当社に女子スタッフが2名います。先週末は2人とも沖縄出張でした。それも違う仕事で、1人は中小機構からの委嘱のコンサル業務で宮古島へ、1人は農水省の中山間地域事業で沖縄本島勝山市へ。
1人は30歳、1人は25歳。1人はマーケティング・商品企画担当、1人は研究開発担当です。1人は商学部卒、1人は園芸学部卒です。1人は沖縄県で採れる原料で化粧品開発、1人はシークワサーでお茶漬けの素を開発で出張しました。
沖縄県は若い女子に人気があり、2人とも張り切って出て行きました。確かに世の中は一度でいいから沖縄に行きたいという人がたくさんいます。
当社にいると出張でしょっちゅう行けるようになります。1人は今年だけで沖縄出張3回目、1人は入社2年目で初めてです。特に前の1人は3回の沖縄出張のうち、宮古島が2回、石垣島が1回と人気スポットへの出張です。
2人とも業務は商品開発支援です。昔は私が沖縄に行っていましたが、化粧品のようなビューティの開発や食品開発でも原料の持つ機能や科学的な根拠を必要とする研究開発のジャンルは私にはできません。
サラリーマン時代に商品企画開発の仕事をしていたといえ、私がやっていたのはスーパーに並ぶか、外食レストランで使うような調味料やドレッシングやレトルト食品のようなものばかりです。これらは既に大企業で大量生産低価格商品で売られているものばかりです。
当社に最近、依頼のあるものはおいしいよりも機能やエビデンスに基づいた商品開発です。単なるレシピ主体の味づくりや賞味期限を長くする手法やコストダウンのような食品化学のノウハウではありません。
そうなると私の出番はなくなります。それ以上にビューティ(化粧品)などは男子の出番がなくなります。それで私も40歳年の差がある当社女子スタッフたちにクライアント・仕事を移管しています。クライアント側もこれまた私世代の娘の代になっているのでちょうどよいのです。
当社の男子スタッフがいつも「俺は裏方に徹して、支える側で会社を発展させる」とよく口にしています。それは正しいです。しかし、食のコンサルは商品(食品)企画開発ができないと仕事にはなりません。そういった意味では表方も裏方もありません。一体ということです。
では私はどこへ向かっているか?農と食で起業しようとしている人たちのところです。