販売行動を起こす時は何度も読むように言いました。

その後で市長を訪問し、中山市長は十分に時間を割いてくれて、一人一人が今後石垣島で農業をして行くために希望することを話しました。中山市長はそれを1つ1つ丁寧に聞き、回答してくれました。

夜は懇親会を開きました。セミナー受講者の加え、特別ゲストで今日別の事業で講演をいただく伊那食品工業の井上会長が既に石垣島に入島していたのでお誘いしたら2つ返事で参加してくれました。

そして3時間会食に付き合ってくれてしかも受講者全員の相談や悩みや抱負に答えて来れました。受講者が来年度は全国に販売に行こう、そして伊那食品工業本社にある物産館・商業施設に自分が育てたパイナップルや農産物を販売しようということになりました。

長野県伊那市と沖縄県石垣島では寒暖の差が40℃位あります。だから伊那は寒天製造に向いているとも言えますが。この香のよい美味しいパイナップルが長野県の商業施設で販売されたら大人気になるのが目に浮かびます。

さて今日は石垣島の特産香辛料ピパーツの産業化のお披露目会です。当社と当社に協力してくれた島内食品製造者が開発したピパーツ商品が31アイテム並びます。そして8アイテムは試食もできるようにしています。

石垣島の農業と食品加工産業は着々と進んでいます。

posted by tk at 08:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月23日

衝動的飲食が一番の先生

出張だけではなく、旅をするとちょっとしてお金が出て行きます。それが2〜3人の複数の人と行動する時もそうです。タクシーに同乗する、あるいは旅の途中でおやつ的に小飲食をする、喫茶店に入る、手土産を持参する、出張先で手にした2〜3の地域特産品を買う等少額ですが共同経費が出ていく場合があります。

一人で出張したり、旅をしたりする時はもちろん自分のお金なので領収証も何も要りません。しかし、仕事で複数名の人と一緒の時はそのお金の払い方が実に難しい。

いちいち領収証をもらってあとで割り勘というのはあまりにも無粋であるし、非礼でもあります。しかし当社のように役所の仕事が多く、役所の人と行動する時にこっちが全部出すと今度は接待になってしまい、先方にかえって迷惑をかけることになります。

その常識範囲と線引きはそれなりの経験がないとできません。何も役所に限ったことではありません。民間同士もそうです。相手を傷つけないように、優位的な立場のプレッシャーをかけないようにお金を支払うのは難しいです。

当社ではその役目は概ね私の仕事です。なぜなら、経験豊かであるのと年長なのでお金を支払っても相手に恐縮させないからです。このさりげないお金の出し方は難しいし、場数と経験を要します。最近、自分の引退時を考えた時に今後はこの行動を誰がするのだろうか?と思います。

自分の所得がそれなりにある時はもちろん自分のポケットマネーでやりましたが、最近は所得も激減です。どうするか?領収証をもらえば会社が払ったことになります。領収証をもらわなければ自分の所得から出したことになります。

自分の中で仕事と趣味が一体化しているとポケットマネーで領収証なしの出費もそんなに痛いものではありません。趣味だと思えば。旅先で飲食したり、小腹を満たすための喫茶は趣味を満たしているのですから。

しかしこの一見無駄に見えるこの行為や行動がその地域の食やお土産品を知るのには大きな勉強になります。振り返るとこの30年、地域の料理や加工特産品を知るにはこの何にでも面白そうなものはその場で買って、その場で口に入れて、その評価を頭に叩き込む。この行動がなければ進歩しません。

いちいち領収証をもらい、その書き方の方に関心が行っているようではこの仕事はで来ません。
posted by tk at 07:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月22日

小が生き抜くためには

今日からまた石垣島に飛びます。今年度、2つ事業をやっており、そのフィニッシュです。1つは新規就農塾セミナーで石垣島農業の大きなうねりに成長するのが楽しみです。

もう1つはピパーツという在来の香辛料(ロングペッパー)を産業化にと言うことで1年間携わりました。その成果発表会で31アイテムの新製品を開発したのでそのお披露目です。

それに伴って講演会も実施します。講演者は伊那食品工業渇長井上修氏です。信州の冬の農家の農閑期の内職、手間賃稼ぎだった寒天を日本だけでなく世界に広めた会社です。用途も羊羹等の菓子の凝固剤から医薬品等まで伸長しています。

なぜ、信州か?凝固するために寒暖の差が必要だったのではと思います。井上氏も年少の頃は生家は農家で冬の間は寒天をつくっていたそうです。その会社が今や世界で最もエクセレントな中小企業と言われるようになりました。

私はこの会社も大好きですが、信州と言えば真田、真田家と言えば真田昌幸のファンです。真田幸村のお父さんです。信玄時代に臣従していた武田家が滅んで当然、真田家は存亡の危機に直面します。

周りは群雄割拠で天下を狙っている上杉、北条、今川、織田、豊臣、徳川の大国ばかりです。この中を智謀の限りを尽くし、松代藩として廃藩置県まで生き残ります。

まさに真田家は常に大企業に睨まれているの中小企業だったわけです。いつもパワーバランスの中で倒産に危機に直面していました。この真田と伊那食品工業社が私にはダブって映ります。

大国には大国の弱みがあります。特に覇権を握ろうとする国にはそれなりの危うい危険もあります。そういった周りの状況を見極めながら見事に江戸時代を全うしました。

政治的にはオンチの私ですが、最近石垣島に行くと尖閣諸島の問題が下手すれば一触即発状態まで緊張しています。石垣島は東シナ海に浮かぶまさに真田家です。巨大大国がそばにあります。我が国は軍隊を有しません。同盟を結んでいる米国もそれほど当てになりません。

そういった状況はまさに戦国時代の真田家です。現在は石垣島は日本一ともいえる観光産業の栄える島です。でもそれも有事になれば壊滅です。

そういった中、ピパーツをいう作物を育てそれを世界中に販売できる産業にしようとしています。ピパーツが世界の香辛料になればそれを使用する国はこぞって石垣島を支援するでしょう、そんな気がするのですが。
posted by tk at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月21日

恩返しは信頼関係の証

シーソーはこっちとあっちの人で長い板に乗って真ん中の支点で上下する遊びです。高く上がった人は歓喜の声を上げます。向こう側の地面に着いている人は次は自分が上がる番だと期待します。

交互に平等に上がり下がりします。また、役割も均等です。地面に下がる人は心持ち体に力を入れて相手が高く上がるように頑張ります。上がった人は次は相手を少しでも高く上げてやろうとぐっと体に重心を乗せて下ります。

私はコンサルをやって30年経ちました。最近、コンサルはシーソーのようなものだと思います。最初は彼らが上がるようにこっちでぐっと力を入れて教えます。

それでコンサルの仕事は終わりなのですが、最近、教え子がぐっと力を入れて下がって来て私が上がるようにしてくれます。要は教え子に助けられています。

そこまで期待して教えたわけじゃないし、こっちも講師代や講演料で生活の資を得ていたのでそこまでしてもらうのは過分の気がします。それでも教え子達は助けてくれます。

もちろん当社のクライアントは行政機関がほとんどです。教え子からお金をもらうことはありませんが、その仕事の遂行の大きな力になってくれます。キースタッフは鳥巣研二と社員だけではなく、教え子も含めてキースタッフのような気がします。

かって食品メーカーにいた頃、営業の仕事はたくさん売ることです。買う側のバイイングパワーは安く買い叩くことです。そこには心のつながりは何もない。巨大量販店が人口減の中で窮地に陥っていますが、誰も助けてくれるものはいません。尻尾を振っていた銀行ももうそんな力はありません。

最近、新しい流通に「食品添加物無添加」を目玉にしているところが増えました。こういったところは食品添加物入りの食品メーカーや減農薬でも農薬を使っているとその生産者を非難して、攻撃します。

両者は同じです。作る人を攻撃することによってお客様の信頼を得ようとしているだけです。そうじゃないんじゃないの。コンサルと教え子の関係でしょ。育てれば、恩返しをしてくれます。それを忘れていますよ、流通は。

中には感動するほどメーカーとシーソーをやっている素敵な流通もあります。そんなところはこの下り坂消費の中でも多くの消費者の信頼を得ています。
posted by tk at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月20日

君たちこそが次の時代をつくる

人間は人に無視されると怒り、その割には人に対してはどのこうのと評価します。逆じゃないの。人様のことをうんぬん言うのは止めて、自分の精進だけに励めばよいのに。

68年の人生を見ていると自分もできそこないの塊(かたまり)ですが、振り返ると、意気揚々と生きていて人生の中盤から後半にシュリンクして行った人、あるいは潰れて行った人は2タイプあります。

1つは思いがけない僥倖に巡り合い、驕慢になり、過信し、潰れて行った人ともう1タイプは人様の指導、忠告にいちいち反発して口答えする人の2タイプは間違いなく、消えていきました。

おまえだってそんなこと言えるのか?そうですね、こんなことを書くこと自体が驕慢ですね。でもそうならないように至らぬ未熟さと戦いながらの68年です。今の私の境遇を見れば哀れなものではないですか。

すべての行動はすべて他人様が評価することです。それを受け入れてくれるかどうかは他人様の問題です。反発する必要もないし、喧嘩する必要もありません。その人と付き合わなければよいだけの話です。

当社のような零細企業は毎年、仕事をいただかないと食べて行けません。かといって媚を売ったり、取り入ったり、卑屈になる必要はありません。誠心誠意行動すればよいだけの話です。

それでメシが食えるのか?食えない時はひもじい思いをすればよい、そうすると餓死寸前になると不思議なもので誰かが握り飯を持って来てくれます。そうやって30年生きて来たのだからこれから30年もそう思って生きてよいと思います。

それと仲間が増えます。みんなひもじい。足りない握り飯を分け合いながら、明日の夢を語っている時が一番幸せです。こうすればいいかもね、ああしたらうまくいったよ、次はこれにトライしてみよう。これこそ人生じゃないの?

最近、セミナーに来る若者達、高学歴でもないし、一流企業に勤務しているわけでもないし、みなり格好も自由奔放。みかけでは??というのも多いですが、話すとみんな自分の夢を持ち、自分の力で生きて行こうとしている。

これこそまさに自立した人間です。みんな謙虚だし、素直だし、トライするし、理不尽なことも受け流すし、笑い飛ばして自分の夢に向かって歩いて行く。君たちこそが次の時代をつくってくれる。
posted by tk at 08:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月19日

農業が好きだから

現在、当社がやっているセミナーで私が講師で登壇するのは2つあります。1つは石垣島新規就農塾セミナー、1つは昨日終了した山口市徳地での特産品開発・販路開拓セミナーです。会社では日向MBA等まだいくつかセミナーを受注してやっていますが、私が主に登壇するのは直近は2つです。

びっくりするのは受講者の年齢が若いことです。石垣島は新規就農なのでそれこそ中心世代は20〜30歳代前半です。山口市も20〜40歳前半くらいが主です。若い人は20歳前半という人もいます。

日本の農業の高齢化が叫ばれています。20年ほど前は定年帰農が流行語になりましたが、その人達ももう80歳以上になり、元気な人はやっていますが大方は引退です。

私は39歳でこの世界に入りました。40歳前半から農業や農産加工品を仕事にするようになりました。30年の歳月が経ちましたが、私の頭は30年の時が経たというよりも60年の年月が進んだという感じです。

当時、セミナーに来るのは農家の年配の加工をやっているおかあさんが中心でした。私が40歳なので私の母親世代の60歳代〜70歳代が中心でした。現在はセミナー受講者は20歳〜30歳代が相当比率でいます。

私の母が90歳です。私の子供達は30歳代、弟の娘が10歳代です。引き算すると60〜70年、年月は30年しか経っていませんが、この業界の主役プレイヤーは60歳若返りました。

ネットビジネスが世の中の主流になり始めて四半世紀〜30年経ちました。この業界は若手の世界ではなく、社会・産業インフラとなっています。当時、会社の一部門の電子計算処理センターでしかなかったこの世界から多くのリッチマンを生み出しましたがそれももう遠い昔のことです。

私が起業した頃、本屋で立ち読みした本に「21世紀はインターネットの時代から農業の時代になる」と書いてあり、即、購入しました。その言葉を信じてやってきましたがその通りになりました。

「新規就農塾や農産加工セミナーの受講者は若い」このことだけで次の世界的なビジネスは食と農であることを表しています。

昨日も一番前に座っていた20歳代前半の女子2人に「うちは農家?」聞いたら、「違います」、「じゃあ何で?」、「農業が好きだからです」この返事がこの業界の発展と可能性をすべて語っているようにな気がします。
posted by tk at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月18日

協力してくれる人に感謝

石垣島の仕事で来週ピパーツという香辛料を使って開発した加工食品のお披露目会を行います。当社の受注なので現在当社はピパーツシフトで動いています。大変なのは商品開発スタッフと当日の段取り設定を行っているスタッフです。

宮崎県でやっているセミナー受講生がカレーショップを経営しており、12月の経営相談で香辛料の相談があったのでこのピパーツの話をして、粉末ピパーツにしたサンプルを渡しました。試作して2月初めの最後の相談会でその結果の話をすることになっていました。

12月時点で1月の石垣島ピパーツお披露目会の話をしていたら、昨日電話が来て「ピパーツを使ったカレーが出来上がりました、送ります」とのこと。えっ、石垣島のことを覚えていてくれたのか、あの日からそれに向かって試作していたんだ。

本当に義理がたい男です。送ってきた冷凍カレーにレトルトをかければピパーツ入りレトルトカレーが完成し、デビューします。

午後に石垣市食肉処理センターの担当者から電話して、「お約束の内蔵ホルモンですが、今日が石垣牛の解体の日で午前中から作業に入っています。午後3時に宅配便を呼んでいますのでその時点で出てきたホルモン3部位を送ります」とのこと。

お披露目会でレトルト食品石垣牛ホルモン鍋と味噌煮こみを試食展示をしようと思ってその試作品製造のために原料のホルモンを依頼したものです。着いて当社で調理してレトルト機にかければ完成します。この義理堅さも感動です。

午後、銀行に行っていたら向こうからセンスのよいコートを着た美女が歩いてきます。すれ違いに体が触れでもすれば犯罪者になる危険性があります。場所も交番の近くです。さっと避けました。

そうすると大きな声で「鳥巣さ〜ん」。よく見ると実里子じゃないか。かっての当社のスタッフで10年勤務して現在は売れっ子料理家です。「社長に呼ばれてこれからキースタッフで打ち合わせです」とのこと。

当社もここに来ておかげさまで仕事が増えて来ました。お助けを外部に求めるよりも当社には優秀なOGやOBがいることを思い出しました。世の中は全く人次第です。キースタッフは幸せな会社です。
posted by tk at 06:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月17日

風通しのよい職場は活気がある

地方出張の合間を縫って、昨日は中央官庁(農水省)に来年度の事業でわからないところを教えてもらいに行きました。役所も民間企業も含めて入った瞬間にその組織が活気があるかどうかがわかります。来年度予算の概算が決定して執行に入っている今の時期の霞が関は活気がありました。

コロナのせいか、現在は民間企業は元気がありません。例えば、お客様を相手している銀行なども応対する人が元気がありません。それでもまだいるだけましで無人受付や応対になっているところも多いです。人の匂いがしない。

役所でも首長が多選で多選君臨している市町村は活気がありません。王様に従う臣従・奴隷の感がある役所もあります。眼をもっと住民に向ければとも思います。

その点では昨日の霞が関は活気がありました。予算概算が決定・執行時期せいかも知れませんが、一番いいのは大部屋だからです。上級管理職は個室に入っていますが、大部屋は真ん中には課長席があります。

課員同士や上司とコミュニケーションしようと思えばその場で大きな声を出せばできます。自分が若かった頃の会社はみんなそうでした。偉い人だけが個室に入っていました。いわば個室牢に押し込められているとも言えました。

平社員たちは組織を動かしているのは我々なんだと言う自負とエネルギーのみなぎりを持っていました。

役所は毎年一定人数の職員を採用しています。民間成熟企業に世代バランスが取れています。石垣市役所に今年度はずいぶん行きましたが、若いスタッフが目に付きます。組織の年齢構成のバランスがいいです。

オンライン会議で仕事もいいですが一人でできる専門職や「手に職」の仕事、あるいはロボットでもできることの仕事ならそれでもいいですが、企画・調整・折り合い・決着・解決・全体最適バランス等組織の意思決定・合意を必要とする仕事はやっぱり大部屋の方が効率がよいです。

これを風通しのよい職場、あるいはコミュニケーションのある職場というのでしょう。

posted by tk at 08:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月16日

自分の心に負けないこと

昨日はブログに心には快不快があり、快と不快の行ったり来たりをしていると苦しい、その間にあるニュートラル(無感情)の心を育てるにはどうしたらよいか?みたいなことを書きました。

それで昨日は心をニュートラルにするために頭を空手の歩きを鍛錬しました。要はつま先歩きを心がけようとそればかり心に置いて歩きました。納得することが多く、まあ、なかなか気分的にはよかったです。

日曜日は空手の稽古の日で昨日も行きました。こっちは自分で立ち方や足の使い方を頭に置いているのに、先生の指導は手・腕の方ばかりなのでそっちに集中していると足の方はお留守になって結局先祖返りして、成長しません。

しかしその両立をしてこと励むことになるのでそれはそれでまあよい稽古だと納得しました。

その後、自室に戻って本を読み始め、またいろいろ考えていました。「心をニュートラル(無感情)にする」と修業しようと思ったのも束の間、別の言葉を見つけました。

これもお釈迦様が言ったのかようわからんですが「どんな時(物事)にも方法はある」です。こっちの方がすっきりするなと納得して、つまらん感情が湧いて来た時は「どんな時(物事)にも方法はある」で行こうと決めました。

シェークスピアのマクベスの中にある「明けない夜はない」です。どんな事件やできごとも必ず結果が出ます。それを「望んだ結果」と思うか、絶望するかはこっちの問題です。「望んだ結果」と肯定的に受け入れれば絶望はありません。

それは「聞き苦しい醜い言い訳」と言う人がいればそれでいいじゃありませんか、人生は自分のものなのだから。それよりも人に嫉妬することの方がき苦しいし、醜いです。

「どんな時(物事)にも方法はある」のです。心が負けなければその方法は見つかります。とことん、「どんな時(物事)」と向かい合うことでしょう。

70歳以降をどう生きようか?いろいろ考えます。今の私の修業は「自分の心に負けないこと」です。その戦いを自分としています。
posted by tk at 08:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月15日

仕事以外で夢中になれると幸せ

最近、ブログに書くネタも少なくなり、パソコンの前でしばらく考えます。でも何か書かなきゃ。東京にいる時はほとんど会社にいます。自分の部屋には眠る時と掃除・洗濯・料理と寝る前の読書時間くらいしかいません。

それ以外は会社にいます。基本的には仕事をしています。なかなかストレスも溜まります。いっそ、会社にいなきゃ仕事をしない理由もできるのですが他にいるところもないので会社にやって来ます。

連れ合いがいれば一緒に出かけたりするのかも知れませんが、独りなのですべて独り行動です。連れ合いがいても私世代は別々の行動をしています。家族で一緒にいるのは子供が小さい時期です。それはそれで楽しかったです。

仕事をするのを止めるのは仕事以外のことに夢中になった時です。その時は貴重です。その時は仕事よりも自分の行動を優先します。靴のかかと側が減ります。これはずっとよいことだと思っていましたがすり減り方が最近とみに激しくなりました。

そけぞって歩いているということです。そもそも幼い頃から猫背を指摘されていました。空手をやるようになって仕事で講演の演台に立つと背筋が伸びて姿勢がよいと褒められるようになりました。自分でファイスブックに投稿している写真を見ても確かに姿勢がよいです。

健康本でも空手本でも「仙骨を立てて歩け」と書いてあります。しかし、靴の踵(かかと)側がすり減るということはのけぞって歩いているということです。これはやり過ぎ、修正が必要になります。

いろいろネットで調べているとつま先立ち、つま先歩きがよいと書いてあります。なるほどと昨日からつま先立ち、つま先歩きを導入しました。足指先立ち、足指先歩きと言ってもよいでしょう。なかなかよいです。

他に夢中になるのは自炊の方は冬や白菜、キャベツ、大根が多く冷蔵庫に入っています。こういった大型野菜は独り暮らしには消費が大変です。大根は煮物と大根おろしにすると使えますが、白菜、キャベツは心してかからないと消費できません。

鹿肉をいただいており、にんじん、かぶ、玉ねぎ等があったので冬野菜具だくさんスープをつくろうと思い立ちました。味付けは塩とコショーですが、クノールチキンコンソメが我が家に在庫なしだったので会社からマギーブイヨンを持って来て使うことにしました。

なかなかいい味が出ます。その時にアロマオイルのセロリシードが頭に浮かびました。消化器系に効果があるようですが使わないままになっていました。思い出して入れることにしました。私は香草や香りの強い野菜が大好きです。1〜2摘入れたらおいしい、おいしい。

こんなたわいもないことで仕事の緊張感、ストレスから逃れているわけです。
posted by tk at 08:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月14日

なるほど、心を無感情にする

悩みとは尽きないものです。私の悩みは何でしょう。第1は会社の経営が立ち行くかどうか?です。第2は老後、寿命まで何とか自分の力で生活できるかな?です。

病気しないで元気に長生きをするなんてことは考えません。そこまではレベルが行っていません。当面と老後を「どう食うか」です。

「これも修業のうち。あらゆる悩みに反応しない生活」とタイトルと副題がついた本を見つけ買いました。また、この本の推薦ブログで心の強い人は「無感情」を習慣にしているとも書いてあります。

早速、買いましたがKindle版で買いました。恥ずかしながらKindle版の買い方を知りませんでしたが、昨日はスタッフがいたのでやってもらいました。調子こいてもう1冊別の本を買おうとトライして、今度は自分でやりましたが、老眼で買いたい本ではないの注文してしまい、ちょっとがっかりしました。

話を戻して、「これも修業のうち。」に心には3つある快と不快、さらに快には2つあり、「欲を満たして満足するという快」と「心に苦痛がないー執われ・わだかまりがない、心地よさとしての快」合計で3つになります。

「不快」を取り除けるのは「欲を満たした快」ではなく、「心に苦痛がない快」です。心がニュートラルで空(から)の状態です。感情がない。

納得しながら布団に入ったらすぐ睡魔が来ました。そしてぐっすり眠ってしまいました。朝までほぼぐっすり状態でした。毎朝、目が覚めると仕事が頭の中に一杯です。1つ1つどうやって解決するかを思案しながら布団から起きます。

今朝は不思議と仕事が襲って来ませんでした。それよりも「よく眠ったな」という充実感が出て来ました。いつもは毎朝、起きた時から、あるいは眠っている時も大変な疲労感があるのが今朝はまったくありません。

もう、昨日の本の効果が出ているのかな?「心を無感情にする」確かにそう思っただけで心が空になりました。ブッダは「何事にもきっと方法はある」と説いているそうです。

心を「空」にした分、その分空っぽのままで生きて行けるのか?別のことで心を埋めた方がよいのか?

これからこの本をよく読みますが、例えば下手なのに懸命、稽古している空手の自分ができない動作の克服なんかを動作しながら歩いていると「心地よさとしての快」で満たされるのかも知れません。



posted by tk at 08:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月13日

人に親切にすることが大切

最近読んだ本では一番面白かった「頭山満伝」で度々出て来る翁の口癖が「一人でいても淋しくない人間になれ」というのは最初は意外な感じがしました。

戦前の大アジア主義の主張者、国家主義者、戦後は右翼の親玉、誤解されて任侠の世界の人のように言われています。翁を語ることは戦後はタブーとされました。

そんな恐い?人が「一人でいても淋しくない人間になれ」なんて弱ちい言葉を口癖にするかな?と違和感を感じました。読み終えると人間で一番強い人間は「一人で生きていける人間」だと身に沁みました。

すぐ群れたがる、派閥をつくる、人に助けを求める等人間の弱さです。ある地域の仕事をしていますが、みんなで何かをやる時に行き詰まると必ず登場する人がいます。誰かがその人を呼びます。

どこにも呼ばれると顔を出すその人は「任せて下さい」みたいな発言をします。するとその場の人々がほっとした顔をします。そしてその場は解散しますが、結局その人は何もしないでぶん投げたままになるので、その問題は解決しないままです。

でもメンバーたちはその人に振ったので自分たちの責任は回避できたとほっとします。結局はその仕事を受けている当社にそのツケが回って来ます。そしてまたその会合があり、問題の解決の打ち合わせになると彼が呼ばれて「へいへい」と言ってそれでお開き、そのまま問題はうやむやになる。

その人の「自分に任せれば解決する」という虚言がそのまま通用しています。狭い地域で生きている狭いコミュニティの悪弊ですが何も解決できません。

私は人生において一番大切なことは「人に親切にする」ことだと思います。同情と素振りだけでなく、実際に解決に手を貸してあげる。それが「一隅を照らす」ことであり我々がこの世に存在する意義でもあります。

そのためには自分自身が一人でいても淋しくない人間にない人間にならなければなりません。問題解決には結果、人の協力を仰ぎますがでも依頼するこっちが他人頼りの人間ではダメです。しっかり立とうとしているから、淋しさに耐えて頑張っているから人は助けてくれます。

「一人でいても淋しくない人間になれ」は究極は人様に迷惑をかけるな、自分の2本の足で立って歩けという意味でしょう。

posted by tk at 08:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月12日

食品加工は利権ではない

八重山諸島を一帯にピパーチ(ヒハツモドキ)という香辛料(スパイス)があります。この地域一帯では家の庭の塀等に植えられています。島内でも八重山そばのお店では島とうがらし、コーレグースと並んで調味料として卓上に置いてあります。

中身の9割はインドネシア産か、タイ産です。八重山諸島産をもっと生産普及しようという運動があります。当社はこのピパーチを乾燥・焙煎・粉末化してこれを加工食品にもっと活かそうという事業を受託しています。主催者は石垣島熱帯果樹生産組合でそこからの受託事業です。

再来週の24日(火)にその新商品開発発表会を開催します。当社でピパーチを使用した新商品を40アイテムほど試作開発したものを新商品として発表します。

これをベースにして石垣島の食品加工業者が新商品をどんどん出してくれればよい、そういった思いです。でも実際は新商品開発の意欲は低く、それでその刺激になればと言うことで当社に仕事が来ています。

その中でも協力してくれる企業が5〜6業者あります。その中で1社はピパーチ入りクラフトビール(正確には発泡酒)を開発しました。昨日の訪問時は仕込んでまだ発酵中なので試飲できませんでしたが、大いに期待できます。当日の華になるでしょう。

もう1社は開発は当社でやっていますが原料を供給してくれました。石垣牛は有名ですが、内臓の一部の有価部位以外は廃棄されています。その未活用内臓部位を活かして当社でレトルトホルモン煮込みやもつ鍋スープを開発しています。これも当日、お目見えします。

昨日、お昼にたまたま具志堅そば屋に入りました。小さな八重山そばのお店ですが入ったカウンターにかわいい棚をつくって自家製の瓶詰・ホットパック商品が置いてあります。

店主の女性が登場してにこにこしています。「私もこういうのが好きなんだけど、お客さんも反応する人いるでしょう?」と問うたらで「お店で買ったお客さんが東京から電話で注文くれます」さらに笑顔になりました、私に手書きの料理レシピ表もくれました。

石垣島行きが今年は多くなりました。この2ヶ月で3回、機内で同乗した客室乗務員と顔見知りになり話をするようになりました。彼女は趣味でアーユルヴェーダとスパイスの勉強をしていると言っていました。

昨夜の東京直行のナイトフライトでまた同乗していたのでバッグに入れていたほんの少量の乾燥ピパーチを上げたら「みんなで分けます」と喜んでくれました。

産業にしようと思えば多くの人の眼に触れることです。そうして多くの人がファンになってくれることです。食品加工は利権ではありません。
posted by tk at 08:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする